515 / 589
15章
拠点へご案内
しおりを挟む
しかし、ロロエルがこれほど勇者が嫌いとはな。まあ勇者に限らず教会の連中全員かもしれないけど。
先ほど勇者には「役割を忘れた」と言っていたが、その『役割』というのはなんだろう? まさか勇者がこっちの世界に来る時に神様からなんか使命を与えられたとか?
でも、それならこいつはその使命ってのを頑張りそうなもんだけどな。
あれか? 『世界を救え』みたいな曖昧な言葉だったからとりあえず魔王を倒そうとしたとか、なんかそんな感じだろうか? ……普通にありそうで悩むな。
まあなんにしても、その役割ってのはこの場所に関係することなんだろうな。でなければ、ロロエルがその役割について言及することはないはずだから。
そして、そんな役割について言及するほどとなると、昔は勇者とエルフはそれなりに仲が良かったのか? ただ関わりがあっただけでは、こうは言わないだろう。
それなのに今ではこの態度となると……いつのことかはわからないけど、昔に勇者とエルフの間で何かあったか?
……いや、何かあった、というよりも、途中で勇者の一人が役割を放棄した、あるいは裏切ったと考えるべきか? もしくは、教会があえて隠すことで情報を伝えるのを途切れさせた、かな?
「——さて、時間を取らせたね。それじゃあ改めて案内だ」
昔の勇者達とロロエルの関係に考えを巡らせていると、ロロエルが先ほどまでの真剣さを消して砕けた態度へと戻り、再び案内をし始めた。
その切り替えの早さは驚嘆に値するが、同時に恐ろしくもある。だって、人の精神ってのはそんな簡単じゃない。役者でもないのにああもすぐに切り替えられるってことは、精神のどこかしらに異常があるって事だから。
「綺麗じゃなくて申し訳ないけど、ここを使って欲しい」
しばらく森の中を進んでいると、少しだけ開けた場所にでた。
開けた、と言っても広場のようになっているわけじゃない。少しだけ植物が少なくなっている、という程度のもので、そこには建物が存在しているが足元は緑で埋まっている。
全く手入れがされていない、というわけではないけど、ほとんど人が住んでいないんじゃないだろうかと思えるような有様だった。ここが、この森のエルフ達が住んでいる場所なのか? ……いや、住んで〝いた〟場所か。
おそらくはもう住んでいないんだろうし、これだけ荒れていてもおかしくはないか。
「人数も……多分足りないと思うけど、そこはどうにかしてもらえるかな?」
俺たちは総数三百ほどの集団だ。それだけの人数が留まるような家なんて、そうそう用意できるものじゃないだろう。たとえ元は人の住んでいた村だったとして、その家を全て使えるんだとしても、それなりの規模の村でないと収まりきらない。
リリア達の里みたいにそれなりの規模があれば全員家の中に入ることができただろうが、ここはそれほど大きくないみたいだし、無理だろうな。
「にしても、エルフ達が住んでたにしては、家の数が少ないんだな」
「ああ。まあこっちは別宅というか前線拠点のようなものだからね。里そのものは別の場所にあるよ。危ないから案内はできないけどね」
リリアのところと比べての発言だったのだが、どうやらここはこの森の里というわけではなかったようだ。それならば確かに規模が小さくてもおかしくないか。
「それから食事に関してだが、生憎と自分の分しかないんだ。出せと言われれば出せるけど、本当に大したものは出せないのは承知して欲しい」
「いや、食事くらいは自分で出せる。というか、そのつもりだったし、泊まる場所を提供してもらったんだ。この上、流石にタダで食い物をよこせなんてたかるつもりはないさ」
ここはなんだか違和感があるが、それでもスキルを使えるのは確認しているし、自分たちでも最低限の食料は持ってきている。なので、食料に関しては心配する必要はない。……まあ、勇者達はどうなのか知らないけど。だってあいつら《収納》のスキルが使えるやつはいないし、荷物も武装以外持っていないしな。
それでも勇者達の分は俺たちが準備することになってるんだけどな。あいつら、一応案内役だし。あいつらがいるからこそ、俺たちがここまでくることも認められたわけだし。
だからこそ余計な荷物を持っていない、というのはあるだろう。
「そうか。よかった。それじゃあ私はまた少し離れるけど、日が暮れる頃には戻ってくるだろうから、話はその時にしようか」
俺としてはすぐにでも話を聞ければよかったんだが、まあ向こうにも予定はあるか。
それに、仲間達が泊まる準備も必要といえば必要だし、仕方ないか。
——◆◇◆◇——
夕方……と言っても、森の中なので陽が傾き始めればほとんど夜と変わらないわけだが、まあ時間的には夕方だ。
「やあ。くつろいでくれているかい?」
もうそろそろ夕食の準備が行われるだろうと思ったところに、どこかへと出掛けていたロロエルが戻ってきた。
「ロロエル。何かやってたみたいだけど、終わったのか?」
「うん。今日の分のノルマは終わったよ。あと、はいこれ。差し入れ、というか、貢ぎ物かな?」
「貢ぎ物なんて……」
そうしてロロエルが何か果物を差し出してきたのだが、ただでさえこれだけの人数を文句も言わずに泊めてくれることで悪いと思っているのに、この上さらに食べ物まで、となるとちょっとな……。
「わーい! あんたいい人ね!」
「やったー!」
なんて俺は思ったのだが、どうやらリリアとフローラは俺みたいな事は思わなかったようで、普通に貰ったものを喜んでいる。というか、もうすでに齧っている。
貰い物をすぐに齧るって、毒の心配とかしないのかよ。
いやまあ、フローラの場合は精霊だし、依代の体は植物で構成されているんだから生き物に対する毒とか通用しない。だから、その警戒心のなさも理解はできる。
リリアについても、そもそもロロエルは毒を盛ったりはしないだろうから心配することでもないのかもしれない。けど、それでもカラカスに住んでいた者としての経験はどこにいった。お前はカラカスで何を学んで……何も学んでいないんだろうなぁ。
いや、全く何も学んでいない、という事はないか。なんだか変な知識を学んでることがあるもんな。……はあ。もっとまともに警戒心を持つくらいの成長はしてくれ。
「……なんか、ありがとな」
「いやいや。聖樹様と御子樣に喜んでもらえるのなら、望外の喜びだよ」
ロロエルはそう言いながら笑ったが、その笑みはこれまでに見た作り物ではなく、ちゃんと笑っているように思える笑みだった。
「それじゃあ、改めて昼の話の続きだけど……」
「ああ、うん。そうだね。でも、どこから話そうか……」
だが、そんな笑みも一瞬のことで、俺が改めて話しかけると再び作り物めいた笑みへと戻ってしまった。
「そうだな……なら、最初にお前について教えてくれないか?」
「私について? それはいいけど、そんなことよりも聞きたいことがあるんじゃないのかな?」
「まあな。でも、こう言ったらなんだけど……信用できない」
俺たちがここにきた理由は聖樹の状態を確認するためで、できる限り急いだ方がいいような状態だ。
そんな中で悠長に話をしている時間なんてないのだが、そんな状況であってもこのことは確認しなければならないことだ。それに、この程度の話は時間がかかったうちには入らない。むしろ、疑ったまま行動するより結果的には早く事が終わるかもしれない。
だが、そんな俺の言葉を咎める存在がいた。
「ちょちょーい! あんたそれは失礼じゃない?」
リリアだ。
「ロロエルってばいい人なのよ? だってほら、こんなにお土産くれたし——」
「お前は黙ってろ」
お供物としてもらったものをすでに手をつけているリリアは、宿も食べ物も提供してくれたことで見事に懐柔されているようで、ロロエルのことを疑っている俺を咎めてきたのだが、今は大事な話をしているんで大人しくしていてくれ。
そんな意志を込めて、リリアの口に追加で果物を突っ込んで黙らせる。
別に話に参加するなってわけじゃないけど、せめてその手に持ってある食べかけの果物を置き、口の周りを拭いてから話に参加してくれ。
「真面目に話をすることができないわけじゃない。にもかかわらず、常に笑い続けている。それも、楽しくて笑ってるんじゃなくて、仮面を貼り付けたようにな。偽っている自分を堂々と見せてくるようなやつを信用できると思うか?」
「んん~。まあ、それもそうかな。うん。仕方ないことか」
失礼ともとれる俺の言葉に何を思ったのか、ロロエルは納得するような頷きを何度も繰り返している。
それを寛容だ、ととる人もいるだろうが、俺には不気味にしか思えない。
……これはカラカスで人を疑いながら生きてきた弊害加奈、と思ったが、騙されて死ぬよりはマシだろうと思い直すことにした。
「ただまあ、これもこれで仕方ないというか、私が私でいるために必要なことなんだよね」
「お前でいるために必要?」
「そう。これは、少しでも壊れず長く生きていられるように、って工夫だね。暇つぶし、あるいは刺激を求めて、と言ったところかな。もちろん、自分がそう考えているだけで、もうとっくに壊れているのかもしれないけどね」
だいぶ失礼な俺の言葉であってもロロエルはなんら気にしたところがない様子で笑っている。
確かに、〝こんな状況〟で笑っていられるのは、どこか心が壊れでもしていないと難しいだろう。
「長く生きられるように? その落ち着かないで切り替えられる性格がか?」
むしろ生きづらそうな性格に思える気がする。何せ、その在り方が一定じゃないのだから。
それが意図せずに起きてしまうのなら仕方がない。だが、こいつの場合はわざと。怒ったり笑ったり、そうしたいからそうしてるんじゃなく、そうするべき場面だからそう動いているような、そんな感じを受けるのだ。
俺たちがここにいないときはどうしているのかわからないが、もしそんなのを常に続けているのだとしたら、それは相当に神経を使うことなんじゃないかと思う。
先ほど勇者には「役割を忘れた」と言っていたが、その『役割』というのはなんだろう? まさか勇者がこっちの世界に来る時に神様からなんか使命を与えられたとか?
でも、それならこいつはその使命ってのを頑張りそうなもんだけどな。
あれか? 『世界を救え』みたいな曖昧な言葉だったからとりあえず魔王を倒そうとしたとか、なんかそんな感じだろうか? ……普通にありそうで悩むな。
まあなんにしても、その役割ってのはこの場所に関係することなんだろうな。でなければ、ロロエルがその役割について言及することはないはずだから。
そして、そんな役割について言及するほどとなると、昔は勇者とエルフはそれなりに仲が良かったのか? ただ関わりがあっただけでは、こうは言わないだろう。
それなのに今ではこの態度となると……いつのことかはわからないけど、昔に勇者とエルフの間で何かあったか?
……いや、何かあった、というよりも、途中で勇者の一人が役割を放棄した、あるいは裏切ったと考えるべきか? もしくは、教会があえて隠すことで情報を伝えるのを途切れさせた、かな?
「——さて、時間を取らせたね。それじゃあ改めて案内だ」
昔の勇者達とロロエルの関係に考えを巡らせていると、ロロエルが先ほどまでの真剣さを消して砕けた態度へと戻り、再び案内をし始めた。
その切り替えの早さは驚嘆に値するが、同時に恐ろしくもある。だって、人の精神ってのはそんな簡単じゃない。役者でもないのにああもすぐに切り替えられるってことは、精神のどこかしらに異常があるって事だから。
「綺麗じゃなくて申し訳ないけど、ここを使って欲しい」
しばらく森の中を進んでいると、少しだけ開けた場所にでた。
開けた、と言っても広場のようになっているわけじゃない。少しだけ植物が少なくなっている、という程度のもので、そこには建物が存在しているが足元は緑で埋まっている。
全く手入れがされていない、というわけではないけど、ほとんど人が住んでいないんじゃないだろうかと思えるような有様だった。ここが、この森のエルフ達が住んでいる場所なのか? ……いや、住んで〝いた〟場所か。
おそらくはもう住んでいないんだろうし、これだけ荒れていてもおかしくはないか。
「人数も……多分足りないと思うけど、そこはどうにかしてもらえるかな?」
俺たちは総数三百ほどの集団だ。それだけの人数が留まるような家なんて、そうそう用意できるものじゃないだろう。たとえ元は人の住んでいた村だったとして、その家を全て使えるんだとしても、それなりの規模の村でないと収まりきらない。
リリア達の里みたいにそれなりの規模があれば全員家の中に入ることができただろうが、ここはそれほど大きくないみたいだし、無理だろうな。
「にしても、エルフ達が住んでたにしては、家の数が少ないんだな」
「ああ。まあこっちは別宅というか前線拠点のようなものだからね。里そのものは別の場所にあるよ。危ないから案内はできないけどね」
リリアのところと比べての発言だったのだが、どうやらここはこの森の里というわけではなかったようだ。それならば確かに規模が小さくてもおかしくないか。
「それから食事に関してだが、生憎と自分の分しかないんだ。出せと言われれば出せるけど、本当に大したものは出せないのは承知して欲しい」
「いや、食事くらいは自分で出せる。というか、そのつもりだったし、泊まる場所を提供してもらったんだ。この上、流石にタダで食い物をよこせなんてたかるつもりはないさ」
ここはなんだか違和感があるが、それでもスキルを使えるのは確認しているし、自分たちでも最低限の食料は持ってきている。なので、食料に関しては心配する必要はない。……まあ、勇者達はどうなのか知らないけど。だってあいつら《収納》のスキルが使えるやつはいないし、荷物も武装以外持っていないしな。
それでも勇者達の分は俺たちが準備することになってるんだけどな。あいつら、一応案内役だし。あいつらがいるからこそ、俺たちがここまでくることも認められたわけだし。
だからこそ余計な荷物を持っていない、というのはあるだろう。
「そうか。よかった。それじゃあ私はまた少し離れるけど、日が暮れる頃には戻ってくるだろうから、話はその時にしようか」
俺としてはすぐにでも話を聞ければよかったんだが、まあ向こうにも予定はあるか。
それに、仲間達が泊まる準備も必要といえば必要だし、仕方ないか。
——◆◇◆◇——
夕方……と言っても、森の中なので陽が傾き始めればほとんど夜と変わらないわけだが、まあ時間的には夕方だ。
「やあ。くつろいでくれているかい?」
もうそろそろ夕食の準備が行われるだろうと思ったところに、どこかへと出掛けていたロロエルが戻ってきた。
「ロロエル。何かやってたみたいだけど、終わったのか?」
「うん。今日の分のノルマは終わったよ。あと、はいこれ。差し入れ、というか、貢ぎ物かな?」
「貢ぎ物なんて……」
そうしてロロエルが何か果物を差し出してきたのだが、ただでさえこれだけの人数を文句も言わずに泊めてくれることで悪いと思っているのに、この上さらに食べ物まで、となるとちょっとな……。
「わーい! あんたいい人ね!」
「やったー!」
なんて俺は思ったのだが、どうやらリリアとフローラは俺みたいな事は思わなかったようで、普通に貰ったものを喜んでいる。というか、もうすでに齧っている。
貰い物をすぐに齧るって、毒の心配とかしないのかよ。
いやまあ、フローラの場合は精霊だし、依代の体は植物で構成されているんだから生き物に対する毒とか通用しない。だから、その警戒心のなさも理解はできる。
リリアについても、そもそもロロエルは毒を盛ったりはしないだろうから心配することでもないのかもしれない。けど、それでもカラカスに住んでいた者としての経験はどこにいった。お前はカラカスで何を学んで……何も学んでいないんだろうなぁ。
いや、全く何も学んでいない、という事はないか。なんだか変な知識を学んでることがあるもんな。……はあ。もっとまともに警戒心を持つくらいの成長はしてくれ。
「……なんか、ありがとな」
「いやいや。聖樹様と御子樣に喜んでもらえるのなら、望外の喜びだよ」
ロロエルはそう言いながら笑ったが、その笑みはこれまでに見た作り物ではなく、ちゃんと笑っているように思える笑みだった。
「それじゃあ、改めて昼の話の続きだけど……」
「ああ、うん。そうだね。でも、どこから話そうか……」
だが、そんな笑みも一瞬のことで、俺が改めて話しかけると再び作り物めいた笑みへと戻ってしまった。
「そうだな……なら、最初にお前について教えてくれないか?」
「私について? それはいいけど、そんなことよりも聞きたいことがあるんじゃないのかな?」
「まあな。でも、こう言ったらなんだけど……信用できない」
俺たちがここにきた理由は聖樹の状態を確認するためで、できる限り急いだ方がいいような状態だ。
そんな中で悠長に話をしている時間なんてないのだが、そんな状況であってもこのことは確認しなければならないことだ。それに、この程度の話は時間がかかったうちには入らない。むしろ、疑ったまま行動するより結果的には早く事が終わるかもしれない。
だが、そんな俺の言葉を咎める存在がいた。
「ちょちょーい! あんたそれは失礼じゃない?」
リリアだ。
「ロロエルってばいい人なのよ? だってほら、こんなにお土産くれたし——」
「お前は黙ってろ」
お供物としてもらったものをすでに手をつけているリリアは、宿も食べ物も提供してくれたことで見事に懐柔されているようで、ロロエルのことを疑っている俺を咎めてきたのだが、今は大事な話をしているんで大人しくしていてくれ。
そんな意志を込めて、リリアの口に追加で果物を突っ込んで黙らせる。
別に話に参加するなってわけじゃないけど、せめてその手に持ってある食べかけの果物を置き、口の周りを拭いてから話に参加してくれ。
「真面目に話をすることができないわけじゃない。にもかかわらず、常に笑い続けている。それも、楽しくて笑ってるんじゃなくて、仮面を貼り付けたようにな。偽っている自分を堂々と見せてくるようなやつを信用できると思うか?」
「んん~。まあ、それもそうかな。うん。仕方ないことか」
失礼ともとれる俺の言葉に何を思ったのか、ロロエルは納得するような頷きを何度も繰り返している。
それを寛容だ、ととる人もいるだろうが、俺には不気味にしか思えない。
……これはカラカスで人を疑いながら生きてきた弊害加奈、と思ったが、騙されて死ぬよりはマシだろうと思い直すことにした。
「ただまあ、これもこれで仕方ないというか、私が私でいるために必要なことなんだよね」
「お前でいるために必要?」
「そう。これは、少しでも壊れず長く生きていられるように、って工夫だね。暇つぶし、あるいは刺激を求めて、と言ったところかな。もちろん、自分がそう考えているだけで、もうとっくに壊れているのかもしれないけどね」
だいぶ失礼な俺の言葉であってもロロエルはなんら気にしたところがない様子で笑っている。
確かに、〝こんな状況〟で笑っていられるのは、どこか心が壊れでもしていないと難しいだろう。
「長く生きられるように? その落ち着かないで切り替えられる性格がか?」
むしろ生きづらそうな性格に思える気がする。何せ、その在り方が一定じゃないのだから。
それが意図せずに起きてしまうのなら仕方がない。だが、こいつの場合はわざと。怒ったり笑ったり、そうしたいからそうしてるんじゃなく、そうするべき場面だからそう動いているような、そんな感じを受けるのだ。
俺たちがここにいないときはどうしているのかわからないが、もしそんなのを常に続けているのだとしたら、それは相当に神経を使うことなんじゃないかと思う。
1
あなたにおすすめの小説
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた
歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。
剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。
それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。
そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー
「ご命令と解釈しました、シン様」
「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」
次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
『レベルMAXの引退生活』 〜追放先でダラダラしていたら、いつの間にか世界最強の聖域になっていました〜
小林 れい
ファンタジー
「働いたら負け」と言って追放された最強聖女、成層圏で究極のニート生活を極める 〜神々がパシリで、寝顔が世界平和の象徴です〜
「お願いだから、私を一生寝かせておいて」
前世でブラック企業の社畜として命を削ったヒロイン・ユラリア。異世界に転生し、国を救う「聖女」として崇められるも、彼女の願いはただ一つ――「もう一歩も動きたくない」。
しかし、婚約者の第一王子からは「働かない聖女など不要だ!」と無情な婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。 「え、いいんですか? 本当に休んでいいんですね!?」
喜びに震えながら、ユラリアは人類未踏の死の荒野へと引きこもる。だが、彼女の「怠惰」を極めるための魔力は、いつしか世界の理(ことわり)さえも書き換えていった。
神龍王を巨大な「日除け」に。
料理の神を「おやつ担当の給食係」に。
妖精王を「全自動美容マシーン」に。
「面倒くさい」を原動力に開発された魔導家電や、異世界の娯楽(ゲーム)。挙句の果てには、地上を離れ、邸宅ごと空へと浮かび上がる!
地上の元婚約者が、聖女を失った王国の没落に泣きつこうとも、成層圏に住む彼女には豆粒ほどにも見えない。 神々さえもパシリにする史上最強のニート聖女が、夢の中でも二度寝を楽しむ、贅沢すぎる究極の休日が今、始まる!
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる