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幼少期編
『聖なる歌姫』
しおりを挟む何だかとても、いい夢を見た気がします。
凄くいい目覚め。
「んーー、よく寝ましたぁーー。」
ベッドの上で一人、のびをする。
ベッドサイドにあるカレンダーを見ると4月25日と書かれてあります。
そう、今日は4月25日。
わたくし、アルカティーナの12回目の誕生日です。
この世界で12歳は大きな分かれ目の歳です。
12歳になれば貴族の子供達はみんな、社交界へと出て行くのです。
この国では、その年に12歳になる子供は皆んな、5月1日に王城で開かれる、デビュタントパーティーに参加することが強いられています。
そのパーティーに参加することが社交界へとデビューになるのです。
つまり、わたくしも数日後にあるそのデビュタントパーティーに参加しなくてはならないということです。
招待状もバッチリ来ていますよ。
この日のために、お母様とレッスンに励んでは来ましたが……不安なものは不安ですね。
「はぁ、行きたくないです…。」
嫌だなあ、嫌だなあ。
ほんとうに、嫌だなあ。
どうしてこんなに嫌がっているのかというとですね?
実は、社交界ではわたくしに二つ名があるみたいなのですよ。
その名も「聖なる歌姫」。
何ですか、それは。
わたくし、まだデビューもしてませんよ?
なぜに二つ名が!!
まあ、お兄さまの「氷の秀才」より幾分マシですが。
あー、憂鬱です。
何でそんな神々しい二つ名が付いてしまったのでしょう。
まあ、わたくしが「聖女候補」になった事はこの国では有名な話だというのは前々から知っていましたよ?
それが主に、夜会で大騒ぎした陛下とお父様のせいだという事も知っていましたよ?
でも、聖なる歌姫ってなんですか?
歌姫ってなんですか?
わたくし、そんな歌上手くないんですが。
二つ名顔負けの令嬢なんて笑えません!
ハードルが自分の知らないうちに上げられてしまったのは嫌ですが、せめて公爵令嬢らしくいないと!!
はあ、憂鬱ですね。
ほんとうに、困りました。
まあ、逃げられないパーティーです。
気合いでも入れて乗り切りましょう。
社交界デビューまで、あとちょっとです!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
これで一応、幼少期編は終了となります。
ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございます!!
次からは、「デビュー編」になります。
まんまですね。許して下さい。
因みに私の予定では「デビュー編」は短めになっております。
その次は「出会い編」「学園編」と続きます。
この二つが山場かなぁ??と思います。
ようやく恋愛が入って来ます。
遅いですか?
そんな事ないですよね!ね?
だって、今まで10歳未満だったんですよ?
ませ過ぎですよねぇ。
いや、でも12歳もませてる?
そんなことないかな?ないはず!
と、まあ言い訳?はここまでとして。
読者の皆様、本当にありがとうございます。
大事なことなのでもう一度。
ありがとうございます。本当に!!
こんな展開入れて欲しいとか要望があれば、是非おっしゃって下さい。
キャパオーバーしない限り頑張りますので!
ではでは、またお会いしましょう(*^^*)
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