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出会い編
サルでもわかるとかタイトル詐欺だろ!
しおりを挟む本格的に底冷えするような寒さが続き、秋も終わりを告げる頃。
一人の少女が、少年を呼び出していた。
「あの…これ、よかったら受け取ってください!」
やや早口でそう言いつつ、少女は少年にあるものを手渡す。少年はそれをみて目を丸くした。
「え、これ……」
こんなものを異性から貰うのは初めてだった。いや、もちろん同性からも貰った試しはないが。
「あの……じゃあ、そういう事なのでっ…!」
恥じらうように頰を赤らめながら立ち去ろうとする少女の手を、少年は咄嗟に掴んで引き止めた。
「待ってくれ!」
「な、何ですか…?」
これを受け取った以上、言わなければいけない言葉がある気がするのだ。
不安に揺れる、少女の瞳。
少年は覚悟を決めた。
「悪いが、これは受け取れない」
「…っ!」
きっぱりとそう告げると、少女は悲しそうに顔を歪ませた。少年も流石に胸が痛んだが、一度告げた言葉を覆すつもりは毛頭なかった。
「そう…ですよね。こんなの、貰ってくれませんよね……わかりました。新しいものを持って出直してきます!」
「いや、いらな…」
「新しいものを用意します!今度はもっと質の良いものを!だから…だから…」
少女は潤んだ瞳のまま、少年の両手をふわりと包み込む。その瞳の純粋な美しさに、少年は目を見開いた。手が思わずこわばるのが自分でも分かった。
少女は真っ直ぐ少年を見つめながら告げる。
「その時まで、待っていてくれますか」
とうに答えは決まっていた少年は、それに答えた。
「待たないし、待ちたくないんだが」
「!ひどい…!嘘でも待つって言ってくださいよ」
瞳を潤ませる少女に、少年は思わず叫んだ。
「マドモアゼルのお面を、無駄にキラキラした演出と共に渡そうとしてくるお嬢にだけは!お嬢にだけは『ひどい』なんて言われなくない!!」
「っ!御免なさい。分かりました。このお面の目の部分が赤なのが嫌だったのでしょう?ならこっちの黒い目のマドモアゼルちゃんをば…」
「いや、目の色一切関係ないから」
少年ーーゼンは、少女ーーアルカティーナに真顔でそう言い放った。
そしてそこからはゼンの襲撃が始まった。
「本当びっくりしたんだからな!急に改まった表情でいきなり、『実は…大切なお話があるんです』なんて言われた時!」
「ご、御免なさい」
「解雇かと思ったわ!」
「わたくしは蚕じゃないですよ」
「うん、知ってるー」
遠い目で答えたゼンは、ずっと堪えていた溜息を吐き出した。相変わらず、自分の道を行きなさる主人にはついて行けない。
「はあ~~~~~~~…本当、解雇されるかと思ったんだぞ」
派遣されてから約半年。
思い返してみれば、ゼンの仕事は全くなかった。
ではこの半年間、彼は何をしていたか?
答えは、何もしていない、だ。
アルカティーナの現状報告を定期的に国王宛に送ったりはするものの、それ以外は何もしていない。言って仕舞えば収入のあるニートのようなものだ。
第一、この国はとても治安が良く、経済力もある大国な為かなり平和な場所なのだ。そんな場所で、護衛なんてしていても仕事がないのは当たり前だろう。
そして更に。
ここ、クレディリア家においては、たとえもし不審者が侵入したとしても…その仕事がゼンに回ってくるとは限らない。これは彼が派遣された当初に聞いた話なのだが、この家にはアルカティーナの影武者兼護衛の人がいるらしいのだ。その人物がゼンより先に動いてしまえば、ゼンは完全にお役御免と言うわけだ。
その自覚があったゼンは、『大切なお話があるんです』と言われた時、咄嗟に『解雇されるかもしれない』と考えたのだ。
実際には、聖女候補に護衛役は必須なので、解雇も何もあるはずも無いのだが。
「すみません…」
ゼンの大きな溜息を聞いて、さすがに悪いと思ったのかアルカティーナはしょんぼりと肩を落とした。
「悪気はなかったんですよ?ただ作りすぎて余っちゃったのでゼンにプレゼンしようかなと…」
「うん、ありがとう。でもいらないから」
「そ、そんなぁ」
再びしょんぼりとしながら「もう飾る場所が無いのに!」と焦った様子を見せるアルカティーナ。
他のお面は何処かしらに飾られているのか。最悪だな。
なんて思いながら部屋を見渡してみれば、なんと壁のあちこちにマドモアゼルのお面が飾られていた。どこかのオカルト宗教の教会みたいになっている。
と言うか、元々は淡いピンクと白が基調の落ち着いた可愛らしさのある部屋だったのに…。どうしたら一晩でこうも豹変するのやら。
ゼンは不思議で仕方がなかった。
「にしてもこんなにたくさんのお面、よく作れたな」
しばらく経って後。ゼンが率直な感想を口に出すと、アルカティーナはとても嬉しそうに教えてくれた。
「これ、全部聖霊さんにお願いして作ってもらったんですよ~」
「神聖な生き物に何させたんだ!」
「まあまあ。この青い瞳の、いけてるマドモアゼルちゃんあげるから落ち着いてください」
「落ち着けるか!!返品だわ!」
全く、さっきから何故こんなにも心臓に悪いことばかり言ってくるんだ、このお嬢様は。
第一、あんなキラキラした雰囲気を作り出して『大切なお話があるんです』なんて言われたら誰だって身構えるだろうに。
そう思って、あの謎のキラキラ演出について文句を言ってみたところ…
「え?あれですか?あれは勿論演技ですよ?」
まさかの回答が返ってきた。
嘘すらつけないお嬢に、あんな高レベルな演技力があっただなんてびっくりである。絶妙な臨場感が伝わってきたし、演技だなんて思いもしなかったほどの高クオリティーだったし、すごい演技力だな。
「ん?でもなんでそんな演技を??」
そんな演技をする必要なんてどこにも無いじゃ無いかと言うゼンに、アルカティーナは顔を曇らせた。
そして無理矢理に笑顔を作ると。
「あれは、予行練習です」
そう、告げた。そして、棚に入っていた一冊の分厚い本を取り出すと、それをずいと差し出してきた。
その行動が、意外にも素早くて。
何の予行練習か、なんて聞く暇はなかった。
「この本に書いてあることを参考にして演じてみたんですよ」
手に取ってみると、表紙は焦げ茶の革素材でできた立派なものだった。随分と高価そうな本だが、一体なんの本なのだろうか。演劇だろうか。
そう思いつつ題名を読んだゼンは、題名を二度見した。
「え。なんだよこれ『サルでもわかる!男性にモテる女の演じ方 ~初心者編~』って」
題名からしてかなりヤバそうなんだが。なんて物を所有しているんだ、この少女は。…いや待てよ。流石に内容も知らないのに『ヤバそう』なんて言ってはいけない気がする。ちらっと見てみるか。
興味本位でぱらっとページをめくった彼は、物凄く後悔の念を抱くこととなった。
『男性にモテたいですか?そうですよねえ。誰だって、男性にはモテたいですよねぇ。何故自分はモテないのか。世の男性は見る目がないのか。そう思っているそこのアナタ。アナタは本当に、モテるための努力をしていますか?モテたらならまずは、相手の気持ちを知ることが重要です。そこでまずは、一日男装をしたまま過ごしてみましょう。』
「は…?」
ゼンは頭を傾げた。
どうしよう、出だしから意味がわからない。
『そうすれば自ずと男性の気持ちがわかってくるはず…。』
「分かってたまるか!」
『そして更に、新しい世界への扉が、アナタの前に現れることでしょう。こんにちは、新しい世界。』
「上級者編だろ、これ!!」
誰だよ、これを初心者編とかにしたの。
ゼンは再び深いため息をつくと、アルカティーナに向き合った。そして、真剣な声色で言った。
「お嬢。悪いことは言わない。これは読まないほうがいい」
「え?もう全部読んじゃったんですけど…」
手遅れだった。
「要約すると、男装したまま相手の手をさり気なく握りながら罵声のひとつでも浴びせたら大抵の男は堕ちる…的な内容でしたね」
「サルでもわかるとかタイトル詐欺だろ!」
そしてアルカティーナさんや。
男装したままだと、同じ恋愛でも絵にするとジャンルが変わってきますよ。Bがつきますよ。
あと、その相手の奴。
間違いなくマゾだから、オススメしません。
「何だってそんな本持ってるんだ…」
非難じみた声でそう言われたアルカティーナは、困った顔をした。
「…わたくしは。とある事情で、できるだけ男性に反感を持たれたくないのですよ」
「とある事情…か」
こくりと頷くアルカティーナ。
その表情は、やはり強張っている。
「反感を持たれないためには、逆に好感を持たれれば良いのかなと思ったので。リサーシャに相談したんです。あの子、そういうの詳しいから…」
「…とある事情って、何なんだ?」
「…それ、は」
純粋に疑問を口にするゼンに、アルカティーナは罪悪感を覚えた。
とある事情、というのは勿論ゲームのことだ。
この世界は紛れもなく乙女ゲームで。
アルカティーナ・フォン・クレディリアは悪役。
ヒロインに恋をした攻略対象たちに目をつけられ、反感でも持たれたら死亡フラグが立つかもしれない。
死亡エンド回避のために好感を持たれやすい女性を演じるのです!さっきのはその練習だったんです!
そう言えたなら、アルカティーナはどんなに楽だっただろう。
だが、言えない。
アルカティーナは決めていたから。
この世界がゲームの世界だということは生涯バラさないでおくと、決めたから。
この世界で必死に生きている人たちにそれを告げるのは、ひどく残酷なことに思えたから。
だから、言えない。
「それは…秘密です」
苦し紛れにそう言うと、ゼンは何かを感じ取ったのだろう。「そうか」と答えたきり、それ以上聞くことはしなかった。
ごめんなさい、ゼン。
隠し事は、出来るだけしないってきめていたけど、これだけは別問題なんです。
罪悪感に苛まれながらも、アルカティーナは話を続ける。
「それでですね。リサーシャに相談したところ、この本を読んでみると良いって勧められて…」
「あいつ…なんてことを」
「実はこの本、リサーシャがわたくしに譲ってくれた物なんですよ~」
「あいつ…っ!本当になんてことを!!」
今度会ったらちょっと話をしないとな。
物騒な顔つきで何やらブツブツ呟いているゼンを見ながら、アルカティーナはずっと考え事をしていた。
もし、仮に。万が一にも。
わたくしに大切な人が…好きな人が、出来たとして。
そうしたらわたくしは、どうするのでしょうか。
こうやってまた、前世の事は隠しておくのでしょうか。
それは、その人を騙していることになるのではないですか。
その人を欺いていることには、なりませんか。
それなのにわたくしは、それに蓋をして、その人に気持ちを告げることができるのでしょうか。
わたくしは、
わたくしは、
わたくしは、
一体、どうしたいの。
どうすれば…
ポスッと、頭上で音がしました。
「落ち着け、お嬢」
反射的に顔を上げると、ゼンと目が合いました。
手慣れた様子でわたくしの頭を優しく撫でながら。
彼はやっぱり、優しい口調で言うのです。
「落ち着いたか?」
柔らかく笑いながら。
その青空みたいな瞳を細めながら、言うのです。
「何を悩んでるかは知らないが、一人で悩まない方がいいぞ」
「一人で…?」
「お嬢ら考え事をするときに、誰にも相談したがらない傾向があるだろ?でも、誰でもいいから相談したほうがいい。その方が気が楽だぞ?」
リサーシャだけでなくゼンにも見抜かれていたとは。
でも、前にリサーシャに言われてからは出来るだけ相談しようって思っていたのに。
いざ悩むとなると、そんな意識すら飛んでいくものなんですね。
決めました。
これからは、ちゃんと相談するようにしましょう。
ゆっくりでいいから、相談というものを、自分のものにしていく努力をしましょう。
でも、やっぱり二度も同じことを言われたのはショックでしたねぇ。
ということで、ちょっと意地をはることにしました。
「分かってますよ、そんなこと。相談しようって思ってましたし」
そっぽを向きながらそう言ってみます。
そんなこと、本当は思っていなかったですが。
今わたくしは無性に意地悪をしたいのです!
御免なさい!
ま、わたくし嘘つけませんからバレバレだとは思いますけどね。
「そうか?ならいいんだが」
ゼンは、くすくす笑いながら再び頭を撫でる。
それを見たアルカティーナも、思わずつられて笑ってしまった。
「で?誰に相談するつもりだ?」
笑顔のまま、アルカティーナは答えた。
「はい!リサーシャにしようかと!」
ゼンは笑顔のまま、告げた。
「リサーシャだけは、やめなさい」
「誰でもいいからって言ったのに!」
頰をリスみたいに膨らませながら言い返すアルカティーナに、ゼンは更に言い返そうと頭から手を離した。
その瞬間。
どこからか、銀色の針のようなものが飛んできた。
その針は、ゼンの右肩に直撃し、刺さる。
「!?…痛っ」
「っ!?ゼン!!」
右肩を押さえながら、アルカティーナに支えられながら。自分を支えるアルカティーナを、庇いながら。
ゼンは天井へと目をやった。
「おい、誰だ?いるんだろう、そこに」
白い天井を睨みながら、ゼンは鋭く言い放った。
「そこにいるのはわかってる。大人しく出てこい」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ということで次回!
新キャラ3人登場ですー!いえーい!パチパチー
ってあれ?このくだり、前回もした気が…。
あれだ。気のせいだ、気のせいだよ、うん。
そして更に予告。
次回、新キャラ3人登場ということで…暴走回になります。シリアスどころかネタ回でございます。
この3人、なかなか重要というか、キャラが立ってるというか…そんな人達ですので。
ので…ネタ回かもです。はい。
ま、この作品にキャラ立ってない人なんて存在しませんけどね!はっはっはっは……はぁ…。
キャラたちすぎで、ストーリー進まないとか、言えません。
ここからはどーでもいい話、というか私事なのですが……。
最近私の父(水瀬おおゆき)が自宅の固定電話に出た時のお話。
プルルル、プルルル…ガチャッ
「はい、水瀬です」
『あ、もしもし。水瀬おおゆきさんの奥様でしょうか?』
「え」
『わたくし、株式会社〇〇と申しますが、…』
「え…」
『…ということで、……………』
「ェ………」
父は、とてもショックを受けたとのことです。
その後の会話の内容が全く頭に入ってこなかったとか何とか…。かわいそうに。
あ、勿論「水瀬おおゆき」なんて名前じゃないです。
ふざけてつけてみました。
父よ、ごめんなさい。
…さて、長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。
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