34 / 149
陰間道中膝栗毛!?
初舞台 弐
しおりを挟む
舞台裏の楽屋は四つあって、華達はそれぞれ、贔屓客から送られた暖簾をかけた個室を割り当てられている。俺が入るのは江戸間八畳くらいの楽屋で、若草と小花が所狭しと密集した共同楽屋だ。
並べられた卓にたくさんの衣装が置かれ、切った和紙にそれぞれの名前が書かれたものが添えてある。
権さんが「百合」と書かれた一式を取って着替えるよう指示し、俺が着替えている合間もタイミングを見ながら顔や髪を整えてくれた。時代は違えど現代のメイク室と遜色ない。
「あ、権さん。刀と羽織だけは頼むね」
俺の宝物を誰かに無闇に触られたくない。
権さんは「わかってるよ」と布に包んで抱えてくれた。
今日は新春初見世だから、全ての芸子が舞台を踏む。順としては、俺が以前見学したのとは反対に、若草の集団での踊りから始まり、小花の踊り、若草と小花の小劇と唄。あいだに休みがあって、華達が順に出ていく。もちろん大トリは大華の楓だ。そして、終演後に、華達と小花、若草のトップが前列に順に並び、今年の口上を。最後に新人の顔見せ挨拶があって、締めとなる。
最後の挨拶は緊張するけど、小花になったばかりの俺の初舞台の立ち位置は小花のニ列目の真ん中寄り。その他大勢の、目立ちにくい場所だ。その他大勢ってとこ。とはいえ、楓に怒鳴られながら真剣に練習したからミスなく揃う自信あり……今日は保科様もいらっしゃるしさぁ。
約一ヶ月振り……お姿を一目でも見られたら。
シャンシャンシャンシャン……鈴の音から始まり、皷と太鼓の音が続く。
────いよいよ初舞台の幕が開く……!
若草が上手から出て、俺達小花は下手に控えている。 客の盛り上がりはまだそうでもない。小花だった芸子が若草に降りた姿を見た客がボソボソと耳打ちする程度だ。
だけど、若草の一番人気のなずながソロで踊る場面では「いよっ、なずな!」とか「出ました!」なんかの声援が飛んだ。
あいつ、また少し舞台映えするようになったなぁ。
若草の踊りの演奏が静かになれば、いよいよ俺達小花の出番だ。川の流れを演出しながら若草と入れ替わる。
「小花ー!」
観客席が少しずつ盛り上がる。贔屓客が、小花の名前を一人ずつタイミング良く呼ぶのを聞いて「会いに行けるアイドル」を思い出して笑いそうになった。
いかんいかん、集中。どーせ俺の名は呼ばれないし……。
「百合ー!待ってました!」
「よっ、百合之丞!」
えっ。
最後に俺の名が上がると、次々に客が続き、拍手やお囃子が送られた。前列の小花に隠れてほとんど見えないのに、お客は俺を見つけようと背を伸ばしたり、前の座敷の客を押し退けたりしている。
次の芝居でも、俺は現代と同じく通行人の「娘役その参」だったにも関わらず、大きな歓声を送ってもらった。
……なにこれ。めちゃめちゃ気持ちいいじゃん。今までこんな反応もらえたことないよ。
俺は夢見心地で舞台を降り、権さんに褒められ、抱きしめられてもボンヤリとしていた。
でも、すぐに目が醒める。
二部の華の舞台。三人の華の圧倒的な芸。
自分が稽古を積んだ分、前に見学した時よりもわかるようになった──三人の技術や表現がいかに優れているかを。
客たちのお囃子も最初だけで、段々と芸にのめり込み表情が変わる。特に大華の楓の番では皆が息を呑み、演目が終わると、劇場が潰れるんじゃないかというくらいの歓声が起こり、興奮で暴れ出す客まで出ていた。
「すっげ……」
舞台袖で見ていた俺の体もまた、興奮に包まれ、脱毛して無いはずの毛が逆立つ感覚にゾクリとした。
楓が舞台から下がる時、俺の横を通り過ぎたけど、息ひとつ乱れていない。
「どうだ、楓は凄いだろう」
気づくと後ろに旦那が立っていた。
「あれを越せるか? お前に大華がやれるかねぇ」
なんて嫌味な顔だ。もちろんやってやるよ、と言いたかったけど、流石にあれを見たあとに虚勢は張れなくて、唇を噛んだ。
「おいおい、唇を噛むんじゃないよ。これからご挨拶だってのに。いいか、百合。大華には遠いが、お前は無名で初舞台なのに既に評判が上々だ。これには保科様の力も大きい。保科様の顔を潰すなよ。しっかり上客を惹き付けやがれ」
「……わかってますよ……。権さん、頼みます」
保科様の名前を出されて、頭に電気が走る。
権さんと楽屋に戻り、化粧と挨拶用の着替えを済ませた。
挨拶用の打掛は、薄紅色を基調にした滑らかで光沢のある朱子織りの緞子に、金箔糸で百合の文様を織り出した金襴緞子。一流の花魁が着るような上等品だ。そこに俎板帯を巻きつけ、高い位置で前で結ぶ。
「ああ……綺麗だな。百合、お前は俺の自慢だ。たくさんの夢、見せてくれ」
権さんに背中を押される。
高めの下駄はちょっと不安定だけど、背を伸ばして堂々と見えるように。うなじの緊張を抜くなと、保科様のところのお師匠さんにも散々注意されたっけ。
ふと周りを見ると、若草と小花・その金剛達の視線が俺にあった。
羨望と嫉妬が混じった目だ。この目は良く知っている。俺も同世代の人気俳優がテレビで見せる爽やかな笑顔にそんな目を向けていた。
だから。
俺は微笑む。絶対に怯んだり謙遜したら駄目だ。それは相手への冒涜と同じだ。
謙虚さは忘れず、自分に与えられた才能を惜しみなく出すべし! ……ま、弱小芸能プロダクション菊川社長の言葉だけど。
社長、まさか俺がこんな立場で微笑む日が来るなんて思わなかったよ。
舞台袖に戻ると、華達は既にスタンバイしていた。
俺に振り返った菊華は目を三日月にして微笑み、咲華の牡丹さんは真顔に、大華の楓は口角を片方上げた。
それぞれがどうしてその表情をしたのかは読み取れないけど、いつかはわかるだろうか。
でも今は……挨拶を成功させて観衆に認めてもらうこと。保科様に喜んで頂くこと。その二つだけしか考えられない──
並べられた卓にたくさんの衣装が置かれ、切った和紙にそれぞれの名前が書かれたものが添えてある。
権さんが「百合」と書かれた一式を取って着替えるよう指示し、俺が着替えている合間もタイミングを見ながら顔や髪を整えてくれた。時代は違えど現代のメイク室と遜色ない。
「あ、権さん。刀と羽織だけは頼むね」
俺の宝物を誰かに無闇に触られたくない。
権さんは「わかってるよ」と布に包んで抱えてくれた。
今日は新春初見世だから、全ての芸子が舞台を踏む。順としては、俺が以前見学したのとは反対に、若草の集団での踊りから始まり、小花の踊り、若草と小花の小劇と唄。あいだに休みがあって、華達が順に出ていく。もちろん大トリは大華の楓だ。そして、終演後に、華達と小花、若草のトップが前列に順に並び、今年の口上を。最後に新人の顔見せ挨拶があって、締めとなる。
最後の挨拶は緊張するけど、小花になったばかりの俺の初舞台の立ち位置は小花のニ列目の真ん中寄り。その他大勢の、目立ちにくい場所だ。その他大勢ってとこ。とはいえ、楓に怒鳴られながら真剣に練習したからミスなく揃う自信あり……今日は保科様もいらっしゃるしさぁ。
約一ヶ月振り……お姿を一目でも見られたら。
シャンシャンシャンシャン……鈴の音から始まり、皷と太鼓の音が続く。
────いよいよ初舞台の幕が開く……!
若草が上手から出て、俺達小花は下手に控えている。 客の盛り上がりはまだそうでもない。小花だった芸子が若草に降りた姿を見た客がボソボソと耳打ちする程度だ。
だけど、若草の一番人気のなずながソロで踊る場面では「いよっ、なずな!」とか「出ました!」なんかの声援が飛んだ。
あいつ、また少し舞台映えするようになったなぁ。
若草の踊りの演奏が静かになれば、いよいよ俺達小花の出番だ。川の流れを演出しながら若草と入れ替わる。
「小花ー!」
観客席が少しずつ盛り上がる。贔屓客が、小花の名前を一人ずつタイミング良く呼ぶのを聞いて「会いに行けるアイドル」を思い出して笑いそうになった。
いかんいかん、集中。どーせ俺の名は呼ばれないし……。
「百合ー!待ってました!」
「よっ、百合之丞!」
えっ。
最後に俺の名が上がると、次々に客が続き、拍手やお囃子が送られた。前列の小花に隠れてほとんど見えないのに、お客は俺を見つけようと背を伸ばしたり、前の座敷の客を押し退けたりしている。
次の芝居でも、俺は現代と同じく通行人の「娘役その参」だったにも関わらず、大きな歓声を送ってもらった。
……なにこれ。めちゃめちゃ気持ちいいじゃん。今までこんな反応もらえたことないよ。
俺は夢見心地で舞台を降り、権さんに褒められ、抱きしめられてもボンヤリとしていた。
でも、すぐに目が醒める。
二部の華の舞台。三人の華の圧倒的な芸。
自分が稽古を積んだ分、前に見学した時よりもわかるようになった──三人の技術や表現がいかに優れているかを。
客たちのお囃子も最初だけで、段々と芸にのめり込み表情が変わる。特に大華の楓の番では皆が息を呑み、演目が終わると、劇場が潰れるんじゃないかというくらいの歓声が起こり、興奮で暴れ出す客まで出ていた。
「すっげ……」
舞台袖で見ていた俺の体もまた、興奮に包まれ、脱毛して無いはずの毛が逆立つ感覚にゾクリとした。
楓が舞台から下がる時、俺の横を通り過ぎたけど、息ひとつ乱れていない。
「どうだ、楓は凄いだろう」
気づくと後ろに旦那が立っていた。
「あれを越せるか? お前に大華がやれるかねぇ」
なんて嫌味な顔だ。もちろんやってやるよ、と言いたかったけど、流石にあれを見たあとに虚勢は張れなくて、唇を噛んだ。
「おいおい、唇を噛むんじゃないよ。これからご挨拶だってのに。いいか、百合。大華には遠いが、お前は無名で初舞台なのに既に評判が上々だ。これには保科様の力も大きい。保科様の顔を潰すなよ。しっかり上客を惹き付けやがれ」
「……わかってますよ……。権さん、頼みます」
保科様の名前を出されて、頭に電気が走る。
権さんと楽屋に戻り、化粧と挨拶用の着替えを済ませた。
挨拶用の打掛は、薄紅色を基調にした滑らかで光沢のある朱子織りの緞子に、金箔糸で百合の文様を織り出した金襴緞子。一流の花魁が着るような上等品だ。そこに俎板帯を巻きつけ、高い位置で前で結ぶ。
「ああ……綺麗だな。百合、お前は俺の自慢だ。たくさんの夢、見せてくれ」
権さんに背中を押される。
高めの下駄はちょっと不安定だけど、背を伸ばして堂々と見えるように。うなじの緊張を抜くなと、保科様のところのお師匠さんにも散々注意されたっけ。
ふと周りを見ると、若草と小花・その金剛達の視線が俺にあった。
羨望と嫉妬が混じった目だ。この目は良く知っている。俺も同世代の人気俳優がテレビで見せる爽やかな笑顔にそんな目を向けていた。
だから。
俺は微笑む。絶対に怯んだり謙遜したら駄目だ。それは相手への冒涜と同じだ。
謙虚さは忘れず、自分に与えられた才能を惜しみなく出すべし! ……ま、弱小芸能プロダクション菊川社長の言葉だけど。
社長、まさか俺がこんな立場で微笑む日が来るなんて思わなかったよ。
舞台袖に戻ると、華達は既にスタンバイしていた。
俺に振り返った菊華は目を三日月にして微笑み、咲華の牡丹さんは真顔に、大華の楓は口角を片方上げた。
それぞれがどうしてその表情をしたのかは読み取れないけど、いつかはわかるだろうか。
でも今は……挨拶を成功させて観衆に認めてもらうこと。保科様に喜んで頂くこと。その二つだけしか考えられない──
21
あなたにおすすめの小説
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
ギルド職員は高ランク冒険者の執愛に気づかない
Ayari(橋本彩里)
BL
王都東支部の冒険者ギルド職員として働いているノアは、本部ギルドの嫌がらせに腹を立て飲みすぎ、酔った勢いで見知らぬ男性と夜をともにしてしまう。
かなり戸惑ったが、一夜限りだし相手もそう望んでいるだろうと挨拶もせずその場を後にした。
後日、一夜の相手が有名な高ランク冒険者パーティの一人、美貌の魔剣士ブラムウェルだと知る。
群れることを嫌い他者を寄せ付けないと噂されるブラムウェルだがノアには態度が違って……
冷淡冒険者(ノア限定で世話焼き甘えた)とマイペースギルド職員、周囲の思惑や過去が交差する。
表紙は友人絵師kouma.作です♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる