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「完全オリジナル作品・自作」愛が怒りに変わるとき 第1話
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「ちぇ、まだ帰ってないんかよ」
もう7時を回ったというのに、肝心要言い出しっぺの梨沙の姿が見当たらない。 いつもならテーブル上に置いてあるはずの布巾や箸さえも無いまま忽然と姿をくらましていた。
敏則が世話になってる叔母宅で、唯一自慢できることといえば、梨沙は勤めが勤めであっても同級生の母親と違いちゃんと3度3度決まった時間に、買ってきた総菜ではなく手作りのおふくろの味を提供してくれることだった。 しいかも、叔母ではあるけれど母代わりの梨沙は、まどろっこしくはあったが、向かい合った席から間一髪おっぱいがkぼれでそうな服を着るなど、性的な雰囲気をそれとなく味わわせてくれていた。 今宵こそそれを拝みたかったのに叶わなかった。 八時を過ぎ、九時まで待ってみたが帰ってこない。
「あ~~ぁ、腹へったなぁ~~~」
人間飢えると性格まで変わる。 生まれてこの方台所仕事などしたことがないのに、なぜかこの日、腹をへらして帰ってくるであろう叔母の分まで食事を作るんだと息巻いて台所に立った。
冷蔵庫の中にあったタッパにお肉らしきものが入っている。
「いい匂い。 うまそうだな、これにしよう」
まさか下味をつけただけの豚のロース肉とは知らず、それをそっくりそのまま皿に盛り付け、キャベツを千切りなら乱切り(本人はぬみじん切りのつもり)にし、添えた。 おかずはできたがご飯がない。
ご飯を炊くには米を洗わなければ(研がなければ)ならないが、まずもって手ごろな洗濯機が見つからない。 炊き方となると、これまた心もとない。
「まあいいや、こんだけ肉があんだから」
贅沢すぎると自分自身に言い聞かせ、空きっ腹を満たすべく試食を兼ね大口を開け放り込んだ。 が、見た目はともかくとても呑み込めたものではない。 良い香りと思っていた生にんにくの臭気にまずムカつく。 加えてヌルヌルしたラードの感触に吐き気をもよおした。
敏則はよゐこで通してきている。 男児台所に立たじで、食い物にケチをつけじで通している。
彼女が下ごしらえしたものを吐き戻したりしたら叱られる。 嫌われまいと、口に入れた分は顔をゆがめ呑み込んだ。 見つかる前にキャベツがわずかに混ったままのすべての肉をタッパに戻し、除けたキャベツだけは呑み込み、またまた嫌われまいと、梨沙がいるわけでもないのに何気ない風を装い冷蔵庫にサッと仕舞った。
栞相手に充満させた睾丸内の濁流が豚肉処理であたふたしたことで再び暴れだした。
―― あんだけのことをしてやったんだ ――
ヤラせてもらえまいか。 漢至上主義の敏則にとって初めて尽くす気になったこの日、恥を忍んでの調理であった。 それが皿盛り。
人は恋をすると妙に優しくなれる。 失敗した肉を仕舞いながらも、その肉を栞の秘部に見立て想った。 それと同時に媚肉を与えてやれなかった己の股間を想いやった。 初となる異性への真摯なる想いを、心の叫びを、場違いとはいえ、叔母に聴いてほしかったのである。
叔母の梨沙は家ではいつも妖しげな姿をし、それを甥っ子に魅せ付け、楽しんでる。 あけすけなその叔母が、今夜はいない。
師匠で雇い主の栞と間一髪のところまで進み、いきり立たせたにもかかわらず中断を余儀なくさせられただけに、その火照った個所を間漢に面倒を看させたのではあるまいかとの妄想が湧きたち、愚息は勃つわ気持ちの持って行きようがないわで、自然、栞とキャバで働く叔母 梨沙の姿がダブり、叶うことならと姿を消した宛てがい扶持の叔母を家中探し回ってしまった。
見つからないことに怒り、あらぬ妄想を膨らませ、チンポを握り右往左往した。 そのうち思考が混乱し始め、わびしく独り、ベッドで扱いた。
栞とのことがあって以降思い返すに、日を追うごとに梨沙が殊更優しく接してくれたのも、下心があってのことだったんじゃなかろうかと気づかされ、我が身を顧みるにつけ、忽然と姿を消したことに落胆した。
もしその考えが間違ってなかったとすれば、上のものを下にも置かない扱いをしてくれる梨沙こそ、甥で年下の自分への下心があったんじゃないか。 己では処理しようのない苦悩があったんじゃなかったかと思われ、気づきつつ告れなかったふがいなさに股間が疼いた。
「ふたりとも俺とやりたかったってことか…」
栞に梨沙、ともに三十路半ば、女でいうところの熟れどきだ。 なのに、
学業に専念しなければならないはずの敏則の頭の中は四六時中と言っていいほど学内の女の子で満たされていた。
デートに誘われでもしなければ、梨沙だって出勤以外滅多なおことでコロンを使うことなどない。
なのに学内の女の子は総じてコロンを使う。 派手に塗ったくった化粧品の匂いからして股間によくなかった。 しかも目立つとか、きれいとか言われる女は、まるで競うように漢を漁り、時として下校時校門前にに迎えに来させ、連れ立ってどこかに消えることもある。
そのコロンの匂いが、家主不在の家に立ち込めている。
「おばさん、客の誘いに乗っちゃったのかなぁ…」
**ですらエッチをやりたがるし、周囲の漢もそんな目で見る。 美人で、スタイル抜群の梨沙と行動を共にすると、どうしてもそんなことばかり考えてしまう。 そんな敏則をからかうかのように梨沙は、みだらな姿を惜しげもなく晒し、ピン子勃ちの甥っ子をからかう。
「あれが女の手かぁ…ふん バカにしやがって」
漠然とした想いが、やがて行動へと走らせた。 部屋を出た敏則の足は、まるで子が母の姿を追い求めるかのように表へと、噂に聞いた叔母の職場へと急ぎ足で向かわせた。
職場へは行きつけなかった。 なんとすれば、どうやってどんなふうに口説いたら脱いで明け渡してくれるのか、思い浮かばなかったからだ。
(無計画のまま店のドアを蹴破ることなどできない…こんな時、なんて切り出せばいいんだ…)
中途で、あらぬ方向に向かって彷徨い始めた。
「俺はまるで野良犬だ」
鎖につながれ、発情した牝恋しさに吠え叫ぶ飼い犬とでもいおうか。 が、鞭打たれることはあっても恋しい発情した牝のもとに愛を成就させてやるべく連れて行ってもらえるわけなどない。 それほど力が有り余ってるならと、逆に餌を減らされるのがおちだ。
「自分だけ楽しんで、俺には飯も与えないってか」
しがない、男勝りの画家の栞ならいざ知らず、きれいに着飾り、漢どもに付け回されるのが商売の叔母なら、声を掛けさえすればいつでも抱いてもらえる。 ここ数日の叔母の様子から今がその時ではなかろうかと思え,腸(はらわた)が煮えくり返った。 敏則の中に、言いようのない怒りがこみあげてきた。
「帰ってきたら鞭打ってやる!」
犬を束縛している太くてボロボロの首輪が、重量物でも吊るすのかと思われるほどごついチェーンが頭の隅をよぎった。
※完全オリジナル作品です。二次創作ではありません。
#オリジナル #官能小説 #一次創作 #知佳の美貌録
もう7時を回ったというのに、肝心要言い出しっぺの梨沙の姿が見当たらない。 いつもならテーブル上に置いてあるはずの布巾や箸さえも無いまま忽然と姿をくらましていた。
敏則が世話になってる叔母宅で、唯一自慢できることといえば、梨沙は勤めが勤めであっても同級生の母親と違いちゃんと3度3度決まった時間に、買ってきた総菜ではなく手作りのおふくろの味を提供してくれることだった。 しいかも、叔母ではあるけれど母代わりの梨沙は、まどろっこしくはあったが、向かい合った席から間一髪おっぱいがkぼれでそうな服を着るなど、性的な雰囲気をそれとなく味わわせてくれていた。 今宵こそそれを拝みたかったのに叶わなかった。 八時を過ぎ、九時まで待ってみたが帰ってこない。
「あ~~ぁ、腹へったなぁ~~~」
人間飢えると性格まで変わる。 生まれてこの方台所仕事などしたことがないのに、なぜかこの日、腹をへらして帰ってくるであろう叔母の分まで食事を作るんだと息巻いて台所に立った。
冷蔵庫の中にあったタッパにお肉らしきものが入っている。
「いい匂い。 うまそうだな、これにしよう」
まさか下味をつけただけの豚のロース肉とは知らず、それをそっくりそのまま皿に盛り付け、キャベツを千切りなら乱切り(本人はぬみじん切りのつもり)にし、添えた。 おかずはできたがご飯がない。
ご飯を炊くには米を洗わなければ(研がなければ)ならないが、まずもって手ごろな洗濯機が見つからない。 炊き方となると、これまた心もとない。
「まあいいや、こんだけ肉があんだから」
贅沢すぎると自分自身に言い聞かせ、空きっ腹を満たすべく試食を兼ね大口を開け放り込んだ。 が、見た目はともかくとても呑み込めたものではない。 良い香りと思っていた生にんにくの臭気にまずムカつく。 加えてヌルヌルしたラードの感触に吐き気をもよおした。
敏則はよゐこで通してきている。 男児台所に立たじで、食い物にケチをつけじで通している。
彼女が下ごしらえしたものを吐き戻したりしたら叱られる。 嫌われまいと、口に入れた分は顔をゆがめ呑み込んだ。 見つかる前にキャベツがわずかに混ったままのすべての肉をタッパに戻し、除けたキャベツだけは呑み込み、またまた嫌われまいと、梨沙がいるわけでもないのに何気ない風を装い冷蔵庫にサッと仕舞った。
栞相手に充満させた睾丸内の濁流が豚肉処理であたふたしたことで再び暴れだした。
―― あんだけのことをしてやったんだ ――
ヤラせてもらえまいか。 漢至上主義の敏則にとって初めて尽くす気になったこの日、恥を忍んでの調理であった。 それが皿盛り。
人は恋をすると妙に優しくなれる。 失敗した肉を仕舞いながらも、その肉を栞の秘部に見立て想った。 それと同時に媚肉を与えてやれなかった己の股間を想いやった。 初となる異性への真摯なる想いを、心の叫びを、場違いとはいえ、叔母に聴いてほしかったのである。
叔母の梨沙は家ではいつも妖しげな姿をし、それを甥っ子に魅せ付け、楽しんでる。 あけすけなその叔母が、今夜はいない。
師匠で雇い主の栞と間一髪のところまで進み、いきり立たせたにもかかわらず中断を余儀なくさせられただけに、その火照った個所を間漢に面倒を看させたのではあるまいかとの妄想が湧きたち、愚息は勃つわ気持ちの持って行きようがないわで、自然、栞とキャバで働く叔母 梨沙の姿がダブり、叶うことならと姿を消した宛てがい扶持の叔母を家中探し回ってしまった。
見つからないことに怒り、あらぬ妄想を膨らませ、チンポを握り右往左往した。 そのうち思考が混乱し始め、わびしく独り、ベッドで扱いた。
栞とのことがあって以降思い返すに、日を追うごとに梨沙が殊更優しく接してくれたのも、下心があってのことだったんじゃなかろうかと気づかされ、我が身を顧みるにつけ、忽然と姿を消したことに落胆した。
もしその考えが間違ってなかったとすれば、上のものを下にも置かない扱いをしてくれる梨沙こそ、甥で年下の自分への下心があったんじゃないか。 己では処理しようのない苦悩があったんじゃなかったかと思われ、気づきつつ告れなかったふがいなさに股間が疼いた。
「ふたりとも俺とやりたかったってことか…」
栞に梨沙、ともに三十路半ば、女でいうところの熟れどきだ。 なのに、
学業に専念しなければならないはずの敏則の頭の中は四六時中と言っていいほど学内の女の子で満たされていた。
デートに誘われでもしなければ、梨沙だって出勤以外滅多なおことでコロンを使うことなどない。
なのに学内の女の子は総じてコロンを使う。 派手に塗ったくった化粧品の匂いからして股間によくなかった。 しかも目立つとか、きれいとか言われる女は、まるで競うように漢を漁り、時として下校時校門前にに迎えに来させ、連れ立ってどこかに消えることもある。
そのコロンの匂いが、家主不在の家に立ち込めている。
「おばさん、客の誘いに乗っちゃったのかなぁ…」
**ですらエッチをやりたがるし、周囲の漢もそんな目で見る。 美人で、スタイル抜群の梨沙と行動を共にすると、どうしてもそんなことばかり考えてしまう。 そんな敏則をからかうかのように梨沙は、みだらな姿を惜しげもなく晒し、ピン子勃ちの甥っ子をからかう。
「あれが女の手かぁ…ふん バカにしやがって」
漠然とした想いが、やがて行動へと走らせた。 部屋を出た敏則の足は、まるで子が母の姿を追い求めるかのように表へと、噂に聞いた叔母の職場へと急ぎ足で向かわせた。
職場へは行きつけなかった。 なんとすれば、どうやってどんなふうに口説いたら脱いで明け渡してくれるのか、思い浮かばなかったからだ。
(無計画のまま店のドアを蹴破ることなどできない…こんな時、なんて切り出せばいいんだ…)
中途で、あらぬ方向に向かって彷徨い始めた。
「俺はまるで野良犬だ」
鎖につながれ、発情した牝恋しさに吠え叫ぶ飼い犬とでもいおうか。 が、鞭打たれることはあっても恋しい発情した牝のもとに愛を成就させてやるべく連れて行ってもらえるわけなどない。 それほど力が有り余ってるならと、逆に餌を減らされるのがおちだ。
「自分だけ楽しんで、俺には飯も与えないってか」
しがない、男勝りの画家の栞ならいざ知らず、きれいに着飾り、漢どもに付け回されるのが商売の叔母なら、声を掛けさえすればいつでも抱いてもらえる。 ここ数日の叔母の様子から今がその時ではなかろうかと思え,腸(はらわた)が煮えくり返った。 敏則の中に、言いようのない怒りがこみあげてきた。
「帰ってきたら鞭打ってやる!」
犬を束縛している太くてボロボロの首輪が、重量物でも吊るすのかと思われるほどごついチェーンが頭の隅をよぎった。
※完全オリジナル作品です。二次創作ではありません。
#オリジナル #官能小説 #一次創作 #知佳の美貌録
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