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悪魔は一人で結構です
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「そんな握り方やったらすっぽ抜けるで!」
「脇が甘いッ!視界の端まで意識せぇ!」
「剣だけが攻撃手段やないで、手足も気ぃつけなぁ!」
「相手の視線も手がかりや、行動を先読みせな勝てるもんも勝てんで!」
「常に臨機応変、意味もなく同じ攻撃ばっかはあかんよ!」
あれからもう何日も経ち。今日も今日とてヨメルタは地面に這いつくばっていた。パチモンは剣で斬りこそしないが、宣言通り手荒にボコスカ蹴ってくるので本当に大変だった。それでも、増えた鬼教官の指導を必死に吸収しているおかげで、地面を転がる回数は着実に減ってきていた。
「いやぁ、ほんまのド素人やったのに大分よくなってきたなぁ」
「偉いわなぁ、うちも序盤の壁役として嬉しいわ」
当たり前のように二人して自分の背中に乗らないでほしい。ヨメルタは険しい顔で歯を食いしばった。ある意味奴隷らしいといえばらしいので、大人しく黙っていたのだが。タチの悪さも二倍の現状に、流石の忍耐もブチッと切れる。
「お前ら……いいから、はやく、どけッ!!!」
「えー?休憩やって、きゅ・う・け・い」
「そうそう、ちょっとタンマってな。いつ倒されるんか思てヒヤヒヤしとんねん」
「このッ……絶対倒すからなッ……!」
あの偽物訓練以外でも散々煽りやがって、と恨みの塵積パワーが湧いてくる。一日の訓練が終わろうともお構いなしに存在していたので、まったく心が休まらなかったのだ。ただでさえゲラコ一人で手一杯だというのに、二人分も受け流す気力なんてあるわけが無いのである。
ヨメルタは一人静かに決意を固めた。日々の安寧を取り戻すため、なんとしてもここで決着をつける……!
解放してもらったヨメルタは、真っ直ぐに剣を構えた。最初よりもずっと様になった姿で、パチモンをキッと睨み付ける。対してパチモンは剣の腹をとんっと肩に当てて「おーこわ、あんたもちょっとは箔がついたなぁ」と気の抜ける態度。しかし、今更そんな見た目に動揺するヨメルタではない。
素早く駆け出したヨメルタは、様子見のような軽い攻撃を連続で繰り出す。キンッと剣を弾く音が幾度も鳴り響き、それに応じて高まっていく緊張感。
「どうした、そんな攻撃でうちは倒せへんで?」
「言ってろ、目にもの見せてやる」
楽しそうに笑ったパチモンはヨメルタの剣を薙ぎ払い、同時に横腹へ蹴りを入れてくる。硬い靴がしっかり当たってめちゃくちゃ痛いが、ヨメルタは一切よろめかずに剣を振り下ろした。胴体の服が少しだけ切り裂かれるも、残念ながら大したダメージにはなっていないようだ。
「やーんすけべぇ、服だけ剥ぐつもりなん?」
返事をすると気がそがれるので無視。やや大ぶりに斬りつけると、剣を滑らせるようにして逸らしたパチモンが殴りかかってくる。そう、パチモンの攻撃手段は手か足、剣の腹しかない。その中でも特に拳はリーチが短く、懐に潜り込む必要がある。つまり剣は使えない至近距離。ヨメルタはグッと堪えてパチモンの腹に膝蹴りを当てた。勿論自分も拳をくらいながら。
「アイッタ!さっきから捨て身すぎんか?覚悟ガン決まりやん怖ぁ」
苦しそうにしながらも茶々を入れるのはある意味感心だが、ヨメルタは話していてもお構いなしに斬りかかっていく。手加減できるような相手ではないのだ。容赦なく横に切り払ったが華麗なバク宙で躱され、また距離が開いた。
一回の模擬戦にかかる時間も随分増えた。それはヨメルタが奮闘しているということであり、それだけパチモンを倒すのに苦労しているということである。お互いに決定打に欠けるため中々決着がつかず、見守っているゲラコも心なしか暇そうだった。
そうして戦い続けること暫く。パチモンが幾度目かの回し蹴りをした際、ヨメルタは動いた。回し蹴りは高い威力を持つが、同時にかなりの隙もあると知っていたから。いつの間にか上がっていた跳躍力でひょいっと躱し、そのままパチモンへ飛び蹴りを決める。ヒールかつ片足に重心がのった状態では耐えられず、パチモンは地面に倒れた。
すぐさま起き上がろうとしたところを──グサ、と剣が胸を貫いた。奇しくもゲラコが言っていた通り、ひと思いにグッサリである。やはり偽物だからか、その胸から血が流れることはなかった。代わりに傷口から光の粒子が漏れ出ている。
「ワハハ、しっかり刺さっとる」と笑うパチモンの体が、末端から徐々に欠けていく。魔法で作られた体が維持できずに崩壊しているらしい。せっかく念願の勝利だというのに、勝者はなんとも言えない顔でパチモンを見つめている。
「うんうん、レベル1撃破おめでと!うちも鼻が高いわ……ちょっとちょっと、そんな顔せんといてや。おめでたいことやろ?」
「いや流石にあまりにも似すぎてて後味がちょっと」
「もぉ面倒やなぁあんた……まぁええや、最後になんかええことしよ」
パチモンはちょいちょいっとヨメルタを手招きすると、服を掴んで引き寄せた。ぽんぽんと肩を叩きながら「これ、パチモン先生からの有難ーいお言葉な」と軽い調子の前置きをして。
「勝つためなら手段なんて何でもええんよ、最後に立ってるヤツが勝者や。これからも精進してな、うちより強いのわんさかおるんやから」
そう言うと、パチモンは引き寄せたヨメルタの頬にちゅっとキスをして「ほれ、うちからのご褒美」なんて囁き。憎たらしい笑顔を浮かべたまま、光となって消えていった。
暫しの静寂。呆けた状態で固まっていたヨメルタは、ゆっくりとゲラコの方を見て。
「……あれ、本当にお前の偽物でいいんだよな?」
「そうに決まっとるやろこのドアホ!あんのパチモンが、いい感じに死に際の台詞言うてオマケにちゅーやと?ッハァァァ、パチモンのくせに生意気なやっちゃで!!!」
間髪入れずに叫ばれたヨメルタはその勢いにうわ、と危機感を感じる。理不尽がこちらに降りかかってきそうな気配だ。ゲラコは荒い足音でヨメルタのところまでやってきたかと思うと、予想に反して落ち着かせるようなため息を吐いた。少々仕方なさそうな雰囲気で「ま、アレもうちやしな」と呟いてから。
「うちからもおめでと、ヨメちゃん。よお頑張ったな」
いつもより穏やかな笑顔で、またもや頬にちゅっとキス。疲れているせいで避けきれなかったヨメルタは、とてつもなく間抜けな表情であった。目を見開いたまま、口も開きっぱなしである。
「はぁい、ええ思いしたやろ?指導が二人分ちゅうことはご褒美も二人分、やからな」
いけしゃあしゃあと面白そうに言っているところ悪いが、ヨメルタは静かな怒りに身を震わせていた。これの、どこが、ご褒美だって……???
「……俺にとってのご褒美はなァ、お前らが俺で遊ばないことなんだよッ!!!」
ガシッとゲラコの頬を掴んで、ぷにぷにもちもちこねくり回す。綺麗な顔が不細工に歪んでいい気味だ。なにやら「こんにゃ美人のちゅーが嬉にゃいん?」などともにょもにょ言っているが、ヨメルタにはどうだっていい。頬の熱は怒りからだと示すことができれば、なんでも。
全く、本当に、一ミリも嬉しくなかったと言えば──間違いなく嘘になるけれど。なんといっても相手はゲラコである。それを認めるのはどうしようもなく癪であった。
「脇が甘いッ!視界の端まで意識せぇ!」
「剣だけが攻撃手段やないで、手足も気ぃつけなぁ!」
「相手の視線も手がかりや、行動を先読みせな勝てるもんも勝てんで!」
「常に臨機応変、意味もなく同じ攻撃ばっかはあかんよ!」
あれからもう何日も経ち。今日も今日とてヨメルタは地面に這いつくばっていた。パチモンは剣で斬りこそしないが、宣言通り手荒にボコスカ蹴ってくるので本当に大変だった。それでも、増えた鬼教官の指導を必死に吸収しているおかげで、地面を転がる回数は着実に減ってきていた。
「いやぁ、ほんまのド素人やったのに大分よくなってきたなぁ」
「偉いわなぁ、うちも序盤の壁役として嬉しいわ」
当たり前のように二人して自分の背中に乗らないでほしい。ヨメルタは険しい顔で歯を食いしばった。ある意味奴隷らしいといえばらしいので、大人しく黙っていたのだが。タチの悪さも二倍の現状に、流石の忍耐もブチッと切れる。
「お前ら……いいから、はやく、どけッ!!!」
「えー?休憩やって、きゅ・う・け・い」
「そうそう、ちょっとタンマってな。いつ倒されるんか思てヒヤヒヤしとんねん」
「このッ……絶対倒すからなッ……!」
あの偽物訓練以外でも散々煽りやがって、と恨みの塵積パワーが湧いてくる。一日の訓練が終わろうともお構いなしに存在していたので、まったく心が休まらなかったのだ。ただでさえゲラコ一人で手一杯だというのに、二人分も受け流す気力なんてあるわけが無いのである。
ヨメルタは一人静かに決意を固めた。日々の安寧を取り戻すため、なんとしてもここで決着をつける……!
解放してもらったヨメルタは、真っ直ぐに剣を構えた。最初よりもずっと様になった姿で、パチモンをキッと睨み付ける。対してパチモンは剣の腹をとんっと肩に当てて「おーこわ、あんたもちょっとは箔がついたなぁ」と気の抜ける態度。しかし、今更そんな見た目に動揺するヨメルタではない。
素早く駆け出したヨメルタは、様子見のような軽い攻撃を連続で繰り出す。キンッと剣を弾く音が幾度も鳴り響き、それに応じて高まっていく緊張感。
「どうした、そんな攻撃でうちは倒せへんで?」
「言ってろ、目にもの見せてやる」
楽しそうに笑ったパチモンはヨメルタの剣を薙ぎ払い、同時に横腹へ蹴りを入れてくる。硬い靴がしっかり当たってめちゃくちゃ痛いが、ヨメルタは一切よろめかずに剣を振り下ろした。胴体の服が少しだけ切り裂かれるも、残念ながら大したダメージにはなっていないようだ。
「やーんすけべぇ、服だけ剥ぐつもりなん?」
返事をすると気がそがれるので無視。やや大ぶりに斬りつけると、剣を滑らせるようにして逸らしたパチモンが殴りかかってくる。そう、パチモンの攻撃手段は手か足、剣の腹しかない。その中でも特に拳はリーチが短く、懐に潜り込む必要がある。つまり剣は使えない至近距離。ヨメルタはグッと堪えてパチモンの腹に膝蹴りを当てた。勿論自分も拳をくらいながら。
「アイッタ!さっきから捨て身すぎんか?覚悟ガン決まりやん怖ぁ」
苦しそうにしながらも茶々を入れるのはある意味感心だが、ヨメルタは話していてもお構いなしに斬りかかっていく。手加減できるような相手ではないのだ。容赦なく横に切り払ったが華麗なバク宙で躱され、また距離が開いた。
一回の模擬戦にかかる時間も随分増えた。それはヨメルタが奮闘しているということであり、それだけパチモンを倒すのに苦労しているということである。お互いに決定打に欠けるため中々決着がつかず、見守っているゲラコも心なしか暇そうだった。
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すぐさま起き上がろうとしたところを──グサ、と剣が胸を貫いた。奇しくもゲラコが言っていた通り、ひと思いにグッサリである。やはり偽物だからか、その胸から血が流れることはなかった。代わりに傷口から光の粒子が漏れ出ている。
「ワハハ、しっかり刺さっとる」と笑うパチモンの体が、末端から徐々に欠けていく。魔法で作られた体が維持できずに崩壊しているらしい。せっかく念願の勝利だというのに、勝者はなんとも言えない顔でパチモンを見つめている。
「うんうん、レベル1撃破おめでと!うちも鼻が高いわ……ちょっとちょっと、そんな顔せんといてや。おめでたいことやろ?」
「いや流石にあまりにも似すぎてて後味がちょっと」
「もぉ面倒やなぁあんた……まぁええや、最後になんかええことしよ」
パチモンはちょいちょいっとヨメルタを手招きすると、服を掴んで引き寄せた。ぽんぽんと肩を叩きながら「これ、パチモン先生からの有難ーいお言葉な」と軽い調子の前置きをして。
「勝つためなら手段なんて何でもええんよ、最後に立ってるヤツが勝者や。これからも精進してな、うちより強いのわんさかおるんやから」
そう言うと、パチモンは引き寄せたヨメルタの頬にちゅっとキスをして「ほれ、うちからのご褒美」なんて囁き。憎たらしい笑顔を浮かべたまま、光となって消えていった。
暫しの静寂。呆けた状態で固まっていたヨメルタは、ゆっくりとゲラコの方を見て。
「……あれ、本当にお前の偽物でいいんだよな?」
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間髪入れずに叫ばれたヨメルタはその勢いにうわ、と危機感を感じる。理不尽がこちらに降りかかってきそうな気配だ。ゲラコは荒い足音でヨメルタのところまでやってきたかと思うと、予想に反して落ち着かせるようなため息を吐いた。少々仕方なさそうな雰囲気で「ま、アレもうちやしな」と呟いてから。
「うちからもおめでと、ヨメちゃん。よお頑張ったな」
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ガシッとゲラコの頬を掴んで、ぷにぷにもちもちこねくり回す。綺麗な顔が不細工に歪んでいい気味だ。なにやら「こんにゃ美人のちゅーが嬉にゃいん?」などともにょもにょ言っているが、ヨメルタにはどうだっていい。頬の熱は怒りからだと示すことができれば、なんでも。
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