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ところでパチモンって何?
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ゲラコとヨメルタはいつもの訓練場で、ランニングも筋トレもせずに立っていた。裂け目に手を突っ込んでいるゲラコ、そして見守るヨメルタという構図である。
「んーヨメちゃんの背やと、うちとほぼ一緒やな。ほな、これくらいか……」
百八十センチ後半といったヨメルタとゲラコの身長はほぼ同じである。彼女は高いヒールを履いているので、実際の身長はもう少し低いだろうが。
適当に取り出した剣の長さを確認してから、ゲラコはヨメルタへ剣を手渡した。ということは、今日から訓練内容が変わるということに他ならない。ついに戦う時がきてしまったかとヨメルタは少し緊張した面持ちである。
「アーやっぱやるんだな、そっちの訓練……」
「当たり前やろ。それともなんや、己の拳一本で戦うんか?きゃーヨメちゃんったら男らしいー!」
「あ、俺急に剣で戦いたくなってきたナァー」
棒読みで流しつつ、受け取った剣を見るヨメルタ。片手剣というには少し大きいが、極々普通の鉄の剣だ。この重さなら十分振り回せるかとなんとなく構えてみる。小さい頃冒険者に憧れて木の枝を振り回していた記憶が蘇った。
「しかし、槍でも斧でも良かっただろ、何で剣なんだ?一番シンプルだからか?」
「そら勿論、勇者ポジは片手剣って決まっとるからや!まぁ大剣でもええんやけど、それはもううちが持っとるからな」
「俺勇者役なの……?じゃあゲラコは何なんだよ」
「主人公を鍛える謎に強い師匠ポジやけど」
「もうお前が戦えよ」
聞かなくてもよかったどうでもいい理由に頭を痛める。ヨメルタ的には槍かなぁと思っていたのだが、何にせよ素人なので別にこだわりはなかった。
「一応水晶玉で占った結果やから、ヨメちゃんに一番おうてるんは間違いないんやで?」
「水晶玉ァ……?そんなんで占えるのか」
「困った時には便利やで、わりと運ゲーやけど。ヨメちゃんのこともこれで占って探したんよ。ラッキースポットは牢屋、ラッキーカラーは緑!って感じでな」
「クソッ、俺の髪が父さん似だったばっかりに……!」
最初から逃れようがなかったんじゃねぇか、とこれまた頭が痛い。そうでもなければわざわざ嫁を探しに奴隷のところまで来るかという話なので分かるには分かるが、相変わらず理解できない思考だった。考えても仕方ないため早々に切り替えて本題へ。
「で、俺はこれでどれくらい戦えるようになればいいんだ?」
「そうやねぇ、あんまここでの訓練に時間かけてもおもんないから……」
ゲラコは思いついたように手を叩いてから、パッと両手を広げてにっこり笑った。
「ゲラコちゃんレベル1を倒せたら合格っちゅうわけで、頑張ってや♡」
「レベル1を倒すって、何か条件でも達成すればいいのか?」
「ううん、言葉の通りやで?」
ヨメルタが首を傾げていたら「まぁ見た方が早いわ」と言ってゲラコは人差し指をくるくる回した。すると光の粒子が一箇所に集まって──ぽこんっ。
「な、な、お、お前」
「「やっほー、みんなのゲラコちゃんやで!!!」」
「雑に増えるなッ!!!」
ゲラコの隣にもう一人、彼女と寸分違わぬ見た目をしたゲラコもどきが立っていた。仲良く揃って手を振る様は、もはや過労の時に見る悪夢である。非常に怖い。
複製魔法の一種なのだろうか、しかしここまで完成度の高いものを作れるものなのか……魔法使いではないヨメルタは、細かいことまでは知らなかった。が、何はともあれ凄くヤバいことだけは分かる。あれに……勝たなきゃいけないのか……?
「ちょっと分かりづらいからほっぺにマーク入れとくわな、ほれ、パチモンってな」
「パチモン扱いはヒドいんとちゃう?うちかて生命やのにぃ」
「はいはいうちのドッペルゲンガー風情が、立場弁えよなぁ」
やたらオシャレな字体で『パチモン』と頬に刻まれたおかげで判別はつくようになった。だが、話し方までそっくりとは驚いたものである。ゲラコにぺちっとデコピンされて「あいたっ!もぉ、扱い悪いわぁ」と不満げに声を上げるパチモン。癖のある発音すら見事に同じだった。
「大体うちの二十分の一くらい動けるんよ。ちょっと大変かもしれへんけど、これ倒せるようになるぐらいが丁度ええか思てな。ヨメちゃんとの新・婚・旅・行♡」
「ハハッ、寝言は寝て言ってくれ。そもそも俺ら結婚してないんだよ」
頑なにやめない嫁扱いには遠い目と苦笑である。ブレないなコイツと思いつつ、パチモンの方を向いた。視線に気付いて「ん?」と笑う顔はゲラコそのものである。その顔を見ると、なんというか、凄く。
「やりづらいな……」
「なんや、ほぼ一緒やから気が引けるんか?ワハハ、ヨメちゃんは優しいなぁ。大丈夫や、ひと思いにグッサリいったって!」
「まぁやれたらの話やけどな!うちもすぐにはやられたないし」
パチモンはゲラコに剣を貰うと距離をとって、随分ダラけた構えで待機。そして「どこからでもかかってきぃやぁ」と軽く手を振った。えー、と困惑するヨメルタが横目でゲラコを確認したところ、問答無用とばかりに顎で指される。まだ剣の使い方も知らないというのに、とんだ無茶ぶりである。
しかしまぁ、やらなければ話が進まないので。とりあえず縦に構えたまま走り出して、ヨメルタは剣を斜めに振りかぶった。当然パチモンは剣を滑り込ませて防御し、ギリギリと鍔迫り合いに。押し切るのは難しいか──そう思った時、パチモンはにぃ、といつもの悪戯な笑顔を見せた。つい、ヨメルタの力が少し緩む。
強い力で弾き飛ばされたヨメルタは後方へたたらを踏んだ。パチモンはその隙にサッと距離を詰め、ヨメルタのほっぺをぷにっとつつく。すぐに軽やかなステップで後退していくのを見送ってから、ヨメルタはハッと我に返った。
「はぁい、お情けはアカンでぇ」
「あんたもお情けでほっぺつついとったやないか。もぉ、成長には痛みが付きもんやろ?そこは一発ドカンと吹き飛ばさな」
「まだなんも教えてないから初回サービスやって。次はちゃぁんと吹っ飛ばすわ」
「アノー、恐ろしいこと言わないでもらっても……」
「「い・や♡」」
二人の悪魔がニッコリ笑う。ヤバさマシマシのとんでもない光景である。ヨメルタは青ざめた顔で「うわぁ」とドン引きした。今だけは先の未来が見える気がする。そう、自分がボロ雑巾のように地べたへ転がされる未来であった。
「んーヨメちゃんの背やと、うちとほぼ一緒やな。ほな、これくらいか……」
百八十センチ後半といったヨメルタとゲラコの身長はほぼ同じである。彼女は高いヒールを履いているので、実際の身長はもう少し低いだろうが。
適当に取り出した剣の長さを確認してから、ゲラコはヨメルタへ剣を手渡した。ということは、今日から訓練内容が変わるということに他ならない。ついに戦う時がきてしまったかとヨメルタは少し緊張した面持ちである。
「アーやっぱやるんだな、そっちの訓練……」
「当たり前やろ。それともなんや、己の拳一本で戦うんか?きゃーヨメちゃんったら男らしいー!」
「あ、俺急に剣で戦いたくなってきたナァー」
棒読みで流しつつ、受け取った剣を見るヨメルタ。片手剣というには少し大きいが、極々普通の鉄の剣だ。この重さなら十分振り回せるかとなんとなく構えてみる。小さい頃冒険者に憧れて木の枝を振り回していた記憶が蘇った。
「しかし、槍でも斧でも良かっただろ、何で剣なんだ?一番シンプルだからか?」
「そら勿論、勇者ポジは片手剣って決まっとるからや!まぁ大剣でもええんやけど、それはもううちが持っとるからな」
「俺勇者役なの……?じゃあゲラコは何なんだよ」
「主人公を鍛える謎に強い師匠ポジやけど」
「もうお前が戦えよ」
聞かなくてもよかったどうでもいい理由に頭を痛める。ヨメルタ的には槍かなぁと思っていたのだが、何にせよ素人なので別にこだわりはなかった。
「一応水晶玉で占った結果やから、ヨメちゃんに一番おうてるんは間違いないんやで?」
「水晶玉ァ……?そんなんで占えるのか」
「困った時には便利やで、わりと運ゲーやけど。ヨメちゃんのこともこれで占って探したんよ。ラッキースポットは牢屋、ラッキーカラーは緑!って感じでな」
「クソッ、俺の髪が父さん似だったばっかりに……!」
最初から逃れようがなかったんじゃねぇか、とこれまた頭が痛い。そうでもなければわざわざ嫁を探しに奴隷のところまで来るかという話なので分かるには分かるが、相変わらず理解できない思考だった。考えても仕方ないため早々に切り替えて本題へ。
「で、俺はこれでどれくらい戦えるようになればいいんだ?」
「そうやねぇ、あんまここでの訓練に時間かけてもおもんないから……」
ゲラコは思いついたように手を叩いてから、パッと両手を広げてにっこり笑った。
「ゲラコちゃんレベル1を倒せたら合格っちゅうわけで、頑張ってや♡」
「レベル1を倒すって、何か条件でも達成すればいいのか?」
「ううん、言葉の通りやで?」
ヨメルタが首を傾げていたら「まぁ見た方が早いわ」と言ってゲラコは人差し指をくるくる回した。すると光の粒子が一箇所に集まって──ぽこんっ。
「な、な、お、お前」
「「やっほー、みんなのゲラコちゃんやで!!!」」
「雑に増えるなッ!!!」
ゲラコの隣にもう一人、彼女と寸分違わぬ見た目をしたゲラコもどきが立っていた。仲良く揃って手を振る様は、もはや過労の時に見る悪夢である。非常に怖い。
複製魔法の一種なのだろうか、しかしここまで完成度の高いものを作れるものなのか……魔法使いではないヨメルタは、細かいことまでは知らなかった。が、何はともあれ凄くヤバいことだけは分かる。あれに……勝たなきゃいけないのか……?
「ちょっと分かりづらいからほっぺにマーク入れとくわな、ほれ、パチモンってな」
「パチモン扱いはヒドいんとちゃう?うちかて生命やのにぃ」
「はいはいうちのドッペルゲンガー風情が、立場弁えよなぁ」
やたらオシャレな字体で『パチモン』と頬に刻まれたおかげで判別はつくようになった。だが、話し方までそっくりとは驚いたものである。ゲラコにぺちっとデコピンされて「あいたっ!もぉ、扱い悪いわぁ」と不満げに声を上げるパチモン。癖のある発音すら見事に同じだった。
「大体うちの二十分の一くらい動けるんよ。ちょっと大変かもしれへんけど、これ倒せるようになるぐらいが丁度ええか思てな。ヨメちゃんとの新・婚・旅・行♡」
「ハハッ、寝言は寝て言ってくれ。そもそも俺ら結婚してないんだよ」
頑なにやめない嫁扱いには遠い目と苦笑である。ブレないなコイツと思いつつ、パチモンの方を向いた。視線に気付いて「ん?」と笑う顔はゲラコそのものである。その顔を見ると、なんというか、凄く。
「やりづらいな……」
「なんや、ほぼ一緒やから気が引けるんか?ワハハ、ヨメちゃんは優しいなぁ。大丈夫や、ひと思いにグッサリいったって!」
「まぁやれたらの話やけどな!うちもすぐにはやられたないし」
パチモンはゲラコに剣を貰うと距離をとって、随分ダラけた構えで待機。そして「どこからでもかかってきぃやぁ」と軽く手を振った。えー、と困惑するヨメルタが横目でゲラコを確認したところ、問答無用とばかりに顎で指される。まだ剣の使い方も知らないというのに、とんだ無茶ぶりである。
しかしまぁ、やらなければ話が進まないので。とりあえず縦に構えたまま走り出して、ヨメルタは剣を斜めに振りかぶった。当然パチモンは剣を滑り込ませて防御し、ギリギリと鍔迫り合いに。押し切るのは難しいか──そう思った時、パチモンはにぃ、といつもの悪戯な笑顔を見せた。つい、ヨメルタの力が少し緩む。
強い力で弾き飛ばされたヨメルタは後方へたたらを踏んだ。パチモンはその隙にサッと距離を詰め、ヨメルタのほっぺをぷにっとつつく。すぐに軽やかなステップで後退していくのを見送ってから、ヨメルタはハッと我に返った。
「はぁい、お情けはアカンでぇ」
「あんたもお情けでほっぺつついとったやないか。もぉ、成長には痛みが付きもんやろ?そこは一発ドカンと吹き飛ばさな」
「まだなんも教えてないから初回サービスやって。次はちゃぁんと吹っ飛ばすわ」
「アノー、恐ろしいこと言わないでもらっても……」
「「い・や♡」」
二人の悪魔がニッコリ笑う。ヤバさマシマシのとんでもない光景である。ヨメルタは青ざめた顔で「うわぁ」とドン引きした。今だけは先の未来が見える気がする。そう、自分がボロ雑巾のように地べたへ転がされる未来であった。
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