香港旅行記

mk

文字の大きさ
上 下
2 / 10

凍死寸前 冬キャンプ

しおりを挟む
香港で知り合った上海人にキャンプに誘われた。

多国籍な男女6人で、船を使って離島に降りた。暖かい香港だが、12月なのでさすがに夜は冷える。
準備の段階から、みんな軽装で寝袋も持たないのは現地で借りれるのかと安心した。

現地に着くと、綺麗な海とテントサイトがあった。というか、それだけしか無い。 日中は、各自テントやハンモックを張ったり木を集めたり料理の下準備をしたりして夜の宴会に備えた。

夕焼けが訪れた頃、風が強くなってきたが、何故か誰も寒そうじゃない。一年中、エアコンが回っている香港に住む人は寒さに強い気がする。私もお酒を飲んで寒さを紛らす事に成功したが、最初のうちだけだった。

離島の夜は、テントサイトのあちこちで盛り上がっていた。豚を丸ごと焼いたり、サイコロゲームしたり、歌ったり踊ったり。日本のキャンプとは違っていた。とても自由で楽しい。
深夜までさんざん遊んで、ようやく寝る事にした。しかし、やっぱり寝袋が無いと寒過ぎて眠れなかった。非常に眠いけど、寝たら凍死しそうな程寒い。テントから出てみると同じ境遇の仲間が彷徨っていたので、結局、明け方まで眠らずにお酒を飲み続ける事となった。
しおりを挟む

処理中です...