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【催眠/洗脳】貴族に気に入られて洗脳されてしまい囲われました
1話
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むかしむかしあるところに貧民生まれの少年と弟がいました。少年は両親に先立たれ、弟と二人三脚で細々と生きてきました。
日雇いの仕事を繰り返してきたが、食うのがやっとでとても学校など通えません。
少年はせめて弟だけでもと雇先を探し始めました。しかし門前払いが多く、ボランティアからの施しと日雇いの雑用でこなす日々。
そしてある日、街でも屈指の資産家であり貴族の使用人募集を目にしました。その貴族は変わり者だとよく噂されている人物でしたが、少年には具体的にどのような事を指すのかまではわかりません。
ダメ元でも少年は応募し、面接を受けることにしたのでした。
******
「君、私の陰間になる気はないかね」
対面で座った途端に突拍子もない事を言われ少年は困惑する。
「え…それはどういう…」
「陰間というのは…」
「意味は分かります」
「それは何よりだ」
相手は冗談なのだろうか?
それとも本気なのだろうか?
冗談であれば自分は不採用なのだろうか。こちらが断りそうな事を投げかけて破談にしたいのかもしれない。しかし本気であったとしても少年にはとても受け入れられなかった。
「……申し訳ありませんこのお話はなかった事に」
苦渋の決断だったが、自分にとってはどうあっても受け入れらないと思い深々と頭を下げる。
少年にとってはその動作はもう慣れたものだった。
今回も駄目だった、それだけの事。
「うん、採用」
「は?」
立ち上がり踵を返そうとしたところ相手からは予想にない言葉をかけられる。
「悩んでいるところがいいね。育て甲斐がありそうな子だ」
「あの、すみませんがそのお話は……」
「ああ、さっきのは冗談だよ。仕事は普通の家事手伝いなどの雑務、私の補助が主な仕事だ。必要な物があればこちらで用意しておくから明日から来なさい」
冗談なのか本当なのかさっぱりわからなかったが、雇って貰えるようなのでひとまず少年は胸を撫で下ろし、気になる事もありつつも通う事になった。
******
「弟くん、大学受かったそうだね。おめでとう」
「とんでもない、貴方様のお陰です。しかも俺にも沢山教わる機会を頂いて……言葉もありません」
深々と謝意を伝え、頭を下げる少年。
雇われる時の不信感は払拭され、すっかりお互いに信頼関係が生まれていた。
「いやいや、君は本当に筋がいいよ。私の仕事の補助の為と思って教えていた事だったが、もはや君がいないと仕事が回らないほどだ」
少年は照れ臭く笑う。
彼は本当に気前がよく、教養があり親切に少年に接してきてくれた。
「弟くんは寮に入るんだろう?」
「はい」
「よかったら君もうちで泊まり込みしてくれないかな?そうすれば色々と都合がいい」
「え…いいんですか?」
丁度資金が貯まってきて、今まで育ってきた古家を解体し新しい家を建てようかと考えていた頃だった。
それを彼に伝えると「いい大工を紹介するよ」とまで言ってくれた。
少年は彼を親のように慕い、ますます仕事に精をだすのだった。
それからまた数ヶ月後
少年は話があるからと彼に呼び出される。
「それで考えてくれたかね」
「何をですか?」
仕事で該当する案件がなかった為、少年は質問の真意を訪ねる。
「私の陰間になる話だよ」
一瞬頭がフリーズする。
それは最初の面接のときに言われた言葉だったが、冗談だと訂正されたし、それ以来そんな素振りもなかった。
「えと…ご冗談を」
「冗談ではなかったんだ。どうかね」
彼と長く付き合ってきただけに様子から本気である事を察した。一気に胃が冷えていくのを感じる。
信頼していたい少年は断っても自分を尊重してくれるだろうと、絞り出すように本音を伝えた。
「そうか……残念だけど」
これで伝わったと思った少年が肩を下ろした瞬間
パチンと指を鳴らし
「服を脱ぎなさい」
とだけ彼は言った。
「なっ…だから俺は──…?!」
意に反してパサリと自分の服が落ちた。
身体が己の意に反して衣服を脱いでいく。
「いやだ…なんで…」
「その顔が見たかった」
彼はニチャアと見たことない笑顔を見せる。その笑顔はとても不気味で、みるみる少年から血の気を奪う。
「強引なやり方は好まないが……君のその表情はなかなか昂るね」
それまで紳士的で、親切で、親のように慕ってきた彼とは思えない卑猥な言葉をどんどん投げ掛けられる。
「君を一目見た時から犯したくて仕方なかったんだが、同意を得られなかった。……これ以上待てないからね。そして意識をも支配するか、意識を支配しないで操るかも迷ったんだが、こっちの方が興奮しそうだ」
ぶるんと彼のモノを露出される
「見たまえ、これが君への気持ちだ」
さあおいでと声をかけられるまま、青ざめて震え、口では嫌がりながらも少年の体は言われるまま従った。
涙を溢れんばかりに溜めて少年は指示に従い彼のもをしゃぶり出す。その怯える表情の少年の頭を撫でながら興奮した様子で彼は話し出す。
「大丈夫だよ、これからも君の事は大事にする。何も変わりはしない。私と君の仲がより深くなっただけだ」
私の世話の時間が増えてしまうから忙しくなるかな?と付け加えながら、息が荒くなってきた彼は少年の頭を押さえ込みその欲望を咥内にぶちまけた。
「ぷはっ……!!ごほっごほっ」
解放された少年は蒸せ反る匂いと嚥下に抵抗がある白濁を床に溢した。
「辛そうだね……そうだ!」
またパチンと指を鳴らすと
彼の精は甘くて美味しいと命令する。
少年が目を見開く。彼は「これでしゃぶりやすくなっただろう」と少年に再度同様の行為を指示した。
すると少年は信じられないという顔をしながら、先ほどより行為に抵抗がなくなり精を放たれると今度はごくんと嚥下した。その表情は絶望に震え、目尻に溜めていた涙が頬を伝った。
「さあ次は下のお口を可愛がってあげよう」
少年を仰向けに寝かせ、腰に枕を当て、秘部を解していく。
不安になった少年が制止を促すも、いつもの彼のように「大丈夫だよ」と優しく窘めながら、その口をねっとりとした口づけで塞いだ。
少年はその巧みな舌使いとキスだけで蕩けてしまい、力が入らなくなる。
やがて準備ができたようで彼は自分のものをあてがい挿入していった。
「あっああ……ッ!やだ……やめ……」
「はぁ……可愛いねぇ………いい子だ」
そう耳元で囁かれるとゾクゾクと背中に電流が走るような感覚を覚える。
そのまま彼は抽挿を始める。
快楽でおかしくなりそうで必死に抵抗するが無駄だった。彼は的確にポイントを突いてくる。
何度も何度も突かれ、少年は頭が真っ白になり思考が働かなくなり涙と甘い声が溢れる。
その様子に嗜虐心がそそられた彼は更に抽挿を繰り返す。少年が一際甲高い悲鳴をあげると絶頂を迎える。同時に彼も果てた。
一通り行為が終わると彼はまたパチンと指を鳴らし少年の目を見て告げる。
「行為の記憶は封印するんだ。そして明日も君はいつも通り。いいね?」
「………はい」
目に光を失った少年の意識は遠き、気付いた時は"呼び出された記憶"はなくなっていた。
******
次の日の夜も、その次の日も。行為を繰り返しては記憶を封印していった彼と少年の生活は表向き何も変化はなかった。
いつも彼に告げられては絶望し、果てる少年だったが、ある日のこと。変化が訪れた。
それはいつも通り少年を呼び出し、行為に及ぼうと催眠の命令をした時だった。
「あ……ご主人様が……本当に俺のこと……」
恍惚とした表情で少年は行為を素直に受けいれた。
嗜虐心を満たす行為ではあったが、罪悪感がなかったわけではない。
これまでただ催眠で身体を強制する範囲ではできなかった事もできると、ニチャァと彼は喜びに口を歪めた。
「あ……あん……ごしゅじ、ん、さまっ……あっあ」
彼は仰向けに寝そべり、それの上に跨る少年は秘部を屹立に擦り付けさせている。
いやらしい腰遣いでズブズブと自ら腰を埋めていく。
どうやら行為の記憶自体はなくても、累積した快楽が彼に対し性的な好意を抱かせていったようだ。
仕事に支障が出るかもしれないと、同意が得れていない行為の記憶は封印してきたが、それがこんな良い意味で転がるとは思わなかった。彼は思う存分、少年と交わりつくした。
******
結果的に同意を得ても、催眠を掛けた限り行為の記憶は封印していたが、彼は少年にある期待を寄せるようになっていた。そしてそれはついに訪れたのだった。
いつものように彼は少年を呼んだ。
「ご主人、様……いけない事だとはわかっているんですが……」
少年は正気だ。なんの催眠も、強制もしていない。
ただ呼び出して二人きりでベッドで寛いでいただけで、もじもじと落ち着かず、恍惚とした表情で上目遣いをしている。
「どうかしたのかな?」
にこやかにそう言いながら少年に嫌らしい手つきで腰を回す。
少年は頬を赤らめながら口を開く。
「あ、あの……最近、夜になると……変な気持ちになる、というか……なんかムズムズとします……でも、嫌じゃないんです……」
「ほう、どんな風にかな?言ってごらん」
そう優しく言う彼の目は獲物を狙う獣のような眼差しで少年を見つめている。少年はゴクリと喉を鳴らしながら答えた。
「ご、ご主人様の事を考えると……頭がふわーってなって、ぼーっとしてしまうんです……」
恥ずかしそうに少年は答えると、彼は「それで?」と続きを促してくる。
「は、はい。それで……こことか……お尻の奥がきゅぅってして切なくなって……苦しくて……」
そう言うと、少年は無意識なのか自分の股間に手を這わせ撫でていた。その姿は扇情的で彼は自分のものに血液が溜まるのを感じた。
「じゃあこれはどういうことなんだい?」
「あっあぁ!」
彼のものがぐいっと押しつけられ少年はその質量に驚きながらも興奮していた。
「そ、それは……わかりません」
少年は申し訳なさそうな表情を浮かべたが彼はそんなことは気に留めず、「そうだよね」と優しく微笑むと、そのまま少年を押し倒した。
それから二人は激しく求め出し、受け入れる準備が出来る頃は少年が自ら足を開いて秘部を手で押し拡げて見せた。
「はあ……旦那さまので……ここをいっぱいにしてください」
少年の様子に、彼は舌なめずりをして己の怒張を思う存分注いだ。
日雇いの仕事を繰り返してきたが、食うのがやっとでとても学校など通えません。
少年はせめて弟だけでもと雇先を探し始めました。しかし門前払いが多く、ボランティアからの施しと日雇いの雑用でこなす日々。
そしてある日、街でも屈指の資産家であり貴族の使用人募集を目にしました。その貴族は変わり者だとよく噂されている人物でしたが、少年には具体的にどのような事を指すのかまではわかりません。
ダメ元でも少年は応募し、面接を受けることにしたのでした。
******
「君、私の陰間になる気はないかね」
対面で座った途端に突拍子もない事を言われ少年は困惑する。
「え…それはどういう…」
「陰間というのは…」
「意味は分かります」
「それは何よりだ」
相手は冗談なのだろうか?
それとも本気なのだろうか?
冗談であれば自分は不採用なのだろうか。こちらが断りそうな事を投げかけて破談にしたいのかもしれない。しかし本気であったとしても少年にはとても受け入れられなかった。
「……申し訳ありませんこのお話はなかった事に」
苦渋の決断だったが、自分にとってはどうあっても受け入れらないと思い深々と頭を下げる。
少年にとってはその動作はもう慣れたものだった。
今回も駄目だった、それだけの事。
「うん、採用」
「は?」
立ち上がり踵を返そうとしたところ相手からは予想にない言葉をかけられる。
「悩んでいるところがいいね。育て甲斐がありそうな子だ」
「あの、すみませんがそのお話は……」
「ああ、さっきのは冗談だよ。仕事は普通の家事手伝いなどの雑務、私の補助が主な仕事だ。必要な物があればこちらで用意しておくから明日から来なさい」
冗談なのか本当なのかさっぱりわからなかったが、雇って貰えるようなのでひとまず少年は胸を撫で下ろし、気になる事もありつつも通う事になった。
******
「弟くん、大学受かったそうだね。おめでとう」
「とんでもない、貴方様のお陰です。しかも俺にも沢山教わる機会を頂いて……言葉もありません」
深々と謝意を伝え、頭を下げる少年。
雇われる時の不信感は払拭され、すっかりお互いに信頼関係が生まれていた。
「いやいや、君は本当に筋がいいよ。私の仕事の補助の為と思って教えていた事だったが、もはや君がいないと仕事が回らないほどだ」
少年は照れ臭く笑う。
彼は本当に気前がよく、教養があり親切に少年に接してきてくれた。
「弟くんは寮に入るんだろう?」
「はい」
「よかったら君もうちで泊まり込みしてくれないかな?そうすれば色々と都合がいい」
「え…いいんですか?」
丁度資金が貯まってきて、今まで育ってきた古家を解体し新しい家を建てようかと考えていた頃だった。
それを彼に伝えると「いい大工を紹介するよ」とまで言ってくれた。
少年は彼を親のように慕い、ますます仕事に精をだすのだった。
それからまた数ヶ月後
少年は話があるからと彼に呼び出される。
「それで考えてくれたかね」
「何をですか?」
仕事で該当する案件がなかった為、少年は質問の真意を訪ねる。
「私の陰間になる話だよ」
一瞬頭がフリーズする。
それは最初の面接のときに言われた言葉だったが、冗談だと訂正されたし、それ以来そんな素振りもなかった。
「えと…ご冗談を」
「冗談ではなかったんだ。どうかね」
彼と長く付き合ってきただけに様子から本気である事を察した。一気に胃が冷えていくのを感じる。
信頼していたい少年は断っても自分を尊重してくれるだろうと、絞り出すように本音を伝えた。
「そうか……残念だけど」
これで伝わったと思った少年が肩を下ろした瞬間
パチンと指を鳴らし
「服を脱ぎなさい」
とだけ彼は言った。
「なっ…だから俺は──…?!」
意に反してパサリと自分の服が落ちた。
身体が己の意に反して衣服を脱いでいく。
「いやだ…なんで…」
「その顔が見たかった」
彼はニチャアと見たことない笑顔を見せる。その笑顔はとても不気味で、みるみる少年から血の気を奪う。
「強引なやり方は好まないが……君のその表情はなかなか昂るね」
それまで紳士的で、親切で、親のように慕ってきた彼とは思えない卑猥な言葉をどんどん投げ掛けられる。
「君を一目見た時から犯したくて仕方なかったんだが、同意を得られなかった。……これ以上待てないからね。そして意識をも支配するか、意識を支配しないで操るかも迷ったんだが、こっちの方が興奮しそうだ」
ぶるんと彼のモノを露出される
「見たまえ、これが君への気持ちだ」
さあおいでと声をかけられるまま、青ざめて震え、口では嫌がりながらも少年の体は言われるまま従った。
涙を溢れんばかりに溜めて少年は指示に従い彼のもをしゃぶり出す。その怯える表情の少年の頭を撫でながら興奮した様子で彼は話し出す。
「大丈夫だよ、これからも君の事は大事にする。何も変わりはしない。私と君の仲がより深くなっただけだ」
私の世話の時間が増えてしまうから忙しくなるかな?と付け加えながら、息が荒くなってきた彼は少年の頭を押さえ込みその欲望を咥内にぶちまけた。
「ぷはっ……!!ごほっごほっ」
解放された少年は蒸せ反る匂いと嚥下に抵抗がある白濁を床に溢した。
「辛そうだね……そうだ!」
またパチンと指を鳴らすと
彼の精は甘くて美味しいと命令する。
少年が目を見開く。彼は「これでしゃぶりやすくなっただろう」と少年に再度同様の行為を指示した。
すると少年は信じられないという顔をしながら、先ほどより行為に抵抗がなくなり精を放たれると今度はごくんと嚥下した。その表情は絶望に震え、目尻に溜めていた涙が頬を伝った。
「さあ次は下のお口を可愛がってあげよう」
少年を仰向けに寝かせ、腰に枕を当て、秘部を解していく。
不安になった少年が制止を促すも、いつもの彼のように「大丈夫だよ」と優しく窘めながら、その口をねっとりとした口づけで塞いだ。
少年はその巧みな舌使いとキスだけで蕩けてしまい、力が入らなくなる。
やがて準備ができたようで彼は自分のものをあてがい挿入していった。
「あっああ……ッ!やだ……やめ……」
「はぁ……可愛いねぇ………いい子だ」
そう耳元で囁かれるとゾクゾクと背中に電流が走るような感覚を覚える。
そのまま彼は抽挿を始める。
快楽でおかしくなりそうで必死に抵抗するが無駄だった。彼は的確にポイントを突いてくる。
何度も何度も突かれ、少年は頭が真っ白になり思考が働かなくなり涙と甘い声が溢れる。
その様子に嗜虐心がそそられた彼は更に抽挿を繰り返す。少年が一際甲高い悲鳴をあげると絶頂を迎える。同時に彼も果てた。
一通り行為が終わると彼はまたパチンと指を鳴らし少年の目を見て告げる。
「行為の記憶は封印するんだ。そして明日も君はいつも通り。いいね?」
「………はい」
目に光を失った少年の意識は遠き、気付いた時は"呼び出された記憶"はなくなっていた。
******
次の日の夜も、その次の日も。行為を繰り返しては記憶を封印していった彼と少年の生活は表向き何も変化はなかった。
いつも彼に告げられては絶望し、果てる少年だったが、ある日のこと。変化が訪れた。
それはいつも通り少年を呼び出し、行為に及ぼうと催眠の命令をした時だった。
「あ……ご主人様が……本当に俺のこと……」
恍惚とした表情で少年は行為を素直に受けいれた。
嗜虐心を満たす行為ではあったが、罪悪感がなかったわけではない。
これまでただ催眠で身体を強制する範囲ではできなかった事もできると、ニチャァと彼は喜びに口を歪めた。
「あ……あん……ごしゅじ、ん、さまっ……あっあ」
彼は仰向けに寝そべり、それの上に跨る少年は秘部を屹立に擦り付けさせている。
いやらしい腰遣いでズブズブと自ら腰を埋めていく。
どうやら行為の記憶自体はなくても、累積した快楽が彼に対し性的な好意を抱かせていったようだ。
仕事に支障が出るかもしれないと、同意が得れていない行為の記憶は封印してきたが、それがこんな良い意味で転がるとは思わなかった。彼は思う存分、少年と交わりつくした。
******
結果的に同意を得ても、催眠を掛けた限り行為の記憶は封印していたが、彼は少年にある期待を寄せるようになっていた。そしてそれはついに訪れたのだった。
いつものように彼は少年を呼んだ。
「ご主人、様……いけない事だとはわかっているんですが……」
少年は正気だ。なんの催眠も、強制もしていない。
ただ呼び出して二人きりでベッドで寛いでいただけで、もじもじと落ち着かず、恍惚とした表情で上目遣いをしている。
「どうかしたのかな?」
にこやかにそう言いながら少年に嫌らしい手つきで腰を回す。
少年は頬を赤らめながら口を開く。
「あ、あの……最近、夜になると……変な気持ちになる、というか……なんかムズムズとします……でも、嫌じゃないんです……」
「ほう、どんな風にかな?言ってごらん」
そう優しく言う彼の目は獲物を狙う獣のような眼差しで少年を見つめている。少年はゴクリと喉を鳴らしながら答えた。
「ご、ご主人様の事を考えると……頭がふわーってなって、ぼーっとしてしまうんです……」
恥ずかしそうに少年は答えると、彼は「それで?」と続きを促してくる。
「は、はい。それで……こことか……お尻の奥がきゅぅってして切なくなって……苦しくて……」
そう言うと、少年は無意識なのか自分の股間に手を這わせ撫でていた。その姿は扇情的で彼は自分のものに血液が溜まるのを感じた。
「じゃあこれはどういうことなんだい?」
「あっあぁ!」
彼のものがぐいっと押しつけられ少年はその質量に驚きながらも興奮していた。
「そ、それは……わかりません」
少年は申し訳なさそうな表情を浮かべたが彼はそんなことは気に留めず、「そうだよね」と優しく微笑むと、そのまま少年を押し倒した。
それから二人は激しく求め出し、受け入れる準備が出来る頃は少年が自ら足を開いて秘部を手で押し拡げて見せた。
「はあ……旦那さまので……ここをいっぱいにしてください」
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