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【睡姦】据え膳に攻めがたまらず睡姦してしまった話
2話
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後日
風呂上がりでお互いに
石鹸の香りを感じながら
「はあ…ダメだ、頼む、熟睡してから好きにしてくれないか」
いたたまれなくなって音を上げる
「そんな寂しい事いうなよ」
すっかり開き直って
甘えた態度で距離を詰めてくる相手
「今回は最後までしないから、まったりしよう」
「個人的にはさっさと出して終わってくれる方が楽だ」
「夢がなさすぎる」
くくく、と笑いながら
自分の服を脱がしていく
相手は本当に肌の触れ合いが嬉しいようだ
「ん…、なんでさっさと脱がさないんだ」
「そういうのも楽しみ」
「そういうの、よく、わからない」
身体を確かめるような触り方をしつつ
少しずつ服を肌蹴させていく
「脱がしてみる?」
それとも俺は着たままにする?
そう聞かれて相手の余裕ぶりが
気に入らないものの
素直に相手の衣服も気が付いたら脱がしていく
相手の手つきが
敏感な部分をあえて避けて
触れていくのが
じれったくもどかしい
行為の目的なら
早く気持ちよくして終わってしまえばいいのに
そう何度も過るが
同じように躱されるだけだと思って噤んでいると
相手がなんだか楽しげな吐息を漏らす
「エロい」
「は?!」
まだ服も脱がしきっていないし
お互いまだ触りあっているだけなのに
言葉の真意がわからず変な声が出てしまう
相手はくっくっくっと
静かに笑いながら
「腰、動いてる」
「なっ…」
焦れったく触れられているのが
悩ましく腰が動いていたようで
「焦らすのは、そういうのも楽しむ」
「ッ…趣味が悪い」
ばつが悪くてつい悪態をついてしまう
「良い趣味だろ?」
「ん…っ」
焦らされていた敏感な部分に
やっと触れられ
びくんと身体が跳ねる
片手で耳を優しくいじりながら
口づけを重ねる
相手の舌が誘うように唇をつつく
おずおずと舌を出すと
絡められて軽く吸われる
唇の触れ合いを楽しんだら
次は胸の頂きを食み、愛でていき
身体の線から秘所に近い部分をなぞられ
もう衣服は全て脱ぎ捨て
お互いの零れる吐息が
熱っぽく濡れていく
密着して感じる面積が拡がり
身体の境界線が溶けていく
「あ、…こら…そこ…」
最後までしないと言ったのに
後ろの秘部に指を伸ばされる
「弄るだけだって」
相手の声色は余裕がなさそうで
少しかすれている
自分も最初は触れ合いだけなんて
退屈だろうと思って止まなかった気持ちが
すっかり肌の触れ合いに夢中になっていた
ぬるぬると先走りを塗りつけられて
つぷ、と指が入り込み
ビクンと反射的に反応してしまう
「んう…やだ、って…」
言葉では抵抗するが
とろけてきた思考では実際の抵抗まで及ばず
肌の重ねあいに夢中になる
汗と先走り、潤滑剤で
密着感覚が上がり本当に
身も心も溶けていくようだ
何度か体の向きを変えた時
すっかり身も心もどろどろで
それが擦り付けられていても
すぐに気づけず
「ぁ、あ、あっ…!」
楔を打ちこまれ
奥を穿たれた衝撃で
約束を破られた事に気付いた
「だ、め、…お…いっ…!んんっ…!」
「はあ…無理…こんな…やらしい」
途切れ途切れ
うわ言のように言い訳を繰り返しながら
ベットにうつ伏せにした上から
がちゅがちゅと奥を狙って貫いていく
上から抑えつけられているため
抵抗もできず
まともに衝撃を食らってしまい
逃げようのない熱毒に
ふわふわとした快楽から
狂おしい快楽に気が蝕まれ
「あ、ああっ…ううあ…ッあやあ…!」
抑制できない声と
お互いが繋がる激しい水音で
部屋も脳内も満たされて
何もかも貪られていった
*****
「…あのな」
「ん、悪かったと思う」
「………」
すっかり相手は開き直って
とても悪びれそうに見えない
「他に問題あるなら聞く」
「………」
「………」
「………恥ずかしいんだが」
「慣れよう」
目を輝かしながら手を握られた
困ったことにすっかり相手のペースになってしまっていた
風呂上がりでお互いに
石鹸の香りを感じながら
「はあ…ダメだ、頼む、熟睡してから好きにしてくれないか」
いたたまれなくなって音を上げる
「そんな寂しい事いうなよ」
すっかり開き直って
甘えた態度で距離を詰めてくる相手
「今回は最後までしないから、まったりしよう」
「個人的にはさっさと出して終わってくれる方が楽だ」
「夢がなさすぎる」
くくく、と笑いながら
自分の服を脱がしていく
相手は本当に肌の触れ合いが嬉しいようだ
「ん…、なんでさっさと脱がさないんだ」
「そういうのも楽しみ」
「そういうの、よく、わからない」
身体を確かめるような触り方をしつつ
少しずつ服を肌蹴させていく
「脱がしてみる?」
それとも俺は着たままにする?
そう聞かれて相手の余裕ぶりが
気に入らないものの
素直に相手の衣服も気が付いたら脱がしていく
相手の手つきが
敏感な部分をあえて避けて
触れていくのが
じれったくもどかしい
行為の目的なら
早く気持ちよくして終わってしまえばいいのに
そう何度も過るが
同じように躱されるだけだと思って噤んでいると
相手がなんだか楽しげな吐息を漏らす
「エロい」
「は?!」
まだ服も脱がしきっていないし
お互いまだ触りあっているだけなのに
言葉の真意がわからず変な声が出てしまう
相手はくっくっくっと
静かに笑いながら
「腰、動いてる」
「なっ…」
焦れったく触れられているのが
悩ましく腰が動いていたようで
「焦らすのは、そういうのも楽しむ」
「ッ…趣味が悪い」
ばつが悪くてつい悪態をついてしまう
「良い趣味だろ?」
「ん…っ」
焦らされていた敏感な部分に
やっと触れられ
びくんと身体が跳ねる
片手で耳を優しくいじりながら
口づけを重ねる
相手の舌が誘うように唇をつつく
おずおずと舌を出すと
絡められて軽く吸われる
唇の触れ合いを楽しんだら
次は胸の頂きを食み、愛でていき
身体の線から秘所に近い部分をなぞられ
もう衣服は全て脱ぎ捨て
お互いの零れる吐息が
熱っぽく濡れていく
密着して感じる面積が拡がり
身体の境界線が溶けていく
「あ、…こら…そこ…」
最後までしないと言ったのに
後ろの秘部に指を伸ばされる
「弄るだけだって」
相手の声色は余裕がなさそうで
少しかすれている
自分も最初は触れ合いだけなんて
退屈だろうと思って止まなかった気持ちが
すっかり肌の触れ合いに夢中になっていた
ぬるぬると先走りを塗りつけられて
つぷ、と指が入り込み
ビクンと反射的に反応してしまう
「んう…やだ、って…」
言葉では抵抗するが
とろけてきた思考では実際の抵抗まで及ばず
肌の重ねあいに夢中になる
汗と先走り、潤滑剤で
密着感覚が上がり本当に
身も心も溶けていくようだ
何度か体の向きを変えた時
すっかり身も心もどろどろで
それが擦り付けられていても
すぐに気づけず
「ぁ、あ、あっ…!」
楔を打ちこまれ
奥を穿たれた衝撃で
約束を破られた事に気付いた
「だ、め、…お…いっ…!んんっ…!」
「はあ…無理…こんな…やらしい」
途切れ途切れ
うわ言のように言い訳を繰り返しながら
ベットにうつ伏せにした上から
がちゅがちゅと奥を狙って貫いていく
上から抑えつけられているため
抵抗もできず
まともに衝撃を食らってしまい
逃げようのない熱毒に
ふわふわとした快楽から
狂おしい快楽に気が蝕まれ
「あ、ああっ…ううあ…ッあやあ…!」
抑制できない声と
お互いが繋がる激しい水音で
部屋も脳内も満たされて
何もかも貪られていった
*****
「…あのな」
「ん、悪かったと思う」
「………」
すっかり相手は開き直って
とても悪びれそうに見えない
「他に問題あるなら聞く」
「………」
「………」
「………恥ずかしいんだが」
「慣れよう」
目を輝かしながら手を握られた
困ったことにすっかり相手のペースになってしまっていた
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