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強く!
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オレたちは待ち続けた。
あの声がするのを。
ラージャクエストではただモンスターを狩るだけではレベルは上がらない。
そしてその時はちょうどあの日から一ヶ月後にやってきた。
《精神レベルアップを確認。スキルを開放します》
すると情報が頭に流れ込んできた。
「ステータス!」
そう叫ぶ。
名前:硝子
職業:ガンスリンガー
ユニークスキル:アルケミスト ブラックスミス
種族:ヒューマンアンデッド
眷属:シュヴァリエ(祝福:成長の糧)
師弟:杏果
レベル:50
シュヴァリエの祝福のおかげでこのレベルまで早く上げる事が出来た。経験値が増加するのだ。それもぶっ壊れ性能として彼女をバグと呼ばせた一端だ。
スキルの欄も確認する。
ラージャクエストは普通のスキルが無い事でクソゲーと言われたが、運営はそれを変える事は無かった。
来栖は確実にファストステップ持ちだろう。
しかもレベル50で開花させた最速のファストステップだ。名をタイムステップという。
アルケミストの製造物がかなり増加していた。
オレのアルケミストも開花され、ブラックスミスが追加されていた。
アルケミスト消耗品の製造。ブラックスミスは武器や防具などの装備品の製造が可能だ。
プレイヤーの武器は進化するが、製造物の方が強い場合もある。時と場合による。
今出来る最高の装備を作成した。
ガンスリンガーの装備は結構近代っぽくてスタイリッシュだ。
メタトロンも進化し、二丁拳銃になった。
それでも正直来栖に勝つのは厳しいかもしれない。
アンデッドと分かれば、首を切り落とし箱にでも詰められてしまうかもしれない。
「リエ。正直無理かもしれない。それでもオレは杏果を助けたい」
「ご主人はいい顔になったにゃ。僕も強くなった」
「よし!いっちょやりますか!」
ショッピングモールには時々偵察に行き、動向を確認していた。
杏果は子供という事もあって、そこまで悪くはされていなかった。手でも上げられたモノなら突っ込んで返り討ちにされていただろう。
あの女子高生は何があったのだろうか。死体がモール外に捨てられていた。
クールだ。最高に今のオレはクールだ。
やめていた煙草を取り出し火をつける。
「よし。とりあえず杏果の救出が最優先だ。出来れば見つからず連れ出したい」
「わかったにゃ」
大きな釜を肩に掛けながらリエが言う。
…正直猫型の方が隠れやすくていいんじゃないかと思ったが、言わないでおいた。
闇に紛れながらモールに忍び込む。
スピードポーションにアジリティポーションを飲む。似ているが、スピードは速さ、アジリティは軽やかさだ。スピードポーションは青くて苦い。アジリティポーションは緑色でメロンの味がした。
うーん!美味い!
すぐに杏果が見つかった。
皆はテントや店舗で寝ているが、中庭のベンチで横になっていた。
「杏果。起きろ。助けに来たぞ。遅くなってすまん」
杏果はそっと目を覚まし、強くオレに抱きついた。
「おにいちゃん…生きてた…良かった」
そうか。オレがアンデッドである事は知らなかったな。死んだと思っていたのだろう。
「リエさんも…ありがとう」
いつの間にか猫型になっていたリエが頷く。
「さぁ逃げよう」
杏果がオレを引き止める。
「待って!皆を助けなきゃ」
そういうだろうと思ってた。
正直分が悪い。オレは来栖に勝てないだろう。
しかし、ここで逃げたらオレは一生後悔するだろう。
「おーい!来栖出てこい!タイマンだ!」
大声で叫ぶとすぐにそこら中の電気が点いた。
少しして人混みの中から来栖が現れた。
「おいおいおいおいおい!なんで生きてる?そして雑魚がタイマンだと?面白い!お前ら手を出すなよ」
オレたちを囲んでいた来栖の取り巻きが下がる。
すぐさま奴のナイフが飛んでくる。
見える!銃身で弾いた。
続けて奴の足に発砲する。
油断していたのだろう。簡単に当たった。
しかも今回はしっかりと貫通した。
「嘘だろ? こんな短時間でおかしいだろ?」
足を引きずりながらこちらに迫ってくる。
銃弾を全て切り落としながら。
「バケモンが!止まれー!」
次の瞬間目の前に奴が居た。
また腹を刺される。
「ジ・エンドだ雑魚が」
奴が勝利を確信した顔で言う。
すぐさま仕込んであったハイポーションを飲み干した。
前回は痛みにショックで失神してしまったが、今回はなんとか耐えられた。普通なら死ぬだろうがオレはアンデッドだ。
激痛と回復の恍惚の中、メタトロンを打ち込む。
奴の顔が一瞬歪み笑顔になる。
「バイバイベイビー」
大量の血を流しながら倒れた。
…勝った…勝ったんだ!
「タイマンはオレの勝ちだ!支配をやめて助け合ってもらう!」
取り巻きの一部が攻撃してきたが話しにならない。気絶させて終わった。
杏果を見る。笑顔だ。オレやったぜ。
しかし杏果の後ろにいた老人がいきなり彼女を捕まえた。
「中々楽しかったですよ。彼の生態は。しかし君に決めました。硝子君」
何故オレの名前を?何故杏果を捕まえる?
混乱。何も分からない。
「あんたは何者だ?」
やっと声を絞り出した。
「私は魔王と呼ばれるものです。色々観察していたんですが人間は面白いですね」
「魔王だと?杏果を離せ!」
すると老人の背中から大きな黒い羽根が飛び出す。
「城で貴方を待ちましょう」
そういうと飛んで行ってしまった。
全てが突然で頭が追いつかない。
記憶が途切れた。
目を覚ます。
モールの中の様だ。
リエが隣に居る。
話しを聞くとオレは気絶したらしい。
アンデッドでハイポーションを使ったが流石に身体が限界だった様だ。
「また奪われたにゃ」
「そうだ!助けに行かなきゃ!」
「無理だよ。まだね。城はどうやら沖縄にあるみたい。そこへ向かうまでに強くならなきゃ」
「沖縄だって? 今神奈川だぞ! 遠すぎる」
「でも向かうしかないよ」
「くそ!杏果!」
涙が止まらない。あまりにも可哀想だ。あんな小さな子が何度も!
神様がいるなら酷すぎるよ。
体調が治るまで少し時間がかかった。
その内に賢人という男の子と仲良くなった。
あの取り押さえられていた男の子だ。
どうやら正義漢の様で、事あるごとに来栖に反発したが、力で抑えられた様だ。それでも殺されなかったのは来栖の幼馴染だったからだ。
っていうか来栖老けすぎだろう…。
「そうか、杏果を君が守っていてくれたんだね。ありがとう」
「いえ。僕が弱いばかりに来栖に好きにさせてしまっていました。アイツもこの騒動の前はあんなのじゃ無かったんですが…」
「力は人を狂わすものだにゃ」
「そうだな。オレも正しい道を歩まなきゃな」
「ご主人は根がヘタレだから大丈夫にゃ!」
ムキー!いい顔になったとか言ってたのに!
それからオレたちはラージャクエストの事を教えて、皆に登録させた。
色々な仕組みを教え、彼らだけで自衛出来る様にした。
どうやら来栖は狂っていたが、事実人々を守っていた様だ。
彼が居なかったら皆死んでいただろう。
実際あの少女もモンスターにやられた様で、奴隷の様に扱われる者も居たが内情は思ったより苦しくは無かった様だ。
…来栖。人間を撃ってしまった。
そして命を…。
「アニキー!周辺のパトロール終わりました!」
「ご苦労………来栖。」
彼は生きていて、オレも人を殺したくなく、ハイポーションを使って治療をした。
しかも、後で分かったのだが、人を悪へ走らせる精神的モンスター、サイコパスが寄生していた。
オレのキュアポーションで治ったが、リエが気付かなかったらずっと気付かなかっただろう。
「それじゃあ皆さん元気で!」
モールの方々には凄くっ感謝され、指導者として残ってくれと言われた。
しかし杏果を助けなくては!
「賢人は本当にいいの?親も此処にいるんでしょ?」
「はい!杏果ちゃんを助けたいですし、硝子さんの力になりたいです」
なんと彼は着いてきてくれる事になった。
職業もナイトを選んでくれた。
タンクがいなかったから助かる。
しかもユニークスキルはハイパワーだ。
しかも滅茶苦茶好青年。
しかも身長もオレより高い。
しかも学校も凄い大学。
しかもなんか良い匂いする。
しかしイケメンだ。
IKEMENはオレのテキダ。
「よっしゃ行こうか!」
「おーい!アニキ待ってくれ!ひどいじゃないかい」
来栖がやって来る。
此処に残っても気まずいのだろう。ついてくる事になった。
サイコパスのせいだが、やった事は無しにはならない。
「ついてくるの?杏果が怖がるからやめて欲しいんだけど?」
「申し訳なかったですがついてきますよ」
「賢人にも申し訳ないけど、オレはハーレムモノが好きなんだ。っていうか普通勝手にハーレムなるよね? 男はいらん! しかもシュヴァリエは男か女か分からない設定だし! おっぱいあるけど」
「ご主人は変態だにゃ。一応オトコの娘って事にしとくかにゃ」
「すいません硝子さん。せめて髪伸ばしましょうか?」
「アニキ!ドンマイ!」
「あー!もう!いいよ!ありがとうみんな!」
仲間か…。ぼっちニートだったオレには眩しい。
早く杏果も一緒に笑いたいな。
あの声がするのを。
ラージャクエストではただモンスターを狩るだけではレベルは上がらない。
そしてその時はちょうどあの日から一ヶ月後にやってきた。
《精神レベルアップを確認。スキルを開放します》
すると情報が頭に流れ込んできた。
「ステータス!」
そう叫ぶ。
名前:硝子
職業:ガンスリンガー
ユニークスキル:アルケミスト ブラックスミス
種族:ヒューマンアンデッド
眷属:シュヴァリエ(祝福:成長の糧)
師弟:杏果
レベル:50
シュヴァリエの祝福のおかげでこのレベルまで早く上げる事が出来た。経験値が増加するのだ。それもぶっ壊れ性能として彼女をバグと呼ばせた一端だ。
スキルの欄も確認する。
ラージャクエストは普通のスキルが無い事でクソゲーと言われたが、運営はそれを変える事は無かった。
来栖は確実にファストステップ持ちだろう。
しかもレベル50で開花させた最速のファストステップだ。名をタイムステップという。
アルケミストの製造物がかなり増加していた。
オレのアルケミストも開花され、ブラックスミスが追加されていた。
アルケミスト消耗品の製造。ブラックスミスは武器や防具などの装備品の製造が可能だ。
プレイヤーの武器は進化するが、製造物の方が強い場合もある。時と場合による。
今出来る最高の装備を作成した。
ガンスリンガーの装備は結構近代っぽくてスタイリッシュだ。
メタトロンも進化し、二丁拳銃になった。
それでも正直来栖に勝つのは厳しいかもしれない。
アンデッドと分かれば、首を切り落とし箱にでも詰められてしまうかもしれない。
「リエ。正直無理かもしれない。それでもオレは杏果を助けたい」
「ご主人はいい顔になったにゃ。僕も強くなった」
「よし!いっちょやりますか!」
ショッピングモールには時々偵察に行き、動向を確認していた。
杏果は子供という事もあって、そこまで悪くはされていなかった。手でも上げられたモノなら突っ込んで返り討ちにされていただろう。
あの女子高生は何があったのだろうか。死体がモール外に捨てられていた。
クールだ。最高に今のオレはクールだ。
やめていた煙草を取り出し火をつける。
「よし。とりあえず杏果の救出が最優先だ。出来れば見つからず連れ出したい」
「わかったにゃ」
大きな釜を肩に掛けながらリエが言う。
…正直猫型の方が隠れやすくていいんじゃないかと思ったが、言わないでおいた。
闇に紛れながらモールに忍び込む。
スピードポーションにアジリティポーションを飲む。似ているが、スピードは速さ、アジリティは軽やかさだ。スピードポーションは青くて苦い。アジリティポーションは緑色でメロンの味がした。
うーん!美味い!
すぐに杏果が見つかった。
皆はテントや店舗で寝ているが、中庭のベンチで横になっていた。
「杏果。起きろ。助けに来たぞ。遅くなってすまん」
杏果はそっと目を覚まし、強くオレに抱きついた。
「おにいちゃん…生きてた…良かった」
そうか。オレがアンデッドである事は知らなかったな。死んだと思っていたのだろう。
「リエさんも…ありがとう」
いつの間にか猫型になっていたリエが頷く。
「さぁ逃げよう」
杏果がオレを引き止める。
「待って!皆を助けなきゃ」
そういうだろうと思ってた。
正直分が悪い。オレは来栖に勝てないだろう。
しかし、ここで逃げたらオレは一生後悔するだろう。
「おーい!来栖出てこい!タイマンだ!」
大声で叫ぶとすぐにそこら中の電気が点いた。
少しして人混みの中から来栖が現れた。
「おいおいおいおいおい!なんで生きてる?そして雑魚がタイマンだと?面白い!お前ら手を出すなよ」
オレたちを囲んでいた来栖の取り巻きが下がる。
すぐさま奴のナイフが飛んでくる。
見える!銃身で弾いた。
続けて奴の足に発砲する。
油断していたのだろう。簡単に当たった。
しかも今回はしっかりと貫通した。
「嘘だろ? こんな短時間でおかしいだろ?」
足を引きずりながらこちらに迫ってくる。
銃弾を全て切り落としながら。
「バケモンが!止まれー!」
次の瞬間目の前に奴が居た。
また腹を刺される。
「ジ・エンドだ雑魚が」
奴が勝利を確信した顔で言う。
すぐさま仕込んであったハイポーションを飲み干した。
前回は痛みにショックで失神してしまったが、今回はなんとか耐えられた。普通なら死ぬだろうがオレはアンデッドだ。
激痛と回復の恍惚の中、メタトロンを打ち込む。
奴の顔が一瞬歪み笑顔になる。
「バイバイベイビー」
大量の血を流しながら倒れた。
…勝った…勝ったんだ!
「タイマンはオレの勝ちだ!支配をやめて助け合ってもらう!」
取り巻きの一部が攻撃してきたが話しにならない。気絶させて終わった。
杏果を見る。笑顔だ。オレやったぜ。
しかし杏果の後ろにいた老人がいきなり彼女を捕まえた。
「中々楽しかったですよ。彼の生態は。しかし君に決めました。硝子君」
何故オレの名前を?何故杏果を捕まえる?
混乱。何も分からない。
「あんたは何者だ?」
やっと声を絞り出した。
「私は魔王と呼ばれるものです。色々観察していたんですが人間は面白いですね」
「魔王だと?杏果を離せ!」
すると老人の背中から大きな黒い羽根が飛び出す。
「城で貴方を待ちましょう」
そういうと飛んで行ってしまった。
全てが突然で頭が追いつかない。
記憶が途切れた。
目を覚ます。
モールの中の様だ。
リエが隣に居る。
話しを聞くとオレは気絶したらしい。
アンデッドでハイポーションを使ったが流石に身体が限界だった様だ。
「また奪われたにゃ」
「そうだ!助けに行かなきゃ!」
「無理だよ。まだね。城はどうやら沖縄にあるみたい。そこへ向かうまでに強くならなきゃ」
「沖縄だって? 今神奈川だぞ! 遠すぎる」
「でも向かうしかないよ」
「くそ!杏果!」
涙が止まらない。あまりにも可哀想だ。あんな小さな子が何度も!
神様がいるなら酷すぎるよ。
体調が治るまで少し時間がかかった。
その内に賢人という男の子と仲良くなった。
あの取り押さえられていた男の子だ。
どうやら正義漢の様で、事あるごとに来栖に反発したが、力で抑えられた様だ。それでも殺されなかったのは来栖の幼馴染だったからだ。
っていうか来栖老けすぎだろう…。
「そうか、杏果を君が守っていてくれたんだね。ありがとう」
「いえ。僕が弱いばかりに来栖に好きにさせてしまっていました。アイツもこの騒動の前はあんなのじゃ無かったんですが…」
「力は人を狂わすものだにゃ」
「そうだな。オレも正しい道を歩まなきゃな」
「ご主人は根がヘタレだから大丈夫にゃ!」
ムキー!いい顔になったとか言ってたのに!
それからオレたちはラージャクエストの事を教えて、皆に登録させた。
色々な仕組みを教え、彼らだけで自衛出来る様にした。
どうやら来栖は狂っていたが、事実人々を守っていた様だ。
彼が居なかったら皆死んでいただろう。
実際あの少女もモンスターにやられた様で、奴隷の様に扱われる者も居たが内情は思ったより苦しくは無かった様だ。
…来栖。人間を撃ってしまった。
そして命を…。
「アニキー!周辺のパトロール終わりました!」
「ご苦労………来栖。」
彼は生きていて、オレも人を殺したくなく、ハイポーションを使って治療をした。
しかも、後で分かったのだが、人を悪へ走らせる精神的モンスター、サイコパスが寄生していた。
オレのキュアポーションで治ったが、リエが気付かなかったらずっと気付かなかっただろう。
「それじゃあ皆さん元気で!」
モールの方々には凄くっ感謝され、指導者として残ってくれと言われた。
しかし杏果を助けなくては!
「賢人は本当にいいの?親も此処にいるんでしょ?」
「はい!杏果ちゃんを助けたいですし、硝子さんの力になりたいです」
なんと彼は着いてきてくれる事になった。
職業もナイトを選んでくれた。
タンクがいなかったから助かる。
しかもユニークスキルはハイパワーだ。
しかも滅茶苦茶好青年。
しかも身長もオレより高い。
しかも学校も凄い大学。
しかもなんか良い匂いする。
しかしイケメンだ。
IKEMENはオレのテキダ。
「よっしゃ行こうか!」
「おーい!アニキ待ってくれ!ひどいじゃないかい」
来栖がやって来る。
此処に残っても気まずいのだろう。ついてくる事になった。
サイコパスのせいだが、やった事は無しにはならない。
「ついてくるの?杏果が怖がるからやめて欲しいんだけど?」
「申し訳なかったですがついてきますよ」
「賢人にも申し訳ないけど、オレはハーレムモノが好きなんだ。っていうか普通勝手にハーレムなるよね? 男はいらん! しかもシュヴァリエは男か女か分からない設定だし! おっぱいあるけど」
「ご主人は変態だにゃ。一応オトコの娘って事にしとくかにゃ」
「すいません硝子さん。せめて髪伸ばしましょうか?」
「アニキ!ドンマイ!」
「あー!もう!いいよ!ありがとうみんな!」
仲間か…。ぼっちニートだったオレには眩しい。
早く杏果も一緒に笑いたいな。
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