毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる

・めぐめぐ・

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(もっと気持ちよくなってほしい……。もっと私を感じて欲しい……)

 そう思いながらリースの手がレフの手に触れると、彼のモノを深く飲み込むように腰を動かした。

 自分が動く恥ずかしさを感じながらも、それ以上にレフに気持ちよくなって欲しくて、つたない動きで彼を愛する。

「っ……く……」

 突然脳天を突き抜ける快楽に襲われ、レフの身体がのけぞった。痙攣けいれんが収まらない肉壁が、彼の気持ちよい部分を包んでこすれたからだ。

 すぐさま唇を噛み嬌声きょうせいを抑えると、お返しとばかりに彼女の臀部でんぶを激しく打ち付ける。
 
 リースの喉から嬉々ききとした甘い声が飛び出し、身体が大きく震えて跳ねた。

「ひっ、ひゃぁっ! れふ……、あっ、あっ、きもちい……」

 奥の奥まで突き上げられ、気持ちよさに揺らされた彼女の表情が、恍惚こうこつとしたものへと変わる。

 リースの胸を抱き頬に舌をわせると、腰を動かしながらレフは意地悪く笑った。
 
「リースは……、後ろからされるのも、んっ、好きなみたいだな……。凄く……締め付けてくる……」

 少しでもリースの理性が残っていたら、羞恥で心が一杯になっただろう。

 しかし快楽に浮かされ正常な思考ができなくなっている彼女は、だらしなく口元をゆるめ、彼の言葉に頷く。

「ん……、後ろもすき……。奥に……あん……当たって……」

「さっきまで、男を知らなかったのに……。リースの身体は……ほんと貪欲どんよくだな」

「ちがう……の……、んぁっ、れふだから……、レフだからいいの……」

「また……そんな可愛いことを言って……。どれだけ……俺をもだえさせたら気が済む」

「いっ……ひゃんっ!」

 強い振動と刺激が、リースのナカと脳を揺らした。赤く染まった身体が弓なりにり、恥ずかしさと嬉しさが入り混じった短い悲鳴が上がる。

 彼が自分の言葉に悦び、もっと愛してくれることが嬉しくて堪らない。

 ナカはずっと彼を離さず収縮を繰り返し、下部の熱が快感となってずっと全身をけ巡っている。

 彼と同じ気持ちを共有し、心も身体も繋がっている今に、狂おしいほどのいとおしさがこみ上げた。

 激しく後ろから突かれながら、リースが想いの欠片をこぼす。

「あぁ……、れふ……。ぁっ、好き……すき……」

「……リース……。俺も……好きだ……。ずっと俺だけのものに……」

 彼女の声を聞き、レフの動きが激しくなった。顏は見えないが、耳元に苦しそうな息遣いきづかいが聞こえてくる。

 突然ナカをき回していた欲望が引き抜かれたかと思うと、リースの身体が引っ張られ、レフと向かい合う形になった。

 始めのように彼女の背中を岩肌に押しつけると、レフの手がリースの片足を持ち上げる。

 薄いしげみの中で誘うようにヒクつかせる秘所が、あらわになった。ランタンの光に照らされ、彼が来るのを待っているかのように、いやらしいつやを放っている。

 あられもない姿にされ、秘所を見られているにもかかわらず、リースの胸は期待で膨らんでいた。

 彼の喉元が動いたのを見ると、自分の身体が彼の興奮を誘ったのかと、秘所の潤いがさらに増した。

 レフの手が彼女を抱きしめ、開かれた身体に自身を沈める。

「あっ……、あっ、奥まで……入って……んはっ」

 先ほどとは違う体勢によって加えられる刺激が変わり、リースの足が震えた。ナカに全てが入ると、今度は下からの突き上げが彼女の身体を跳ね上げる。
 
 片足という体勢の為、身体をレフに預けると、されるがままに身体を揺さぶられた。体重が今まで以上に彼自身へとかかり、奥の奥へと突き刺さる。

「リース……ほら、繋がってる……」

 レフが少し身体を離し視線を落とすと、彼女と繋がっている部分を示してきた。あまりにも生々しい繋がりに、リースの顏が一瞬にして真っ赤になり、慌てて視線を逸らしてしまった。

「や……、はず……かしい……」

「そう言いながら、また締まった……。身体は素直で正直だな……」

「そんなことな……んふっ……」

 言葉の残りは、レフの口づけで全て奪われてしまった。

 リースの瞳がトロンととろけ、嬉しそうに彼の唾液を飲み込むと、もっととねだる様に舌を絡み合わせた。

 下から突き上げられ口内を犯され、最高に高まった熱がリースに快楽の限界を伝えて来る。

 耐えられなくなり、リースは彼の身体にぎゅっとしがみ付いた。汗の玉が彼女の白い背中を伝い、レフの指を濡らす。

「んっ、れふ……、もう……だめ……」

「おれも……、もう……。リースっ、このままいっしょに……」

 苦しそうに息を吐きながら、レフは最後の高みに上るため、奥の奥に熱く何度も打ち付けた。

 彼が突きあげるたび、リースの唇から甲高く細い悲鳴が上がる。

 彼女のった喉に舌をわせると、そのまま柔らかな唇を重ね合わせた。

(わたし、今すごく、しあわせ……)

 あふれんばかりのレフへの想いを乗せ、唇を重ねた時、熱いうねりが下腹部で起こった。

 今までにないほどの悦びに満ちた快感が身体全身を駆け巡り、目の前を真っ白に染める。

 それに呼応するようにレフは強くナカを突き上げると、彼女を強く抱きしめたまま欲望を解き放った。

 激しかった息遣いが一瞬止まり、欲を発するたびに途切れ途切れに吐き出される。

 最高の幸せでナカが痙攣しているところに、彼の熱い精が広がっていく。時折、彼自身が痙攣けいれんし、動いているのが分かった。

 共に達した余韻を味わいながら、リースの心は幸福感で満たされていた。

 自分の中が再び彼によって白く染められたことが、嬉しくてたまらなかった。

 レフはリースと繋がったまま、岩肌を背中にして座り込んだ。唇を離すとお互いの身体に寄りかかり、乱れた呼吸を整えようと息を吐く。

 繋がっている部分から、ポツポツと蜜と精が混ざり合った体液がこぼれ落ちた。

 愛する人を手に入れた証を感じながら、レフはリースの頭を抱きしめると汗で湿しめった髪を撫でた。

 彼の温もりを肌と髪から感じたのか、荒い呼吸を繰り返すリースの唇がゆるむ。

 そんな彼女の反応が嬉しくて、レフの口元も自然と緩んだ。

 そして、耳元に唇を寄せると優しく囁いた。

「……リース、戻ったら……、結婚しよう」

 リースは何も言わなかった。いや、幸せすぎる言葉に、何も言えなかったのだ。

 代わりに満面の笑みを浮かべて一つ頷くと、彼の胸に顔を埋めて瞳を閉じた。 
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