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第3話
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ロスト兄の話を聞き、すぐに祖父、父、ミラの父である宰相へと相談することにした。
「なぜ、僕が王になることになっているのですか?」
「ロストから聞いたのだろ?Aランクなったから王族籍を抜ける許可をしたと。それにあいつにはロスト国は狭いのだろう」
父である王は淡々とその事実を俺に突き付けた。
「僕は王座につくことが不安なのです。王として国を繁栄させる未来がみえません」
「国は王だけではなりたたない。友を大切にしろ。この言葉を知っておるじゃろ?友と歩んでゆけばよい」
祖父は穏やかな声で僕に言い聞かせるように話した。
「みなさんのように、僕には友と呼ばれる存在はいるのでしょうか?」
「友と呼べる存在がわからないという時点で、そなたが周りの者を友と捉えていないということじゃ」
三人の答えは口をそろえて同じだった。
「では、どのように友を作るのですか?生まれた時から王族の僕には権力にただすがりたいだけの貴族と友の違いがわかりません」
「では試してみるかの?友という存在がいるかどうか」
賢王と言われる祖父の一言が四人だけの室内に響く。
「試すとはどうなさるのですか?」
「簡単なことじゃ。レオの王位継承権をはく奪したと伝えてみればいいのじゃ」
「そのようなことをされると貴族が混乱してしまいます」
宰相は国のためを想い、祖父のことを止めようとしているが、僕には祖父の言葉がありがたいもののように思えた。
友を試す。言葉面だけでは最悪な言葉だ。
だが、国を想い、未来の家臣を見つけるためだと思えばそこまで悪いとは感じない。
「それは娘のミラもですか?」
「それはそうじゃ。王妃ともなれば試されてボロがでるような者では務まらん」
「ですが、婚約者に嘘をつくのはレオ殿下も心苦しいと思われるのですが、レオ殿下はどう思われますか?」
「僕は……ミラを信じているよ。だから僕はミラにも嘘をつく。僕とミラの関係はそんなもので壊れるほど浅い関係じゃない」
「そうですか。娘への愛を確認できているようで父親としてはうれしい限りの言葉です。ではそのように話を進めていきますか」
その翌日、僕の嘘が国中に広まっていった。
少し心を痛めるが、国のためを思うとその時の僕には必要な措置だった。
まさか、この嘘により多くの人を失うことになるとはこの時はまだ思いもしなかった。
「なぜ、僕が王になることになっているのですか?」
「ロストから聞いたのだろ?Aランクなったから王族籍を抜ける許可をしたと。それにあいつにはロスト国は狭いのだろう」
父である王は淡々とその事実を俺に突き付けた。
「僕は王座につくことが不安なのです。王として国を繁栄させる未来がみえません」
「国は王だけではなりたたない。友を大切にしろ。この言葉を知っておるじゃろ?友と歩んでゆけばよい」
祖父は穏やかな声で僕に言い聞かせるように話した。
「みなさんのように、僕には友と呼ばれる存在はいるのでしょうか?」
「友と呼べる存在がわからないという時点で、そなたが周りの者を友と捉えていないということじゃ」
三人の答えは口をそろえて同じだった。
「では、どのように友を作るのですか?生まれた時から王族の僕には権力にただすがりたいだけの貴族と友の違いがわかりません」
「では試してみるかの?友という存在がいるかどうか」
賢王と言われる祖父の一言が四人だけの室内に響く。
「試すとはどうなさるのですか?」
「簡単なことじゃ。レオの王位継承権をはく奪したと伝えてみればいいのじゃ」
「そのようなことをされると貴族が混乱してしまいます」
宰相は国のためを想い、祖父のことを止めようとしているが、僕には祖父の言葉がありがたいもののように思えた。
友を試す。言葉面だけでは最悪な言葉だ。
だが、国を想い、未来の家臣を見つけるためだと思えばそこまで悪いとは感じない。
「それは娘のミラもですか?」
「それはそうじゃ。王妃ともなれば試されてボロがでるような者では務まらん」
「ですが、婚約者に嘘をつくのはレオ殿下も心苦しいと思われるのですが、レオ殿下はどう思われますか?」
「僕は……ミラを信じているよ。だから僕はミラにも嘘をつく。僕とミラの関係はそんなもので壊れるほど浅い関係じゃない」
「そうですか。娘への愛を確認できているようで父親としてはうれしい限りの言葉です。ではそのように話を進めていきますか」
その翌日、僕の嘘が国中に広まっていった。
少し心を痛めるが、国のためを思うとその時の僕には必要な措置だった。
まさか、この嘘により多くの人を失うことになるとはこの時はまだ思いもしなかった。
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