魔王が強くてニューゲームを始めるらしいので、次代の勇者を育成することになった。

青木十

文字の大きさ
27 / 35
冒険の物語

第九話

しおりを挟む
 ダールベルクの指示で部屋に残されたのは、俺とアレクとエル。

 シュヴァルツは、ギルド奥の裏口から出たところにある厩舎――もちろん従魔用のスペースもある厩舎、の方へと預けてある。もう登録証もつけたから飛んでいても問題ないらしいのだが、初めて訪れた街ということもあり、預けておくという判断をアレクがしたのだ。
 アレクの言うことをよく聞くシュヴァルツは、厩舎の止まり木に大人しく身を預けた。厩舎担当の職員は「初めてきたところでこんなに大人しいのはすごいねぇ。それによく懐いている」と感嘆の声を上げていた。
 アレクがちょっとだけ、ちょーっとだけだが誇らしそうな顔を見せたのを、俺は見逃さなかった。


「皆、座れ」

 ダールベルクの促しに俺がソファへと腰かけると、それに続いてアレク、エルの順に隣に座る。
 二人ともさっきからだんまりで、緊張しているのが感じられた。分かるぞ、このおっさん怖そうだからな。

「わ、何すんだ」

 ひょいっと横からアレクを抱えて膝に乗せ、エルの隣に腰を寄せる。そして俺が座っていた場所へアレクを下ろした。

「こう座ろう」

 にこやかに二人を交互に見つめると、エルはふにゃりと微笑んでうなずき、アレクはすぐ子供扱いすると言ってぶすっとそっぽを向いた。
 そうしたら、堪えきれんとばかりにダールベルクが肩を揺らしてくつくつと笑い始めた。

「随分と悪くない生活のようだな」
「どういう意味だよ」
「そのままの意味だ」

 俺がすこし不服そうに返答すると、ダールベルクは当然そうに答える。
 気心知れたやり取りに懐かしさを感じていると、ダールベルクは目をすっと細めて続けた。

「で、……その銀色の方が、次代の勇者か」

 誤魔化しなど効かない、有無も言わさぬ口調でそう下す。
 深い青碧の中、鋭い光が俺を見据えている。

「そうだ」

 俺ははっきりと答えた。

 隠したところで、どうとにもならないことだ。
 おそらく上から話が下りているのだろう。
 ファルティを立ち会わせなかったのは、そこまでは下ろしていない情報ということだな。

「それで、茶色の方は」
「エルです。エルと呼んでください」

 俺の服の裾をぎゅっと握りながら、エルは訴える。
 落ち着きさえすれば――毎日のようにあの苛烈の相手をしているのだ、そうそう物怖じたりしないだろう。

「そうか、すまなかったな。エル、エルだな。お前は?」

 ダールベルクはアレクの方に視線をやり、名を促す。
 アレクも俺の服の裾を握りながら、小さく名乗った。

「アレク」
「アレクだな。私はダールベルクだ、この支部のギルドマスターをしている。二人ともよろしく頼むぞ」

 人の良い笑顔でにっかりと笑うダールベルク。
 重苦しかった空気が一気に消え去った。
 子どもたちも互いに顔を見合わせた後、恐る恐るながら軽く笑んでこくりとうなずいた。

「エルが、聖女メディアナの養い子だな。あれか、女神の愛し子か?」
「いや、そこまでは聞いてない。どちらかというと使徒なんじゃないのか」


 女神の愛し子というのは、何かしら特別な能力を持って生まれてきた者のことだ。
 例えば、魔力が尋常じゃないとか、身体能力がおかしいとか、特殊な能力を持っているとか。俺のようにレベルを上げることに苦痛を感じないとかもそうだ。
 愛し子は、ただちょっとばかしすごい能力を持っているというだけで、別に何かを成すために生まれてきたわけじゃない。
 ほんのちょっと何かができるようにした、ただの女神の愛の表れだ。

 何か成すべきことがある者、それが女神の使徒とされる。
 魔王を倒すべき勇者のように、な。
 使徒も何かしらの能力や才能を持っているし、聞くだけなら愛し子と大差ないように感じるだろう。
 明確な違いは、ちゃんとある。
 使命がありそれを成すために、女神から授けられた破格の力があること。
 俺が女神から勇者たらん御業や権能を受けているのは、使徒の証だ。ラインハルトの女神の聖盾もそれに当たる。あとは、神託でそう言われたからそうである、みたいなこともあるがな。

 そう、俺が、今代の勇者が強すぎるとされた理由は、女神の使徒でありながら女神の愛し子だったせいだ。
 しかも能力同士の相性が良すぎた。
 そりゃ、魔神も苦情が出るわな。
 女神が悪い。

 聖女メディアナは、使徒たる証を持っている。
 エルがそれを継ぐのだろうと、俺は潜在的に理解しているのだ。
 それは、同じ使徒としてなのだろうかな。


「お前がそう言うならそうなのであろうな」

 そう言って、ダールベルクはエルを見つめた。
 当のエルはよく分からないといった様子で、見つめ返していた。

「そう言えば、伝えなくてはならないことがあったな」

 ダールベルクは、俺たちの座るソファへと歩み寄って膝を突いた。

「お前たち二人がヴァルの傍にいてくれているお陰で、我がギルドの冒険者の立場を保証することができた。礼を言う」

 目を伏せ頭を下げる。
 この前、相談が来た件だな。俺の一筆と伝手が役に立ったようで何よりだ。

 丁寧に頭を下げたダールベルクの様子に、エルは驚いたように訴えた。

「それはヴァルおじさんのお陰でしょう、僕たちは何もしてないです。頭を上げてください」

 はっきりとした口調で、更に付け加える。

「偉い人は簡単に頭を下げてはいけないと教わりました」

 焦げ茶の瞳はキラキラとしていて、エルの純真さを体現しているようだった。

「今の僕は頭を下げる者ではあるけれど、大きくなれば下げてはならない時や、下げたくても下げられない時が来るのです。それはそれだけの立場の人間なら当たり前のこと」

 メディアナのやつ、もうエルにそんな小難しいことを教えているのか。
 俺はアレクへと目をやった。
 そんな人の悲喜交交を、俺はアレクには教えたくなかった。


 俺はアレクには自由に生きてほしい。
 俺が若い頃に受けたしがらみなんかに巻き込まれず、自由に夢を持ってアレクらしく生きてほしい。
 俺はそれだけを願ってやまなかった。

 きっと、エルやリーンとは今のように一緒に居られない。
 俺とラオーシュたちのように住む世界や立場が変わってしまう。
 彼らは自由を失い大人になるのだ。


 いずれ来てしまうだろう彼らの別れに自身のそれを重ねてしまい、俺はすっと右腕でアレクを抱き寄せた。

「ヴァル?」

 アレクは不思議そうに俺を見たが、俺はなんでもないと曖昧に笑い返すしかできなかった。

「いつ何時その立場や状況に立たされるか分かりません。その覚悟を常に胸に抱いておけというのは、我が師メディアナの言葉です」
「さすが“苛烈の”メディアナ。子供にすらそう教えるのか」

 エルの語りに、ダールベルクは肩を震わせて笑う。

「安心しろ。今は私が頭を下げるべき時だ。本当に感謝しておるのだよ」

 そう言う笑顔は泰然としていて、彼の懐の大きさや背負うべきものの多さを感じることができた。

「もちろん、ヴァルにもな」


 ダールベルクは、にっと笑って立ち上がると、俺たちの向かいのソファに腰を下ろした。

「それにヴァルのことも礼を言わねばな。
 ヴァルの傍にいてくれているということは、ヴァルのことを好いてやってくれている、ということだろう? その男は存外寂しがりやでな。一人にしておくとすぐ消え失せるのだ」

 だから、ここにいるのはお前たちのお陰なのだよ、と穏やかな笑みでダールベルクはそう告げた。

 誰が寂しがりやか。
 ……などと、反骨心を抱いていると、アレクがそっと俺の手を握ってきた。
 なんだ? と思ったが、こちらをちらりとも見ないアレクの心情は計り知ることができなかった。


 ダールベルクは居住まいを正すと、アレクをじっと見る。

「次代の勇者が、グリュンフェルトを選んでくれたことにも感謝の意を示そう。とても栄誉なことだ。我がギルドは、次代の勇者が勇者とならんとする手伝いをさせてもらいたいと思う」
「そう受け取ってくれることに感謝する」

 アレクが凛然とした表情で返答した。

 え、ちょっと待って。
 何でそんな真面目な展開になってるんだ。
 ちょっと世話になるよっていう報告に来ただけなんだぞ。

「俺はもっと軽い気持ちで来たんだが。俺の時は、こんな挨拶なかっただろ」
「そりゃお前、特に名乗りも連絡もなくやってきて、しれっと冒険者登録したのは誰だ」

 俺だ。

「しかも、類を見ない速度で依頼を消化しまくって、グリュンフェルトの冒険者やギルドに混乱をもたらしたのは誰だ」

 俺、……です。

「新緑の森の奥地に飛来した魔族たちを、王都から転移で駆けつけたS級A級パーティを待たずして、単身壊滅させたのは誰だ」

 はい、それも俺です。

「そういうことをやらかして、手伝うとか以前にさっさと強くなったのは誰だ」

 あぁもう、それも俺だよ。


「よく理解できたようだな」

 楽しそうなダールベルクとは対象的に、俺は溜息をついて項垂れた。

「昔からこんななのか……」

 アレクも呆れている。
 俺を見つめる紫青の瞳は呆れと不信とちょっとだけの優しさが見え隠れしていて、俺はなんとも言えない顔でアレクを見返した。

「だが、呆れるだけではないぞ」

 ダールベルクはにやりと悪い笑みを浮かべだ。
 次は何を言い出すんだ。

「こやつがそれをなしたのは十四の時。たった一年で全てなしたのだ」
「一年!?」

 アレクが思わずといった様子で立ち上がった。
 ちなみに、俺の手は握られたままだ。

「その後、一年と少しでS級にまで上り詰めた。冒険者になって二年半もかからなかった。歴代最速最年少記録だ。
 ギルド本部は騒がしくなり、騎士団長や将軍だけでなく、各国が首を突っ込んできて大変だったぞ。最終的には、勇者ということで特別記録に落ち着いたがな」

 ダールベルクは、当時を思い返すように語った。
 この頃のダールベルクは確かS級冒険者を引退して、この支部のサブマスターについたばかりだったかな。俺が何かする度に、荒ぶったり呆れ返ったりしていた。懐かしいなぁ。

 アレクが愕然とした顔で俺を見る。俺の手をぎゅーっと握っている。

「そうだ、そうだった。勇者ヴァルは大陸史においてすべてが規格外で最強だって……」

 誰だ、そんな煽り文句考えたのは。

「なあ、ギルドマスター。俺もそれくらい強くなれるか? 何レベルになればそうなれる?」

 だめだ、レベルの話は駄目だ。レベルは抜け出せない底なし沼、先には終わりのない回廊が待っているだけだ。
 俺が慌てて止めようとすると、ダールベルクが俺を視線で制した。

「レベルを気にしているようでは強くなれんだろうな。勇者教育の積み重ねと冒険者としての経験があるからこそ、ヴァルは強いのだ」
「積み重ねと、経験……」
「そうだ。レベルを上げれば強くなるのであれば、冒険者は皆レベルを上げるだろうし、上げなくてはならなくなる。上がるに越したことはないが、誰も囚われていないのはそれ以上に必要なものがあるからだ」
「そうなのか、ヴァル……」

 俺が心の中でダールベルクの口上に感謝していると、アレクは座り直して俺を見上げながら尋ねた。

「そうだなぁ、お前がエルやリーンと一緒にいるのはレベルに関係あるか? レベルがないと一緒にいられない? これから探すだろうパーティメンバーは、レベルがないと組めないのか? それらに大事なことは果たしてレベルだろうか?」
「ちがう」

 一瞬の逡巡もなくアレクは否定した。
 紫青色の瞳に迷いはなかった。
 俺はこくりとうなずく。

「そうだ、レベルなんて関係ない。俺の勇者パーティの仲間は、レベルなんかじゃ替えられないものを互いに持っている。それが答えなんじゃないか」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される

水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。 絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。 長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。 「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」 有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。 追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた

k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
 病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。  言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。  小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。  しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。  湊の生活は以前のような日に戻った。  一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。  ただ、明らかに成長スピードが早い。  どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。  弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。  お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。  あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。  後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。  気づけば少年の住む異世界に来ていた。  二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。  序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

異世界転生した双子は今世でも双子で勇者側と悪魔側にわかれました

陽花紫
BL
異世界転生をした双子の兄弟は、今世でも双子であった。 しかし運命は二人を引き離し、一人は教会、もう一人は森へと捨てられた。 それぞれの場所で育った男たちは、やがて知ることとなる。 ここはBLゲームの中の世界であるのだということを。再会した双子は、どのようなエンディングを迎えるのであろうか。 小説家になろうにも掲載中です。

処理中です...