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それぞれの旅立ち
フェルグス・マクロイヒ
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「ちょっと! ふざけてるの? って言うか、その話を承諾してきた訳じゃないわよね?」
ドンっ!
と大きな音を出して机を叩いて大声を上げた黒髪の女性に、酒場にいた人々の視線が集まる。
「おい……ゼーク、声がデカイ。何の為に、酒場で話をしていると思ってるんだ」
「ゴメンなさい。でも、そんな話……正気とは思えないわ。航太達が戻って来た時、なんて説明するのよ……」
銀髪の戦乙女と言われ、ベルヘイムのアイドル的存在のゼークは、変装でもしないと街中を歩く事も出来ない。
逆に綺麗な銀髪が特徴的過ぎて、髪の色を変えてしまえば意外と街に溶け込む事が出来る。
そんなゼークの目の前に座っているオルフェも、ベルヘイムの誇る元十二騎士の一人で、今は元帥という階級についている……いわばベルヘイムの重要人物だ。
普段は清潔感漂う騎士だが、今は髭を貯え髪もボサボサ……護衛も付けないでいる為、誰もオルフェと気付いていない。
そんな二人が、城外の酒場で話をしている理由は……
「やむを得んだろう……国王の決定だ。オレだって、従いたくはなかったが……国民の不安も分かる。だが、命の恩人どころか、国の恩人でもある一真を討ちたくもない……」
「それは……そうでしょ。で……国王様の命令で兵を差し向けるのは確定として、何か策があるんでしょ?」
ゼークの言葉に、オルフェは黙り込む。
「ちょっと……黙られると、結構不安なんですけどー」
「オルフェ……説明出来ないなら、私から話をしようか?」
少し離れた席から立ち上がった男二人が、ゼーク達の席まで歩いて来て声をかけてきた。
「ヤバッ……オルフェ、店を変えましょ! もうバレてる!」
「いや……ゼーク、彼の顔をよく見てみろ。知った顔だろ?」
男に視線を向けたゼークの瞳に、爽やかなイケメンの顔が飛び込んでくる。
「うん……オルフェ、知らない顔だ。悠長な事してないで、逃げるわよ! 酒場で話をしていたなんて知れたら、私の十二騎士入りも遠退いちゃうわ!」
「ゼーク……イケメン君は、オレも詳しくは知らん。その隣の男を見ろ……それこそ、会ってた事が報告されたら、オレの首も飛ぶ事になる程の人物だ」
ゼークは視線をズラすと、目を見開いた。
「えっ? えっ……」
「立ち話していると、目立ちそうなんでな……隣に座るぞ。ガラバも、空いてる席に座ってくれ」
丸いテーブルにゼークとオルフェ、ガラバと男が対面になるように腰掛ける。
「ちょっ……オルフェ、どうして……」
「だから言ってるだろ……城の中に、コイツを入れる訳にはいかないからな」
ゼークは、黒髪の男から目が離せないでいた。
子供の頃に憧れていた騎士……いや、今も憧れているのかもしれない。
ヨトゥン軍最強と謳われるロキの部隊で、人間でありながらもその強さを支えていた将……
神剣カラドボルグを携えし金色の騎士……元フィアナ騎士で、圧政に苦しむ民を救う為にヨトゥン軍に身を投じた英雄……
「フェルグス……なんで……」
前の戦いでは敵としてゼークの前に立ち塞がった騎士が、目の前に座っている。
ゼークにとっては、嬉しくもあり驚きでもあった。
「私の母と、私が守るべき民を救ってくれた騎士……恩人と言うべき騎士が窮地に立っている。騎士としての私が、この状況を黙って見ていれなかった……と、言う事だ」
「ちょうど僕が聖杯を探す任を与えられて、フェルグス様の真意を知っているロキ様が、私の御目付役として同行を許可してくれたのです」
フェルグスの言葉の後を追って、ガラバが説明を追加する。
「フェルグス……この爽やかな青年は……誰?」
「紹介してなかったな……彼は、ガラバ・グランロッド。かの有名なグランロッド家の人間で、ガラディーンに認められた聖剣使いだ。強いぞ」
フェルグスの紹介に、ガラバは照れながら二人に頭を下げた。
グランロッド家はその昔、聖杯を守護する二十五名の騎士を束ねる名家であり、聖剣伝説と語り継がれる物語の中心的な役割を果たしている。
しかし二十五名の聖剣使いが次々と破れ、オリジナルの聖杯が奪われた戦いの後、グランロッド家は表舞台から姿を消す。
その輝かしい伝説だけを残して……
新たに作り直さた聖杯は神が管理し、その後は滞りなく聖杯による祝福が行われる事になった。
その為、人々はオリジナルの聖杯の事は気にも留めなくなった……聖剣の伝説だけを残して……
「グランロッド家……伝説だけの存在だと思っていたが、実際に存在するとはね。それもロキ陣営にいたか……どれだけの人材を抱えているんだ」
「ロキ殿の部隊は、優秀な者しかいない。スリヴァルディですら、末席だったからな……まぁ、ロキ殿が嫌いなだけだった可能性もあるがな」
オルフェとフェルグスの会話を聞いていたゼークは、スリヴァルディとの戦いを思い出していた。
フェルグスとの戦いでボロボロになっていたとはいえ、最速で振った剣を簡単に防ぎ、ゴミでも払うように軽々押し返された……航太と智美を危険に晒した、思い出したくもない戦いである。
そのスリヴァルディが末席……自分の弱さが情けない。
「ゼーク、あの時は仕方ない。私との戦いで負傷もしていた。スリヴァルディは、性格は歪んでいたが弱くはない」
「でも……一真は、人質をとった状態のスリヴァルディを圧倒したんでしょ? あなたと戦った後に……」
ゼークの言葉に、今度はフェルグスが遠くを見て……そして思い出す。
「ああ……強かった……私が今まで剣を合わせてきた誰よりも……だが、彼の強さは、敵を倒す為のものではない。村人を助ける事を諦めていた私に、希望を見せてくれた……実現してくれた。一人の犠牲も出さずに……」
「そんな人だからこそ、討たせてはいけない。ヨトゥン軍だろうが、ベルヘイム軍だろうが……心を失ったとしても、本質は失われていない……共に戦った事はないけど、僕はそう信じたい……」
ガラバは、フェルグスの言葉に共感出来た。
ロキと戦っていた時の憧れの騎士は、自身を犠牲にしても兵を守っていた……弱きを守る、ガラバが憧れる真の姿……
聖剣使いと呼ばれて鼻が高くなったグランロッド家は、女性にうつつを抜かし落ちぶれた。
そんな騎士にはなりたくない……自分自身が、自信を持って誇れる騎士に……
「一真を救いたい……それは全員同じって事でいいわね? でも、ベルヘイムは軍を差し向ける……元帥、どうするの?」
ゼークの問いに、オルフェが口を開いた……
ドンっ!
と大きな音を出して机を叩いて大声を上げた黒髪の女性に、酒場にいた人々の視線が集まる。
「おい……ゼーク、声がデカイ。何の為に、酒場で話をしていると思ってるんだ」
「ゴメンなさい。でも、そんな話……正気とは思えないわ。航太達が戻って来た時、なんて説明するのよ……」
銀髪の戦乙女と言われ、ベルヘイムのアイドル的存在のゼークは、変装でもしないと街中を歩く事も出来ない。
逆に綺麗な銀髪が特徴的過ぎて、髪の色を変えてしまえば意外と街に溶け込む事が出来る。
そんなゼークの目の前に座っているオルフェも、ベルヘイムの誇る元十二騎士の一人で、今は元帥という階級についている……いわばベルヘイムの重要人物だ。
普段は清潔感漂う騎士だが、今は髭を貯え髪もボサボサ……護衛も付けないでいる為、誰もオルフェと気付いていない。
そんな二人が、城外の酒場で話をしている理由は……
「やむを得んだろう……国王の決定だ。オレだって、従いたくはなかったが……国民の不安も分かる。だが、命の恩人どころか、国の恩人でもある一真を討ちたくもない……」
「それは……そうでしょ。で……国王様の命令で兵を差し向けるのは確定として、何か策があるんでしょ?」
ゼークの言葉に、オルフェは黙り込む。
「ちょっと……黙られると、結構不安なんですけどー」
「オルフェ……説明出来ないなら、私から話をしようか?」
少し離れた席から立ち上がった男二人が、ゼーク達の席まで歩いて来て声をかけてきた。
「ヤバッ……オルフェ、店を変えましょ! もうバレてる!」
「いや……ゼーク、彼の顔をよく見てみろ。知った顔だろ?」
男に視線を向けたゼークの瞳に、爽やかなイケメンの顔が飛び込んでくる。
「うん……オルフェ、知らない顔だ。悠長な事してないで、逃げるわよ! 酒場で話をしていたなんて知れたら、私の十二騎士入りも遠退いちゃうわ!」
「ゼーク……イケメン君は、オレも詳しくは知らん。その隣の男を見ろ……それこそ、会ってた事が報告されたら、オレの首も飛ぶ事になる程の人物だ」
ゼークは視線をズラすと、目を見開いた。
「えっ? えっ……」
「立ち話していると、目立ちそうなんでな……隣に座るぞ。ガラバも、空いてる席に座ってくれ」
丸いテーブルにゼークとオルフェ、ガラバと男が対面になるように腰掛ける。
「ちょっ……オルフェ、どうして……」
「だから言ってるだろ……城の中に、コイツを入れる訳にはいかないからな」
ゼークは、黒髪の男から目が離せないでいた。
子供の頃に憧れていた騎士……いや、今も憧れているのかもしれない。
ヨトゥン軍最強と謳われるロキの部隊で、人間でありながらもその強さを支えていた将……
神剣カラドボルグを携えし金色の騎士……元フィアナ騎士で、圧政に苦しむ民を救う為にヨトゥン軍に身を投じた英雄……
「フェルグス……なんで……」
前の戦いでは敵としてゼークの前に立ち塞がった騎士が、目の前に座っている。
ゼークにとっては、嬉しくもあり驚きでもあった。
「私の母と、私が守るべき民を救ってくれた騎士……恩人と言うべき騎士が窮地に立っている。騎士としての私が、この状況を黙って見ていれなかった……と、言う事だ」
「ちょうど僕が聖杯を探す任を与えられて、フェルグス様の真意を知っているロキ様が、私の御目付役として同行を許可してくれたのです」
フェルグスの言葉の後を追って、ガラバが説明を追加する。
「フェルグス……この爽やかな青年は……誰?」
「紹介してなかったな……彼は、ガラバ・グランロッド。かの有名なグランロッド家の人間で、ガラディーンに認められた聖剣使いだ。強いぞ」
フェルグスの紹介に、ガラバは照れながら二人に頭を下げた。
グランロッド家はその昔、聖杯を守護する二十五名の騎士を束ねる名家であり、聖剣伝説と語り継がれる物語の中心的な役割を果たしている。
しかし二十五名の聖剣使いが次々と破れ、オリジナルの聖杯が奪われた戦いの後、グランロッド家は表舞台から姿を消す。
その輝かしい伝説だけを残して……
新たに作り直さた聖杯は神が管理し、その後は滞りなく聖杯による祝福が行われる事になった。
その為、人々はオリジナルの聖杯の事は気にも留めなくなった……聖剣の伝説だけを残して……
「グランロッド家……伝説だけの存在だと思っていたが、実際に存在するとはね。それもロキ陣営にいたか……どれだけの人材を抱えているんだ」
「ロキ殿の部隊は、優秀な者しかいない。スリヴァルディですら、末席だったからな……まぁ、ロキ殿が嫌いなだけだった可能性もあるがな」
オルフェとフェルグスの会話を聞いていたゼークは、スリヴァルディとの戦いを思い出していた。
フェルグスとの戦いでボロボロになっていたとはいえ、最速で振った剣を簡単に防ぎ、ゴミでも払うように軽々押し返された……航太と智美を危険に晒した、思い出したくもない戦いである。
そのスリヴァルディが末席……自分の弱さが情けない。
「ゼーク、あの時は仕方ない。私との戦いで負傷もしていた。スリヴァルディは、性格は歪んでいたが弱くはない」
「でも……一真は、人質をとった状態のスリヴァルディを圧倒したんでしょ? あなたと戦った後に……」
ゼークの言葉に、今度はフェルグスが遠くを見て……そして思い出す。
「ああ……強かった……私が今まで剣を合わせてきた誰よりも……だが、彼の強さは、敵を倒す為のものではない。村人を助ける事を諦めていた私に、希望を見せてくれた……実現してくれた。一人の犠牲も出さずに……」
「そんな人だからこそ、討たせてはいけない。ヨトゥン軍だろうが、ベルヘイム軍だろうが……心を失ったとしても、本質は失われていない……共に戦った事はないけど、僕はそう信じたい……」
ガラバは、フェルグスの言葉に共感出来た。
ロキと戦っていた時の憧れの騎士は、自身を犠牲にしても兵を守っていた……弱きを守る、ガラバが憧れる真の姿……
聖剣使いと呼ばれて鼻が高くなったグランロッド家は、女性にうつつを抜かし落ちぶれた。
そんな騎士にはなりたくない……自分自身が、自信を持って誇れる騎士に……
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