天使が悪魔に恋をした!

伊原 七

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初恋が悪魔!

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私は昨日、悪魔こと佐藤優と夕日が見える橋にいた。
とても夕日が綺麗で悪魔がかっこよく見えた。

ーもっと知りたいー

こんなふうに思ったのは優さんが初めてだった。
これがみんなが言ってた初恋?!
こんなの初めてでどうすればいいのか分からない・・・
よし!明日4人に聞いてみよう!

次の日

「おはよう」
いつものように教室に入り4人にあいさつした。
「おっ!なっちゃんおはよー」
みんなが笑顔であいさつしてくれた。
よし!ちゃんと聞くぞ!
「あのさぁ」
「ん?どうしたのなっちゃん?」
「実は・・・」
私は昨日のことを4人に話した。
「そういう事かーじゃあ1人ずつ意見を言っていこう!」
まきちゃんがいきなり言い出した。
「じゃあまず・・・美海!」
「はい!それは絶対恋だよ!もぅ告っちゃえ」
えっ?!私が優さんに告白?
「じゃあ次はらら」
「うーん、やっぱり告白はまだ早いと思う。もう少し距離を縮めてからの方がいいと思う」
やっぱりまだ早いよね!でも、どうやって距離を縮めればいいの?
「まきは?」
美海ちゃんがまきちゃんに聞いていた。
まきちゃんはしっかりしてるし、いいアイディアありそう・・・
「ごめん!私、恋したことないからわからない」
『えー!』
4人が声を合わせていった。
まきちゃんも恋したことないんだ・・・
「まあまあそれは置いといて、次は華」
「正直に言うと、天使と悪魔の組み合わせって変だよ」
え・・・。
「ちょっと華!それは言ったらダメだよ!」
「正直に言っただけだよ!」
「大丈夫だよ!華ちゃん、気にしないで」
私は今嘘をついた。
本当は大丈夫じゃない・・・
やっぱり私と優さんはつり合わないの?
「なっちゃん本当に大丈夫?」
まきちゃんが心配そうに見てくる。
「大丈夫!自分でも何となく気づいてたから。」
「そっか、華あーゆー所あるから。でも、悪い子じゃないの!」
「大丈夫!知ってるから」
「まきそろそろ授業始まる。」
ららちゃんが時計を指さしていった。
「じゃあなっちゃん行こっか」
「うん!」
そういえば私、優さんのこと何も知らない・・・
クラスも分からない。どうすれば会えるんだろう。

キーンコーンカーンコーン

もう放課後だ。
『天使と悪魔の組み合わせって変だよ』
あの華ちゃんの言葉が頭の中をぐるぐるまわる。
「なっちゃんー帰ろ?」
「ごめんまきちゃん!今日先に帰ってて」
考え事をしていて準備をしていなかった。
「わかったまた明日!」
「うん!ばいばい」

準備が終わると私は廊下を一人で歩いていた。
「おい」
急に声をかけられてビクッっとなった
「プッ 何でおびえてんの?」
振り向くと優さんがいた。
どうしようドキドキしてる・・・
「急に優さんが声をかけてきたから」
「優でいいよ」
「じゃあ優」
なんか呼び捨てで呼ぶと恥ずかしい・・・
「何してんの?」
「帰るところだよ」
「でもここ体育館に行く時の廊下だよ」
「えっ?」
確かにここは体育館に行く時の廊下だ。
私間違えたんだ!恥ずかしい・・・
「優こそ何してるの?部活?」
「いや、部活は入ってない。ただ体育館に忘れ物したから取りに来ただけ」
そっか・・・部活入ってないんだ
「もう用事済んだし、一緒に帰るか?」
「えっ?」
優と一緒に帰れるの?!
「待っててカバン取ってくる。先に玄関に行ってて」
あっ!でも玄関にどうやって行けばいいんだろう・・・
「あのさ!」
「ん?」
「えっと・・・その・・・」
聞かないと!
「もしかしてお前玄関の場所分からない?」
コクンッ
私はうなづいた。
「わかったついてこい」
そのまま優の教室にいった。教室隣だったんだ。
「よし!行くぞなつ」
「うん」
私達は昨日いった橋の上で夕日を見ていた。
「ねぇ優って好きな人いるの?」
「・・・いる。」
「何組?」
もしA組だったら私の可能性あるんだけどなぁ・・・
「それ言わないとダメ?」
「うん・・・」
「内緒」
「わかった」
「意外と諦めるの早いな」
「しつこく聞いたって教えないじゃん」
「まあな!」
優の笑顔は誰よりも優しくて綺麗だ。
もし時間が止められるならこの笑顔をいつまでもいていたい。

優の好きな人が私ならいいのに・・・。

これが恋なんだ
つり合わないって分かってても諦めたくない。
好きの気持ちを伝えたい。
道を教えてくれた時に思ったことが本当になっちゃった・・・

もしこの気持ちを伝えてもこの顔で笑ってくれるかな?
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