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深夜の出来事と元カノの存在
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次の日、朝ごはんを食べながらテツが聞いてきた。
「そういえば聞くのを忘れてたんだけど、昨日はどうやって帰ったんだ?」
「バスだよ。事務所近くのバス停からこのマンション付近のバス停に止まる路線のバスがあったの。だからね、今日からバスで行くよ」
「何で?一緒に車で行けばいいだろ。同じ場所に行くんだし」
卵焼きを食べながら不満げに言う。
「それはそうだけど……」
「何か不都合でもあるのか?」
「不都合というか、他の社員の人の手前、一緒に出勤していて変な目で見られたら困るでしょ」
「俺は全く困らない。それに……逆に牽制になって俺には好都合だ」
「それに、なに?」
「別に何でもない」
それに、の後は声が小さくてよく聞こえなくて聞き返したけど、何でもないとあっさりとかわされた。
テツが困らなくても私が困るんだよなぁ。
「百歩譲って朝はそれでいいとしても、帰る時間とか違うから必然的にバスで帰ることになると思うよ」
「うーん……分かった。帰りはバスでもいいけど朝は一緒に行くことは決定事項だから。反論は受け付けない」
少し考えていたみたいだけど、最終的にテツの意見は覆らなかった。
また強引に押しきられた。
こうなったら、私が何を言っても無理だろう。
それは今までのやりとりで実証されている。
はぁ、私ってこんなに押しに弱かったかな。
正直な話、朝のバスは混みそうだから車で一緒に連れて行ってもらったら助かるけど。
「じゃあ、テツが早く出勤しない時はお願いしてもいい?」
「もちろんだ」
テツは満足そうに言い、みそ汁を飲んだ。
食べ終わった食器を洗ったあと急いで歯磨きをする。
八時過ぎに家を出るので、朝は忙しい。
今まではテツを送り出してからやっていた家事を、仕事に行く前に終わらせないといけないからバタバタだ。
先に家のことを済ませ、やっと自分のことができる。
テツは準備が終わり、リビングで新聞に目を通していた。
今日から本格的に引き継ぎが始まる。
覚えることもたくさんありそうだし、気合いをいれていかないとついていけないと思う。
私のポンコツ脳がちゃんと機能してくれればいいけど。
着替えを済ませ、小さな鏡の前でメイクをする。
今日も髪の毛をひとつに結んで立ち上がり、バッグを掴んだ。
「出来たか?」
部屋から出ると、すっかり仕事モードになったテツがリビングから声をかけてきた。
「うん」
「じゃあ、行くか」
私は昨日使った家の鍵をバッグの中に入れると玄関のドアを開けた。
「そういえば聞くのを忘れてたんだけど、昨日はどうやって帰ったんだ?」
「バスだよ。事務所近くのバス停からこのマンション付近のバス停に止まる路線のバスがあったの。だからね、今日からバスで行くよ」
「何で?一緒に車で行けばいいだろ。同じ場所に行くんだし」
卵焼きを食べながら不満げに言う。
「それはそうだけど……」
「何か不都合でもあるのか?」
「不都合というか、他の社員の人の手前、一緒に出勤していて変な目で見られたら困るでしょ」
「俺は全く困らない。それに……逆に牽制になって俺には好都合だ」
「それに、なに?」
「別に何でもない」
それに、の後は声が小さくてよく聞こえなくて聞き返したけど、何でもないとあっさりとかわされた。
テツが困らなくても私が困るんだよなぁ。
「百歩譲って朝はそれでいいとしても、帰る時間とか違うから必然的にバスで帰ることになると思うよ」
「うーん……分かった。帰りはバスでもいいけど朝は一緒に行くことは決定事項だから。反論は受け付けない」
少し考えていたみたいだけど、最終的にテツの意見は覆らなかった。
また強引に押しきられた。
こうなったら、私が何を言っても無理だろう。
それは今までのやりとりで実証されている。
はぁ、私ってこんなに押しに弱かったかな。
正直な話、朝のバスは混みそうだから車で一緒に連れて行ってもらったら助かるけど。
「じゃあ、テツが早く出勤しない時はお願いしてもいい?」
「もちろんだ」
テツは満足そうに言い、みそ汁を飲んだ。
食べ終わった食器を洗ったあと急いで歯磨きをする。
八時過ぎに家を出るので、朝は忙しい。
今まではテツを送り出してからやっていた家事を、仕事に行く前に終わらせないといけないからバタバタだ。
先に家のことを済ませ、やっと自分のことができる。
テツは準備が終わり、リビングで新聞に目を通していた。
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「出来たか?」
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私は昨日使った家の鍵をバッグの中に入れると玄関のドアを開けた。
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