再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~

松本ユミ

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深夜の出来事と元カノの存在

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「美桜ちゃん、飲み込みが早いわね。この調子ならスムーズに引き継ぎが出来そうだわ」

緑さんに褒められ、思わず笑みがこぼれた。
あらかじめ緑さんが引き継ぎ書を作ってくれていたので、それを見ながら説明してもらった。
実際に私がやってみて、分からないところはその都度聞いてノートにメモをしていった。

一般的な社会人としてのスキルを学べるのに越したことはないと思い、短大時代に秘書検定の二級は持っていた。
実は、図書館司書の資格も持っている。
といっても、勉強したことを全然覚えていないので持っていないのと同然だけど。

惣菜店で働くことにしていたので資格とかいらないかなと思ったけど、周りの友達が勉強していたので必然的に私も資格だけは持っておこうと考えた。
それがこうして会社勤めに少しは役に立てそうでよかった。
でも、忘れていることも多くて本屋で参考書を買って勉強し直さないといけないなぁ。
テツに紹介してもらった手前、迷惑をかけず人並みに仕事が出来たらいいんだけど。

「それじゃあ、お昼にしましょうか」

「はい」

仕事をしていた手を止め、昼休憩をとることにした。
この事務所に社員食堂はない。
各自、家から弁当を持ってくるか、買いに出るか、外に食べに行くか。
私は家からお弁当派だ。

このデザイン事務所は、エントランスの壁は木目調でカウンターには受付対応の電話機が置かれていて、端には花が飾られている。
一歩、社内に足を踏み入れたら、観葉植物がところどころに配置され、間接照明を利用してお洒落な空間が広がっている。
開放感あふれるワークスペースは部署ごとに分かれていている。
半個室のスペースもあり、そこはデザイナーの人たちが集中して仕事をしたい時によく利用していると縁さんが言っていた。
リフレッシュスペースもあり、そこはランチタイムに利用している人が多い。
会議室は防音機能がついていて、テーブルはコの字に配置されている。
コの字の内側にプロジェクターを置いていて、無駄なスペースを作らないように考えられていた。
一応、応接室もあるとのことだった。
でも、副社長がよく居座っているみたいで、来客があるときは片付けないといけないらしい。
だから、応接室より会議室を遣うことが多いとのことだった。

私は縁さんとリフレッシュスペースに行き、お弁当を食べた。
縁さんも弁当を作って持ってきていて、二人で他愛もない話をしていたら昼休憩が終わった。
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