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第4話 初ダンジョンで災厄級の魔物と遭遇しました
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翌朝、エイルは目を覚ますと同時に全身を伸ばした。
昨夜泊まった宿屋は、木の香りが心地よい清潔な宿だった。やはり辺境とはいえ交易の町だけあって、整っている。
窓を開けると、朝の光が石畳を照らし、通りにはパンの香ばしい匂いが漂っていた。
「さて、どうしたもんか……」
椅子に座り、昨日ギルド登録してもらったばかりの冒険者カードを眺める。
カードの右上には“ランク:SS(暫定)”の文字。
「……本当に登録されちゃってるんだな」
エイルは苦笑しながらため息をついた。
本人の希望などお構いなしに、ギルド長イルゼの判断で登録が完了していた。しかも特別枠。
あの人はきっと、裏で何かと情報を回しているに違いない。
「俺はただ、のんびりスローライフを送りたいだけなんだけどな……」
そう呟いても、カードの文字は変わらない。
ふと小腹が空いたのでパンをかじりながら地図を眺める。ウォルズの周辺には、初級者向けの採取エリアや小型の遺跡、そして近くの森に“ベイル洞窟”という低級ダンジョンがあると書かれていた。
「ふむ、ちょうどいい。軽く魔力の調整がてら、少し潜ってみるか」
目的は訓練と、生活資金の確保。
今の所持金はわずか。ギルド登録特典で少し貰ったが、宿代と食費を考えると安心できる額ではない。
何より、最近どうも魔力の流れが不安定に感じる。昨日の“水晶爆発事件”以来、身体の奥で微かな震えが続いていた。
「まぁ、軽い運動みたいなもんだな……」
そう自分に言い聞かせ、杖とローブを手に宿を出る。
通りを歩き、朝早くから開いているギルドに向かうと、いつものように人で賑わっていた。
カウンターに立つのは、昨日の受付嬢――名前はリタという。彼女はエイルを見るなりびくっとしてから無理に笑顔を作った。
「お、おはようございます、エイル様!」
「様!? 呼び方やめてくださいよ、普通に“さん”でいいですから」
「あっ、す、すみません……!素で出ちゃいました!」
ギルド内では、既に“水晶粉砕事件”の噂が広まっているらしい。彼が近づくと、周囲の冒険者が妙に距離を取る。中には敬礼までしてくる者までいた。
(……いや、そんなキャラじゃないって……)
苦笑しながらリタに声を掛ける。
「ちょっと軽い依頼を受けたいんですけど、あんまり危なくないやつあります?」
「えっと……そうですね、ベイル洞窟の薬草採取がちょうど空いてます。初級者向けで――」
「それでいいです」
「えっ、でもそんな依頼、報酬は銀貨二枚ですけど……」
「構いません。運動ですから」
リタは困った顔をしたが、すぐに受理書を出した。
こうして、エイルの“初依頼”が決まった。内容は簡単。洞窟内で光苔という希少な薬草を採取してくるだけ。
出発前に道具屋で松明と小瓶の回復薬をいくつか買い、森の奥へと足を踏み入れた。
ウォルズから歩いて四キロほどの地点、岩壁の裂け目にベイル洞窟はある。
中は湿り気を帯び、かすかに苔が光を放っていた。
「ふむ、空気は悪くない。低級モンスターの気配もあるけど、大したことないな」
足音を静かに響かせながら奥へと進む。途中、スライムやコウモリ型の魔物が現れるが、杖を向けて軽く魔力を放つと、どれも一撃で霧散した。
(相変わらず威力の加減が難しいな……。これでも抑えてるんだけど)
洞窟を進んでいくうちに、広い空間に出た。
高い天井から水滴が落ち、水面に波紋が広がっている。中央には神殿のような石台があり、その上に目的の光苔が生えていた。
「お、あれか。早いな」
エイルは足を踏み入れ――その瞬間だった。
ズズンッ――!
地鳴り。
床の岩盤がひび割れ、次の瞬間、奥の壁が吹き飛んだ。
風と共に凶悪な魔力の奔流が押し寄せる。
「……おいおい、嘘だろ」
巨大な爬虫類のような影が、ゆっくりと姿を現した。全身を黒紫の鱗に覆われたドラゴン。だが、通常の個体とは違う。眼光には赤黒い光。吐息のたびに紫の瘴気が混じる。
見覚えがあった。学院の教本に載っていた図――“災厄級魔物”。その名を「ヴルム・カタストロフ」という。
辺境どころか、国家規模でも討伐対象になる存在だ。
「……なんでこんなところに災厄級がいるんだよ!?」
エイルは思わず叫んだ。
逃げるか戦うか――と考える間に、ヴルムが叫び声をあげた。
轟音とともに膨大な魔力波動が発せられ、周囲の岩壁が波打つ。
圧力で呼吸が詰まる。立っているだけで膝が震えるほどの重圧。
「ちょ、調整、調整……抑えろ……!抑え――」
頭の中で魔力が暴れ始めた。
拒絶反応のように体が熱を持ち、意識が白く染まる瞬間、彼は反射的に杖を振る。
「爆裂、いや、小規模の障壁展開――!」
次の瞬間、世界が光った。
轟音。岩壁が吹き飛び、洞窟全体が震動する。
空気が爆発し、目の前の巨躯が一瞬で蒸発した。黒い鱗も、牙も、凶悪な咆哮も、残ったのは焦げた煙だけ。
「……え?」
静寂。
洞窟の天井の一部が崩れ落ちる音だけが響いた。風が通り抜け、砂塵が舞う。
エイルは呆然とその場に立っていた。
「……や、やっちまった……またやっちまった……」
床の中心には、災厄級ドラゴンの残骸すらない。わずかに魔石の欠片が転がっているだけだった。
「これ、絶対やばいよな……?」
誰に聞かせるでもなくつぶやく。
背後に開いた大穴から、外の光が差し込んでくる。
どうやら爆発の余波で洞窟の天井を貫き、出口を開けてしまったらしい。
「……まぁ、結果オーライ、か?」
光苔を数本摘み取り、袋に入れる。
町へ戻る途中、同じダンジョンに入っていたらしい冒険者の一団とすれ違った。皆、口をあんぐりさせて立ち尽くしている。
「い、今の爆発、なんだ……?」「地鳴りまでしたぞ……!」
エイルはあえて気づかないふりをして通り過ぎた。
ウォルズの門近くに着く頃には、すでに町じゅうが騒ぎになっていた。
「災厄級が落ちた?」「南森で異常魔力反応?」「冒険者一人で討伐したとか?」
そんな言葉が飛び交う中、エイルはひとり淡々とギルドに戻る。
カウンターのリタが顔を真っ青にして叫んだ。
「エイルさんっ! さっき報告が! ベイル洞窟に災厄級ドラゴンが出現して、でも誰かが一撃で倒したって!」
「へぇ、すごい人がいるもんですね」
「……その服の、焼け焦げ……」
エイルは笑って、袋を差し出した。
「依頼の光苔です。報告をお願いします」
リタはしばらく呆然とし、それから小さな声で言った。
「……たぶん、ギルド長に報告しないといけない案件ですね……」
「いや、俺はただ薬草を取りに行っただけなんですけど?」
エイルが首を傾げると、リタは引きつった笑みのままうなずいた。
――そしてその日の夕方。
ウォルズ支部のギルド長室では、イルゼが深い溜息をついていた。
机の上には、災厄級ドラゴン“ヴルム・カタストロフ”討伐の速報。
討伐者の欄には“エイル・シェルド”の名。
「……ほんとうに、ただ薬草を採りに行っただけ、なのね」
隣で控えるセリアが苦笑を漏らす。
「それが彼です。無自覚――ですが、間違いなく、世界最強級」
イルゼは頭を抱えた。
「これは……国に知られる前に、対策を考えないと」
一方その頃、当の本人はというと、宿屋の食堂でパンを頬張りながら平然としていた。
「今日もいい運動になったな。明日も何か軽い依頼受けるか」
誰もが震え上がる災厄級の存在を、ただの“運動”で片づける男。
その名が再び、辺境から帝都へ向けて広まりつつあることを、エイルはまだ知らない。
続く
昨夜泊まった宿屋は、木の香りが心地よい清潔な宿だった。やはり辺境とはいえ交易の町だけあって、整っている。
窓を開けると、朝の光が石畳を照らし、通りにはパンの香ばしい匂いが漂っていた。
「さて、どうしたもんか……」
椅子に座り、昨日ギルド登録してもらったばかりの冒険者カードを眺める。
カードの右上には“ランク:SS(暫定)”の文字。
「……本当に登録されちゃってるんだな」
エイルは苦笑しながらため息をついた。
本人の希望などお構いなしに、ギルド長イルゼの判断で登録が完了していた。しかも特別枠。
あの人はきっと、裏で何かと情報を回しているに違いない。
「俺はただ、のんびりスローライフを送りたいだけなんだけどな……」
そう呟いても、カードの文字は変わらない。
ふと小腹が空いたのでパンをかじりながら地図を眺める。ウォルズの周辺には、初級者向けの採取エリアや小型の遺跡、そして近くの森に“ベイル洞窟”という低級ダンジョンがあると書かれていた。
「ふむ、ちょうどいい。軽く魔力の調整がてら、少し潜ってみるか」
目的は訓練と、生活資金の確保。
今の所持金はわずか。ギルド登録特典で少し貰ったが、宿代と食費を考えると安心できる額ではない。
何より、最近どうも魔力の流れが不安定に感じる。昨日の“水晶爆発事件”以来、身体の奥で微かな震えが続いていた。
「まぁ、軽い運動みたいなもんだな……」
そう自分に言い聞かせ、杖とローブを手に宿を出る。
通りを歩き、朝早くから開いているギルドに向かうと、いつものように人で賑わっていた。
カウンターに立つのは、昨日の受付嬢――名前はリタという。彼女はエイルを見るなりびくっとしてから無理に笑顔を作った。
「お、おはようございます、エイル様!」
「様!? 呼び方やめてくださいよ、普通に“さん”でいいですから」
「あっ、す、すみません……!素で出ちゃいました!」
ギルド内では、既に“水晶粉砕事件”の噂が広まっているらしい。彼が近づくと、周囲の冒険者が妙に距離を取る。中には敬礼までしてくる者までいた。
(……いや、そんなキャラじゃないって……)
苦笑しながらリタに声を掛ける。
「ちょっと軽い依頼を受けたいんですけど、あんまり危なくないやつあります?」
「えっと……そうですね、ベイル洞窟の薬草採取がちょうど空いてます。初級者向けで――」
「それでいいです」
「えっ、でもそんな依頼、報酬は銀貨二枚ですけど……」
「構いません。運動ですから」
リタは困った顔をしたが、すぐに受理書を出した。
こうして、エイルの“初依頼”が決まった。内容は簡単。洞窟内で光苔という希少な薬草を採取してくるだけ。
出発前に道具屋で松明と小瓶の回復薬をいくつか買い、森の奥へと足を踏み入れた。
ウォルズから歩いて四キロほどの地点、岩壁の裂け目にベイル洞窟はある。
中は湿り気を帯び、かすかに苔が光を放っていた。
「ふむ、空気は悪くない。低級モンスターの気配もあるけど、大したことないな」
足音を静かに響かせながら奥へと進む。途中、スライムやコウモリ型の魔物が現れるが、杖を向けて軽く魔力を放つと、どれも一撃で霧散した。
(相変わらず威力の加減が難しいな……。これでも抑えてるんだけど)
洞窟を進んでいくうちに、広い空間に出た。
高い天井から水滴が落ち、水面に波紋が広がっている。中央には神殿のような石台があり、その上に目的の光苔が生えていた。
「お、あれか。早いな」
エイルは足を踏み入れ――その瞬間だった。
ズズンッ――!
地鳴り。
床の岩盤がひび割れ、次の瞬間、奥の壁が吹き飛んだ。
風と共に凶悪な魔力の奔流が押し寄せる。
「……おいおい、嘘だろ」
巨大な爬虫類のような影が、ゆっくりと姿を現した。全身を黒紫の鱗に覆われたドラゴン。だが、通常の個体とは違う。眼光には赤黒い光。吐息のたびに紫の瘴気が混じる。
見覚えがあった。学院の教本に載っていた図――“災厄級魔物”。その名を「ヴルム・カタストロフ」という。
辺境どころか、国家規模でも討伐対象になる存在だ。
「……なんでこんなところに災厄級がいるんだよ!?」
エイルは思わず叫んだ。
逃げるか戦うか――と考える間に、ヴルムが叫び声をあげた。
轟音とともに膨大な魔力波動が発せられ、周囲の岩壁が波打つ。
圧力で呼吸が詰まる。立っているだけで膝が震えるほどの重圧。
「ちょ、調整、調整……抑えろ……!抑え――」
頭の中で魔力が暴れ始めた。
拒絶反応のように体が熱を持ち、意識が白く染まる瞬間、彼は反射的に杖を振る。
「爆裂、いや、小規模の障壁展開――!」
次の瞬間、世界が光った。
轟音。岩壁が吹き飛び、洞窟全体が震動する。
空気が爆発し、目の前の巨躯が一瞬で蒸発した。黒い鱗も、牙も、凶悪な咆哮も、残ったのは焦げた煙だけ。
「……え?」
静寂。
洞窟の天井の一部が崩れ落ちる音だけが響いた。風が通り抜け、砂塵が舞う。
エイルは呆然とその場に立っていた。
「……や、やっちまった……またやっちまった……」
床の中心には、災厄級ドラゴンの残骸すらない。わずかに魔石の欠片が転がっているだけだった。
「これ、絶対やばいよな……?」
誰に聞かせるでもなくつぶやく。
背後に開いた大穴から、外の光が差し込んでくる。
どうやら爆発の余波で洞窟の天井を貫き、出口を開けてしまったらしい。
「……まぁ、結果オーライ、か?」
光苔を数本摘み取り、袋に入れる。
町へ戻る途中、同じダンジョンに入っていたらしい冒険者の一団とすれ違った。皆、口をあんぐりさせて立ち尽くしている。
「い、今の爆発、なんだ……?」「地鳴りまでしたぞ……!」
エイルはあえて気づかないふりをして通り過ぎた。
ウォルズの門近くに着く頃には、すでに町じゅうが騒ぎになっていた。
「災厄級が落ちた?」「南森で異常魔力反応?」「冒険者一人で討伐したとか?」
そんな言葉が飛び交う中、エイルはひとり淡々とギルドに戻る。
カウンターのリタが顔を真っ青にして叫んだ。
「エイルさんっ! さっき報告が! ベイル洞窟に災厄級ドラゴンが出現して、でも誰かが一撃で倒したって!」
「へぇ、すごい人がいるもんですね」
「……その服の、焼け焦げ……」
エイルは笑って、袋を差し出した。
「依頼の光苔です。報告をお願いします」
リタはしばらく呆然とし、それから小さな声で言った。
「……たぶん、ギルド長に報告しないといけない案件ですね……」
「いや、俺はただ薬草を取りに行っただけなんですけど?」
エイルが首を傾げると、リタは引きつった笑みのままうなずいた。
――そしてその日の夕方。
ウォルズ支部のギルド長室では、イルゼが深い溜息をついていた。
机の上には、災厄級ドラゴン“ヴルム・カタストロフ”討伐の速報。
討伐者の欄には“エイル・シェルド”の名。
「……ほんとうに、ただ薬草を採りに行っただけ、なのね」
隣で控えるセリアが苦笑を漏らす。
「それが彼です。無自覚――ですが、間違いなく、世界最強級」
イルゼは頭を抱えた。
「これは……国に知られる前に、対策を考えないと」
一方その頃、当の本人はというと、宿屋の食堂でパンを頬張りながら平然としていた。
「今日もいい運動になったな。明日も何か軽い依頼受けるか」
誰もが震え上がる災厄級の存在を、ただの“運動”で片づける男。
その名が再び、辺境から帝都へ向けて広まりつつあることを、エイルはまだ知らない。
続く
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