10 / 30
第10話 王都からの召喚状と、勇者パーティの危機
しおりを挟む
救援から数日後。
ウォルズの空は晴れ渡り、いつもよりも静かだった。
エイルはギルドの裏庭でのんびり裁縫をしていた。
「んー……やっぱり裂けたな、ここの縫い目」
戦闘のたびに服を焦がすのが癖になってしまっており、もはや慣れた手付きで針を動かす。
その姿を、リュナが木陰で尻尾を揺らしながら見つめていた。
「……あなた、本当に世界を救った人とは思えない」
「だからぁ、救った覚えもないんだって」
「竜を倒して、砦を救って、魔域を消した“偶然”の人。……どんな偶然だよそれ」
「謙虚でしょ?」
「図々しいの間違いじゃない?」
二人のそんな会話が続く。
けれどその穏やかな時間は、そう長くは続かなかった。
扉が叩かれた。
「エイルさん、いますか!? 急ぎの伝達です!」
息を切らしながらリタが駆けてくる。手にしているのは封蝋の施された書状。
王都の紋章が刻まれていた。
「……王都?」
「はい。帝国直轄の“王宮魔導院”からの召喚状です!」
その言葉に、リュナの耳がピクリと動く。
「召喚状って……まさか、拘束の?」
「たぶん違う。あっちは俺を観察したいだけだよ。いつかこうなるとは思ってた」
そう言いながらも、エイルの表情は少しだけ曇った。
文面を開くと、達筆な文字が踊っている。
――“勇者パーティ『黎明の剣』壊滅危機。至急王都へ来たれ。”
書き終わりには、王家の印章が押されていた。
「……は?」
リュナが声を漏らした。
「勇者パーティって、あなたを追放した人たちのことでしょ?」
「うん、たぶん。……壊滅危機、か」
エイルはしばらく沈黙し、やがて針を置いて立ち上がった。
「イルゼさんに報告してくる」
ギルド長室の扉を開けると、イルゼが既に待っていた。
机には同じ書状が置かれている。
「……読んだわね?」
「ええ。まさか勇者たちが今さら、と思ったけど」
「“災厄の王”の復活が近いという噂があるわ。勇者パーティはそれを討伐に向かった。けれど、すでに消息を絶ったそうよ」
「災厄の王……?」
「古代の魔王を超える存在。国の予言書にしか載っていないはずだけど、もし実在するなら災厄級を超える脅威。
エイル、あなたの力が必要だと言っているのは――皮肉ね」
「追放した相手に助けを求めるって?」
イルゼは苦笑し、机の上の封筒を指で弾いた。
「人間は勝手な生き物よ。状況が切羽詰まると、都合のいい神を作る」
「神じゃなくて凡人なんだけどな、俺」
「凡人が災厄すら消すなら、それはもう神扱いよ」
沈黙のあと、エイルは小さく息を吐いた。
「……行ってくるよ」
イルゼが顔を上げる。
「いいの?」
「放っとけないし。ミリアもいるだろうし」
「……彼女、今でもあなたのことを気にしていたわ」
その名を聞いた瞬間、エイルの心に一瞬柔らかな痛みが走った。
勇者パーティ時代、唯一自分のことを庇ってくれた僧侶――ミリア。
彼女の微笑みがふと脳裏を掠めた。
「助けたいって気持ちは本当にただの人間の気まぐれですから」
「ええ、ならその気まぐれで、もう一度世界を救ってらっしゃい」
――翌朝。
王都行きの馬車が門を出発した。
陽光の中、ギルド前で見送るリュナが叫ぶ。
「気をつけて! ちゃんと帰ってこないと、また竜が出るかもしれないから!」
「竜は出さないでくれよー!」
軽く手を振りながら、馬車は土煙を上げて走り去っていく。
三日後、王都・セレスティア。
碧と金で装飾された大通り、行き交う商人たち、天を突く塔。
久しぶりに見る都の光景に、エイルは少しばかり居心地の悪さを感じていた。
昔、勇者たちとここを歩いた記憶。
あの頃の自分は、確かに凡人として笑っていた。
王宮魔導院は、王城の北門に隣接する大理石の建物だった。
出迎えたのは、白い外套を纏った老魔導師。長い髭を撫でながら言う。
「あなたが、あの“白の魔導士”ですな?」
「その呼び名やめてくださいって……エイルでいいです」
「ほっほっ、控えめであるな。だが控えめすぎる謙遜は時に傲慢と同義じゃぞ」
「む、むずかしい教訓ですね」
案内されるまま、奥の大広間へ通される。
そこには王家直属の将官たちと、重傷を負った数名の冒険者がいた。
その中に――見覚えのある金の髪。
「ミリア……!」
ベッドで横たわる僧侶が顔を上げる。
「エイル……? 本当に……あなた……!」
彼女の手が震える。
「よかった……無事で……!」
安堵の涙。
顔の傷は浅いが、魔力の乱れが酷い。
「無茶したな」
「……うん。でも、放っておけなかった。勇者様が……魔王の封印を解こうとして……それで……」
「待って、勇者が解こうとしてる?」
ミリアの言葉に、居並ぶ将官たちが顔をしかめる。
老魔導師が杖を突きながら説明した。
「勇者レオナード殿は、王国の魔力源を独断で使用し、“封印の力の逆利用”を試みた。結果、魔王のほかに古代の破滅竜まで目覚めてしまったのじゃ」
「……なんでそんなことに」
「彼は焦っておった。おぬしを追放したあと、自らの力では限界を感じていたのだろう」
エイルは静かに目を閉じた。
そしてゆっくりと息を吐く。
「……場所は?」
「西の終焉峡谷。勇者隊はすでに全滅した……そう思われていたが、僅かに生存反応がある」
「つまり、まだ助けられる可能性があるんですね」
老魔導師が頷いた。
「じゃあ、行きます」
「待て、今は危険すぎる! 一軍でも到底……」
「一人で十分ですよ」
沈黙が落ちる。
誰もがその言葉を冗談だと思ったが、エイルの表情は真剣だった。
ミリアがかすれた声で絞り出す。
「お願い……勇者様を……皆を、助けて」
エイルは席を立つ。
「おあずかりしました。その代わり、みんな生きて帰ります」
――王都の外、夜風が吹く。
月の光が白く大地を照らし、エイルのマントが翻る。
「また面倒なことになってるな……勇者、ほんと困ったやつだよ」
小さく笑い、杖を握る。
その足元から、風が唸りを上げた。
彼は音もなく空へと舞い上がる。
向かう先は、この世の終わりと呼ばれる峡谷――終焉の地。
本人はただの凡人だと思いながら。
その姿を、空に浮かぶ月だけが見つめていた。
続く
ウォルズの空は晴れ渡り、いつもよりも静かだった。
エイルはギルドの裏庭でのんびり裁縫をしていた。
「んー……やっぱり裂けたな、ここの縫い目」
戦闘のたびに服を焦がすのが癖になってしまっており、もはや慣れた手付きで針を動かす。
その姿を、リュナが木陰で尻尾を揺らしながら見つめていた。
「……あなた、本当に世界を救った人とは思えない」
「だからぁ、救った覚えもないんだって」
「竜を倒して、砦を救って、魔域を消した“偶然”の人。……どんな偶然だよそれ」
「謙虚でしょ?」
「図々しいの間違いじゃない?」
二人のそんな会話が続く。
けれどその穏やかな時間は、そう長くは続かなかった。
扉が叩かれた。
「エイルさん、いますか!? 急ぎの伝達です!」
息を切らしながらリタが駆けてくる。手にしているのは封蝋の施された書状。
王都の紋章が刻まれていた。
「……王都?」
「はい。帝国直轄の“王宮魔導院”からの召喚状です!」
その言葉に、リュナの耳がピクリと動く。
「召喚状って……まさか、拘束の?」
「たぶん違う。あっちは俺を観察したいだけだよ。いつかこうなるとは思ってた」
そう言いながらも、エイルの表情は少しだけ曇った。
文面を開くと、達筆な文字が踊っている。
――“勇者パーティ『黎明の剣』壊滅危機。至急王都へ来たれ。”
書き終わりには、王家の印章が押されていた。
「……は?」
リュナが声を漏らした。
「勇者パーティって、あなたを追放した人たちのことでしょ?」
「うん、たぶん。……壊滅危機、か」
エイルはしばらく沈黙し、やがて針を置いて立ち上がった。
「イルゼさんに報告してくる」
ギルド長室の扉を開けると、イルゼが既に待っていた。
机には同じ書状が置かれている。
「……読んだわね?」
「ええ。まさか勇者たちが今さら、と思ったけど」
「“災厄の王”の復活が近いという噂があるわ。勇者パーティはそれを討伐に向かった。けれど、すでに消息を絶ったそうよ」
「災厄の王……?」
「古代の魔王を超える存在。国の予言書にしか載っていないはずだけど、もし実在するなら災厄級を超える脅威。
エイル、あなたの力が必要だと言っているのは――皮肉ね」
「追放した相手に助けを求めるって?」
イルゼは苦笑し、机の上の封筒を指で弾いた。
「人間は勝手な生き物よ。状況が切羽詰まると、都合のいい神を作る」
「神じゃなくて凡人なんだけどな、俺」
「凡人が災厄すら消すなら、それはもう神扱いよ」
沈黙のあと、エイルは小さく息を吐いた。
「……行ってくるよ」
イルゼが顔を上げる。
「いいの?」
「放っとけないし。ミリアもいるだろうし」
「……彼女、今でもあなたのことを気にしていたわ」
その名を聞いた瞬間、エイルの心に一瞬柔らかな痛みが走った。
勇者パーティ時代、唯一自分のことを庇ってくれた僧侶――ミリア。
彼女の微笑みがふと脳裏を掠めた。
「助けたいって気持ちは本当にただの人間の気まぐれですから」
「ええ、ならその気まぐれで、もう一度世界を救ってらっしゃい」
――翌朝。
王都行きの馬車が門を出発した。
陽光の中、ギルド前で見送るリュナが叫ぶ。
「気をつけて! ちゃんと帰ってこないと、また竜が出るかもしれないから!」
「竜は出さないでくれよー!」
軽く手を振りながら、馬車は土煙を上げて走り去っていく。
三日後、王都・セレスティア。
碧と金で装飾された大通り、行き交う商人たち、天を突く塔。
久しぶりに見る都の光景に、エイルは少しばかり居心地の悪さを感じていた。
昔、勇者たちとここを歩いた記憶。
あの頃の自分は、確かに凡人として笑っていた。
王宮魔導院は、王城の北門に隣接する大理石の建物だった。
出迎えたのは、白い外套を纏った老魔導師。長い髭を撫でながら言う。
「あなたが、あの“白の魔導士”ですな?」
「その呼び名やめてくださいって……エイルでいいです」
「ほっほっ、控えめであるな。だが控えめすぎる謙遜は時に傲慢と同義じゃぞ」
「む、むずかしい教訓ですね」
案内されるまま、奥の大広間へ通される。
そこには王家直属の将官たちと、重傷を負った数名の冒険者がいた。
その中に――見覚えのある金の髪。
「ミリア……!」
ベッドで横たわる僧侶が顔を上げる。
「エイル……? 本当に……あなた……!」
彼女の手が震える。
「よかった……無事で……!」
安堵の涙。
顔の傷は浅いが、魔力の乱れが酷い。
「無茶したな」
「……うん。でも、放っておけなかった。勇者様が……魔王の封印を解こうとして……それで……」
「待って、勇者が解こうとしてる?」
ミリアの言葉に、居並ぶ将官たちが顔をしかめる。
老魔導師が杖を突きながら説明した。
「勇者レオナード殿は、王国の魔力源を独断で使用し、“封印の力の逆利用”を試みた。結果、魔王のほかに古代の破滅竜まで目覚めてしまったのじゃ」
「……なんでそんなことに」
「彼は焦っておった。おぬしを追放したあと、自らの力では限界を感じていたのだろう」
エイルは静かに目を閉じた。
そしてゆっくりと息を吐く。
「……場所は?」
「西の終焉峡谷。勇者隊はすでに全滅した……そう思われていたが、僅かに生存反応がある」
「つまり、まだ助けられる可能性があるんですね」
老魔導師が頷いた。
「じゃあ、行きます」
「待て、今は危険すぎる! 一軍でも到底……」
「一人で十分ですよ」
沈黙が落ちる。
誰もがその言葉を冗談だと思ったが、エイルの表情は真剣だった。
ミリアがかすれた声で絞り出す。
「お願い……勇者様を……皆を、助けて」
エイルは席を立つ。
「おあずかりしました。その代わり、みんな生きて帰ります」
――王都の外、夜風が吹く。
月の光が白く大地を照らし、エイルのマントが翻る。
「また面倒なことになってるな……勇者、ほんと困ったやつだよ」
小さく笑い、杖を握る。
その足元から、風が唸りを上げた。
彼は音もなく空へと舞い上がる。
向かう先は、この世の終わりと呼ばれる峡谷――終焉の地。
本人はただの凡人だと思いながら。
その姿を、空に浮かぶ月だけが見つめていた。
続く
42
あなたにおすすめの小説
最弱村人だった俺、知らぬ間に神々に祝福されて無双してた件~気づけば聖女も魔王も嫁候補でした~
たまごころ
ファンタジー
「村で一番弱い」と言われていた青年アルト。ある日、魔物に襲われて死にかけた瞬間、封印されていた神々の力が全部彼に流れ込む——。
本人は「ちょっと強くなった」くらいの感覚だが、周囲からすれば世界の理を変えるレベルの脅威。気づけば王女から魔王、果ては勇者までが彼を取り合う修羅場に発展!?
無自覚最強の青年が、世界の中心になっていく異世界無双ハーレムストーリー。
異世界で追放されたけど、実は神に愛された最強賢者でした 〜気づけば魔王も王女も跪いていた〜
たまごころ
ファンタジー
才能なしと蔑まれ、パーティを追放された青年アルト。
だが、彼の正体は神々が「人の皮をかぶった奇跡」と呼ぶ規格外の賢者だった。
無自覚に最強の力を振るい、仲間を救い、敵を屠るうちに——気づけば世界が彼に跪く。
追放者の快進撃、そして「ざまぁ」の連鎖が始まる!
ハーレムあり、成り上がりあり、スカッと爽快な異世界冒険譚。
落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!
たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。
途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。
鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒!
素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。
裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!
ざまぁにはざまぁでお返し致します ~ラスボス王子はヒロインたちと悪役令嬢にざまぁしたいと思います~
陸奥 霧風
ファンタジー
仕事に疲れたサラリーマンがバスの事故で大人気乙女ゲーム『プリンセス ストーリー』の世界へ転生してしまった。しかも攻略不可能と噂されるラスボス的存在『アレク・ガルラ・フラスター王子』だった。
アレク王子はヒロインたちの前に立ちはだかることが出来るのか?
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる