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第16話 俺の愛娘?
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迷宮の外に出て皆と解散してから俺は街に戻って宿に向かった。
宿の前まで来て思ったのだが、あの牢獄のような部屋に3人というのはキツイのでは無いのだろうか。3人分の部屋を借りるのも金がなぁ…。
そこで思い出したのが迷宮で倒したモンスターの事だ。
あいつらの素材売れば少しくらい金になるか。
俺は素材を売るついでに服屋の前も通るので顔をみせることにした。それはなぜかって?初期のルル装備を現在はヨヨがしてるからな。ルルと同じく目線がキツイのだ。
「いらっしゃい。あら。今日はどうしたの?」
俺の、いや。ルルの顔を見るなり営業スマイルから通常スマイルに切り替わった。
「あの、今日はこの子の服を買いにきまして…。」
後ろにいたヨヨをグイッと前に出し、マリエールさんに見せる。
「…誘拐かしら?」
「違いますっ!!」
なぜ皆は俺が誘拐をしたと思うんだ。少女と手をつなぐ俺の姿は、どっからどう見ても仲のいい兄妹だろ!
「その、兄妹とかには見えないですかね?」
「ええ。だって顔つきがあまりに違うもの。」
ひっでぇよ。酷すぎるぜマリエールさん…。確かにイケメンじゃ無いけどさ!?フツメン位かなと思ってたんだが…。
「あ、そんなに落ち込まなくていいわよ。ルルちゃん達の顔が整いすぎなだけだから。決して顔が悪いとかそういう事じゃないから。」
「…はい。」
マリエールさんは俺に精神ダメージ(大)を与え続きた。そこまでフォローされると逆にキツイんだぜ、マリエールさん。
「あ、えっと。その子の服はルルちゃんと同じ様な服でいいのかしら?」
「ヨヨ、どの服がいい?」
「これ!」
俺がヨヨに聞くと即答で返事が返ってきた。ヨヨが指差した服はルルと同じ様なゴスロリ服だった。ただ違うのはその色。ルルの服が白を基準にしているのに対しヨヨが選んだ服は黒を基準にしたゴスロリ服だった。姉妹の部分が出てますなぁ。
「お姉ちゃんとお揃いがいいかなっ!」
ヨヨはキラキラした目で服を見つめている。ルルは「げっ」とあからさまに嫌そうな顔をしていた。
「じゃあこれで。」
マリエールさんに銀貨5枚を渡す。
「お姉ちゃん?という事はルルちゃんの妹なの?」
「?そうですけど。」
マリエールさんはヨヨを見てニコッと笑った。
「先に言って欲しいわ。ルルちゃんの妹なら銀貨1枚でいいわよ。」
安っ!格安っ!マリエールさんはルルにとことん甘いらしい…。ヨヨにまで甘くなってしまったら…。
「いや、銀貨5枚払いますよ」
これだけは譲れないね。ルルの服をただで貰ってヨヨの服も格安となると何とも言えない気分になってしまう。
「銀貨1枚でいいのよ。」
「じゃあ服代は1枚で、残りの4枚はお世話になっている代です。」
「…はぁ、わかったわ。もう。頑固なのね。」
俺の様子から5枚払う気しか無いとわかってマリエールさんは諦めてくれた。いやぁ、良かった良かった。
「じゃあヨヨ。そこで着替えてきな。」
「うんっー!」
満面の笑みで頷き試着室へと入っていった。何て可愛らしいのだろう。
ふとルルを見るとムッスーと頬を膨らませていた。
「ルル、どうした?」
とりあえず俺はルルの頬を押してプゥッと空気を抜く。
「むぅ…、あやつ。ヨヨが来たせいでユウタと喋る時間が減るのじゃ…。」
その言葉を聞いた俺は思わずルルを抱き上げてしまった。
「なっ、なんじゃっ!?」
「可愛いなぁぁぁ!」
愛娘がいたらこんな感じだったのだろうか。何と愛おしいのだろう。
俺はルルを抱き抱えながら頭を撫でまくった。初めの方は恥ずかしがって抵抗していたルルも、少しするとギュッと手に力を入れてくれた。
ハッ!…ダメだ。このままでは本当に目覚めてしまう!危ない危ない。
「お姉ちゃんだけズルい!」
俺がルルにデレデレしている内に着替え終わっていたようだ。黒いゴスロリ服を纏ったヨヨが俺の腰にダイブする。
ゴギッという効果音がなるかと思うくらいのダイブで少し涙目になった。
「…ロリコンなのね。」
マリエールが少し引いた感じで言ってきた。
「違いま……」
否定しようと思ったが、今の状況をよく考えてみた。前には抱き抱えているルルが。後ろには背中に抱きついているヨヨが。
この状況だとロリコンじゃない!と否定してもいいわけだと言われそうだな…。
そこで俺は考えた。色々と。そして悩んだ結果が
「実は俺の娘なんです。」
「噓ね。」
はっや!バレるのはやっ!やっぱマリエールさんに俺の嘘はつうようしないらしい…。
そう言えばさっき、顔の作りが違いすぎて兄妹に見えないって言われてるのに次は親子って…。余計似てないのが響いてくるやつじゃん。
俺は上を見上げ静かに目を閉じた。
最近ロリコン認定されることが多いなぁ…。なんて思うと目の端に涙が溜まる。
こうして俺はマリエールさんにまでロリコン認定されてしまった。
ここまでくるとロリコンなのでは?と自分でも思ってしまう…。
宿の前まで来て思ったのだが、あの牢獄のような部屋に3人というのはキツイのでは無いのだろうか。3人分の部屋を借りるのも金がなぁ…。
そこで思い出したのが迷宮で倒したモンスターの事だ。
あいつらの素材売れば少しくらい金になるか。
俺は素材を売るついでに服屋の前も通るので顔をみせることにした。それはなぜかって?初期のルル装備を現在はヨヨがしてるからな。ルルと同じく目線がキツイのだ。
「いらっしゃい。あら。今日はどうしたの?」
俺の、いや。ルルの顔を見るなり営業スマイルから通常スマイルに切り替わった。
「あの、今日はこの子の服を買いにきまして…。」
後ろにいたヨヨをグイッと前に出し、マリエールさんに見せる。
「…誘拐かしら?」
「違いますっ!!」
なぜ皆は俺が誘拐をしたと思うんだ。少女と手をつなぐ俺の姿は、どっからどう見ても仲のいい兄妹だろ!
「その、兄妹とかには見えないですかね?」
「ええ。だって顔つきがあまりに違うもの。」
ひっでぇよ。酷すぎるぜマリエールさん…。確かにイケメンじゃ無いけどさ!?フツメン位かなと思ってたんだが…。
「あ、そんなに落ち込まなくていいわよ。ルルちゃん達の顔が整いすぎなだけだから。決して顔が悪いとかそういう事じゃないから。」
「…はい。」
マリエールさんは俺に精神ダメージ(大)を与え続きた。そこまでフォローされると逆にキツイんだぜ、マリエールさん。
「あ、えっと。その子の服はルルちゃんと同じ様な服でいいのかしら?」
「ヨヨ、どの服がいい?」
「これ!」
俺がヨヨに聞くと即答で返事が返ってきた。ヨヨが指差した服はルルと同じ様なゴスロリ服だった。ただ違うのはその色。ルルの服が白を基準にしているのに対しヨヨが選んだ服は黒を基準にしたゴスロリ服だった。姉妹の部分が出てますなぁ。
「お姉ちゃんとお揃いがいいかなっ!」
ヨヨはキラキラした目で服を見つめている。ルルは「げっ」とあからさまに嫌そうな顔をしていた。
「じゃあこれで。」
マリエールさんに銀貨5枚を渡す。
「お姉ちゃん?という事はルルちゃんの妹なの?」
「?そうですけど。」
マリエールさんはヨヨを見てニコッと笑った。
「先に言って欲しいわ。ルルちゃんの妹なら銀貨1枚でいいわよ。」
安っ!格安っ!マリエールさんはルルにとことん甘いらしい…。ヨヨにまで甘くなってしまったら…。
「いや、銀貨5枚払いますよ」
これだけは譲れないね。ルルの服をただで貰ってヨヨの服も格安となると何とも言えない気分になってしまう。
「銀貨1枚でいいのよ。」
「じゃあ服代は1枚で、残りの4枚はお世話になっている代です。」
「…はぁ、わかったわ。もう。頑固なのね。」
俺の様子から5枚払う気しか無いとわかってマリエールさんは諦めてくれた。いやぁ、良かった良かった。
「じゃあヨヨ。そこで着替えてきな。」
「うんっー!」
満面の笑みで頷き試着室へと入っていった。何て可愛らしいのだろう。
ふとルルを見るとムッスーと頬を膨らませていた。
「ルル、どうした?」
とりあえず俺はルルの頬を押してプゥッと空気を抜く。
「むぅ…、あやつ。ヨヨが来たせいでユウタと喋る時間が減るのじゃ…。」
その言葉を聞いた俺は思わずルルを抱き上げてしまった。
「なっ、なんじゃっ!?」
「可愛いなぁぁぁ!」
愛娘がいたらこんな感じだったのだろうか。何と愛おしいのだろう。
俺はルルを抱き抱えながら頭を撫でまくった。初めの方は恥ずかしがって抵抗していたルルも、少しするとギュッと手に力を入れてくれた。
ハッ!…ダメだ。このままでは本当に目覚めてしまう!危ない危ない。
「お姉ちゃんだけズルい!」
俺がルルにデレデレしている内に着替え終わっていたようだ。黒いゴスロリ服を纏ったヨヨが俺の腰にダイブする。
ゴギッという効果音がなるかと思うくらいのダイブで少し涙目になった。
「…ロリコンなのね。」
マリエールが少し引いた感じで言ってきた。
「違いま……」
否定しようと思ったが、今の状況をよく考えてみた。前には抱き抱えているルルが。後ろには背中に抱きついているヨヨが。
この状況だとロリコンじゃない!と否定してもいいわけだと言われそうだな…。
そこで俺は考えた。色々と。そして悩んだ結果が
「実は俺の娘なんです。」
「噓ね。」
はっや!バレるのはやっ!やっぱマリエールさんに俺の嘘はつうようしないらしい…。
そう言えばさっき、顔の作りが違いすぎて兄妹に見えないって言われてるのに次は親子って…。余計似てないのが響いてくるやつじゃん。
俺は上を見上げ静かに目を閉じた。
最近ロリコン認定されることが多いなぁ…。なんて思うと目の端に涙が溜まる。
こうして俺はマリエールさんにまでロリコン認定されてしまった。
ここまでくるとロリコンなのでは?と自分でも思ってしまう…。
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