チート能力でステータスの差を埋めました。

ハリー

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第23話 冒険者登録

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ギルドの中に入ると見た目通り中々の広さで、冒険者であろうイカツイ装備をした人達が結構いた。

ユウタペディアの調べによると冒険者ギルドとは「おいおい兄ちゃん、冒険者になるには向いてねぇだろ?へへへ」的なテンプレがあるらしい。テンプレはまだかとワクワクしている俺。

「おい兄ちゃん。」

テンプレきたこれ!?

「見ない顔だし新人だろ?冒険者登録出来るのは一番右端のカウンターだからな。」

ん?あれ?何か思ってたのと違う。

「依頼かもしれないですよ?」

「そんな剣持ってるやつが依頼なわけねえだろ。面白い事言うな兄ちゃん。」

ハッハッハッっと笑いながら俺の肩をたたくイカツイ人。どうやらテンプレは無さそうです。まぁ確かに毎度知らない顔見たら絡みに行くっても無駄な行為だしな。

「はは、では登録に行ってきまね。」

テンプレじゃない良い人に軽く会釈し、一番右のカウンターに行く。

「登録ですね?銀貨1枚になります。」

「あ、この子達のもお願いします。」

ルルとヨヨの頭をポンッと触る。

「かしこまりました。銀貨3枚です。」

残り所持銀貨1枚か…。はやく稼がねば。

「こちらに名前と年齢。使用する武器とお持ちのスキルを記入してください。」

三枚の紙が渡される。全部同じ紙だという事からルルとヨヨの分も含まれてるんだろう。

代筆もありとの事だったのでルルとヨヨの代わりに俺が書く事にした。

・ユウタ
・17
・剣
・【火属性魔法】

悩んで末こう書いた。火属性魔法は煉獄インフェルノを使っても問題無いように、という考えだ。

・ルル
・12
・無し
・【火属性魔法】

・ヨヨ
・12
・無し
・【氷属性魔法】

ルルとヨヨは見た目通りの年齢を書きスキルも適当に書いた。三枚揃えてお姉さんに渡す。

「そちらのお嬢さんが魔法使いなのは分かりますが、貴方も魔法使いなのですか?」

俺の腰にささった妖刀を見て首をかしげる。そりゃこんな業物持ってて魔法使いってのはおかしいかな。

「一応剣術もできますよ。」

剣術の極意がありますからね!と言う言葉は飲み込む。

「そうなんですか。あ、登録完了いたしました。冒険者ギルドの説明は必要ですか?」

「あ、お願いします。」

「まずランクと言うものがありまして、上から順にA+・A-・B+・B-・C+・C-・D+・D-。そして一番下に初心者冒険者のFがあります。C+まで行くとベテラン。B-にもなると大物です。」

なるほどなるほど。一番上がA+か。

「依頼を達成することでギルドポイントが貯まり、そのポイントが指定された数を超えるとランクアップ試験が受けれます。依頼によってギルドポイントが変わりますので依頼を選ぶ際に確認しておいてください。何か質問はありますか?」

「いや、大体わかった。ありがとう。」

軽くお姉さんに会釈する。すると少し驚いたような顔をした。

「冒険者になる人で礼儀正しい人は珍しいですからね。どこかの貴族様でしょうか?」

どうかしたのかと尋ねると、そう返ってきた。俺が貴族なんて無い無い。…貴族に見えちゃう?ねぇ見えちゃう?

「ユウタが貴族…ないのじゃ。」
「うん。ないかな。」

「酷いっ!?」

ルルとヨヨに精神ダメージを与えられるも何とか耐える俺。

俺たちのやり取りを見て笑っているお姉さんを横目に取り敢えず早速依頼を受けてみることに決めた。
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