チート能力でステータスの差を埋めました。

ハリー

文字の大きさ
32 / 34

第30話 ゴブリン大量発生

しおりを挟む
ゴブスラが出るという森に着いてから10分程経ち、現在俺は鼻をつまんでいた。

「くせぇ!めっちゃくせぇよおおお!!」

左手で鼻をつまみ、右手に持った剣でゴブリンを斬り捨てていくという残念な感じになっているが、そんなことは気にしていられない。

とにかくゴブリンが臭い。

とても汚い公衆トイレの匂いを2倍にした感じだ。

ちなみにルルとヨヨは、俺がゴブリンを斬っているのを傍観している。

初めはルルもヨヨも嫌々討伐しようとしていたが、激臭に顔をしかめた俺が

「ルルっ!ヨヨっ!君に決めたッ!」

と言いながら、逃げようとしたからだろう。2人から腕を掴まれ、ゴブリンの近くへ投げられたのだ。

くっ。光るネズミを相棒にしたモンスターマスターに憧れる少年め……。奴のせいでこんなめに。

こんな具合に現実逃避をしながら、鼻をつまんでも感じる激臭を我慢しながら討伐していく。


【スキル、激臭耐性を取得しました】

ゴブリンを斬って斬って斬りまくっていると、頭に無機質な声が聞こえた。

その声が聞こえた瞬間から、今まで感じていた激臭が嘘のようにマシになった。

分かりやすく説明すると、「おえぇ、くっせええ!」から「あぁ。臭いな。」と言った感じだ。

「よっしゃー!!もうこれでお前らなんて怖くないぞ!!!ふはははは!!!」

やっと匂いを気にせず戦闘が出来て、テンションが上がってくる。

そのせいでちょっと忘れかけていたが、よくよく考えると異世界に来て初めて自分で手に入れたスキルじゃね?

今まではガチャを引いて出たスキルを押すだけで手に入れていたが、普通に手に入れるとこんな感じなのか。

ところで…さっきからゴブリンが減らないんですが?

「なに!?ゴブリンってこんな大量に群れてるの!?」

「普通は五体ぐらいなのじゃ。」

「うん、これはちょっと異常かなー。」

俺の叫びに答えてくれたルルとヨヨ。異常だと思うなら手伝ってくれてもいいんじゃ…?

「あと、どれだけいるの!?」

「今ユウタが倒したゴブリンの5倍はいるのじゃ。」

え?多分だけど、50匹は倒したと思うんだけど?それの5倍?250匹か…….まあイケるか?

「殲滅してやるううぅ!!!今度こそちゃんと褒められてやるッ!!!」

薬草の時は#思わぬ刺客_法律_#で邪魔をされたが、今度こそ大丈夫。なんせ確認を取ったからな。抜かりはない。

「フハハハハ!これでも喰らええぇ!火球!!」

俺は数制限がある火球39発を周りに浮かせる。そして一気にゴブリン達へぶっ飛ばした。

一気にゴブリンが減ったが、ここで終わる俺じゃ無い。

「水球!!20発いったれえ!」

ゴブリン達の匂いへのストレスをここぞとばかりに一気にブチまける。

「これで終わりじゃぁ!#煉獄_インフェルノ_#ぉお!」

爆音を鳴らしゴブリン達が爆ぜた。

フゥと一息つき、周りを見渡すと、真っ黒焦げになった地面。そして燃えた木々。


……え、燃えた木々??

そう言えばここは森だった。やってしまった!

「軟弱な木めっ!この程度で燃えやがって!!」

「アホなのじゃ……」

「バカかな……」

ここまで来たら、ルルとヨヨに頼ってはいられない。この依頼は俺1人で達成して見せるのだ!何か消化出来そうなスキルは……。

「ステータスオープン!」

【名前】ワタベ・ユウタ
【種族】人間
【性別】男
【年齢】17
【職業】****
【称号】神獣使い
【レベル】1
【体力】27650(150+27500)
【魔力】5800/6950(200+6750)
【攻撃力】7862(62+7500+300)
【防御力】6303(53+6000+250)
【敏捷性】9627(127+9500)
【スキル】鑑定II(5/100)・偽装(50/100)・全属性操作・火属性耐性・剣術の極意Ⅳ(20/100)・魔法の極意Ⅲ (40/100)
【固有スキル】ポイントガチャ
【アイテムスキル】重力魔法I(0/100)
【魔法】回復魔法II(0/100)・闇壁20発・#煉獄_インフェルノ_#∞発・氷属性魔法I(0/100)
【従魔】ルル/レベル1・ヨヨ/レベル1


あった、これだ!!!氷属性魔法。使用回数がないってことは無限なのか…?

そもそも火球のように魔法単体の名前じゃないってことは氷属性Ⅰで覚えれる魔法全て使えるって事か。なるほど。

「じゃあ…。お?…氷矢!!」

適当に魔法を発動しようとした途端に、現段階で使える魔法が頭に数個出てきた。

氷の矢が燃えている木々へ飛んでいく。炎に当たった瞬間にパキパキと音を立て凍っていった。

焦った。また罪を犯すところだった…。

よし、もうゴブリンはいないな?

周りを一応確認していないと判断する。

はやく依頼達成の証拠となるゴブリンの耳を回収せねば。

倒したゴブリンの耳を切り、袋に入れていく。木っ端微塵になっているゴブリンが数多なので、耳を切れたのは初めの剣を使っていたゴブリンだけだった。数は53個。中途半端だが仕方ないだろう。

「よし。ルル、ヨヨ帰ろー!」

ルルとヨヨの方を向くと、2人は俺とは逆の方向を見ていた。

向こうに何かあるのかなぁと思い、そっちを眺めるが何も見えない。

強いて言うなら、凍った木々。

「なんかあるの?」

「ユウタが倒した奴らの親玉なのじゃ。」

「さっきのゴブリンよりは、強そうかなー。」

親玉?ゴブリンのボスってこと?えっ、一難去ってまた一難?

「ブゥオオォォオォォ!!!!!」

凍った木々の奥から叫び声が何かの聞こえた。

声からして強そうなんですけども。依頼は達成してるし逃げてもいいよね?ほら、逃げ◯は恥だ◯役に立つって言うじゃん?

「に、逃げるぞっ!ルルっヨヨっ!」

そう言って逃げようとすると、ルルとヨヨにまた腕を掴まれた。

その時点で俺は察してしまった。

「……な、なぁ。もしかしてなんだけど、戦うつもり?」

「いや?違うのじゃ。」

良かった、どうやら違うかったようだ。一安心一安心…。あれ?じゃあどうして掴んだんだ?

「戦うのはユウタだけなのじゃ。」

「ははっ、ゴブリンの大軍と戦ったからかなぁ。疲れて幻聴が……。」

「ユウタ、アイツを鑑定してみるかなー。」

え、な、なに?強いんだろ?


【種族】ゴブリンキング
【性別】オス
【称号】ゴブリンを統べる者
【レベル】82
【体力】4800
【魔力】1000
【攻撃力】3100
【防御力】2400
【敏捷性】1300
【スキル】威圧・剣術Ⅲ・怪力・炎属性操作
【固有スキル】ゴブリン召喚
【魔法】炎属性魔法Ⅰ


 あるぇ?もしかして、思ったより弱くね?
しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

泥まみれの英雄譚 〜その手が掴んだ温もりは〜

夢見中
ファンタジー
彼は異世界召喚に巻き込まれるが、そこで待っていたのは「ハズレ」の烙印と、城からの追放だった。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

処理中です...