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シグレアから戻った私は、また公務と学業に追われる日々が始まった。ただ、ミリアと過ごす時間も増え、忙しいながらも満たされた毎日だった。時折ミリアの傍にいる叔父上の存在が、目に見えないトゲがどこかに刺さっているかの様な不快感を、微かな苛立ちを覚えていたが。
珍しく父上から執務室へ呼ばれた。特に執務で事前の打ち合わせをしなければならない案件はなかったと思うが。
『父上、お話とは』
『まぁ、座りなさい』
促されてソファーに座る。侍従が紅茶を入れてくれる。
『少し席を外してくれ』
侍従が頭を下げて出て行く。
『アーレン、ミリア嬢との事はどうなのだ?』
やはり、その事か。シグレアで辺境伯が口にしていた、マッカランの王女との縁組。王都に戻ってから、何度かその話しを耳にした。
シグレト辺境伯に言われた時は何かの勘違いだろうと思っていたが、大臣にまで仄めかされると、何らかの動きがあるのかもしれない。
『ようやく良き友人として信頼してくれるまでになりました。侯爵にも許可をいただいて、茶会など交流を定期的に持つています』
『そうか。其方がミリア嬢を大切に思い関係性を深めてきているのはわかった。ただな、時間は有限だ。』
『父上....』
『来年の春には学院を卒業し、本格的に王太子としての公務が始まる。今の比ではないぞ?私的な時間を取るのは難しい。卒業と合わせて婚約を発表し、一年後に成婚式を国事として行うのが慣例だ』
『.......』
『婚約の発表だけでも各方面への根回しや準備、目に見えない事が色々とある。相手にも王太子妃教育を始めねばならない。時間は幾らあっても足りないのだよ?今だミリア侯爵令嬢とは友人関係だ。当初からの侯爵の一貫した態度を見れば、其方はよく頑張っていると思う。私も其方がずっと求めていた令嬢を迎えさせてやりたいが、王として、決断をせねばならないのだ』
『.......いつまでですか?父上に待っていただけるとしたら、いつまでになりますか』
『秋の大祭が済むまでだ。』
『.......わかりました。父上、一つお聴きしてもよろしいですか?シグレア辺境伯や大臣らから、マッカランの王女との縁組について聞き及びました。あのお話はお断りしてたと認識しておりましたが、私の記憶違いですか?』
父上の目をじっと見つめる。しかし、父上の目は揺るがなく、何も読み取る事ができなかった。
『いや、其方が記憶している通りだ。其方の意向は先方に伝えてある。しかし、マッカランから再考をとの親書が届いており、それは保留にした』
『そうですか。失礼します』
執務室を出て後ろ手で扉を閉める。父上は、私がミリアを得られるとは思っていないのだろう。マッカランの王女との縁組を水面化に進め、私が諦めるのを待っているのだ。
私室に戻り、従者も侍女も全て下がらせる。ベッドに横になり、目を閉じる。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
ミリアを諦めるなんて、そんな事は無理だ。
ずっとずっとずっと彼女だけを望んできたのに。ようやくミリアの目に私を映してくれる様になったのに。
彼女の瞳に私以外を映す?私ではなく叔父上を?そんな事は耐えられない。
ミリアを大切にしたい。あの笑顔を守りたい。そう思うのに、私の手でめちゃくちゃにしたいと相反する思いが交錯する。
ミリアを愛している。なによりもなによりも、愛しているんだ。
どんな事をしても、ミリアの笑顔を壊したとしても、それでもミリアを諦められない。
『ミリア……』
閉じられた目から流れ落ちる涙。拭う事なく、流れるままに。
日は落ち、辺りは暗闇に包まれる。ベッドより身を起こしたアーレンは侍女に侍女長のライラを呼ぶ様に伝えた。
『アーレン様、お呼びでございますか?…お部屋に明りも灯けずに如何されたので…』
『ライラ、頼みたい事があるんだ』
『アーレン様?』
『ライラにしか頼めない事だ』
もう、躊躇わない。ミリアを得れるのであれば、誰が何と言おうとも、もう………………。
************************************************
リアナカル離宮の事は幼き頃に話を聞いていた。王家に伝わる罪として。二度と犯してはならない戒めとして。高祖母が暮らしたリアナカル離宮を残す事で、二度と誰も高祖母の様な人生を送らせる事のない様にと。
肖像画に描かれていた高祖母。絵だけでも美しいのだ。きっと実際の高祖母はもっと美しかったのだろう、無理矢理攫って来るほどに。
高祖父の気持ちがよくわかる。奪われない様に、自分が奪ってしまえばいいのだと。例えそれで、笑顔が壊れたとしても、後悔したとしても、諦められなかったのだろうから。
高祖母の隣にかけられている高祖父の肖像画。
『高祖父様。貴方のお気持ちが、私にはよく分かりました』
ライラにリアナカル離宮を使う為の準備をする様に頼み、ミリアへの迎えの馬車を手配する。私を信頼してくれているミリア。
展示用の資料を貸し出すから離宮に取りにおいでと言えば、疑う事なく応じてくれた。
離宮でミリアに私の想いを伝えよう。真摯に、ミリアだけを想ってきた事を伝えよう。ミリアが受け入れてくれたら、受け入れてくれなくても、ミリアを私のものにするつもりだ。
どうしても外せない公務が重なり、先にミリアを行かせて、遅れてリアナカル離宮に着く予定だった。明日からは学院は学院祭。昼近くに開催の挨拶をすれば、後は公務は入れていない。ミリアと2人だけの時間を過ごせるはずだ。
早くリアナカル離宮に向かわねばと思いながら、気ばかりが焦る。
予定にない書類をフリートから渡される。
『フリート、これは一体?今日の公務は終わりだろう!』
つい言葉がきつくなる。
『…陛下からのお言付けです。今日中に作成する様にと』
『今日中?何故だ?これは急ぎの内容ではないはず。父上は?確認してくる!』
ミリアはもう離宮に到着しているはず。ライラがいるから心配ないかと思うが、それでも早く向かわねば。
『アーレン様!お待ちください。陛下はお会いにはなりません』
『なに?何故父上が私に会わないと言うのだ?』
『お分かりになりませんか?』
フリートがこれまで見たことのない様な、厳しい目で私を見据えた。
『ロイド様から陛下に知らせがありました』
叔父上?何故に叔父上から父上に?一体何の知らせが?
思い掛けない言葉に、執務室を出ようとした足が止まる。
『兄上から一つだけ、何でも願いを叶えると言われていたが、今使わせていただく、と、一言』
叔父上の願い?何でも叶える?それはなんなんだ?一体その願いとは?
『叔父上の願い?父上はなんと答えたのだ?』
『今宵アーレン様を王宮から出してはならないと。暫くアーレン様には会わないと』
『王宮から出さない?だめだ、私は行かねば。』
ミリアが待っている。ミリアのところに行かないと、ミリアを手に入れる事が出来ない。
『アーレン様、リアナカル離宮には行けません』
『…っ⁈』
何故、フリートが離宮の事を知っている?何故???
珍しく父上から執務室へ呼ばれた。特に執務で事前の打ち合わせをしなければならない案件はなかったと思うが。
『父上、お話とは』
『まぁ、座りなさい』
促されてソファーに座る。侍従が紅茶を入れてくれる。
『少し席を外してくれ』
侍従が頭を下げて出て行く。
『アーレン、ミリア嬢との事はどうなのだ?』
やはり、その事か。シグレアで辺境伯が口にしていた、マッカランの王女との縁組。王都に戻ってから、何度かその話しを耳にした。
シグレト辺境伯に言われた時は何かの勘違いだろうと思っていたが、大臣にまで仄めかされると、何らかの動きがあるのかもしれない。
『ようやく良き友人として信頼してくれるまでになりました。侯爵にも許可をいただいて、茶会など交流を定期的に持つています』
『そうか。其方がミリア嬢を大切に思い関係性を深めてきているのはわかった。ただな、時間は有限だ。』
『父上....』
『来年の春には学院を卒業し、本格的に王太子としての公務が始まる。今の比ではないぞ?私的な時間を取るのは難しい。卒業と合わせて婚約を発表し、一年後に成婚式を国事として行うのが慣例だ』
『.......』
『婚約の発表だけでも各方面への根回しや準備、目に見えない事が色々とある。相手にも王太子妃教育を始めねばならない。時間は幾らあっても足りないのだよ?今だミリア侯爵令嬢とは友人関係だ。当初からの侯爵の一貫した態度を見れば、其方はよく頑張っていると思う。私も其方がずっと求めていた令嬢を迎えさせてやりたいが、王として、決断をせねばならないのだ』
『.......いつまでですか?父上に待っていただけるとしたら、いつまでになりますか』
『秋の大祭が済むまでだ。』
『.......わかりました。父上、一つお聴きしてもよろしいですか?シグレア辺境伯や大臣らから、マッカランの王女との縁組について聞き及びました。あのお話はお断りしてたと認識しておりましたが、私の記憶違いですか?』
父上の目をじっと見つめる。しかし、父上の目は揺るがなく、何も読み取る事ができなかった。
『いや、其方が記憶している通りだ。其方の意向は先方に伝えてある。しかし、マッカランから再考をとの親書が届いており、それは保留にした』
『そうですか。失礼します』
執務室を出て後ろ手で扉を閉める。父上は、私がミリアを得られるとは思っていないのだろう。マッカランの王女との縁組を水面化に進め、私が諦めるのを待っているのだ。
私室に戻り、従者も侍女も全て下がらせる。ベッドに横になり、目を閉じる。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
ミリアを諦めるなんて、そんな事は無理だ。
ずっとずっとずっと彼女だけを望んできたのに。ようやくミリアの目に私を映してくれる様になったのに。
彼女の瞳に私以外を映す?私ではなく叔父上を?そんな事は耐えられない。
ミリアを大切にしたい。あの笑顔を守りたい。そう思うのに、私の手でめちゃくちゃにしたいと相反する思いが交錯する。
ミリアを愛している。なによりもなによりも、愛しているんだ。
どんな事をしても、ミリアの笑顔を壊したとしても、それでもミリアを諦められない。
『ミリア……』
閉じられた目から流れ落ちる涙。拭う事なく、流れるままに。
日は落ち、辺りは暗闇に包まれる。ベッドより身を起こしたアーレンは侍女に侍女長のライラを呼ぶ様に伝えた。
『アーレン様、お呼びでございますか?…お部屋に明りも灯けずに如何されたので…』
『ライラ、頼みたい事があるんだ』
『アーレン様?』
『ライラにしか頼めない事だ』
もう、躊躇わない。ミリアを得れるのであれば、誰が何と言おうとも、もう………………。
************************************************
リアナカル離宮の事は幼き頃に話を聞いていた。王家に伝わる罪として。二度と犯してはならない戒めとして。高祖母が暮らしたリアナカル離宮を残す事で、二度と誰も高祖母の様な人生を送らせる事のない様にと。
肖像画に描かれていた高祖母。絵だけでも美しいのだ。きっと実際の高祖母はもっと美しかったのだろう、無理矢理攫って来るほどに。
高祖父の気持ちがよくわかる。奪われない様に、自分が奪ってしまえばいいのだと。例えそれで、笑顔が壊れたとしても、後悔したとしても、諦められなかったのだろうから。
高祖母の隣にかけられている高祖父の肖像画。
『高祖父様。貴方のお気持ちが、私にはよく分かりました』
ライラにリアナカル離宮を使う為の準備をする様に頼み、ミリアへの迎えの馬車を手配する。私を信頼してくれているミリア。
展示用の資料を貸し出すから離宮に取りにおいでと言えば、疑う事なく応じてくれた。
離宮でミリアに私の想いを伝えよう。真摯に、ミリアだけを想ってきた事を伝えよう。ミリアが受け入れてくれたら、受け入れてくれなくても、ミリアを私のものにするつもりだ。
どうしても外せない公務が重なり、先にミリアを行かせて、遅れてリアナカル離宮に着く予定だった。明日からは学院は学院祭。昼近くに開催の挨拶をすれば、後は公務は入れていない。ミリアと2人だけの時間を過ごせるはずだ。
早くリアナカル離宮に向かわねばと思いながら、気ばかりが焦る。
予定にない書類をフリートから渡される。
『フリート、これは一体?今日の公務は終わりだろう!』
つい言葉がきつくなる。
『…陛下からのお言付けです。今日中に作成する様にと』
『今日中?何故だ?これは急ぎの内容ではないはず。父上は?確認してくる!』
ミリアはもう離宮に到着しているはず。ライラがいるから心配ないかと思うが、それでも早く向かわねば。
『アーレン様!お待ちください。陛下はお会いにはなりません』
『なに?何故父上が私に会わないと言うのだ?』
『お分かりになりませんか?』
フリートがこれまで見たことのない様な、厳しい目で私を見据えた。
『ロイド様から陛下に知らせがありました』
叔父上?何故に叔父上から父上に?一体何の知らせが?
思い掛けない言葉に、執務室を出ようとした足が止まる。
『兄上から一つだけ、何でも願いを叶えると言われていたが、今使わせていただく、と、一言』
叔父上の願い?何でも叶える?それはなんなんだ?一体その願いとは?
『叔父上の願い?父上はなんと答えたのだ?』
『今宵アーレン様を王宮から出してはならないと。暫くアーレン様には会わないと』
『王宮から出さない?だめだ、私は行かねば。』
ミリアが待っている。ミリアのところに行かないと、ミリアを手に入れる事が出来ない。
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