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第3章 組織編
驚愕の対面
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メルガーが怒声をあげるが、二人組の反応は分かれた。片方が黙ったままだが、もう片方は……。
「くっ、くくくっ、くはははははは! あはっ、あはははっははははははは!」
まるで、堪えきれないものがあふれ返ったかのように大きく笑い出した。少女の声だった。メルガーはその反応に対し、怒りがこみ上げる。
「何を笑っている!? ふざけているのか! 我々を馬鹿にしているな! 私の魔法にかかればお前など!」
「【強奪魔法】で奪ってやる、ですか~?」
「……な、何? 何故知っている?」
仮面の少女はメルガーの魔法を言い当てた。そのことにメルガーは驚き、少女に問いかける。
「何故知ってるか、ですって? 人から奪うことしかしない人は頭が鈍いですね~」
「な、何だと!? この私を侮辱するのか!?」
「へえ~、結構短気な人だったんですね~。この私が魔法協会にいた頃は気付かなかったな~。……あの頃の私もかなりバカだったけどね」
「魔法協会にいただと……? いや待て、その声聞き覚えが……?」
メルガーは話しているうちに少女の声を聞いたことがあることに気付き始めた。少女の言っていた言葉が本当だとしたら、魔法協会をここまで攻めることができたことにも納得がいく。内部の人間によるものでなければ、ここまで追い詰めるのは難しい。そう思ったメルガーは、少女の声を思い出そうとするが、その前に少女が正体を明かす。
「もしや、思い出そうとしてます? 何なら手伝ってあげますよ? ほいっ!」
カラン カラン カラン
「おっ、お前は! ミーラ・リラ! そうだ思い出した! お前だったのか!」
「あはははは! 思い出してくれて何よりです、魔法協会会長メルガー・メンデス!」
少女は仮面を外して放り投げた。少女の素顔を見たメルガーは正体を知って驚いた。仮面の少女の正体はミーラ・リラ。かつて、メルガーが魔法を奪った元魔法協会所属の少女だった。メルガーはその事実に腹が立った。
「よく私の前に再び現れたものだな、魔法を失った小娘が!」
「ええ。あなたに、いや、お前に魔法を奪われて私は地獄を見た。数週間の地獄だったけどね!」
「ふん! それで復讐のために来たということか。随分変わったようだが、お前が主犯ではない。隣の奴がそうなんじゃないのか? 今のお前の価値など情報だけなんだからな!」
「確かにそうだった。実際、私も初めて魔法なしになって分かった。魔法のあるなしで全てが変わってしまう理不尽を、私が『彼』にしてきた罪をやっと理解できたわ。そういう意味では感謝はしてる。恨みのほうが大きいけどね」
「……何?」
「メルガー・メンデス、私はお前を許しはしないけど、これは私の復讐だけじゃない。『彼』の私に対する復讐に横やりを入れた報復なのよ。つまりね、お前の言う通り、主犯は私じゃない。私はあくまで共犯者にして『彼』の忠実な奴隷にすぎないの」
「ふふふ、よく言うじゃないかミーラ」
「……!」
ミーラの話の最中に隣から声がかかった。その声は少年のものだった。メルガーはその声には聞き覚えは無かったが、正体について考え始めていた。
(今度は少年か……ミーラの言う『彼』だとしたら、この事件の首謀者か。だとしたら……だが、報告による『少年』はミーラを復讐の対象とみなしているはず……いや、待てよ……「復讐に横やりを入れた報復」と言っていた。それがそのままの意味なら、『少年』と『彼』はやはり……)
「……何者だ、仮面を取って素顔を見せてもらおうか」
「いいだろう」
カラン カラン カラン
少年は仮面を外した。青い瞳で、赤い髪に少し黒が混ざった頭髪の少年。『ロー・ライト』の顔が現れた。
「くっ、くくくっ、くはははははは! あはっ、あはははっははははははは!」
まるで、堪えきれないものがあふれ返ったかのように大きく笑い出した。少女の声だった。メルガーはその反応に対し、怒りがこみ上げる。
「何を笑っている!? ふざけているのか! 我々を馬鹿にしているな! 私の魔法にかかればお前など!」
「【強奪魔法】で奪ってやる、ですか~?」
「……な、何? 何故知っている?」
仮面の少女はメルガーの魔法を言い当てた。そのことにメルガーは驚き、少女に問いかける。
「何故知ってるか、ですって? 人から奪うことしかしない人は頭が鈍いですね~」
「な、何だと!? この私を侮辱するのか!?」
「へえ~、結構短気な人だったんですね~。この私が魔法協会にいた頃は気付かなかったな~。……あの頃の私もかなりバカだったけどね」
「魔法協会にいただと……? いや待て、その声聞き覚えが……?」
メルガーは話しているうちに少女の声を聞いたことがあることに気付き始めた。少女の言っていた言葉が本当だとしたら、魔法協会をここまで攻めることができたことにも納得がいく。内部の人間によるものでなければ、ここまで追い詰めるのは難しい。そう思ったメルガーは、少女の声を思い出そうとするが、その前に少女が正体を明かす。
「もしや、思い出そうとしてます? 何なら手伝ってあげますよ? ほいっ!」
カラン カラン カラン
「おっ、お前は! ミーラ・リラ! そうだ思い出した! お前だったのか!」
「あはははは! 思い出してくれて何よりです、魔法協会会長メルガー・メンデス!」
少女は仮面を外して放り投げた。少女の素顔を見たメルガーは正体を知って驚いた。仮面の少女の正体はミーラ・リラ。かつて、メルガーが魔法を奪った元魔法協会所属の少女だった。メルガーはその事実に腹が立った。
「よく私の前に再び現れたものだな、魔法を失った小娘が!」
「ええ。あなたに、いや、お前に魔法を奪われて私は地獄を見た。数週間の地獄だったけどね!」
「ふん! それで復讐のために来たということか。随分変わったようだが、お前が主犯ではない。隣の奴がそうなんじゃないのか? 今のお前の価値など情報だけなんだからな!」
「確かにそうだった。実際、私も初めて魔法なしになって分かった。魔法のあるなしで全てが変わってしまう理不尽を、私が『彼』にしてきた罪をやっと理解できたわ。そういう意味では感謝はしてる。恨みのほうが大きいけどね」
「……何?」
「メルガー・メンデス、私はお前を許しはしないけど、これは私の復讐だけじゃない。『彼』の私に対する復讐に横やりを入れた報復なのよ。つまりね、お前の言う通り、主犯は私じゃない。私はあくまで共犯者にして『彼』の忠実な奴隷にすぎないの」
「ふふふ、よく言うじゃないかミーラ」
「……!」
ミーラの話の最中に隣から声がかかった。その声は少年のものだった。メルガーはその声には聞き覚えは無かったが、正体について考え始めていた。
(今度は少年か……ミーラの言う『彼』だとしたら、この事件の首謀者か。だとしたら……だが、報告による『少年』はミーラを復讐の対象とみなしているはず……いや、待てよ……「復讐に横やりを入れた報復」と言っていた。それがそのままの意味なら、『少年』と『彼』はやはり……)
「……何者だ、仮面を取って素顔を見せてもらおうか」
「いいだろう」
カラン カラン カラン
少年は仮面を外した。青い瞳で、赤い髪に少し黒が混ざった頭髪の少年。『ロー・ライト』の顔が現れた。
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