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第5章 外国編

◎登場人物紹介(第5章)

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★ローグナイト

 本作品の主人公。黒髪黒目の少年。今は17歳。本名は『ロー・ライト』。前世は『ナイトウ・ログ』であり、本名と前世の名前を足して割って今の名前に改名した。かつて自分をいじめていた者達への復讐と、前世の世界が失われて原因を突き止めることを目的に行動している。性格は普段は冷静沈着で必要なこと以外は話さないが、敵対者に対しては挑発したり機嫌を悪くさせようとするなど子供らしい一面を見せる。復讐と研究にこだわりを持ち、どちらの目的にも命までは無暗に奪おうとしないでいる。現在は帝国に住んでいる。
所有する魔法は【外道魔法】と【昇華魔法】


★ミーラ・リラ

 ローグの復讐対象にして本作品のヒロインどれい。茶髪でツインテールの少女(後にポニーテールにする)。今は17歳。ロー・ライトが魔法なしと分かってから、彼を差別する村中に倣って差別するようになった。後に、魔法協会にスカウトされたが、あるきっかけで持っていた【透明魔法】を奪われる。魔法協会を追放された後、幼馴染みの一人に再会したが顔と体を焼かれてしまう。外町で暮らすようになったが、本作の主人公ローグに再会して、彼の計画ふくしゅうにより、最終的に彼に愛と忠誠を誓う。現在は帝国に住んでいる。
所有する魔法は【解析魔法】


★リオル・ヒルディア

 帝国の第一皇女で、白髪に赤い瞳の少女。16歳。アゼルに男勝りで髪と瞳の色でいじめられ続けたことで見返すために努力し続ける。その結果、努力が実り周りから信頼されるようになった。短気だが、常に責任感を持った生真面目な性格。軍の指揮官としても優秀で周りからの人望が厚い。『嘘』を見抜く力を持っていることから、ローグとミーラからは魔法を持っていると思われているが、実際は不明。冤罪を掛けられるが、ローグ達とリオルを信じる多くの部下たちの協力によって後に冤罪を晴らす。


★サーラ・ヒルディア

 帝国の第二皇女で、金髪に青い瞳の少女。15歳。実の母親のアリアドネから愛されなかったが、リオルの母アネーシャにリオルの妹として愛される。サーラにとってアネーシャこそが理想の母。性格は聡明かつ心優しい。政治に関しては皇帝陛下に匹敵する才能を持っていると言われてる。ローグのせいでトウガラシを食べさせられてしまう。


★アゼル・ヒルディア

 帝国の第一皇子。金髪に青い瞳の少年。18歳(精神年齢は低い)。尊大な態度を取る割には無責任。傍若無人かつ臆病者で小心者。性格は非常に悪い。絵に描くようなダメ人間。今の性格は母親の間違った教育の結果によるもので、母の死をきっかけに更に悪くなった。クロズクの長ウルクスに利用されて冤罪事件に巻き込まれる。


★キング・ヒルディア

 帝国の皇帝。金髪に青い瞳。45歳。リオル・サーラ・アゼルの父。現在はウルクスの持った毒が原因で病気で寝込んでいる。


★サーファ・オルゴル
 
 帝国の騎士団長の一人で、幼い頃のリオルの剣の教師。リオルを信じてクロズクを調査した。


★第二王妃アネーシャ

 故人。白髪に赤い瞳という特徴を持った女性。平民の出身。剣才能と度胸から兵士として働いているうちに、皇子だったころのキングに好意を寄せられて結婚。性格が明るくて、文武両道。才能にあふれ、努力を怠らないため、周りからの信頼を集めていた。彼女は純粋に祖国と家族と仲間を愛し、どんなことがあっても自分の大切なもののために頑張れる女性だったが、戦いの大怪我がもとで息を引き取ってしまった。

★第一王妃アリアドネ
 
 故人。元は貴族の娘。政略結婚で第一王妃になった。望むものは権力と贅沢だけのわがままで自己中な性格の女性。愛情は生まれてきた長男のアゼル・ヒルディアだけにしか向けず、他はどうでもいいというスタンスだったため、サーラにさえ関心を持たなかった。病に倒れ、そのまま息を引き取ったが、この出来事でも息子のアゼルに悪い影響を与えていた。


★ウルクス

 帝国の暗部組織クロズクの長を務める。帝国の主導を掌握して思うままに支配しようとして、アゼル・サーラを操って、リオルを消そうと画策する。しかし、リオルの人望を甘く見た結果、サーファたちに追い詰められてしまい、切り札のパラサイトオクトパスを解禁したが、彼と思われる人物は暴走するアゼルによって殺されてしまう。


★バルムドとハイド

 王国と帝国の戦争に参加していた。リオルと戦い、アネーシャの命を奪う。後に魔法協会に所属を移す。
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