40 / 141
第2章 新天地編
第40話 邪教と聖教3・ゼロ対ポテト
しおりを挟む
マルクト王国四番街の地下。なぜか対決することになった黒鎧の団長ゼロと、クリーム色鎧のNo.99ポテト。
「対決方法は我がマルクト王国に伝統的に伝わる決闘方法“メンコ”なのじゃ!」
え? メンコ? あの丸か四角の札みたいなやつを床に叩きつける遊びの?
俺が疑問に思っていると、白と黒の信者達が準備を始めた。床に正方形の敷き物と、丸や四角、小判型や人型などのメンコが目の前に並べられた。
まさしく俺の知っているメンコだった。
いやいやもっとなんかあるだろ。剣で直接戦うとか、馬に乗って狩猟とかさ。そうでなくともチェスとかポーカーとかカッコいい盤上ゲームあるじゃん? なんでよりによってメンコなんだよ。
「おお、メンコとな!」
「素晴らしい! まさに二人の戦いにぴったりだ!」
なんか言葉の響き的に気が抜けるなー。まぁ伝統なら仕方ない、頑張るか。
「“聖域”は“積み”を採用。攻撃ルールは無差別方式。勝敗は、それぞれ五回打つ間に取ったメンコの数が多い者の勝利とするのじゃ」
いや分かんない分かんない。誰か助けてくれぇ。
困っているとポテトの横に占い師クズヨさんが走り寄ってきた。
「ポテト様、お困りのようですわね。わたくしが説明いたしますわ。……まず“聖域”とはフィールドのことですわ」
さっき敷いていた敷き物のことか。聖域なんてカッコつけやがって。好きだけど。
「“積み”とは数枚のメンコを積み重ねた山をひっくり返すルールのことですわ。ただ、ここでは積み重ねた山のみを指して言っていますわ」
めんどくさっ。適当に並べたのをひっくり返すやつにしてくれよ。
「攻撃ルールの“無差別方式”とは、場のメンコをひっくり返す、聖域から外に出す、自分のメンコを場のメンコの下に差し込む、そのいずれかが成立したらメンコを取ることができるというルールですわ」
ようするに相手のメンコに嫌がらせしたらいいんだな。
「なるほど、理解した。説明ありがとう、助かったよ」
「お礼にキスしてくれてもいいですわよ」
しねぇよ! 俺の蜂型鎧兵ブンブンを貶しやがって許さねぇからな! いつかお尻ペンペンしてやる! そしてピーをピーしてピーして二度と逆らえないようにしてやるからな! 自主規制。
ゼロの方への説明は女王マルメロがしてくれた。
「よし、双方準備が整ったようじゃな。それでは始めるぞ。先行はゼロからじゃ!」
さて、とりあえず思い切り叩きつけてみるか。
「へいへいへーい、ピッチャービビってるぅ!」
聖教側からヤジが飛んできた。煽ってんじゃねぇぞ。底辺野球部かよ。どこにピッチャーがいるんだよ。
気を取り直して、ちょっと気合い入れてみるか。
「はぁぁぁ!」
「おお! ゼロ様から邪悪なオーラが出ている!」
そんな機能はない! 出てたとしたら煤だろ。
「うぉぉぉ!」
裂帛の気合いと共にメンコを思い切り床に叩きつけた。だがしかし、場のメンコはわずかに浮かんだだけで、ひっくり返ったり、ポイントに繋げることはできなかった。
「ドンマイドンマイ、切り替えて行こう!」
邪教の一人が手を叩いて鼓舞してきた。部活のキャプテンかよ。
「次はポテトのターンなのじゃ」
うーん、メンコって意外と難しいな。
あ! そういえば俺が異世界転移する前、亡くなった爺ちゃんがメンコやってたの見たことあったな! たしかあの時は足をメンコのすぐ横に置いて構える感じだったよな。
さっそくポテトに構えさせた。それを見た豚鼻中年男のキャロブゥが驚いたリアクションを取っていた。
「……ッ! さすがポテトさんだぜ。初見のはずなのにもう理想とされる構えをとってやがる……! この順応性こそが聖騎士団の殿を任せられる秘訣……!」
そうなのか? コイツらポテトの一挙手一投足全部肯定するから合ってるのかわかんねぇわ。
とりあえずやって見るか。カーソルをターゲットの横当たりに合わせて……おりゃ!
見事、一枚ひっくり返した。
「おお! さすがポテトさんだ!」
「ないっシュー!」
バスケかよ。
「ゼロとは格が違うぜ」
あ、そうか。俺からしたら二回目だけど、体面的にはゼロとポテトで一回ずつだもんな。これじゃゼロが無能になっちゃう。
次はゼロのターン。彼にもポテトと同じ構えを取らせた。
「あ、ポテトさんのパクリだ」
おいやめろ。構えなんて皆こんなものだろ。
その一言を皮切りに聖教側の人間が騒ぎ出した。
「なんてゲスな野郎だ」
「それでも団長か!」
「正々堂々、自分の構えで戦え!」
自分の構えってなんだよ。難癖ひでぇな。
今度は邪教側の人間が騒ぎ出した。
「パクリだろうが勝てば良いのだ!」
「そうだそうだ! 人を殺しても勝てば良いのだ!」
「そうだそうだ! 金を払ってでも勝てば良いのだ!」
おい、お前らもっとマシな擁護しろよ! 役立たずかよ!
てかなんでこんなゼロさん不人気なんだよ。色か? 色なのか? 黒は敵、白は正義。そういうことなのか? いじめ良くないぞ!
不満を垂れつつ、俺はゼロを操作してメンコを叩きつける。しかし、動揺したせいで失敗してしまった。くそ、やっちまったじゃねぇか。
続いてポテトのターン。四角いメンコを一枚持つ。
「いいよー、キレてる、キレてるよぉ!」
ボディビルかよ。ただメンコ持っただけだろ。
メンコをまじまじと眺める。うーん、四角より丸とか人型とか他の形が良かったりするのかな?
俺が考えていると、キャロブゥがまたしても驚いたリアクションを取った。
「あ、あの動き、間違いない……! メンコに神通力を込めているぜ……!」
神通力ってなんだよ! そんな機能はねぇよ!
「キャロブゥさん、神通力を込めるとどうなるんです?」
「んなこともわかんねぇのか。あれをすることでなぁ、場のメンコを一掃できるんだよ!」
そんなゲームみたいな特殊効果はない!
俺は呆れながらメンコから視線を外した。
「お、どうやら込め終わったようだな——来るぜ、ポテト語録が」
なにがポテト語録だよ。何か言わなくちゃならなくなっただろ。でも俺は大学時代演劇サークルに入っていて即興劇をよくやっていたから、無茶振りには多少慣れているし余裕だけどな!
さて、なんて言おうかなー。うーん、ヨシ!
「ウシ!」
あ、ヨシと言おうとして焦って間違えた!
その言葉を耳にしたキャロブゥを中心に、聖教信者達がざわつき始めた。
「『ウシ』……なんていい響きだ。魂に染み渡る」
「たった二文字なのにこれほどまでに心を熱くさせるなんて」
「自然と流れた涙で前が見えない」
コイツらバカだろ。
バカらしいし、さっさと次に行くか。俺はメンコを持ったポテトの手を高々と上げさせた。
「か、風だ……! ポテトさんの周りに風が渦巻いている……!」
んなわけねぇだろ! 俺は4DXの映画館かよ!
「本当だ……! 涼しく感じる……!」
気のせいだよ! お前の体感温度とかどうでもいいわ!
コイツらのリアクションにいちいち反応してたらキリがないし終わらせてやる。
「ハァ!」
気合いの一息と共に、角度をつけたメンコをターゲットの山へ向かって薙ぎ払うように叩きつけた。
頭で思い描いた通り、メンコの山を吹き飛ばして数枚のターゲットを聖域外へ飛ばした。
「うおおお! さすがポテトさんだぜぇ!」
なんかすげぇ上手くいったな。ちきしょう、ゼロさんの時にやれば良かった!
その後、ゼロさんの時はことごとく失敗し、ポテトの時は全て成功して終わった。……うーん同じようにやったつもりなんだけどな。なんだろ、身長か腕の長さ辺りが重要なのかな?
そして結果発表へ。
「結果は、十対零でポテトの勝利なのじゃ!!」
「うおおお! ポ・テ・ト!」
「ポ・テ・ト! ポ・テ・ト!」
「ポ・テ・ト! ポ・テ・ト!」
聖教側大盛り上がり。
くっそ、ゼロさんで一枚も取れなかった。
邪教の面々がゼロの周りに集まってくる。
「ドンマイっす。そのえっと、無能でしたけどよかったっすよ」
「雑魚のゼロさんにしては頑張ってた!」
「そんな弱いゼロさんが好き」
慰め方下手かっ! そんなんだから邪教なんだよ!
でもなんやかんやちょっと楽しかった。くやしい。
ただ、聖騎士団同士でやると、鏡に向かってジャンケンしてるみたいでむなしかったわ。精神崩壊しそうだし二度とやりたくねー。
「対決方法は我がマルクト王国に伝統的に伝わる決闘方法“メンコ”なのじゃ!」
え? メンコ? あの丸か四角の札みたいなやつを床に叩きつける遊びの?
俺が疑問に思っていると、白と黒の信者達が準備を始めた。床に正方形の敷き物と、丸や四角、小判型や人型などのメンコが目の前に並べられた。
まさしく俺の知っているメンコだった。
いやいやもっとなんかあるだろ。剣で直接戦うとか、馬に乗って狩猟とかさ。そうでなくともチェスとかポーカーとかカッコいい盤上ゲームあるじゃん? なんでよりによってメンコなんだよ。
「おお、メンコとな!」
「素晴らしい! まさに二人の戦いにぴったりだ!」
なんか言葉の響き的に気が抜けるなー。まぁ伝統なら仕方ない、頑張るか。
「“聖域”は“積み”を採用。攻撃ルールは無差別方式。勝敗は、それぞれ五回打つ間に取ったメンコの数が多い者の勝利とするのじゃ」
いや分かんない分かんない。誰か助けてくれぇ。
困っているとポテトの横に占い師クズヨさんが走り寄ってきた。
「ポテト様、お困りのようですわね。わたくしが説明いたしますわ。……まず“聖域”とはフィールドのことですわ」
さっき敷いていた敷き物のことか。聖域なんてカッコつけやがって。好きだけど。
「“積み”とは数枚のメンコを積み重ねた山をひっくり返すルールのことですわ。ただ、ここでは積み重ねた山のみを指して言っていますわ」
めんどくさっ。適当に並べたのをひっくり返すやつにしてくれよ。
「攻撃ルールの“無差別方式”とは、場のメンコをひっくり返す、聖域から外に出す、自分のメンコを場のメンコの下に差し込む、そのいずれかが成立したらメンコを取ることができるというルールですわ」
ようするに相手のメンコに嫌がらせしたらいいんだな。
「なるほど、理解した。説明ありがとう、助かったよ」
「お礼にキスしてくれてもいいですわよ」
しねぇよ! 俺の蜂型鎧兵ブンブンを貶しやがって許さねぇからな! いつかお尻ペンペンしてやる! そしてピーをピーしてピーして二度と逆らえないようにしてやるからな! 自主規制。
ゼロの方への説明は女王マルメロがしてくれた。
「よし、双方準備が整ったようじゃな。それでは始めるぞ。先行はゼロからじゃ!」
さて、とりあえず思い切り叩きつけてみるか。
「へいへいへーい、ピッチャービビってるぅ!」
聖教側からヤジが飛んできた。煽ってんじゃねぇぞ。底辺野球部かよ。どこにピッチャーがいるんだよ。
気を取り直して、ちょっと気合い入れてみるか。
「はぁぁぁ!」
「おお! ゼロ様から邪悪なオーラが出ている!」
そんな機能はない! 出てたとしたら煤だろ。
「うぉぉぉ!」
裂帛の気合いと共にメンコを思い切り床に叩きつけた。だがしかし、場のメンコはわずかに浮かんだだけで、ひっくり返ったり、ポイントに繋げることはできなかった。
「ドンマイドンマイ、切り替えて行こう!」
邪教の一人が手を叩いて鼓舞してきた。部活のキャプテンかよ。
「次はポテトのターンなのじゃ」
うーん、メンコって意外と難しいな。
あ! そういえば俺が異世界転移する前、亡くなった爺ちゃんがメンコやってたの見たことあったな! たしかあの時は足をメンコのすぐ横に置いて構える感じだったよな。
さっそくポテトに構えさせた。それを見た豚鼻中年男のキャロブゥが驚いたリアクションを取っていた。
「……ッ! さすがポテトさんだぜ。初見のはずなのにもう理想とされる構えをとってやがる……! この順応性こそが聖騎士団の殿を任せられる秘訣……!」
そうなのか? コイツらポテトの一挙手一投足全部肯定するから合ってるのかわかんねぇわ。
とりあえずやって見るか。カーソルをターゲットの横当たりに合わせて……おりゃ!
見事、一枚ひっくり返した。
「おお! さすがポテトさんだ!」
「ないっシュー!」
バスケかよ。
「ゼロとは格が違うぜ」
あ、そうか。俺からしたら二回目だけど、体面的にはゼロとポテトで一回ずつだもんな。これじゃゼロが無能になっちゃう。
次はゼロのターン。彼にもポテトと同じ構えを取らせた。
「あ、ポテトさんのパクリだ」
おいやめろ。構えなんて皆こんなものだろ。
その一言を皮切りに聖教側の人間が騒ぎ出した。
「なんてゲスな野郎だ」
「それでも団長か!」
「正々堂々、自分の構えで戦え!」
自分の構えってなんだよ。難癖ひでぇな。
今度は邪教側の人間が騒ぎ出した。
「パクリだろうが勝てば良いのだ!」
「そうだそうだ! 人を殺しても勝てば良いのだ!」
「そうだそうだ! 金を払ってでも勝てば良いのだ!」
おい、お前らもっとマシな擁護しろよ! 役立たずかよ!
てかなんでこんなゼロさん不人気なんだよ。色か? 色なのか? 黒は敵、白は正義。そういうことなのか? いじめ良くないぞ!
不満を垂れつつ、俺はゼロを操作してメンコを叩きつける。しかし、動揺したせいで失敗してしまった。くそ、やっちまったじゃねぇか。
続いてポテトのターン。四角いメンコを一枚持つ。
「いいよー、キレてる、キレてるよぉ!」
ボディビルかよ。ただメンコ持っただけだろ。
メンコをまじまじと眺める。うーん、四角より丸とか人型とか他の形が良かったりするのかな?
俺が考えていると、キャロブゥがまたしても驚いたリアクションを取った。
「あ、あの動き、間違いない……! メンコに神通力を込めているぜ……!」
神通力ってなんだよ! そんな機能はねぇよ!
「キャロブゥさん、神通力を込めるとどうなるんです?」
「んなこともわかんねぇのか。あれをすることでなぁ、場のメンコを一掃できるんだよ!」
そんなゲームみたいな特殊効果はない!
俺は呆れながらメンコから視線を外した。
「お、どうやら込め終わったようだな——来るぜ、ポテト語録が」
なにがポテト語録だよ。何か言わなくちゃならなくなっただろ。でも俺は大学時代演劇サークルに入っていて即興劇をよくやっていたから、無茶振りには多少慣れているし余裕だけどな!
さて、なんて言おうかなー。うーん、ヨシ!
「ウシ!」
あ、ヨシと言おうとして焦って間違えた!
その言葉を耳にしたキャロブゥを中心に、聖教信者達がざわつき始めた。
「『ウシ』……なんていい響きだ。魂に染み渡る」
「たった二文字なのにこれほどまでに心を熱くさせるなんて」
「自然と流れた涙で前が見えない」
コイツらバカだろ。
バカらしいし、さっさと次に行くか。俺はメンコを持ったポテトの手を高々と上げさせた。
「か、風だ……! ポテトさんの周りに風が渦巻いている……!」
んなわけねぇだろ! 俺は4DXの映画館かよ!
「本当だ……! 涼しく感じる……!」
気のせいだよ! お前の体感温度とかどうでもいいわ!
コイツらのリアクションにいちいち反応してたらキリがないし終わらせてやる。
「ハァ!」
気合いの一息と共に、角度をつけたメンコをターゲットの山へ向かって薙ぎ払うように叩きつけた。
頭で思い描いた通り、メンコの山を吹き飛ばして数枚のターゲットを聖域外へ飛ばした。
「うおおお! さすがポテトさんだぜぇ!」
なんかすげぇ上手くいったな。ちきしょう、ゼロさんの時にやれば良かった!
その後、ゼロさんの時はことごとく失敗し、ポテトの時は全て成功して終わった。……うーん同じようにやったつもりなんだけどな。なんだろ、身長か腕の長さ辺りが重要なのかな?
そして結果発表へ。
「結果は、十対零でポテトの勝利なのじゃ!!」
「うおおお! ポ・テ・ト!」
「ポ・テ・ト! ポ・テ・ト!」
「ポ・テ・ト! ポ・テ・ト!」
聖教側大盛り上がり。
くっそ、ゼロさんで一枚も取れなかった。
邪教の面々がゼロの周りに集まってくる。
「ドンマイっす。そのえっと、無能でしたけどよかったっすよ」
「雑魚のゼロさんにしては頑張ってた!」
「そんな弱いゼロさんが好き」
慰め方下手かっ! そんなんだから邪教なんだよ!
でもなんやかんやちょっと楽しかった。くやしい。
ただ、聖騎士団同士でやると、鏡に向かってジャンケンしてるみたいでむなしかったわ。精神崩壊しそうだし二度とやりたくねー。
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる