未来星人ぷぷるん VS 強襲! スク水星人 , 激神!! ブルマー星人 , 烈戦!!!女児服星人 , 未来星人絶滅計画!!!!

あめの みかな

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第32話「烈戦!!!女児服星人なのだ!」

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翌日の朝。
レイタは制服に着替えて、登校の準備をしていた。

「ふぁ~あ……最近は騒がしいけど、学校だけが平穏だな……」

そう思っていた矢先──

「レイタ、今日こそぷぷるんを学校に連れてけなのだーっ!!」

騒がしい声が2階から聞こえてきた。もちろんぷぷるんである。

「ンガッ、あ、これは、まずいのだ、ああーっ!」

ズダガダダガダァァァァーーッ!

どうやら、ぷぷるんは階段で足を踏み外し転げ落ちてしまったらしい。

「ぷぷるん、死ぬかもしれないのだー!!」

そんなことを言いつつも、ぷぷるんは元気よく転がりながらリビングの壁をぶち破って入ってきた。
死ぬかもしれないと言っていたが、その顔や体には傷ひとつついていない。
彼女の耐久値がカンストしてるのか、在経家のリビングの壁が紙装甲なのか、もはやレイタにはわからなかった。

「ちょっ……さすがに壁は壊すなって! 補修代とかリアルに困るから!!」

ぷぷるんは今朝も相変わらずレイタのTシャツとトランクスという姿であった。

「地球の学びの場を見てみたいのだ♡ 制服を着てみたいのだ♡ 給食は出るのか!? ジャージはあるのか!? ぷぷるんはくっそマズイって噂の脱脂粉乳を一度飲んでみたいのだ!!」

「最後のやつ、いつの時代の学校イメージだよ! 戦後間もなくじゃねーか」

そんなツッコミを入れながら、レイタは、あれ? 前にこいつと学校に行ったことがなかったか? と思った。
確か、マヒルの制服や下着を勝手に拝借したりしてたような……
いや、たぶん気のせいだろう。いつ見た夢かはわからないが、夢と現実がごちゃまぜになっているのかもしれない。

玄関のチャイムが鳴った。
たぶんマヒルだろう。ルゥやマルブかもしれない。
そう思ってインターホンの映像を見ると、知らない少女がそこにいた。

「ぴんぽーん♪ 未来からお届けものですよー♪」

インターホンだけでなく、玄関のドアの外からも、異常にテンションの高い大声が聞こえてきた。

「お引き取りください」

レイタはそう言ってインターホンを切り身構える。
宇宙とか未来から来るやつにロクなのはいない。見た目はかわいい子ばかりだが、大体頭がぶっとんでいる。
未来星人に始まり、スク水星人、ブルマー星人、そういうやつを一体何人相手にしてきたか、彼にはもうわからなかった。

実は、語り部である「私」が、こいつの話は削ってもかまわないだろうと判断した異星人もいる。
基本的に「書籍化」はまだしも「アニメ化が絶対不可能」な異星人たちばかりである。
一応箇条書きにしておこう。

・シースルー星人。
 着ている服や下着がすべてシースルーで、何もかもが丸見えになっている、モザイク不可避の異星人だ。

・ピッコロノユビ星人
 生成AIによって出力したイラストに1/10ほどの確率で含まれる失敗作のように、腕や脚、指の数がおかしかったり、関節が増えていたり、関節から先が二股になっていたりする異星人だ。
 原作だと4本指のピッコロ大魔王が、アニメだと5本指になっているように、非常にセンシティブな問題である。

・ASMR星人
 発する言葉が耳掻き音などのいわゆるASMRと呼ばれる音や声だけであり、何を言っているのかほとんどわからない異星人だ。耳舐めのような卑猥な音や、それ以上に性的で過激な音や声もあり、アニメ化どころかYouTubeにその音声をアップすればBANされる。少し前にデビューしたばかりのVTuberが耳舐めASMRをアップしてBANされていたのは記憶に新しい。

・内臓ぶちまけ星人。
 その名の通りである。アニメ化の際は彼女の体はほとんど黒塗りになってしまう。

ところで、語り部である「私」って誰? と思われた方に一応説明しておくと、「私」は彼女たちとは別の理由で排除された異星人である。
「私」の存在はいつか明らかになるかどうかはまだわからないが、明らかになったところで大した意味はない。
あくまで、レイタやぷぷるんたちを観測し記録する存在だと思ってくれてかまわない。


「レイタ、きっとまた敵なのだ!」

ぷぷるんはすでに戦闘態勢に入っていた。

「そう思うなら、玄関のドアは開けるなよ! いいか、絶対に開けるなよ?」

「わかったのだ! 今すぐ開けるのだ!!」

「オォイ!! こんなときに上島さんをリスベクトするな!」

ぷぷるんが勢いよくドア開けると、そこにいたのは――

「こんにちはなのー! 『いちごパンツ星人』の『100%チラ』だよっ☆」

フリフリのワンピースを着た女の子が、レイタたちに向かってウィンクしていた。

「なっ! いちごパンツ星人だと!?」「なのだ!?」

一応服はちゃんと着ていてくれていた。
だが、ワンピースの丈があまりに短く、いや、サイズがあまりに小さく、だろうか、彼女はワカメちゃんくらいパンツが見えていた。
もちろんいちごパンツだった。

「……」

「…………」

レイタには、もちろんぷぷるんにも、一瞬でわかった。うん、やっぱりこいつ、敵だ。
そもそも名前がすでにアウトだった。
「いちごパンツ星人」ってなんだよ……名前が「100%チラ」って、もうそれパンチラじゃん……だからパンチラしてるのか? てか、100%ならモロじゃね?

「未来星人ぷぷるん! および地球人、在経レイタ! 見つけたぞ!!」

いちごパンツ星人の背後から、さらに三人の影が現れる。
まるでジェットストリームアタックのように、いちごパンツ星人の後ろに隠れていたらしい。

「スポブラ星人・ポブラ!」

「ランドセル星人・セルン!」

「そして、こちらにおわすお方こそ、我らが主、女児服星人・ジョフク様である!」

一番奥から、まばゆいスカートの裾を翻し、ついに“本命”が現れた。

「女児服星人・ジョフク様って何ィィィィィッ!!??」

「正確には、『#(ハッシュタグ)大人だけど女児服星着てる星人』のジョフク様である!」

「そういうことを聞いてるんじゃねぇ!!」

金髪ツインテ、女の子らしさ全開のチュール素材のワンピース。
ジョフク様と呼ばれているその少女が着ていたのは、確かに小学生くらいの女の子が着るような女児服だった。
ガーリー系やフェミニン系を好む小学生女子といったところだろうか。
しかし、やはりサイズが小さい。
しましまパンツが丸見えで、いちごパンツ星人との違いは、着ている服の路線とパンツの柄くらいだった。

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