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第三部 冬晴(ふゆばれ)
第15話
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「ぼくが、夏目メイだから」
加藤学は、そう言った。
その声は夏目メイの声だった。
わたしは、あわてて車から出ようとした。
けれど、助手席のドアにはロックがかかっていた。
「チャイルドロックをかけさせてもらったわ。悪い子が車から外に出ないように」
「どうして……あんたがここに……」
夏目メイは本当に、携帯電話を使って、相手に憑依することができるということ?
わたしには、何が起きているのかわからなかった。
逃げなければと思った。
けれど、逃げられない。
何もできない。
わたしには、目の前にいる学の身体を放ってはおけない。
「あんたさ、電話の声が、自分の声も相手の声も作り物だって知ってる?」
わたしは首を横に振った。
「電話ってね、固定電話なら回線、携帯電話なら電波を使って、遠くはなれた人に声をデータとしてリアルタイムに相手に届けるわけでしょう?
でもね、人間の声ってね、すごく容量が重いの。
録音したもののデータ容量を見るとわかりやすいんだけどさ、一番一般的で一番容量が小さく抑えられるmp3ファイルでも、たった数分で何MBにもなるんだよ。
だからね、それだけの重いデータをリアルタイムでやりとりするのは、不可能なの。
でもね、できてるでしょ。
それにはちょっとしたからくりがあるの。
たとえばあんたが、アリスに電話をかけたとするでしょ?
すると、あんたの声も、アリスの声も、電話会社のコンピュータの中にある声のサンプルから、自動的に似た声に瞬時に変換されるの。
そうすることでデータとしてすごく軽いものになるし、すごく似てるから違和感もない。
でも、あんたがアリスの声だって思って聞いてる声は、勝手に変換された別の誰かの声なのよ。
アリスがあんたの声だって思って聞いてる声もそう。
わたしが何を言いたいかわかる?」
わたしは、また首を横に振った。
「シュウがアリスの声だと思って聞いていた声も、アリスがシュウの声だと思って聞いていた声も、全部作り物だってこと。
シュウは、アリスの本当の声すら知らないまま、死んだの。笑えるでしょ?」
笑えるわけがなかった。
「アリスも、シュウの本当の声を知らない。
二度と聞くことができない。
わたしがシュウを殺したから」
夏目メイは、またわたしを怒らせようとしているのだ。
その手にはもう、わたしは乗らない。
わたしは今、学を夏目メイから取り返さなければいけない。
いつから学が夏目メイに憑依されていたのかはわからない。
けれど、少なくともあの■■■村で夏目メイに出会う前までは、学は学だったはずだ。
学は、わたしを好きになってくれた。
わたしも学を好きになった。
わたしたちはお互いに、わたしは学を、学はわたしを守ろうとしていた。
わたしは自分の身体を夏目メイに明け渡した上で、わたしが彼女に対して行った暴行の罪で、皮肉にも彼女が逮捕されるという、彼女にとって最悪のケースへ向かわせようとしていた。
だから、学は、わたしを夏目メイから守るために、自分が犠牲になることを選んだのだ。
わたしは自分のことしか、兄やアリスが夏目メイにされたことの復讐のことしか考えていなかったけれど、学はいつもわたしのことだけを考えてくれていた。
学はきっと、自分のことはもういいから逃げろ、というだろう。
だけど、そんなにもわたしのことを想ってくれる人は、今までもこれからもきっと彼だけだ。
わたしは、彼を救わなきゃいけない。
諦めたり、手放したりしたら、絶対に取り返しがつかなくなる。
兄を、シュウを失ってしまったアリスのように、死ぬほど後悔する。
わたしは、そんなのはいやだ。
「前みたいになぐりかかってこないんだ? つまんないわね」
夏目メイはそう言って、まぁいいわと言うと話を続けた。
「わたしは作り物の声に乗せて、わたしの人格そのものを、電波を使って電話相手に送ることができる。
だから、わたしは、今ここにいる。
そういうことよ。
もちろん一度に全部はできないわ。
少しずつ少しずつ、通話中の携帯電話が発する電子レンジレベルの電磁波と、携帯電話自体の電気エネルギーを利用して、わたしの人格をデジタル化したプログラムを話し相手の脳に直接移していく。
パソコンで、何かソフトをダウンロードするときに似てる。拡張子も同じexeだし。
話し相手の脳がパソコンで、わたしの人格がソフト。
プログラムのすべてが話し相手の脳にダウンロードされたら、自動的にインストールが始まるから、わたしは一度電話を切る。
相手の脳の構造、知能指数かな、それによって、パソコンのスペックが違うみたいに、インストールには個人差がある。
完了したら、わたしという人格の受け皿が起動し、それと同時にその話し相手はわたしに電話をかける。
その瞬間に、わたしはその話し相手に憑依する。
だからね、さっき加藤学がわたしに電話をかけてきたときが、その電話。
その直前まで、加藤学は加藤学だった。
加藤学は最期まであなたを守ろうとした。
よかったわね」
何もよくなかった。
「ちなみに、わたしの人格の受け皿がインストールされはじめたときから、話し相手の人格もデジタル化がはじまるの。
そして、わたしの憑依と同時に、話し相手の人格は、その携帯電話の中に移る」
だから、あんたの大事な大事な恋人をなくさないようにね、と夏目メイはわたしに学の携帯電話を渡した。
「あんたは一体何がしたいの?
どれだけの人を傷つければ気が済むの?」
「難しい質問ね。
最初は、普通の女の子が羨ましくて、妬ましくて、ただめちゃくちゃにしてやりたかっただけだったんだよね」
加藤麻衣のように、だろうか。
「でも、そんな嫉妬でどれだけ人の人生をめちゃくちゃにしたところで、むなしくなるだけだってわかった。
だから、普通の女の子になりたいと思った」
城戸女学園で過ごした日々のように?
でも、また気が変わっちゃった、と夏目メイは学の顔で舌をペロリと出して笑った。
「あんたの大事な大事な恋人の頭の中をのぞいてみたんだけど、お友達のハッカーが今、わたしや凛やツムギの人格のプログラムを、パソコンで起動できるソフトを作ってるみたいね。
ハッカーの名前はシノバズ。
世界一かどうかまではわからないけど、日本一知られているハッカーよね。
ツムギなんかとは比べ物にならないくらいの技術を持ってる。
たぶん、やろうと思えば、世界各国の首脳しか知らない核ミサイルのパスワードだって手に入れられる。
世界を核の炎につつみ、終わることのない核の冬を来させられる。
それだけの力を持ちながら、やっていることは、警察への捜査協力とか、ブラッディマンデーかよって感じ。
宝の持ち腐れにも程があるわ。
たぶん、シノバズなら、パソコンでわたしたちの人格を起動できるソフトを作れる。
わたしがさっき思い付いたことを実現してくれるんじゃないかな。
世界中の人間が、多重人格になったら面白いと思わない?
それか、世界中の人間がわたしになるっていうのはどう?」
「そんなことになったら、人類はすぐに滅びるよ。
あんた、70億人もいる自分と仲良くなんてできないでしょ」
「それもそうね。
じゃあ、わたしに絶対に忠誠を誓うような人格を作ってもらうわ。
それを世界各国の要人や、国連にいる連中に憑依させる」
この女は、地球の女王にでもなりたいのだろうか。
「わたしは、憑依し続けていけば、永遠に死ぬことがない。
時間は無限にある。
だからね、羽衣。
人類が滅びるようなことをわたしがしたとしても、それはただの暇潰しなんだよ」
加藤学は、そう言った。
その声は夏目メイの声だった。
わたしは、あわてて車から出ようとした。
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「どうして……あんたがここに……」
夏目メイは本当に、携帯電話を使って、相手に憑依することができるということ?
わたしには、何が起きているのかわからなかった。
逃げなければと思った。
けれど、逃げられない。
何もできない。
わたしには、目の前にいる学の身体を放ってはおけない。
「あんたさ、電話の声が、自分の声も相手の声も作り物だって知ってる?」
わたしは首を横に振った。
「電話ってね、固定電話なら回線、携帯電話なら電波を使って、遠くはなれた人に声をデータとしてリアルタイムに相手に届けるわけでしょう?
でもね、人間の声ってね、すごく容量が重いの。
録音したもののデータ容量を見るとわかりやすいんだけどさ、一番一般的で一番容量が小さく抑えられるmp3ファイルでも、たった数分で何MBにもなるんだよ。
だからね、それだけの重いデータをリアルタイムでやりとりするのは、不可能なの。
でもね、できてるでしょ。
それにはちょっとしたからくりがあるの。
たとえばあんたが、アリスに電話をかけたとするでしょ?
すると、あんたの声も、アリスの声も、電話会社のコンピュータの中にある声のサンプルから、自動的に似た声に瞬時に変換されるの。
そうすることでデータとしてすごく軽いものになるし、すごく似てるから違和感もない。
でも、あんたがアリスの声だって思って聞いてる声は、勝手に変換された別の誰かの声なのよ。
アリスがあんたの声だって思って聞いてる声もそう。
わたしが何を言いたいかわかる?」
わたしは、また首を横に振った。
「シュウがアリスの声だと思って聞いていた声も、アリスがシュウの声だと思って聞いていた声も、全部作り物だってこと。
シュウは、アリスの本当の声すら知らないまま、死んだの。笑えるでしょ?」
笑えるわけがなかった。
「アリスも、シュウの本当の声を知らない。
二度と聞くことができない。
わたしがシュウを殺したから」
夏目メイは、またわたしを怒らせようとしているのだ。
その手にはもう、わたしは乗らない。
わたしは今、学を夏目メイから取り返さなければいけない。
いつから学が夏目メイに憑依されていたのかはわからない。
けれど、少なくともあの■■■村で夏目メイに出会う前までは、学は学だったはずだ。
学は、わたしを好きになってくれた。
わたしも学を好きになった。
わたしたちはお互いに、わたしは学を、学はわたしを守ろうとしていた。
わたしは自分の身体を夏目メイに明け渡した上で、わたしが彼女に対して行った暴行の罪で、皮肉にも彼女が逮捕されるという、彼女にとって最悪のケースへ向かわせようとしていた。
だから、学は、わたしを夏目メイから守るために、自分が犠牲になることを選んだのだ。
わたしは自分のことしか、兄やアリスが夏目メイにされたことの復讐のことしか考えていなかったけれど、学はいつもわたしのことだけを考えてくれていた。
学はきっと、自分のことはもういいから逃げろ、というだろう。
だけど、そんなにもわたしのことを想ってくれる人は、今までもこれからもきっと彼だけだ。
わたしは、彼を救わなきゃいけない。
諦めたり、手放したりしたら、絶対に取り返しがつかなくなる。
兄を、シュウを失ってしまったアリスのように、死ぬほど後悔する。
わたしは、そんなのはいやだ。
「前みたいになぐりかかってこないんだ? つまんないわね」
夏目メイはそう言って、まぁいいわと言うと話を続けた。
「わたしは作り物の声に乗せて、わたしの人格そのものを、電波を使って電話相手に送ることができる。
だから、わたしは、今ここにいる。
そういうことよ。
もちろん一度に全部はできないわ。
少しずつ少しずつ、通話中の携帯電話が発する電子レンジレベルの電磁波と、携帯電話自体の電気エネルギーを利用して、わたしの人格をデジタル化したプログラムを話し相手の脳に直接移していく。
パソコンで、何かソフトをダウンロードするときに似てる。拡張子も同じexeだし。
話し相手の脳がパソコンで、わたしの人格がソフト。
プログラムのすべてが話し相手の脳にダウンロードされたら、自動的にインストールが始まるから、わたしは一度電話を切る。
相手の脳の構造、知能指数かな、それによって、パソコンのスペックが違うみたいに、インストールには個人差がある。
完了したら、わたしという人格の受け皿が起動し、それと同時にその話し相手はわたしに電話をかける。
その瞬間に、わたしはその話し相手に憑依する。
だからね、さっき加藤学がわたしに電話をかけてきたときが、その電話。
その直前まで、加藤学は加藤学だった。
加藤学は最期まであなたを守ろうとした。
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何もよくなかった。
「ちなみに、わたしの人格の受け皿がインストールされはじめたときから、話し相手の人格もデジタル化がはじまるの。
そして、わたしの憑依と同時に、話し相手の人格は、その携帯電話の中に移る」
だから、あんたの大事な大事な恋人をなくさないようにね、と夏目メイはわたしに学の携帯電話を渡した。
「あんたは一体何がしたいの?
どれだけの人を傷つければ気が済むの?」
「難しい質問ね。
最初は、普通の女の子が羨ましくて、妬ましくて、ただめちゃくちゃにしてやりたかっただけだったんだよね」
加藤麻衣のように、だろうか。
「でも、そんな嫉妬でどれだけ人の人生をめちゃくちゃにしたところで、むなしくなるだけだってわかった。
だから、普通の女の子になりたいと思った」
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でも、また気が変わっちゃった、と夏目メイは学の顔で舌をペロリと出して笑った。
「あんたの大事な大事な恋人の頭の中をのぞいてみたんだけど、お友達のハッカーが今、わたしや凛やツムギの人格のプログラムを、パソコンで起動できるソフトを作ってるみたいね。
ハッカーの名前はシノバズ。
世界一かどうかまではわからないけど、日本一知られているハッカーよね。
ツムギなんかとは比べ物にならないくらいの技術を持ってる。
たぶん、やろうと思えば、世界各国の首脳しか知らない核ミサイルのパスワードだって手に入れられる。
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それだけの力を持ちながら、やっていることは、警察への捜査協力とか、ブラッディマンデーかよって感じ。
宝の持ち腐れにも程があるわ。
たぶん、シノバズなら、パソコンでわたしたちの人格を起動できるソフトを作れる。
わたしがさっき思い付いたことを実現してくれるんじゃないかな。
世界中の人間が、多重人格になったら面白いと思わない?
それか、世界中の人間がわたしになるっていうのはどう?」
「そんなことになったら、人類はすぐに滅びるよ。
あんた、70億人もいる自分と仲良くなんてできないでしょ」
「それもそうね。
じゃあ、わたしに絶対に忠誠を誓うような人格を作ってもらうわ。
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