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1作られた世界の中で
1.7
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ビル内部の調査のために情報1班と交代しようとした時に声を掛けられる。
「ミル、アビル、コーナーの3人。連絡事項があるから2階に来てくれ」
アビル「3人だけ?エンペラーで何かあったのか」
「まあ、エンペラー関連だな。とにかく2階に。テスバニアの2人にはすまないがあまり知られたくない案件なのでここで待っていてくれ」
パルミトン「了解。機材の運搬の手伝いしているね」
情報1班の班長と2階の隅についた。
「連絡事項は2つ。1つは市民からの作戦に対する反感が想定よりも大きく実働班の安全確保が難しい件。もう1つはシーレンス国王から直接会ってアジト発見の礼をしたいそうだ」
ミル「アジトの発見だけで礼を?」
「ああ。明らかに怪しい上に面会希望を出しているのが第一国王らしい。顔どころか名前も姿もでたことのない人物だから本人かの確認ができないが面会場所からしておそらく本人で間違いないと思う」
アビル「シーレンス王国は入れないから場所はシーバイスか?あそこ基本立ち入り禁止だろう」
「それはさすがに許可が下りている。ただ3人だけだがな。エンペラーで専用機の用意が済んでいるから準備ができ次第なるべく早く向かってほしい。詳細は本部で聞けると思う」
アビル「また随分と急だな」
「あと、今回わかったツーベ関連の作戦は引き続き実働1班にお願いしたい。ああ、コーナーもな」
ミル「分かったわ、何かあればまた連絡するからお願いね」
「車は俺たちが乗ってきた2台目に乗ってくれ。というか今後はその車両がメインになると思う、コーナーにあとで内容メールしておく。くるぐれも慎重にな」
連絡が終わり下の階に降りると装置を掘り起こすための準備が行われていた。
ミル「パルさんすみません、緊急の要件ができてテスバニアを出ることになりました」
パルミトン「うんさっき聞いたよ。テスバニアは軍事だけは世界1だし、わたしもヘルシークもいるからいつでも頼ってね」
少し離れたところから手を振るヘルシークに別れを言い3人は新しい車両に乗り替え準備のためテスバニアの本部に向かう。
ミル「コーナー、さっきのメール来た?」
コーナー「いまきた。車両の詳細とシーバイスの連絡事項だね。この車専用の飛行機とかと連動できるエンペラー専用車両みたい」
アビル「今から準備しても出発は早くて明日の朝ぐらいか?テスバニア軍のところに飛行機があれば早朝でもいけるか」
コーナー「いや専用の飛行機は本部にいるみたい。垂直離陸対応さすが専用機」
ミル「あんまり急いでミスがあったら怖いし移動時間が関係ないなら準備と休憩は念入りにできるね」
コーナー「国王様からは面会日時の指定は特になくて いつでも待っています とのこと」
アビル「考えても仕方ないがどういう要件での呼び出しなんだか」
コーナー「理由か・・・ほんと単純に ありがとう! なわけはないよね」
ミル「いままで姿を現さなかった国王が直接出てくること自体異常だけど、このタイミングに意味はなさそうだし」
本部へ到着後コーナーに届いたメールを参考に必要品の準備をし明日に備えた。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
<シーレンス王国中央進行室(西)>
「エンペラーが国王との面会を行うことになった。猶予は2日延びた。問題は解決できそうか?」
「制御システムの書き換えは間に合いますが、制御システムとのリンクは事前の確認ができないので実際に動かせるかは断言できません」
「いや十分ですよあんなのの調整をこれだけ短期間でできたこと自体称賛に価します」
「まさかあれを動かすとは。といっても急すぎる」
「今となってはこの手しかないが、本当にやるのか?やらねばならぬのか?」
「どちらともいえぬ」
「私は過剰火力だと思うが」
「テスバニアとの交渉が決裂した今おそらく最後の手段だ。だからこそ契約発動の危険を冒してでもこの予備のトラップは仕掛けなければいけない」
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
<シーバイス>
映画でしか見たことのないような飛行で1機の飛行機が接近してくる。
ユートピア連合係員「あの飛行機か?形状照合できる・・・か?」
「形状照合は無理ですがエンペラーの来客で間違いありません。信号一致しました」
「誘導を開始してくれ」
誘導連絡を受け取ると現実的な飛行に変わり滑走路に着陸する。
ユートピア連合係員「実働1班のミルさんですねお待ちしてました」
ミル「お迎えありがとうございます。ごめんなさい5分ほど待ってください。あと2人おります」
散らかった機内を片付け終わった2人が合流する。
ユートピア連合係員「ここから先はボートでの移動になります。 城 までご案内します」
アビル「本当に城っていうんですね」
ユートピア連合係員「城だったり要塞っていう人も。まあいろいろです。正直環境調査をしているユートピアからしたらないほうがいいんですけど」
城に到着すると小さな船着き場へ降りる。
ユートピア連合係員「ここから先はユートピアの管轄ではなくシーレンス王国の管轄なので私はここまでです。あとはよろしくお願いします」
さっきの係員とは打って変わり不愛想な護衛に連れられ最上階につく。
「第一国王はこの部屋ですごゆっくりどうぞ」
ミル「持ち物のチェックは必要ないですか?」
「不要です。理由はありません」
表情がないような護衛と別れ部屋に入る。
第一国王「ミル様、アビル様、コーナー様、突然の依頼に対応いただき誠にありがとうございます」
随分とへりくだった言葉使いでのあいさつに戸惑ってしまったが国王制度の残る国を参考に片膝をついて返事をする。
ミル「ご招待いただき誠にありがとうございます。エンペラーより3名ミル、アビル、コーナー、でございます」
第一国王「ああ申し訳ないこちらに座ってください。それと私のことはヤナギダと呼んでください。ここには私1人しかいないのでどうか硬くならず。大丈夫です盗聴なんてしていません」
加湿器の電源をOFFにしたり、4人分の飲み物を準備してヤナギダ自身もソファに座る。
ヤナギダ「スターストーム拠点発見の知らせを受けたときは本当に驚きました。まさかこんなに早く見つかるとは想像もしていなかったので。改めてありがとう。ああ、この口調はええ、肯定教の教祖をしていたり、そもそも人とあまり話さないので失礼な節があれば申し訳ない」
ミル「今回の発見はシーレンス王国のご支援があってのこと、こちらこそありがとうございます」
ヤナギダ「実はツーベの国へ行かれるあなた方に1つ確認したいことがあって呼んだんです。お答えいただけますか?」
ミル「はい、もちろんでございます」
内容の確認をしたいため口を開きかけたところにヤナギダと被ってしまう。
ヤナギダ「なんと!どのような質問かわからないのにお答えしていただけるとはなんと寛大な!」
咳ばらいをすると質問を口にした。
ヤナギダ「3人に質問です。あなた方を建造した我々外来種を信仰してもらえますか?」
なにを言えばいいのか戸惑っているミルを横目に発言する。
アビル「シーレンス第一国王であり肯定教教祖のヤナギダ様、申し訳ないがこの会話と部屋の映像はエンペラー本部にすべて正常に送信されています。そのうえで質問にお答えいたしますこれは3人の総意です。その質問には答えません 」
ヤナギダ「回答になっていないのを理解していますか?」
アビル「わたくしアビルは回答する直前に3人の総意であると定義したうえであなたの質問に回答しました。ついでに言うと私はあなたの質問内容を理解していません。ここに来るまでの飛行機でデタラメな操縦しかできないバカですので」
ヤナギダ「これほどの天才にあたってしまうとはやはり運がつきていましたか。わざわざ足を運んでもらいありがとうございます。今回はこれまでにしてまた機会があれば食事でもしながらお話をしましょう」
なにも合図をしてないはずだが待機していた護衛が扉を開き帰るように促される。
ヤナギダに近づこうとしたところに袖をコーナーに引かれて出口に向かう。
部屋を出す際に後ろを振り返ると直立していたヤナギダと目が合った。
ヤナギダ「コーナーさん盗聴器はもっと上手に設置してください」
⑨シーバイス ユートピア連合の北側にある無人島群。多様な水生生物の保護、観察のためユートピア連合が主要な管理を行っている。群島のうち1つをシーレンス王国が所有している。
「ミル、アビル、コーナーの3人。連絡事項があるから2階に来てくれ」
アビル「3人だけ?エンペラーで何かあったのか」
「まあ、エンペラー関連だな。とにかく2階に。テスバニアの2人にはすまないがあまり知られたくない案件なのでここで待っていてくれ」
パルミトン「了解。機材の運搬の手伝いしているね」
情報1班の班長と2階の隅についた。
「連絡事項は2つ。1つは市民からの作戦に対する反感が想定よりも大きく実働班の安全確保が難しい件。もう1つはシーレンス国王から直接会ってアジト発見の礼をしたいそうだ」
ミル「アジトの発見だけで礼を?」
「ああ。明らかに怪しい上に面会希望を出しているのが第一国王らしい。顔どころか名前も姿もでたことのない人物だから本人かの確認ができないが面会場所からしておそらく本人で間違いないと思う」
アビル「シーレンス王国は入れないから場所はシーバイスか?あそこ基本立ち入り禁止だろう」
「それはさすがに許可が下りている。ただ3人だけだがな。エンペラーで専用機の用意が済んでいるから準備ができ次第なるべく早く向かってほしい。詳細は本部で聞けると思う」
アビル「また随分と急だな」
「あと、今回わかったツーベ関連の作戦は引き続き実働1班にお願いしたい。ああ、コーナーもな」
ミル「分かったわ、何かあればまた連絡するからお願いね」
「車は俺たちが乗ってきた2台目に乗ってくれ。というか今後はその車両がメインになると思う、コーナーにあとで内容メールしておく。くるぐれも慎重にな」
連絡が終わり下の階に降りると装置を掘り起こすための準備が行われていた。
ミル「パルさんすみません、緊急の要件ができてテスバニアを出ることになりました」
パルミトン「うんさっき聞いたよ。テスバニアは軍事だけは世界1だし、わたしもヘルシークもいるからいつでも頼ってね」
少し離れたところから手を振るヘルシークに別れを言い3人は新しい車両に乗り替え準備のためテスバニアの本部に向かう。
ミル「コーナー、さっきのメール来た?」
コーナー「いまきた。車両の詳細とシーバイスの連絡事項だね。この車専用の飛行機とかと連動できるエンペラー専用車両みたい」
アビル「今から準備しても出発は早くて明日の朝ぐらいか?テスバニア軍のところに飛行機があれば早朝でもいけるか」
コーナー「いや専用の飛行機は本部にいるみたい。垂直離陸対応さすが専用機」
ミル「あんまり急いでミスがあったら怖いし移動時間が関係ないなら準備と休憩は念入りにできるね」
コーナー「国王様からは面会日時の指定は特になくて いつでも待っています とのこと」
アビル「考えても仕方ないがどういう要件での呼び出しなんだか」
コーナー「理由か・・・ほんと単純に ありがとう! なわけはないよね」
ミル「いままで姿を現さなかった国王が直接出てくること自体異常だけど、このタイミングに意味はなさそうだし」
本部へ到着後コーナーに届いたメールを参考に必要品の準備をし明日に備えた。
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<シーレンス王国中央進行室(西)>
「エンペラーが国王との面会を行うことになった。猶予は2日延びた。問題は解決できそうか?」
「制御システムの書き換えは間に合いますが、制御システムとのリンクは事前の確認ができないので実際に動かせるかは断言できません」
「いや十分ですよあんなのの調整をこれだけ短期間でできたこと自体称賛に価します」
「まさかあれを動かすとは。といっても急すぎる」
「今となってはこの手しかないが、本当にやるのか?やらねばならぬのか?」
「どちらともいえぬ」
「私は過剰火力だと思うが」
「テスバニアとの交渉が決裂した今おそらく最後の手段だ。だからこそ契約発動の危険を冒してでもこの予備のトラップは仕掛けなければいけない」
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<シーバイス>
映画でしか見たことのないような飛行で1機の飛行機が接近してくる。
ユートピア連合係員「あの飛行機か?形状照合できる・・・か?」
「形状照合は無理ですがエンペラーの来客で間違いありません。信号一致しました」
「誘導を開始してくれ」
誘導連絡を受け取ると現実的な飛行に変わり滑走路に着陸する。
ユートピア連合係員「実働1班のミルさんですねお待ちしてました」
ミル「お迎えありがとうございます。ごめんなさい5分ほど待ってください。あと2人おります」
散らかった機内を片付け終わった2人が合流する。
ユートピア連合係員「ここから先はボートでの移動になります。 城 までご案内します」
アビル「本当に城っていうんですね」
ユートピア連合係員「城だったり要塞っていう人も。まあいろいろです。正直環境調査をしているユートピアからしたらないほうがいいんですけど」
城に到着すると小さな船着き場へ降りる。
ユートピア連合係員「ここから先はユートピアの管轄ではなくシーレンス王国の管轄なので私はここまでです。あとはよろしくお願いします」
さっきの係員とは打って変わり不愛想な護衛に連れられ最上階につく。
「第一国王はこの部屋ですごゆっくりどうぞ」
ミル「持ち物のチェックは必要ないですか?」
「不要です。理由はありません」
表情がないような護衛と別れ部屋に入る。
第一国王「ミル様、アビル様、コーナー様、突然の依頼に対応いただき誠にありがとうございます」
随分とへりくだった言葉使いでのあいさつに戸惑ってしまったが国王制度の残る国を参考に片膝をついて返事をする。
ミル「ご招待いただき誠にありがとうございます。エンペラーより3名ミル、アビル、コーナー、でございます」
第一国王「ああ申し訳ないこちらに座ってください。それと私のことはヤナギダと呼んでください。ここには私1人しかいないのでどうか硬くならず。大丈夫です盗聴なんてしていません」
加湿器の電源をOFFにしたり、4人分の飲み物を準備してヤナギダ自身もソファに座る。
ヤナギダ「スターストーム拠点発見の知らせを受けたときは本当に驚きました。まさかこんなに早く見つかるとは想像もしていなかったので。改めてありがとう。ああ、この口調はええ、肯定教の教祖をしていたり、そもそも人とあまり話さないので失礼な節があれば申し訳ない」
ミル「今回の発見はシーレンス王国のご支援があってのこと、こちらこそありがとうございます」
ヤナギダ「実はツーベの国へ行かれるあなた方に1つ確認したいことがあって呼んだんです。お答えいただけますか?」
ミル「はい、もちろんでございます」
内容の確認をしたいため口を開きかけたところにヤナギダと被ってしまう。
ヤナギダ「なんと!どのような質問かわからないのにお答えしていただけるとはなんと寛大な!」
咳ばらいをすると質問を口にした。
ヤナギダ「3人に質問です。あなた方を建造した我々外来種を信仰してもらえますか?」
なにを言えばいいのか戸惑っているミルを横目に発言する。
アビル「シーレンス第一国王であり肯定教教祖のヤナギダ様、申し訳ないがこの会話と部屋の映像はエンペラー本部にすべて正常に送信されています。そのうえで質問にお答えいたしますこれは3人の総意です。その質問には答えません 」
ヤナギダ「回答になっていないのを理解していますか?」
アビル「わたくしアビルは回答する直前に3人の総意であると定義したうえであなたの質問に回答しました。ついでに言うと私はあなたの質問内容を理解していません。ここに来るまでの飛行機でデタラメな操縦しかできないバカですので」
ヤナギダ「これほどの天才にあたってしまうとはやはり運がつきていましたか。わざわざ足を運んでもらいありがとうございます。今回はこれまでにしてまた機会があれば食事でもしながらお話をしましょう」
なにも合図をしてないはずだが待機していた護衛が扉を開き帰るように促される。
ヤナギダに近づこうとしたところに袖をコーナーに引かれて出口に向かう。
部屋を出す際に後ろを振り返ると直立していたヤナギダと目が合った。
ヤナギダ「コーナーさん盗聴器はもっと上手に設置してください」
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