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第二章:新しい環境
第12話 説得再び
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アイシャが目覚めたとき、既に寝台にはカルラートの姿はなかった。
アイシャは安堵か落胆なのか分からない溜息をつくと、支度をするためにライサを呼び出す。
「アイシャ様、お体は大丈夫でございますか? 陛下はお優しくされたのでしょうか?」
期待を込めて見つめてくるライサには申し訳なかったが、アイシャは正直に事の次第を話した。
「まあっ、それでは寝所を共にしてなにもなかったと……?」
愕然としたようにライサが呟いたのに対して、アイシャは苦々しい気分で頷いた。
あそこまで期待していたライサに応えられなくて彼女は申し訳ない気分になる。
それ以上に兄王の意向に添うことが出来なくて、なんのための王妹の身分かとアイシャは沈みこんだ。
それでもアイシャは、未だに清い身の自分に安堵している己自身に気が付いていた。
しかし、カルラートは兄王になにか言われて、アイシャの寝室に本人は仕方なくでも、ともかく現れたのだ。それでなにもなかったなどと、安易に安心などしている場合ではないと、アイシャは己を恥じた。
「それではなお、悪いではありませんか。寝所を共にして抱かないなどと、侮辱以外の何物でもありません!」
またしてもカルラートのところへ抗議に行こうとしていたライサをアイシャはなんとか引き留めて言った。
「……陛下にはわたしが直接お話しします。このままでは、嫁いできた者の責務を果たせないままだもの」
王家の姫ならば本意でない結婚をする者がほとんどなのだ。
だから、たとえ心に想う人がいても、自分はそれを振りきらなければいけないのだ。
代々の姫君達は、国のためにその責務を果たしてきたのだから。
そしてアイシャはとある決意をすると、カルラートの執務室へと向かった。
もしかしたらカルラートは会ってくれないかもしれないとアイシャは懸念していたが、そこは宰相のオルグレンが間に入ってくれたらしく、彼女はすぐに入室を許された。
「陛下、それではわたしは席を外しますので」
気を利かせたオルグレンが二人を残して、すぐさまその場を後にした。
その背中をカルラートはむっとして睨んだが、もちろん相手には見えていない。
アイシャは果たして彼を説得出来るのだろうかと少し不安な気持ちでその様子を見ていた。
「……それでなんの用だ」
カルラートがアイシャに向き合って、うんざりというような顔で尋ねる。
「本日は陛下にお話があって参りました。……陛下はおっしゃいましたよね、兄王とわたしがただならぬ関係でないということを信じさせてみろと」
「ああ」
アイシャの言葉にカルラートがぞんざいに返事をする。
しかし、アイシャはそれを気にした様子も見せずに続けた。
「なぜそんな噂が出たのか、それ自体わたしには分かりかねます。なぜなら、それは絶対にありえないからです」
アイシャがそう断言すると、カルラートが不思議そうに首を傾げた。
「……なぜだ。血が繋がらない者同士、いつそうなっても不思議ではないではないか」
しかしアイシャにはカルラートがそう思う方が不思議だった。
血が繋がっていないとはいえ、いわば天敵である妃同士の子なのだ。それで仲が良くなる訳がない。
もしかしたら、カルラートは妃同士の争いを目にしたことがないのかもしれないのかもしれないとアイシャは思った。
「……トゥルティエールの醜聞になるのでこの前は申しませんでしたが、わたしの母が先王の寵愛を受けたせいで、兄の母は城から身を投げたのです。そのことでわたしは兄にずっと憎まれています。ですから、わたしと兄王がそういう関係になることはまずありえません」
アイシャがきっぱりとそう断言すると、カルラートは息をのんだ。
「そんなことがあったとは、我が国には知らされていないぞ」
「ですから醜聞を防ぐために箝口令をしいたのです。今も先の正妃の死因は対外的には病死となっているはずです」
……もっともトゥルティエール王宮内では有名無実となってしまっているが、国としては幸いなことに、ハーメイにまでは届かなかったらしい。
「しかし、そなたをトゥルティエール王が憎んでいると言っていたが、あの王はそなたと寝所を共にしていないと知って直々に抗議文を送りつけて来たぞ。それはどう説明するつもりだ」
「……それは大国の尊厳に関わるからだと思われますが。どんなに憎い者でも王妹として嫁がせたからには面目もあるのでしょう」
アイシャがあくまで真摯にカルラートを見つめていると、彼は少し息を付いてから言った。
「……そうか。ならばその噂があり得ないことも理解した」
「! 誠でございますか!」
これで王妹としての責務が果たせるとアイシャが喜んだのもつかの間、カルラートは片手を前に出して彼女を制した。
「慌てるな。まだ話は終わっていない。しかし、わたしは威圧的に話を進めたあの王のやり方が気に入らない。……だが、そなたがそれを謝罪するのなら許してやろう」
それは、カルラートにとっては破格な扱いだったのだろう。アイシャにもその彼の思惑が理解できて息をのんだ。
ここで謝罪さえすれば名実共にハーメイの王妃になれるのだ。なにを迷うことがあるだろう。
しかし──
「──申し訳ございません。それはできかねます」
少しばかりの逡巡の後、アイシャの口から出てきたのは断りの言葉だった。
カルラートはアイシャが謝罪するものだと思っていたらしく一瞬絶句する。
「なぜだ、ここでそなたが謝れば、すべてが丸く収まるのだぞ」
「兄が決めたことは国が決めたことです。それなのに王妹であるわたしが勝手に謝罪してしまえば、トゥルティエールの権威は地に墜ちてしまいます。ですから、わたしにはできません」
たとえ血は繋がっていなくても、自分は王妹。トゥルティエール王族として、アイシャは王の決定を無視して謝罪することがどうしてもできなかった。
アイシャが昂然と頭を上げてそう言うと、カルラートは信じられないものを見るような目で見てきた。
「……そなたは、かの王に憎まれていると言っていたが、そなた自身は随分とかの王を信頼しているのだな」
ルドガーは自分には冷たいが、成人前から取り仕切っていたその政務は、素晴らしいものであると、トゥルティエール宰相のディルスは言っていた。
ライサから聞いた話でも、国民達も彼を賢王と褒め讃えているらしい。
「はい、王として尊敬しております」
アイシャがカルラートから目を逸らさずに告げると、なぜか彼は苛立ちを表情に表した。
「──大国の権威を笠に着るあの男のどこがいいんだ」
それはごく小さな呟きで、アイシャにはよく聞き取れなかった。
「はい? なにかおっしゃいました?」
アイシャが聞き返したが、しかしカルラートは彼女から目を逸らして無言で通した。
「──とにかく謝罪がないのなら、わたしはそなたを抱かない。心しておけ」
「そんな、それでは話が違います。前には噂の内容を嘘だと信じさせればいいとおっしゃっていたではないですか」
アイシャはドレスのスカートを思わずぎゅっと握りしめてしまいながら、カルラートの理不尽な言い分に抗議する。
「気が変わった。そなたがかの国のやり方を謝罪すれば、いくらでも抱いてやろう」
「! 馬鹿にしないでください!」
くつくつ笑いながらのカルラートのその言葉に、アイシャは真っ赤になって叫ぶと、衝動的に執務室を飛び出していた。
アイシャは安堵か落胆なのか分からない溜息をつくと、支度をするためにライサを呼び出す。
「アイシャ様、お体は大丈夫でございますか? 陛下はお優しくされたのでしょうか?」
期待を込めて見つめてくるライサには申し訳なかったが、アイシャは正直に事の次第を話した。
「まあっ、それでは寝所を共にしてなにもなかったと……?」
愕然としたようにライサが呟いたのに対して、アイシャは苦々しい気分で頷いた。
あそこまで期待していたライサに応えられなくて彼女は申し訳ない気分になる。
それ以上に兄王の意向に添うことが出来なくて、なんのための王妹の身分かとアイシャは沈みこんだ。
それでもアイシャは、未だに清い身の自分に安堵している己自身に気が付いていた。
しかし、カルラートは兄王になにか言われて、アイシャの寝室に本人は仕方なくでも、ともかく現れたのだ。それでなにもなかったなどと、安易に安心などしている場合ではないと、アイシャは己を恥じた。
「それではなお、悪いではありませんか。寝所を共にして抱かないなどと、侮辱以外の何物でもありません!」
またしてもカルラートのところへ抗議に行こうとしていたライサをアイシャはなんとか引き留めて言った。
「……陛下にはわたしが直接お話しします。このままでは、嫁いできた者の責務を果たせないままだもの」
王家の姫ならば本意でない結婚をする者がほとんどなのだ。
だから、たとえ心に想う人がいても、自分はそれを振りきらなければいけないのだ。
代々の姫君達は、国のためにその責務を果たしてきたのだから。
そしてアイシャはとある決意をすると、カルラートの執務室へと向かった。
もしかしたらカルラートは会ってくれないかもしれないとアイシャは懸念していたが、そこは宰相のオルグレンが間に入ってくれたらしく、彼女はすぐに入室を許された。
「陛下、それではわたしは席を外しますので」
気を利かせたオルグレンが二人を残して、すぐさまその場を後にした。
その背中をカルラートはむっとして睨んだが、もちろん相手には見えていない。
アイシャは果たして彼を説得出来るのだろうかと少し不安な気持ちでその様子を見ていた。
「……それでなんの用だ」
カルラートがアイシャに向き合って、うんざりというような顔で尋ねる。
「本日は陛下にお話があって参りました。……陛下はおっしゃいましたよね、兄王とわたしがただならぬ関係でないということを信じさせてみろと」
「ああ」
アイシャの言葉にカルラートがぞんざいに返事をする。
しかし、アイシャはそれを気にした様子も見せずに続けた。
「なぜそんな噂が出たのか、それ自体わたしには分かりかねます。なぜなら、それは絶対にありえないからです」
アイシャがそう断言すると、カルラートが不思議そうに首を傾げた。
「……なぜだ。血が繋がらない者同士、いつそうなっても不思議ではないではないか」
しかしアイシャにはカルラートがそう思う方が不思議だった。
血が繋がっていないとはいえ、いわば天敵である妃同士の子なのだ。それで仲が良くなる訳がない。
もしかしたら、カルラートは妃同士の争いを目にしたことがないのかもしれないのかもしれないとアイシャは思った。
「……トゥルティエールの醜聞になるのでこの前は申しませんでしたが、わたしの母が先王の寵愛を受けたせいで、兄の母は城から身を投げたのです。そのことでわたしは兄にずっと憎まれています。ですから、わたしと兄王がそういう関係になることはまずありえません」
アイシャがきっぱりとそう断言すると、カルラートは息をのんだ。
「そんなことがあったとは、我が国には知らされていないぞ」
「ですから醜聞を防ぐために箝口令をしいたのです。今も先の正妃の死因は対外的には病死となっているはずです」
……もっともトゥルティエール王宮内では有名無実となってしまっているが、国としては幸いなことに、ハーメイにまでは届かなかったらしい。
「しかし、そなたをトゥルティエール王が憎んでいると言っていたが、あの王はそなたと寝所を共にしていないと知って直々に抗議文を送りつけて来たぞ。それはどう説明するつもりだ」
「……それは大国の尊厳に関わるからだと思われますが。どんなに憎い者でも王妹として嫁がせたからには面目もあるのでしょう」
アイシャがあくまで真摯にカルラートを見つめていると、彼は少し息を付いてから言った。
「……そうか。ならばその噂があり得ないことも理解した」
「! 誠でございますか!」
これで王妹としての責務が果たせるとアイシャが喜んだのもつかの間、カルラートは片手を前に出して彼女を制した。
「慌てるな。まだ話は終わっていない。しかし、わたしは威圧的に話を進めたあの王のやり方が気に入らない。……だが、そなたがそれを謝罪するのなら許してやろう」
それは、カルラートにとっては破格な扱いだったのだろう。アイシャにもその彼の思惑が理解できて息をのんだ。
ここで謝罪さえすれば名実共にハーメイの王妃になれるのだ。なにを迷うことがあるだろう。
しかし──
「──申し訳ございません。それはできかねます」
少しばかりの逡巡の後、アイシャの口から出てきたのは断りの言葉だった。
カルラートはアイシャが謝罪するものだと思っていたらしく一瞬絶句する。
「なぜだ、ここでそなたが謝れば、すべてが丸く収まるのだぞ」
「兄が決めたことは国が決めたことです。それなのに王妹であるわたしが勝手に謝罪してしまえば、トゥルティエールの権威は地に墜ちてしまいます。ですから、わたしにはできません」
たとえ血は繋がっていなくても、自分は王妹。トゥルティエール王族として、アイシャは王の決定を無視して謝罪することがどうしてもできなかった。
アイシャが昂然と頭を上げてそう言うと、カルラートは信じられないものを見るような目で見てきた。
「……そなたは、かの王に憎まれていると言っていたが、そなた自身は随分とかの王を信頼しているのだな」
ルドガーは自分には冷たいが、成人前から取り仕切っていたその政務は、素晴らしいものであると、トゥルティエール宰相のディルスは言っていた。
ライサから聞いた話でも、国民達も彼を賢王と褒め讃えているらしい。
「はい、王として尊敬しております」
アイシャがカルラートから目を逸らさずに告げると、なぜか彼は苛立ちを表情に表した。
「──大国の権威を笠に着るあの男のどこがいいんだ」
それはごく小さな呟きで、アイシャにはよく聞き取れなかった。
「はい? なにかおっしゃいました?」
アイシャが聞き返したが、しかしカルラートは彼女から目を逸らして無言で通した。
「──とにかく謝罪がないのなら、わたしはそなたを抱かない。心しておけ」
「そんな、それでは話が違います。前には噂の内容を嘘だと信じさせればいいとおっしゃっていたではないですか」
アイシャはドレスのスカートを思わずぎゅっと握りしめてしまいながら、カルラートの理不尽な言い分に抗議する。
「気が変わった。そなたがかの国のやり方を謝罪すれば、いくらでも抱いてやろう」
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