眩魏(くらぎ)!一楽章

たらしゅー放送局

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番外編

春を詠む人

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前回のあらすじぃ~!武装集団におそわれてまぁー大変♪
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
わぁー!と雄叫びをあげながらこっちに向かってくる。それに応じて、無空は中国武術の陰陽の構え、小森は、ボクシング特有の近い間合いを想定した構え、雲上は蟷螂捕蝉式を構えた。お互いの間合いが秒読みで詰まっていく。しかし、そこに水を差す一人の青年がいた。
「全く、徒手相手に武器でしか太刀打ちできないのですか?」
その青年は、二つの勢力がぶつかるまでわずか三メートルのところに立っていた。
『!』
無空達は驚いた。向こうは行き先に人が立っていた事に、無空達は今までそれに気付かなかったことに驚いた。当たり前だが、武術をするものは、常時戦場を心得なければならない。これは、昔、戦いが日常的にあった時代、いつ襲われるかわからないため、常に恐怖というセンサーを張らなければならなかった。現在でも、その教えは生きている。無空達も、勿論いつも張っている。そんな状態でもあの青年はまあ入ってこれたのだ。
「なにもんだてめぇ?!」
「徒手相手に武器を使うおまえらにおしえる名前なんて無い!しかし、強いて言うなら『春を詠む人』とでも呼んでくれ」
「…は?」
その場が凍りついた。まだ冬でも無いのに北風小僧が来たかと思うほどにその仮の名前は強烈に中二病くさかった。雲上も小森も、相手もこの何ともいえない空気に飲まれていた。
そんな中無空だけはその言葉の意味を考えた。
(春を…読む…詠む、詠むを音読みにするとえい、春を音読みにするとしゅん。えい、しゅん…詠春拳…!もしや!)
「うっせー中二病!」
といって棍棒を持った青年が突く。それをいともたやすく払う。するとコンマ零秒で相手のとても近い間合いに入った。
「これだから武器は嫌いだ」
そう言うと相手の顎に掌底を連続で放った。
「ヴぉお!」
と舌を噛んだのか口から少量の血を吐いて倒れた。
「詠春拳…」
その名を口にするまでに無空はどれだけの時間を要したのかわからなかった。たった五秒の事なのにその場にいた全ての人の時間がゆっくりと流れたような錯覚さえ覚えてしまう。
「こうやって自分は武器に守られていると思って隙が出来るから」
「う、うおー!」
と他の軍勢も攻めてきた。
「やれやれ、馬鹿ばっかりですね」
そう言うと棍棒を手にとり、バッタバッタと相手をなぎ倒してゆき、いつしか辺りは呻き声の合唱祭が開催されていた。
「所で君たち、学校大丈夫なの?」
「ん、おわ、やっべぇ!早くいかなきゃ!」
「いってらっしゃい」
「はーい!」
「…お名前聞いてよろしいですか?」
「僕?桜時雨(さくらしぐれ)だよ」
「助けていただきありがとうございました」
「いえいえ、いってらっしゃい」
「はい…」
といって無空も二人の後を追った。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「…どうして邪魔をした、桜」
「徒手三人に武器を持った者を何十人と送るのは自分達がそこまで弱い奴だと豪語していると思ったからだ」
「まぁ今回はいい。但し、今度やったときはわかってるな?」
「わかっております」
といって桜は古びたビルを後にした。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
どうも、期末試験という戦場に身を投じた、たらしゅー放送局です。え、結果?
聞かないでくれ…努力は確実に報われないということを改めて実感したのだよ…。さて、テスト開けで書いた小説としては二つ目となったのですがいかがでしたか?一作目は新作です。ええ、まだ終わって無いのに新作です。そちらの方も是非目を通してみてください。恐らく乱文、誤字がありますがそのときはコメントでいってくださいね。では!
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