4/4ー俺の親が自重しなかった結果チートな身体を得た。

ギン

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1章

19話 自宅での訓練。

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館に帰りサリュと鍛錬を兼ねて、少し休んだら寸止めの稽古をするつもりだ。
しかしさっきのサリュはすごい動きだったな、能力値は俺の方が高いが動きの質が違った気がする、流石は獣人族と言った所なのだろうか。
最近サリュと良く狩りに行っているから、lvも結構上がったんじゃないかな?



サリュ・ベルトス♀

年齢          7

Lv             13

ライフ     410
マナ         55

str      552
def      360
agi      696
int      112
dex      130


ギフト       成長促進   俊敏

魔法技術    身体強化魔法2(3割増加   マナ=仕様秒数

スキル        迅歩2 暗殺1 短剣術1


ーーーーーーーー


ワヒト・ クロガネ 
クロト・デュアリス ♂

年齢          7

Lv             11

ライフ     3015
マナ         4650

str      3750
def      3860
agi      2425
int      3400
dex      2845


ギフト 解析眼 千里眼 龍化 闘気 思考力 真理理解

魔法技術 五大元素魔法 3 生成魔法 1 空間魔法 2

スキル 器用2 剛力2 自己治癒 3魔力消費減少3 剣術1






ーーーーーーーー


久々に能力値を確認した、おお!名前欄が2つあるぞ!
それは置いといてだ、ふと思った事だが俺が魔法を創れる様になったのは、この生成魔法のおかげではないのだろうか。多分ランクが1に上がった後から出来る様になった気がする。

それよりも気になるのはサリュの暗殺スキルだ。短剣術はまあ解る、短刀が来るまでの間、狩りで短剣を使ってたしな。
しかし短剣術1の癖にさっきの  丸太を削り切る技か。ギフトの俊敏が関係してるんだろうな、技の拙さを俊敏でブースト、スピードで補っている訳だ。

しかし暗殺だよ暗殺、いつ覚えたんだろ?素早さと短剣術の組み合わせで使える様になるとか、有りそうだ。 まあ、この不思議異世界の事を深く考えても仕方の無い事かもしれないが。

いや、待て待て。

7歳?いつ7歳になった?


「なあ、サリュお前さ、いつ7歳になった?」

「えーと ね   今日かな…?」


下を向きつつ、モジモジしている。
ガーターベルトでタイツを上げ、ホットパンツを履き、チューブトップに少しだけ裾の長いジャケットを羽織っている。
膝当てや肩、ガントレットは、抽出魔法で炭素カーボンを大地から抽出。変形フォーミングで整形した物を装備している。
まだ、武器の様な精錬や成型技術よりも構造が重要となる物を作る事は難しいが。
単一素材で好きな形を作る事は出来る様になった。
装備に関してはこれで良いだろう。

しかし、なんかムチムチしてきたな、食生活が良いせいか?ま、もちろん文句はない、
眼福眼福。


それは良いとしてだ。
なんではやく言わないんだこいつは。何か誕生日プレゼント、うーん思い付かない。


「すまん、知らなかった。何か欲しいものは無いか?」

「え?」

「いや、プレゼントだよ。欲しいものだよ。」

「服も買って貰って、装備も用意してくれてもう充分だよ。其れにこれがプレゼントだよ・・・」


最後の方は聞こえなかったが、腰に挿した短刀をの手を触れさせている所を見ると、まあ、なんて言ったかは想像できる。


「それよりっ  ワヒト、はやく 手合わせしよー?」

「ああ、こっちは何時でも良いぞ。」

「うーん、」


サリュが構えを取る、サリュの事だ、向こうから攻めて来るだろう。

思った通りにサリュが地面を蹴り5メートル程の距離を一瞬で詰める、まず首筋に一線
それを後ろに下がり避けるとヒュッと音を立て顎の下を短刀が通る。

俺の刀は背負って有り、手はツカを握ったままだ。

ここまで大体1秒、サリュが体勢を下げ膝のあたりを横に薙ぎ払う。
トンっと、俺が軽く跳ねると同時に、首筋を狙った刀を返し、十字を切る様に下から縦の一閃、最初に跳ねた時点で縦の一閃が来る事を見通していたので後ろにそのままバク転をする、ついでにサリュの顎につま先を当てるのも忘れない。
丁度顎に決まった様で、フラフラと頭をゆするサリュに、着地と同時に一瞬で距離を詰め、後はスッと刀を首筋に当て終了だ。


「絡め手に弱いな、サリュは。」

「あうぅ。」


俺は刀を鞘にしまうと、サリュに話しかける。サリュは頭を横に振り声を漏らす。


「もうこの1ヶ月半近くで5000戦近くやってるのに一度も勝てない。」

「そりゃそうだろ。能力値がだいぶ違うからな」


転移者という事や身体の造りの事は言ってないが、サリュには自分の能力値を教えて有る、
やはりこの世界では技術がどんなに凄かろうが、能力値が倍ほども違えばどうしようも出来ない、どんなスピードで切り掛かっても倍のスピードで避けられたら当たらない。
よっぽどうまく相手の隙を突くしかない。

だが千里をも見渡す力があるこの眼は動体視力も半端では無いらしい。
そして思考力がある、戦闘中にどうしたら良いかなど夕飯のメニューを考えながらでも出来るし、それを成すだけの身体能力もある。


因みにサリュの言う5000戦と言うのは、今の様にたった10秒程度で決着がついてしまう為、間を入れても1時間近くで50戦、1日2時間100戦として、毎日鍛錬をしている為そのくらいの手合わせの数になった、俺の鍛錬というより、サリュの鍛錬だろう。
もう5000回死んでいる事になってるんだから。


「ねね、ワヒト今日のご飯何かな?」

「そんなに引っ付くなよ、汗もかいてるんだから、サリュはもう少し恥じらいを持て。」


俺にピタリとくっ付きながら話しかけて来る。汗はまあ、臭くは無いんだが   むしろいいにぉゲフンゲフンっ。

俺は130ちょい、7歳 にしては俺も大きい方だろうが、向こうの身長が150越えだ、差があり過ぎて圧迫感がある。


「いいの、ワヒトにマーキングしてるんだから。」

「マーキングねえ・・・」


大凡、7歳児の会話では無い







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