異世界探訪!~VRMMOプレイ記~

劉竜

文字の大きさ
50 / 110
第8章

5話~華燐の本気。それは蹂躙。~

しおりを挟む
 そして、そこからの様子をダイジェストにすると、
 開始と共に華燐が本気を出して巨大化。全長四、五十メートルはありそうな大きさに。いや、ドラゴンの中でもでかい方だって、絶対。クリメトス城地下ダンジョンにいるエス様よりでっかい。とと、脱線した。ダイジェストに戻そう。

 んと、開始と共に華燐が本気を出して巨大化。メイも魔法を使い体力を削ろうとするが、蟻が象に挑むようなものだった。華燐の被ダメは一(これは契約したモンスターだから分かることである。他の人からは見えない)。華燐がブレスを吐く。かすっただけで、いくら耐久の低い魔法特化プレイヤーとはいえ、半分も持っていかれた。更に尻尾を使ってのテイルアタック。メイは上に避けたが、華燐が待ち構えていたように右腕で吹き飛ばす。これだけで残っていたHPがゼロになった。

以上。華燐の本気が異常。結論はそれだった。恐らく俺がやっても、ほんの少し長く耐えられるだけで、確実に負けるだろう。で、肝心の勝った華燐は「ムムム?マダマダコレカラダトイウノニ…」だなんて言ってた。勘弁して!あれ以上の火力を持ってるのかよ!?
 とりあえず小さくなってもらって(五十センチモード)、頭の上に乗っておいてもらう。何故頭の上に乗るのかは、ここの居心地がいいからだそうで、見下したりしている訳ではないそう。まぁ、見下したりしているんなら即降ろすがな。
 で、他のやつらの反応は…
「えげつねぇ…」「強すぎでしょ」【耀一、その子使っちゃ駄目】
などなど。全体的に使うな、とか強すぎるとかの反応が多かった。ちなみにパーティメンバー以外のプレイヤー達もいつのまにか見ていたようで、そういった人達からも似たような反応が。いや、軽く本気出しただけで蹂躙するようなクラスの強さだったらそう思うわな。

 PvPも終了したのでそろそろここをお暇することにする。今日はこれだけで随分時間を使ったな。他にもやりたいことがあったんだが…
 それは明日以降に回すとして、残った時間をどう消費しよう?ログアウトにはまだちょっとばかし早い。かといって狩りをする時間があるか?と言われれば微妙なところだ。なので、PvPでの反省点を洗い出すことにする。勿論、全員で。
「おーい、ちょっと来てくれ。反省会しようと思うから」
全員が集まったので、反省会を始める。といっても、ほとんどがうまく動けなかったーだとか、実力が足りなかったーだとかの経験不足。うーん、今度、二人か三人で地下ダンジョンに行ってもらおうかな?前衛、中衛もしくは後衛で。ある程度立ち回れるようになってきたら今度は現在最高難易度のダンジョンに挑戦しようか。強い相手、弱い相手でも一定以上の立ち回りが出来るようになればいいかな?となると、やっぱり各個人で出来ること、出来ないことをハッキリさせようか。
「皆の話を聞いて思ったんだけど、今度、二人か三人でクリメトス城地下ダンジョンに挑戦してもらおうと思う。で、そのあと今のところ一番の難易度を誇ってる最上級ダンジョンの浅いところで六人で狩りをしよう。その為に個人で出来ることと出来ないことをハッキリさせたいんだが、どうかな?」
この提案に全員が頷く。その後、各個人がこれとこれが出来る、出来ない、と言っていった。結果として、シノンとゴロウが前衛に、俺が前衛兼後衛に、カナが中衛兼後衛に、メイとミユが後衛となった。パーティを分けるとしたら、シノンとカナ、メイとゴロウ、ミユと俺になるかな?ゴロウにはある程度防御方面の立ち回りもしてもらいたいので魔法特化のメイと組ませる。ミユに壁がいる状態で自分で射線をとってもらうために俺と組む。シノンはカナと組ませたんだが、理由は消去法と特殊な前衛の支援も慣れてもらおうということで組ませた。さて、明日からは地下ダンジョンに向かいますか。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~

ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。 啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。 異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。 これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。

処理中です...