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第四章 波乱の内政・外交編
第10話 陰謀
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「…なるほど、事情は分かりました。分かったので、早く私の机から下りてくださいっ!!」
ここは、ツトゴ領主ヘンリーの屋敷。僕は、彼の机の上に足を組んで座り、優雅なティータイムを過ごしていた。そして、目の前で叫ぶこの男は、ツトゴ領主にして、タールランド軍の参謀を務める、ヘンリー・カーマンだ。
「あはは、ごめんって。謝るからさ、後で僕たちが着いてすぐに放った、『ちっ、とんでもねぇ野郎が来やがったな…。』という発言について審問を…」
「どうぞこのままお座りくださいませ、タイト様。」
ふっ、軽いな。ちなみに、そのような発言を僕が聞いたのは彼のメイドさんからだ。メイドさんは、僕ら王家にすごく協力的なのだ。だから、いつも非常に、色んな意味で助かっている。
「まあ、ていうのは冗談だよ。話は変わるけどさ、ヘンリーがこのことを聞いたのはいつ頃?」
「今ついさっきですよ…ああ、恐ろしい。」
「いや、違う違う。君の発言の方じゃなくて、崩落事故の詳細についてさ。」
「分かってますよ。スムジア登山道で崩落事故があったという報告を聞いたのは、昨日の夜です。聖夜祭で皆騒いでおり、我々のいる村の方では、その音を直接聞いたという者はいませんでした。無論、私もそんなことが起きているとは露知らずです。ただ、流石にこの領主という身で酒にうつつをぬかすのはどうかと思い、一人で議会に報告するための、今年度の決算報告書を書いていました。」
「ちなみに、君自身はその音を聞いてないの?」
「申し訳ありません。寒かったので、窓を閉めて暖炉をつけておりましたので……。」
「そっか。じゃあ、事故に遭った商人たちからしか話は聞いていないんだね?」
「はい。彼らが私の屋敷に雪崩れ込んできて、初めて事情を把握しました。ですが、夜も暗く、迂闊に登山道に偵察に行かせるのは危険と判断し、翌早朝まで派遣は一切しませんでした。事故だという報告しか聞かなかったので。」
「そっか。ありがとう。ちなみに、その商人たちは?」
ヘンリーは、南の窓から外を見下ろした。僕もそれに続く。
「あそこの長屋です。治療は偶然この村に来ていた王都の医者に頼みました。それと、事故とは決めつけられないという連絡をホスロ様に頂いたので、現場から発見された目ぼしいものは、全て回収しました。それとうちの領民で、たまたまその頃街道にいた者がいたので、概況を聞いてメモしてあります。ご覧になられたいときには、騎士団資料室の司書にお申し付けください。」
どうやら、僕が来る前までにちゃんと事情を汲み取り、全てを穏便に片付けに入ってくれていたみたいだ。ジーク兄さんが軍のNo.2である参謀に選ぶわけだ。やっぱり優秀だ。
「ふふふ、ちゃんとしてるね。ありがとう。」
「領主として、領と領民を守るのは当たり前のことです。それに、元々私は優秀なのでね。……あなたと違って。」
前言撤回。この性格を直せば、だな。
◇
屋敷を出てすぐ、その惨状が見えてきた。登山道は僕がダモスから来た道のちょうど反対の方角に位置する。そして、その真ん中に領主の屋敷が建っているので、屋敷から出るまでは、よく分からなかったというわけだ。なんにしても酷いものだ。長屋に入りきらなくて外に出ている負傷者はみな、軽傷の人たちであろうが、軽傷でもここまで酷いとなると、重傷者は大変なことになっているのではないだろうか、と心配になる。長屋の周辺には血が飛び散っており、戦争が起きたような、中々凄まじい景色になっている。そして、負傷者たちを取り囲むように、医者たちが診察や体調のチェックを行っていた。負傷した人たちがつけている腕輪は、青い鳥の模様が入ったオレンジの腕輪。どうやら彼らは、ミドル商会の人間のようだ。僕は、負傷者たちの記録を取っている男に話しかけ、長屋に入る許可をもらった。ドアを開けて中に入ると、消毒液特有の匂いが鼻を突いた。ざっとみた感じ、重傷者は三人くらいだろうか。治癒魔法使いと医者が、交代交代で三人を診ている。それに気づいた一人が、僕の方に歩いてきて話しかける。
「タイト・タール殿下、このようなところまでお疲れ様です。私はこの医者たちの頭、ハイルと申します。」
「今分かっている状況を、細かく説明してくれ。」
「畏まりました。」
話の内容は、ヘンリーが調査した結果とほぼ同じ。この辺では滅多に崩落事故が起こらないそうで、出張診察をしていて、初めてこの状況に出くわしたそうだ。だが、この医者たちには“眼”を持った者はいない。早く商人に話を聞かないと…。
「あっれー? もしかしてタイトかー?」
その声に顔を振り向く。僕の前に立っていたのは、見覚えのある男。
「やあ、ミドル商会長。お久しぶりですね。」
「そんな堅苦しい挨拶はよしてよー。昔みたいにカインでいいからサー。」
こいつは、カイン・ミドル。父、ジークが当時のミドル商会長であるカインの父と商談をするときによく僕や兄さんたちを連れていっていたので、よく二人で遊んでいたのだ。僕の数少ない同年代の友人の一人だ。今は、早くに亡くなった父の後を継いで、商会長を僅か13歳の若さで奮闘している。ちなみに、ミドル商会は大陸の三大商会の一つで、莫大な資金と幅広い人脈を活かして、更に勢力を広げている。普通は、そういった大商会は、ズール帝国やそれより東のモズミド王国などといった、強大な国相手の商売しかしないが、カインはかつて僕が一緒に遊んでいたからという理由だけで、未だに交易を続けてくれている。一度僕はそんなことをして、会長の座を引きずり下ろされないのかと言ったら、僕よりも悪どいことをしているやつはたくさんいるし、そんな彼らの弱みを僕が握っているからねー、と笑顔で答えてくれた。中々えげつないことをやってのけてくれる。ただ、こいつの持つ“眼”は大陸一だと言われている。僕は、こいつの持つ“眼”だけが、今の頼りだ。
「カイン、ちょっと来てくれない?」
「ん? なーに?」
カインを長屋の裏、人気の無いところへ連れ出した。
「今回の崩落事故、カインにはどう写った?」
「なーんだ、タイトには見抜けなかったんだー。」
アハハと、笑う。
「どっからどう見ても、誰かの圧力がかかっているのは間違いないよねー。」
「うん。それは僕にも分かったんだけど、そこから先なんだ。事件の糸を引いているのかは、誰なのかということが、僕にも分からない。」
「でも、目星はついてるんでしょー?」
「うん。現王であるカーギスか、宰相のアリウスか。それとも、また別の人物なのか、可能性を探れば探るほど迷ってしまって……。」
僕は、黙り込んでしまった。やるせなさが、僕を襲った。
「そっかー。まあ、しょうがないよね。スムジアで何が起きているのか、知らないもんねー。」
「? 何が行われてるの?」
カインは、真剣な顔つきになり、僕に言う。
「僕の口からは言えないけど、君なら気づくと思うよー。裏には巨大な闇魔法が蠢いているからねー。僕はあくまでも商売で言ったけど、内政を知った者を殺しにかかるんだから、相当イカれてるよねー。それに、落石にかかっているのは、全部闇魔法だよー。」
「…………っ!!」
僕は、まさかと思った。あいつらの手は、そこまで延びているのかと。
「〈ムーン〉の、王都転覆だよ。」
「それは、間違いないのか?」
「当たり前じゃん。僕の家系スキル、“真眼”に狂いはないよー。」
ここは、ツトゴ領主ヘンリーの屋敷。僕は、彼の机の上に足を組んで座り、優雅なティータイムを過ごしていた。そして、目の前で叫ぶこの男は、ツトゴ領主にして、タールランド軍の参謀を務める、ヘンリー・カーマンだ。
「あはは、ごめんって。謝るからさ、後で僕たちが着いてすぐに放った、『ちっ、とんでもねぇ野郎が来やがったな…。』という発言について審問を…」
「どうぞこのままお座りくださいませ、タイト様。」
ふっ、軽いな。ちなみに、そのような発言を僕が聞いたのは彼のメイドさんからだ。メイドさんは、僕ら王家にすごく協力的なのだ。だから、いつも非常に、色んな意味で助かっている。
「まあ、ていうのは冗談だよ。話は変わるけどさ、ヘンリーがこのことを聞いたのはいつ頃?」
「今ついさっきですよ…ああ、恐ろしい。」
「いや、違う違う。君の発言の方じゃなくて、崩落事故の詳細についてさ。」
「分かってますよ。スムジア登山道で崩落事故があったという報告を聞いたのは、昨日の夜です。聖夜祭で皆騒いでおり、我々のいる村の方では、その音を直接聞いたという者はいませんでした。無論、私もそんなことが起きているとは露知らずです。ただ、流石にこの領主という身で酒にうつつをぬかすのはどうかと思い、一人で議会に報告するための、今年度の決算報告書を書いていました。」
「ちなみに、君自身はその音を聞いてないの?」
「申し訳ありません。寒かったので、窓を閉めて暖炉をつけておりましたので……。」
「そっか。じゃあ、事故に遭った商人たちからしか話は聞いていないんだね?」
「はい。彼らが私の屋敷に雪崩れ込んできて、初めて事情を把握しました。ですが、夜も暗く、迂闊に登山道に偵察に行かせるのは危険と判断し、翌早朝まで派遣は一切しませんでした。事故だという報告しか聞かなかったので。」
「そっか。ありがとう。ちなみに、その商人たちは?」
ヘンリーは、南の窓から外を見下ろした。僕もそれに続く。
「あそこの長屋です。治療は偶然この村に来ていた王都の医者に頼みました。それと、事故とは決めつけられないという連絡をホスロ様に頂いたので、現場から発見された目ぼしいものは、全て回収しました。それとうちの領民で、たまたまその頃街道にいた者がいたので、概況を聞いてメモしてあります。ご覧になられたいときには、騎士団資料室の司書にお申し付けください。」
どうやら、僕が来る前までにちゃんと事情を汲み取り、全てを穏便に片付けに入ってくれていたみたいだ。ジーク兄さんが軍のNo.2である参謀に選ぶわけだ。やっぱり優秀だ。
「ふふふ、ちゃんとしてるね。ありがとう。」
「領主として、領と領民を守るのは当たり前のことです。それに、元々私は優秀なのでね。……あなたと違って。」
前言撤回。この性格を直せば、だな。
◇
屋敷を出てすぐ、その惨状が見えてきた。登山道は僕がダモスから来た道のちょうど反対の方角に位置する。そして、その真ん中に領主の屋敷が建っているので、屋敷から出るまでは、よく分からなかったというわけだ。なんにしても酷いものだ。長屋に入りきらなくて外に出ている負傷者はみな、軽傷の人たちであろうが、軽傷でもここまで酷いとなると、重傷者は大変なことになっているのではないだろうか、と心配になる。長屋の周辺には血が飛び散っており、戦争が起きたような、中々凄まじい景色になっている。そして、負傷者たちを取り囲むように、医者たちが診察や体調のチェックを行っていた。負傷した人たちがつけている腕輪は、青い鳥の模様が入ったオレンジの腕輪。どうやら彼らは、ミドル商会の人間のようだ。僕は、負傷者たちの記録を取っている男に話しかけ、長屋に入る許可をもらった。ドアを開けて中に入ると、消毒液特有の匂いが鼻を突いた。ざっとみた感じ、重傷者は三人くらいだろうか。治癒魔法使いと医者が、交代交代で三人を診ている。それに気づいた一人が、僕の方に歩いてきて話しかける。
「タイト・タール殿下、このようなところまでお疲れ様です。私はこの医者たちの頭、ハイルと申します。」
「今分かっている状況を、細かく説明してくれ。」
「畏まりました。」
話の内容は、ヘンリーが調査した結果とほぼ同じ。この辺では滅多に崩落事故が起こらないそうで、出張診察をしていて、初めてこの状況に出くわしたそうだ。だが、この医者たちには“眼”を持った者はいない。早く商人に話を聞かないと…。
「あっれー? もしかしてタイトかー?」
その声に顔を振り向く。僕の前に立っていたのは、見覚えのある男。
「やあ、ミドル商会長。お久しぶりですね。」
「そんな堅苦しい挨拶はよしてよー。昔みたいにカインでいいからサー。」
こいつは、カイン・ミドル。父、ジークが当時のミドル商会長であるカインの父と商談をするときによく僕や兄さんたちを連れていっていたので、よく二人で遊んでいたのだ。僕の数少ない同年代の友人の一人だ。今は、早くに亡くなった父の後を継いで、商会長を僅か13歳の若さで奮闘している。ちなみに、ミドル商会は大陸の三大商会の一つで、莫大な資金と幅広い人脈を活かして、更に勢力を広げている。普通は、そういった大商会は、ズール帝国やそれより東のモズミド王国などといった、強大な国相手の商売しかしないが、カインはかつて僕が一緒に遊んでいたからという理由だけで、未だに交易を続けてくれている。一度僕はそんなことをして、会長の座を引きずり下ろされないのかと言ったら、僕よりも悪どいことをしているやつはたくさんいるし、そんな彼らの弱みを僕が握っているからねー、と笑顔で答えてくれた。中々えげつないことをやってのけてくれる。ただ、こいつの持つ“眼”は大陸一だと言われている。僕は、こいつの持つ“眼”だけが、今の頼りだ。
「カイン、ちょっと来てくれない?」
「ん? なーに?」
カインを長屋の裏、人気の無いところへ連れ出した。
「今回の崩落事故、カインにはどう写った?」
「なーんだ、タイトには見抜けなかったんだー。」
アハハと、笑う。
「どっからどう見ても、誰かの圧力がかかっているのは間違いないよねー。」
「うん。それは僕にも分かったんだけど、そこから先なんだ。事件の糸を引いているのかは、誰なのかということが、僕にも分からない。」
「でも、目星はついてるんでしょー?」
「うん。現王であるカーギスか、宰相のアリウスか。それとも、また別の人物なのか、可能性を探れば探るほど迷ってしまって……。」
僕は、黙り込んでしまった。やるせなさが、僕を襲った。
「そっかー。まあ、しょうがないよね。スムジアで何が起きているのか、知らないもんねー。」
「? 何が行われてるの?」
カインは、真剣な顔つきになり、僕に言う。
「僕の口からは言えないけど、君なら気づくと思うよー。裏には巨大な闇魔法が蠢いているからねー。僕はあくまでも商売で言ったけど、内政を知った者を殺しにかかるんだから、相当イカれてるよねー。それに、落石にかかっているのは、全部闇魔法だよー。」
「…………っ!!」
僕は、まさかと思った。あいつらの手は、そこまで延びているのかと。
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