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専属
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「喰らうがいいのじゃ! ───── 火球」
ビュンッ ───── ゴゴゴゴゴッ ──────── 。
「キタキタキターーーーー!!」
ラーニャによって放たれた大きな火の球がもの凄い勢いでカルラへと迫る。
そこには手加減や様子見といったものは一切なく、目の前に立つ気に食わない女を本気で焼き尽くそうとする一撃であった。
愛する人に多大なる迷惑をかけられ上、本人にその気はなくとも挑発を繰り返されたのだから頭にくるのも仕方がないことだとも思えるのだが・・・さすがにやり過ぎなようにも感じる。
そんな心情を表したかのような表情を並べるスズネたちであったが、その敵意をぶつけられている当の本人は嬉しそうに笑顔を浮かべてはしゃぐのだった。
「色、艶、温度、大きさ、悪くはなさそうね。それじゃ~遠慮なく・・・いっただっきま~~~~~す」
タッタッタッタッタッ ──────── 。
自身に向かって迫りくる火の球に対して、逃げるでも避けるでもなく、迷うことなくただ真っ直ぐに突っ込んで行くカルラ。
そして ──────── 。
ガブッ!!
「「「「「「「 えっ!? 」」」」」」」
ガブガブガブガブッ ──────── 。
炎が大好物。
カルラは確かにそう口にしていた。
だから、そう認識していた・・・のだが、スズネたちがイメージしていたのは『火炎系に対する耐性に優れている』もしくは『何かしらの方法で火炎系のモノを吸収する』といったものであった。
しかし、今目の前で起きていることは見紛うことなき『食事』である。
ムシャムシャムシャムシャ ──────── 。
あまりの衝撃になんと言っていいのか言葉が見つからない。
そして、彼女たち全員が声を発することをすらも忘れてしまっていた。
そんな中で周囲の者たちのことなど気にすることなく食事を続けるカルラとその光景に安堵の表情をみせるフリットなのであった。
──────── ゴックン。
「はぁ~~~~~。食べた食べた」
「ご満足されましたか?カルラ様」
「う~ん・・・。ぜ~~~んぜん足んない。まぁ~悪くはないんだけどさ~、大味過ぎてすぐに飽きちゃいそうなんだよね。繊細さに欠けるっていうのかな~。もう少し細部にまでこだわって洗練さをプラスすると味に深みが出るんだけど。まぁ~要するにあのちっこい奴はまだまだってことね」
ラーニャが敵意剥き出しで放った火球を余すことなく平らげてしまったカルラ。
しかし、まだ彼女の空腹を満たすまでには至っていない様子であり、それに加えてラーニャの魔法に関してダメ出しまで始めるのであった。
「グヌヌヌヌ・・・」
ピキッ…プスッ…プスッ…プスッ… ──────── 。
その時、少女の中で最後の一戦が崩壊する。
そして、それまで堪えていたものが雪崩のように一気に溢れ出る。
「な~に~が~・・・まだまだなのじゃーーーーー!!」
これまでにその口から聞いたこともないほど大きな声を上げてブチ切れるラーニャ。
今の彼女にとって相手がSランククランのリーダーであるとか、王国の最高戦力の一角であるということなどどうでもいい。
彼女は、ただただ自身とこれまでの鍛錬の結晶とでもいうべき魔法を侮辱した魔法師でもない者に対する怒りと憎悪に支配されていた。
そして、仲裁に入ろうとする仲間たちの言葉も今の彼女には届くことはなかった。
「落ち着いて!ラーニャちゃん」
「止めてください、ラーニャ。相手はSランクの冒険者ですよ」
「そうよ。少し挑発されたくらいで熱くなってんじゃないわよ。アタシたちにSランククランと戦争でもやらせるつもり」
「黙っておれ!これはわっちとあやつの問題じゃ。魔法師でもない者が知ったような口を聞きおって。次はこの一帯を焼き尽くすくらいの魔法で消し炭にしてやるのじゃ!!」
「止めるっすよ。そんなことしたらウチらのホームまで燃えて失くなっちゃうっす」
「お…落ち着いてください。私も無闇に森を傷付けることには反対です」
「え~っ?まだ出してくれんの?次はもう少しコクを出すようにしてくれると嬉しいかな~~~」
「カルラ様、あちらのお嬢さんはかなりお怒りのご様子。ですので、あまり挑発などされないほうがよいかと」
「えっ!?えっ!?えっ!?なんで?なんで?カルラなんか怒られるようなことした?出されたご飯を食べて、正直に味の感想を言っただけだよね?カルラ関係なくない??」
怒れるラーニャを懸命に宥めようとする仲間たち。
しかし、その怒りの矛先を向けられているカルラ本人はラーニャがなぜ怒っているのかも、何に怒っているのかもさっぱり分からない様子で自身は無関係だと相手にもしないのであった。
そして、その態度が彼女の怒りの感情をより一層色濃くさせていく。
「皆どくのじゃ!あのふざけた女をボコボコにしてやらんとわっちの気が済まんのじゃ!!」
「フリット~~~。カルラ、まだお腹空いてんだけど~~~。もっと美味しい炎はないの~~~~~」
静と動。
冷と熱。
両者が対照的なスタンスを取る中、それまでその様子を傍観していたクロノは全く別の視点で一連の流れを捉えていた。
《あのガキ、なかなか見る目があるな。確かにラーニャの魔法に関して、威力やレパートリーという点においては向上してきていると言えるが、その練度や精密さという点においてはまだまだ未熟な部分が多い。それをあの一撃で見抜いたのか。っていうか、なんであいつは魔法を食ってんだ?マジで意味が分からねぇ。世の中まだまだ変な奴がいるもんだな》
カルラの言葉にただただ怒りを覚えるだけのラーニャに対して、彼女の言葉の真意に気づいたクロノは少しばかりカルラに興味を抱くのであった。
「クハハハハ。いいだろう。Sランクっつーのがどれほどのもんなのか見てやる。この俺がわざわざ願いを叶えてやるんだ。感謝しろよ」
「「「「「「 えっ!? 」」」」」」
「ヤッターーー!ようやく魔王の魔法を味見できる~~~。早く、早く、早く」
突然カルラの要求をのむと宣言するクロノ。
あれだけ嫌がっていたにも関わらず、この数分の間にいったいどのような心情の変化があったのか。
その意図がまったく分からないスズネたちは一様に驚きの表情を浮かべ、直前まで怒り狂っていたラーニャでさえもその発言に驚き無言のままクロノへと視線を向けるのだった。
「貴様に魔法の真髄を教えてやる。感謝して喰らうがいい」
そう言うと、クロノは右手の人差し指をカルラへと向ける。
すると伸ばした指先の前に直径1センチ程度の極々小さな青い火球が姿を現す。
そして ──────── 。
「青火球」
ヒュンッ ──────── 。
クロノの指先から放たれた小さな青い球体は勢いよくカルラへと届けられる。
「なんかちっさ~い。こんなんじゃお腹膨れないじゃ~ん」
「黙って食え」
「チェッ…魔王のくせにケチケチしちゃってさ~~~。まぁ~食べるけど」
パクッ。
「・・・」
ゴックン。
「・・・・・」
「おい、どうだ?俺の魔法の味は」
「うっ・・・」
「あ?なんだって?」
「うっ・・・・・」
「なんだよ。聞こえねぇーよ」
「うっっっま~~~~~い!!!!!」
それを一口食べ、そのあまり美味しさに大絶叫するカルラ。
周囲の者たちからすれば、たった一欠片の青い火を食べただけで何をそこまで大騒ぎするのか意味が分からない。
ただ、傍から見た感じだと先ほどラーニャが放った火球の方が容量も大きく食べ応えもありそうな気がするのだが・・・。
それでも実際にその両方を食べたカルラの反応は真逆であった。
ラーニャの火球を食べた時には不満の色をみせた彼女だが、クロノのそれを食べた直後には大絶叫し、今ではすぐにでも昇天してしまうのではないかと思うくらい幸せそうな表情をして固まってしまっている。
両者におけるその違いは何なのか。
その時のスズネたちにはそれを知る由もなかった。
ユサユサユサ ──────── 。
「カ…カルラ様?」
ユサユサユサ ──────── 。
「カルラ様?カルラ様!!」
「ハッ!?」
放心状態のカルラの身体を前後に揺らし大きな声で彼女の名を呼ぶフリット。
そして、彼に叫ぶようにして自身の名を呼ばれた段階でようやくカルラも正気を取り戻したのであった。
「あれ?カルラ何してたんだっけ??」
「お気づきになられましたか?カルラ様は今し方クロノさんの青い火球を食べて大絶叫した後、放心状態になっていたんですよ」
「あ~そうだ。あの青い火!あ~んなにちっさいのに極上の旨みが凝縮されてて、これまで食べてきた火の中でいっっっっっちばん美味しかった!!」
「フンッ、当然だ」
カルラからの大絶賛を耳にして満足そうにドヤ顔をしてみせるクロノ。
魔法において絶対の自信を持っている彼にとってそれは当然のことでもあるのだが、周囲にそれを理解出来る者がおらず、久々に現れた違いの分かる者の存在に満足しているようであった。
「おい、魔王!」
「あ?なんだよ。満足したんならさっさと帰れよ」
「カルラはお前を気に入ったぞ!このまま『焔』に入れ。カルラの専属として仲間に入れてやる!!」
「はぁ?」
「「「「「「 えっ?・・・えーーーーーーー!?!?!? 」」」」」」
こうして意図せずカルラに気に入られることとなってしまったクロノ。
たった一度の食事だけでSランククランへの勧誘を受けることに。
なんとも無茶苦茶な展開を前に、スズネたちはただただ驚き絶叫することしか出来ないのであった。
ビュンッ ───── ゴゴゴゴゴッ ──────── 。
「キタキタキターーーーー!!」
ラーニャによって放たれた大きな火の球がもの凄い勢いでカルラへと迫る。
そこには手加減や様子見といったものは一切なく、目の前に立つ気に食わない女を本気で焼き尽くそうとする一撃であった。
愛する人に多大なる迷惑をかけられ上、本人にその気はなくとも挑発を繰り返されたのだから頭にくるのも仕方がないことだとも思えるのだが・・・さすがにやり過ぎなようにも感じる。
そんな心情を表したかのような表情を並べるスズネたちであったが、その敵意をぶつけられている当の本人は嬉しそうに笑顔を浮かべてはしゃぐのだった。
「色、艶、温度、大きさ、悪くはなさそうね。それじゃ~遠慮なく・・・いっただっきま~~~~~す」
タッタッタッタッタッ ──────── 。
自身に向かって迫りくる火の球に対して、逃げるでも避けるでもなく、迷うことなくただ真っ直ぐに突っ込んで行くカルラ。
そして ──────── 。
ガブッ!!
「「「「「「「 えっ!? 」」」」」」」
ガブガブガブガブッ ──────── 。
炎が大好物。
カルラは確かにそう口にしていた。
だから、そう認識していた・・・のだが、スズネたちがイメージしていたのは『火炎系に対する耐性に優れている』もしくは『何かしらの方法で火炎系のモノを吸収する』といったものであった。
しかし、今目の前で起きていることは見紛うことなき『食事』である。
ムシャムシャムシャムシャ ──────── 。
あまりの衝撃になんと言っていいのか言葉が見つからない。
そして、彼女たち全員が声を発することをすらも忘れてしまっていた。
そんな中で周囲の者たちのことなど気にすることなく食事を続けるカルラとその光景に安堵の表情をみせるフリットなのであった。
──────── ゴックン。
「はぁ~~~~~。食べた食べた」
「ご満足されましたか?カルラ様」
「う~ん・・・。ぜ~~~んぜん足んない。まぁ~悪くはないんだけどさ~、大味過ぎてすぐに飽きちゃいそうなんだよね。繊細さに欠けるっていうのかな~。もう少し細部にまでこだわって洗練さをプラスすると味に深みが出るんだけど。まぁ~要するにあのちっこい奴はまだまだってことね」
ラーニャが敵意剥き出しで放った火球を余すことなく平らげてしまったカルラ。
しかし、まだ彼女の空腹を満たすまでには至っていない様子であり、それに加えてラーニャの魔法に関してダメ出しまで始めるのであった。
「グヌヌヌヌ・・・」
ピキッ…プスッ…プスッ…プスッ… ──────── 。
その時、少女の中で最後の一戦が崩壊する。
そして、それまで堪えていたものが雪崩のように一気に溢れ出る。
「な~に~が~・・・まだまだなのじゃーーーーー!!」
これまでにその口から聞いたこともないほど大きな声を上げてブチ切れるラーニャ。
今の彼女にとって相手がSランククランのリーダーであるとか、王国の最高戦力の一角であるということなどどうでもいい。
彼女は、ただただ自身とこれまでの鍛錬の結晶とでもいうべき魔法を侮辱した魔法師でもない者に対する怒りと憎悪に支配されていた。
そして、仲裁に入ろうとする仲間たちの言葉も今の彼女には届くことはなかった。
「落ち着いて!ラーニャちゃん」
「止めてください、ラーニャ。相手はSランクの冒険者ですよ」
「そうよ。少し挑発されたくらいで熱くなってんじゃないわよ。アタシたちにSランククランと戦争でもやらせるつもり」
「黙っておれ!これはわっちとあやつの問題じゃ。魔法師でもない者が知ったような口を聞きおって。次はこの一帯を焼き尽くすくらいの魔法で消し炭にしてやるのじゃ!!」
「止めるっすよ。そんなことしたらウチらのホームまで燃えて失くなっちゃうっす」
「お…落ち着いてください。私も無闇に森を傷付けることには反対です」
「え~っ?まだ出してくれんの?次はもう少しコクを出すようにしてくれると嬉しいかな~~~」
「カルラ様、あちらのお嬢さんはかなりお怒りのご様子。ですので、あまり挑発などされないほうがよいかと」
「えっ!?えっ!?えっ!?なんで?なんで?カルラなんか怒られるようなことした?出されたご飯を食べて、正直に味の感想を言っただけだよね?カルラ関係なくない??」
怒れるラーニャを懸命に宥めようとする仲間たち。
しかし、その怒りの矛先を向けられているカルラ本人はラーニャがなぜ怒っているのかも、何に怒っているのかもさっぱり分からない様子で自身は無関係だと相手にもしないのであった。
そして、その態度が彼女の怒りの感情をより一層色濃くさせていく。
「皆どくのじゃ!あのふざけた女をボコボコにしてやらんとわっちの気が済まんのじゃ!!」
「フリット~~~。カルラ、まだお腹空いてんだけど~~~。もっと美味しい炎はないの~~~~~」
静と動。
冷と熱。
両者が対照的なスタンスを取る中、それまでその様子を傍観していたクロノは全く別の視点で一連の流れを捉えていた。
《あのガキ、なかなか見る目があるな。確かにラーニャの魔法に関して、威力やレパートリーという点においては向上してきていると言えるが、その練度や精密さという点においてはまだまだ未熟な部分が多い。それをあの一撃で見抜いたのか。っていうか、なんであいつは魔法を食ってんだ?マジで意味が分からねぇ。世の中まだまだ変な奴がいるもんだな》
カルラの言葉にただただ怒りを覚えるだけのラーニャに対して、彼女の言葉の真意に気づいたクロノは少しばかりカルラに興味を抱くのであった。
「クハハハハ。いいだろう。Sランクっつーのがどれほどのもんなのか見てやる。この俺がわざわざ願いを叶えてやるんだ。感謝しろよ」
「「「「「「 えっ!? 」」」」」」
「ヤッターーー!ようやく魔王の魔法を味見できる~~~。早く、早く、早く」
突然カルラの要求をのむと宣言するクロノ。
あれだけ嫌がっていたにも関わらず、この数分の間にいったいどのような心情の変化があったのか。
その意図がまったく分からないスズネたちは一様に驚きの表情を浮かべ、直前まで怒り狂っていたラーニャでさえもその発言に驚き無言のままクロノへと視線を向けるのだった。
「貴様に魔法の真髄を教えてやる。感謝して喰らうがいい」
そう言うと、クロノは右手の人差し指をカルラへと向ける。
すると伸ばした指先の前に直径1センチ程度の極々小さな青い火球が姿を現す。
そして ──────── 。
「青火球」
ヒュンッ ──────── 。
クロノの指先から放たれた小さな青い球体は勢いよくカルラへと届けられる。
「なんかちっさ~い。こんなんじゃお腹膨れないじゃ~ん」
「黙って食え」
「チェッ…魔王のくせにケチケチしちゃってさ~~~。まぁ~食べるけど」
パクッ。
「・・・」
ゴックン。
「・・・・・」
「おい、どうだ?俺の魔法の味は」
「うっ・・・」
「あ?なんだって?」
「うっ・・・・・」
「なんだよ。聞こえねぇーよ」
「うっっっま~~~~~い!!!!!」
それを一口食べ、そのあまり美味しさに大絶叫するカルラ。
周囲の者たちからすれば、たった一欠片の青い火を食べただけで何をそこまで大騒ぎするのか意味が分からない。
ただ、傍から見た感じだと先ほどラーニャが放った火球の方が容量も大きく食べ応えもありそうな気がするのだが・・・。
それでも実際にその両方を食べたカルラの反応は真逆であった。
ラーニャの火球を食べた時には不満の色をみせた彼女だが、クロノのそれを食べた直後には大絶叫し、今ではすぐにでも昇天してしまうのではないかと思うくらい幸せそうな表情をして固まってしまっている。
両者におけるその違いは何なのか。
その時のスズネたちにはそれを知る由もなかった。
ユサユサユサ ──────── 。
「カ…カルラ様?」
ユサユサユサ ──────── 。
「カルラ様?カルラ様!!」
「ハッ!?」
放心状態のカルラの身体を前後に揺らし大きな声で彼女の名を呼ぶフリット。
そして、彼に叫ぶようにして自身の名を呼ばれた段階でようやくカルラも正気を取り戻したのであった。
「あれ?カルラ何してたんだっけ??」
「お気づきになられましたか?カルラ様は今し方クロノさんの青い火球を食べて大絶叫した後、放心状態になっていたんですよ」
「あ~そうだ。あの青い火!あ~んなにちっさいのに極上の旨みが凝縮されてて、これまで食べてきた火の中でいっっっっっちばん美味しかった!!」
「フンッ、当然だ」
カルラからの大絶賛を耳にして満足そうにドヤ顔をしてみせるクロノ。
魔法において絶対の自信を持っている彼にとってそれは当然のことでもあるのだが、周囲にそれを理解出来る者がおらず、久々に現れた違いの分かる者の存在に満足しているようであった。
「おい、魔王!」
「あ?なんだよ。満足したんならさっさと帰れよ」
「カルラはお前を気に入ったぞ!このまま『焔』に入れ。カルラの専属として仲間に入れてやる!!」
「はぁ?」
「「「「「「 えっ?・・・えーーーーーーー!?!?!? 」」」」」」
こうして意図せずカルラに気に入られることとなってしまったクロノ。
たった一度の食事だけでSランククランへの勧誘を受けることに。
なんとも無茶苦茶な展開を前に、スズネたちはただただ驚き絶叫することしか出来ないのであった。
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