神様の配達員 思いを 願いを 届けます

紅玲葉

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神様の守り神1

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伊勢神宮に向け準備をする勇人
スーツに着替え
必要最小限の物を手提げバックに詰め
家を出た。

玄関前で足を止め、白い羽根をポケットから取り出し
空に掲げ、行きたい場所を願い、目をつぶった
すると突然周りが一気にざわめき始めた
目を開け周りを見渡すと、家の前とは全く異なった場所に勇人は立っていた。
勇人は慌てるように動き回った
辺りは参拝客だらけ、自分の知っている家もスーパーもない、あるのは大きな鳥居だけだった

「本当に伊勢神宮に来たのか?でも見たことがない鳥居だな」

そこには宇治橋の鳥居、一の鳥居が立っていた
だが勇人はそれを知る由もない
周りを見渡し話のかけやすい人を探した
すると鳥居の側で涙目になりながらも辺りをキョロキョロと見渡す巫女がいた。身長は150以上あり見た目からして巫女装束に身を包んだ中学生が困ったそうにそわそわしていた。

「巫女さんが1人で何やってるんだ?」

勇人は彼女に近づき声をかけた

「すみません」

「ひゃい!!」

驚いた衝動で鳥居の柱の後ろに隠れた

「驚かせちゃってごめんね!悪気があった訳じゃないんだ」

柱の後ろから顔を出して見る彼女は恐る恐る勇人の前に近づいて彼女は勇人に向かって頭を下げた。

「お騒がせして申し訳ありません。」

「こっちこそごめんね」

「貴方様は悪くありません!怖がりである私が悪いのです。やはり私は狛犬失格です…」

犬みたく落ち込んだ顔をする巫女

「そう落ち込まないでください。貴女は何も悪くありませんよ。」

彼女を元気づけようと笑顔を見してくれた勇人を見て彼女も笑顔になった。

「ありがとうございます。」

「そういえば貴方様は、何故私が見えるんです?」

「…え?なんでって、そりゃ見えるだろ!同じ人間なんだし、君は人間じゃないって言うのか?」

「私は人間じゃありませんよ?」

君はとてつもない事を言っているのに気付いてないのか?
もしかしてこの子は厨二病という子なのか?
まてよ、彼女が落ち込んだ時に言ってたな
狛犬失格とかどうとか…それでも理解し難い

「もしかして、狛犬だったりするの?」

「え!?なんで私が狛犬だってわかるんですか!?」

「いやいや、だってさっき君が狛犬失格とかどうとかって言ってたから……」

「あれ?私、そんな事言いましたっけ?」

どうやらこの子は天然な部分があるようだな

「はっ!もしかして貴方様が勇人様ですか!?」

「…え?なんで俺の名前を?」

「天照大御神様から話は伺っています!」

「天照大御神様からね…ごめん、全然話がついていけてない俺がいる。」

「なら私がご説明します!!」

突然彼女の周りに霧が現れ
彼女を包んだ
やがて霧が晴れていくがその場に彼女の姿はなく勇人は戸惑いを見せた

「勇人様~こっちです」

俺の名前を呼ぶ声の方に目を向ける
その先には小さな犬?が目の前に現れた
もふもふとした白毛で覆われてるが頭だけ
クルっと丸まった毛で覆われている
目はクリっととした濃い紫色
尻尾をフリフリさせながらおすわりをしている

「え?どういうこと?」

目の前に現れた可愛い犬
ただ勇人は今の状況を把握するので精一杯だった。
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