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神様の頼み事2 過去の記憶
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次の日の朝
目を覚ますと、何やらお腹辺りが重たく感じた
お腹を見ると女の子姿の阿形が抱きついた状態で気持ちよく眠っていた
起こさないようにゆっくりと手を出して
優しく撫でるとムニャムニャとする
なんて愛らしいんだ
そのまま撫でてると、目を覚まし片目を擦りながら起き上がる
「おはようございます。勇人様」
「おはよう狛ちゃん」
大きなあくびをしながら身体を起こす
身支度を済ませ、大国主命から貰った本と簪を見つめる。
「綺麗な簪ですね」
「どこかで見た事があるんだけどな、だがどこで見たか覚えてないんだよな」
簪を手に取り太陽に照らすと、光輝き、細かく彫られた桜の葉が映る
すると、勇人の過去の記憶が蘇る
「おばあちゃん…」
「勇人様?どうかなさいましたか?」
(過去の記憶)
祖母は俺がまだ小学生の頃に亡くなった。
俺は祖母が大好きだった
誕生日の日には俺が欲しかった物をプレゼントしてくれたり
一緒に出かけたりしてとても楽しかった。
ある時に祖母が倒れたと親戚のおばさんから電話が入り、病院に向かった時には
病弱した祖母がベッドで寝ていた
医師の人は「もってもあと数日でしょう」
と母に伝えその場を去った、母は涙を流した
母の姿を見た俺も泣くことしか出来なかった。
翌日、祖母が母に頼み事を言った
「私の最後の頼みを聞いてくれないかい」
「お母さん、なんですか?」
「昔、私が着ていた桜の着物を着させてはくれないかい」
「わかりました」
母はそう告げると俺を部屋に残し出ていった
「勇人、こっちにおいで」
祖母の傍に近寄る
「おばぁちゃん、大丈夫?」
「大丈夫だよ、おばぁちゃんは強いからすぐ元気になって、勇人の大好きな玉子焼き作ってあげるね」
笑みを見せながら優しく勇人の頭を撫でる
「勇人にもお願いがあるんだけど、おばぁちゃんのお願い聞いてくれるかい」
「うん、なんでも言って」
「これから先、色んな事を経験すると思うけど、決して他人を傷つけるような事だけはしないでおくれ、困った人がいたら見て見ぬふりをするんじゃなく、優しく手を差し伸べ、助けてあげるんだよ。」
「うん、わかった」
「それともう1つ、私がまだ若い頃に無くしてしまった物があってね。見つけても誰かが拾ってくれているのならその人にあげておくれ。そして、その人に伝えておくれ」
「なんて?」
「ありがとう。とね」
「うん!わかった!おばぁちゃんの代わりに僕がありがとうって伝えてくる!」
「いい子だね。約束してくれるかい?」
「うん!約束!」
この時、俺は祖母のもう1つのお願いがわからないでいたけどわかった振りでいた
おばぁちゃんのお願いを聞いた後、母が帰ってきて、母の手には大きな包みがあった
「お母さん、持ってきました」
「ありがとう」
次の日の朝、僕は部屋の外で待ってるように母に言われ、外で待っていた
廊下の窓には満開の桜が咲いていた
桜を眺めていると、母が僕を呼んで、僕は部屋に入るとそこには着物姿の祖母がいた。日に照らされた着物は綺麗な桜色を輝かせ、着物に描かれている桜の木は生きているかのように見えた
「勇人、こちらにおいで」
優しい声で祖母が呼ぶ、僕は祖母の傍に寄るよ優しく頭を撫で優しく僕を抱きしめる
「大きくなったね、勇人、幸せに生きるんだよ。おばぁちゃんとの約束、忘れないでね」
「うん!おばぁちゃんとの約束!わすれない!」
「ありがとう。おばぁちゃんは幸せ者だよ」
万遍の笑みを見せる祖母
僕も万遍の笑みで返した
けど、お母さんは笑みを見せながらも涙を流していた
「とてもお綺麗です。お母様。」
「ありがとう。あんたも無理するんじゃないよ」
僕はおばぁちゃんの傍を離れ、お母さんの元に向かい、お母さんの手を繋いだ
窓から見える満開の桜を祖母は眺め涙を流した
「幸せでした。あの日、満開の桜の木の下で貴方と出会ってからというもの、私の人生は常に満開でした。とても幸せでした。」
ゆっくりベッドに横たわり、ゆっくりと目を閉じたのだった。
目を覚ますと、何やらお腹辺りが重たく感じた
お腹を見ると女の子姿の阿形が抱きついた状態で気持ちよく眠っていた
起こさないようにゆっくりと手を出して
優しく撫でるとムニャムニャとする
なんて愛らしいんだ
そのまま撫でてると、目を覚まし片目を擦りながら起き上がる
「おはようございます。勇人様」
「おはよう狛ちゃん」
大きなあくびをしながら身体を起こす
身支度を済ませ、大国主命から貰った本と簪を見つめる。
「綺麗な簪ですね」
「どこかで見た事があるんだけどな、だがどこで見たか覚えてないんだよな」
簪を手に取り太陽に照らすと、光輝き、細かく彫られた桜の葉が映る
すると、勇人の過去の記憶が蘇る
「おばあちゃん…」
「勇人様?どうかなさいましたか?」
(過去の記憶)
祖母は俺がまだ小学生の頃に亡くなった。
俺は祖母が大好きだった
誕生日の日には俺が欲しかった物をプレゼントしてくれたり
一緒に出かけたりしてとても楽しかった。
ある時に祖母が倒れたと親戚のおばさんから電話が入り、病院に向かった時には
病弱した祖母がベッドで寝ていた
医師の人は「もってもあと数日でしょう」
と母に伝えその場を去った、母は涙を流した
母の姿を見た俺も泣くことしか出来なかった。
翌日、祖母が母に頼み事を言った
「私の最後の頼みを聞いてくれないかい」
「お母さん、なんですか?」
「昔、私が着ていた桜の着物を着させてはくれないかい」
「わかりました」
母はそう告げると俺を部屋に残し出ていった
「勇人、こっちにおいで」
祖母の傍に近寄る
「おばぁちゃん、大丈夫?」
「大丈夫だよ、おばぁちゃんは強いからすぐ元気になって、勇人の大好きな玉子焼き作ってあげるね」
笑みを見せながら優しく勇人の頭を撫でる
「勇人にもお願いがあるんだけど、おばぁちゃんのお願い聞いてくれるかい」
「うん、なんでも言って」
「これから先、色んな事を経験すると思うけど、決して他人を傷つけるような事だけはしないでおくれ、困った人がいたら見て見ぬふりをするんじゃなく、優しく手を差し伸べ、助けてあげるんだよ。」
「うん、わかった」
「それともう1つ、私がまだ若い頃に無くしてしまった物があってね。見つけても誰かが拾ってくれているのならその人にあげておくれ。そして、その人に伝えておくれ」
「なんて?」
「ありがとう。とね」
「うん!わかった!おばぁちゃんの代わりに僕がありがとうって伝えてくる!」
「いい子だね。約束してくれるかい?」
「うん!約束!」
この時、俺は祖母のもう1つのお願いがわからないでいたけどわかった振りでいた
おばぁちゃんのお願いを聞いた後、母が帰ってきて、母の手には大きな包みがあった
「お母さん、持ってきました」
「ありがとう」
次の日の朝、僕は部屋の外で待ってるように母に言われ、外で待っていた
廊下の窓には満開の桜が咲いていた
桜を眺めていると、母が僕を呼んで、僕は部屋に入るとそこには着物姿の祖母がいた。日に照らされた着物は綺麗な桜色を輝かせ、着物に描かれている桜の木は生きているかのように見えた
「勇人、こちらにおいで」
優しい声で祖母が呼ぶ、僕は祖母の傍に寄るよ優しく頭を撫で優しく僕を抱きしめる
「大きくなったね、勇人、幸せに生きるんだよ。おばぁちゃんとの約束、忘れないでね」
「うん!おばぁちゃんとの約束!わすれない!」
「ありがとう。おばぁちゃんは幸せ者だよ」
万遍の笑みを見せる祖母
僕も万遍の笑みで返した
けど、お母さんは笑みを見せながらも涙を流していた
「とてもお綺麗です。お母様。」
「ありがとう。あんたも無理するんじゃないよ」
僕はおばぁちゃんの傍を離れ、お母さんの元に向かい、お母さんの手を繋いだ
窓から見える満開の桜を祖母は眺め涙を流した
「幸せでした。あの日、満開の桜の木の下で貴方と出会ってからというもの、私の人生は常に満開でした。とても幸せでした。」
ゆっくりベッドに横たわり、ゆっくりと目を閉じたのだった。
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