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神様の頼み事4
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昨日の夜
家に着くと窓から明かりが見えた
母が帰ってきていたのだ
玄関を開けるとエプロン姿の母が出迎えてきた
「ただいまお母さん」
「おかえり勇人、ご飯出来てるから一緒に食べよ」
「今日のご飯は何かな?」
「今日は冷やし中華よ。それと、勇人の大好きな厚焼き玉子も作ったから良かったら食べて」
「ありがとうお母さん」
笑みを見せる母だが疲れている表情もうっすらと見える
朝早くから仕事に出て遅くに帰ってくる
そんな母を見ると胸が締め付けられる。
母と一緒に食事をするのは久しぶりで母の料理はとても美味しかった。
食事を終え、母が食器を洗おうとするが「俺が洗うよ、お母さんは休んでて」と言い勇人は母と変わって食器を洗った。
洗い終わった勇人はリビングのソファに座ると母もその隣に座ってきた
「勇人、就職先は決まったの?」
「決まったよ、今は配達員として働いてるよ」
「だから帰りが私より遅いのね、無理だけはしちゃダメよ」
「お母さんこそ、俺も働き始めたんだ少しは仕事の時間を減らしたら?」
「そうね、毎日働き詰めだったから仕事の時間を減らそうかしらね」
「俺の事は気にしないでいいからお母さんは身体を大事にして」
「ありがとう、そうするわ」
そう言うと、母は立ち上がり寝室へと向かう
「先に寝るわね、おやすみなさい」
「お母さん」
「なに?」
「ばぁちゃんの名前、覚えてる?」
今しかないそう思った。
「どうしたの急に?」
「仕事先の先輩の祖母が昨日亡くなったって言っててね、それでばあちゃんを思い出したんだ。」
「それは災難だったわね。」
「それでばあちゃんの名前は?」
「お母様の名前は神林次恵(かんばやしつぐえ)て言うのよ。」
その時、勇人は気付いた
物見記に記された「かはやしつくえ」と似ている事に
「ありがとうお母さん、おやすみなさい」
「おやすみ」
母は寝室へと入っていった
勇人は自分の部屋へ向かい、物見記を開き
携帯で出雲文字を調べた
すると、1つの画像が出てきた
その画像は、「あ」から始まり「わ」で終わっていた、その後に続く「を・ん」が無いのだ。
また濁点等はないという事も書かれていた
この2つの事から出た答え、それが
「かんばやしつぐえ」
祖母の名前が出てきたのだ。答えを出した勇人は疲れ、ベッドに倒れ込み眠りについた。
翌日
身支度をし、狛犬と一緒に大国主命の元へ向かった。
大国主命に祖母の話をし、簪を大国主命に返そうとする。だが、大国主命は右手を前に出し手のひらを勇人に向けた
「祖母の気持ちは受け取る。だが、その簪は吾には必要ない、小僧、その簪はお前にやろう」
「わかりました。」
「素直でいいぞ小僧、これで吾からの依頼を達成したな。狐よ、小僧に褒美をやれ」
「かしこまりました」
すると狐は奥の部屋へと向かい小包を持ってきた
「こちらが今回の依頼費でございます」
包みを開くとそこには小判が5枚入っていた
「小判5枚!こんなにいただいていいのですか!」
「お前を気に入ったからなその分も入れておる好きにするといい」
「ありがとうございます」
大国主命に礼を言うと大国主命は大きく頷いた
大国主命の元を離れ、家へと帰る
リュックの中から簪を取り出し日の光に照らす、光り輝く簪を眺める
「綺麗ですね」
つぶやく狛犬
「そうだね、そうだ!」
閃いた勇人は狛犬のフサフサの髪に簪を刺す
「これは狛ちゃんにあげるよ。とても似合ってるよ」
「いいんですか!ありがとうございます!」
尻尾を揺らしながら万遍の笑みを魅せる
その姿を見て、勇人も笑みを見せるのだった
家に着くと窓から明かりが見えた
母が帰ってきていたのだ
玄関を開けるとエプロン姿の母が出迎えてきた
「ただいまお母さん」
「おかえり勇人、ご飯出来てるから一緒に食べよ」
「今日のご飯は何かな?」
「今日は冷やし中華よ。それと、勇人の大好きな厚焼き玉子も作ったから良かったら食べて」
「ありがとうお母さん」
笑みを見せる母だが疲れている表情もうっすらと見える
朝早くから仕事に出て遅くに帰ってくる
そんな母を見ると胸が締め付けられる。
母と一緒に食事をするのは久しぶりで母の料理はとても美味しかった。
食事を終え、母が食器を洗おうとするが「俺が洗うよ、お母さんは休んでて」と言い勇人は母と変わって食器を洗った。
洗い終わった勇人はリビングのソファに座ると母もその隣に座ってきた
「勇人、就職先は決まったの?」
「決まったよ、今は配達員として働いてるよ」
「だから帰りが私より遅いのね、無理だけはしちゃダメよ」
「お母さんこそ、俺も働き始めたんだ少しは仕事の時間を減らしたら?」
「そうね、毎日働き詰めだったから仕事の時間を減らそうかしらね」
「俺の事は気にしないでいいからお母さんは身体を大事にして」
「ありがとう、そうするわ」
そう言うと、母は立ち上がり寝室へと向かう
「先に寝るわね、おやすみなさい」
「お母さん」
「なに?」
「ばぁちゃんの名前、覚えてる?」
今しかないそう思った。
「どうしたの急に?」
「仕事先の先輩の祖母が昨日亡くなったって言っててね、それでばあちゃんを思い出したんだ。」
「それは災難だったわね。」
「それでばあちゃんの名前は?」
「お母様の名前は神林次恵(かんばやしつぐえ)て言うのよ。」
その時、勇人は気付いた
物見記に記された「かはやしつくえ」と似ている事に
「ありがとうお母さん、おやすみなさい」
「おやすみ」
母は寝室へと入っていった
勇人は自分の部屋へ向かい、物見記を開き
携帯で出雲文字を調べた
すると、1つの画像が出てきた
その画像は、「あ」から始まり「わ」で終わっていた、その後に続く「を・ん」が無いのだ。
また濁点等はないという事も書かれていた
この2つの事から出た答え、それが
「かんばやしつぐえ」
祖母の名前が出てきたのだ。答えを出した勇人は疲れ、ベッドに倒れ込み眠りについた。
翌日
身支度をし、狛犬と一緒に大国主命の元へ向かった。
大国主命に祖母の話をし、簪を大国主命に返そうとする。だが、大国主命は右手を前に出し手のひらを勇人に向けた
「祖母の気持ちは受け取る。だが、その簪は吾には必要ない、小僧、その簪はお前にやろう」
「わかりました。」
「素直でいいぞ小僧、これで吾からの依頼を達成したな。狐よ、小僧に褒美をやれ」
「かしこまりました」
すると狐は奥の部屋へと向かい小包を持ってきた
「こちらが今回の依頼費でございます」
包みを開くとそこには小判が5枚入っていた
「小判5枚!こんなにいただいていいのですか!」
「お前を気に入ったからなその分も入れておる好きにするといい」
「ありがとうございます」
大国主命に礼を言うと大国主命は大きく頷いた
大国主命の元を離れ、家へと帰る
リュックの中から簪を取り出し日の光に照らす、光り輝く簪を眺める
「綺麗ですね」
つぶやく狛犬
「そうだね、そうだ!」
閃いた勇人は狛犬のフサフサの髪に簪を刺す
「これは狛ちゃんにあげるよ。とても似合ってるよ」
「いいんですか!ありがとうございます!」
尻尾を揺らしながら万遍の笑みを魅せる
その姿を見て、勇人も笑みを見せるのだった
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