139 / 151
第百三十九話
しおりを挟む
ルーイは12歳になり、学院に入学する事になった。
領都サームには学院は1つしかない。貴族学院と魔法学院を合わせた総合学院だ。現在の領都サームには貴族の子供は殆どいない。なので実質魔法学院なのだが名前はそのままである。他にも冒険者学校や、魔法学校があるが、これは大人向けの学校で成人していないと入れない。商人を育てる、経済学校と言うのもあるらしい。
ルーイは既に入学試験を終えて、合格の書類も受け取っている。まあ、実質落ちる生徒はまずいないのだが。
実はルーイには秘密がある。6歳の時から、前世の記憶が蘇っているのである。ルーイはエルナスと言う非常に魔法文化の栄えた世界からこの世界へ転生した。リュートの居た地球とはまた別の世界である。
しかし、ルーイは神との邂逅をしていないので自分に何故前世の記憶があるのか自分でも分からない状況である。リュートに相談すれば解決するのだが、ルーイは誰にも話さずに今まで育って来た。
リュートは薄々何かを気付いている。ルーイの魔法の覚えが良すぎるのだ。魔力操作も12歳でほぼ完ぺきにこなしている。この子には何かがあると直感しているが、ルーイに直接聞く事は考えていない。
実はルーイを貴族の子として育て学院へ入れる事を決めたのはリュートである。これはルーイが何かを成す為にこの世界に生まれたのだとしたら、なるべく手助けをしたいと考えたからだ。
リュートは6歳の時からルーイを鍛えている。魔法に関しては12歳で既に宮廷魔術師に匹敵するだろう。ここまで魔法を鍛えたのはユーリだった時の失敗をルーイにさせない為だ。
一方で剣の才能はあまり無い様だ。毎日の様にエリシアにボコボコにされているので流石にある程度の剣術の腕前はあるが、冒険者で言えば精々Cランク止まりだろう。
魔法文明の発達した世界から来たルーイから見ても父リュートの魔法は凄いと思う。多分、前世で賢者と言われた魔法師と比べても引けを取らない。この世界ではそこまで魔法は発達していない。なのに何故父はそこまで魔法を使いこなせるのか疑問に思って居る。
ルーイは父を尊敬している。魔法だけでなく、1代で冒険者としてSランクに至り、更には大商会を運営している。毎日ボコボコにされている母でさえ本気になれば父に勝てないと聞いた時は恐怖さえ覚えたほどだ。
その父がルーイに学院行きを強く勧めた。正直魔法を覚えるなら父に教われば良い。それ以外の何かがあるのだろうとルーイは考えている。
明日は入学式がある。クラス発表と簡単なオリエンテーリングがあると聞いている。
所で我が家には立派な子爵邸がある。なのに何故か、ルーイたちは庶民の家で暮らしている。決して不満では無いし、居心地も良いのだが、何故だろうと何時も疑問に思うのだ。週に1度は父が子爵邸に泊まっている。ルーイとエルナが一緒に行きたいと言ったら母に泣かれた。それ以来、この話題は我が家ではタブーになっている。
そう言えばエルナも6歳の時から修行を始めたが、エルナには魔法も剣も才能がある様だ。剣に関しては既にルーイより強いかもしれない。
魔法に関してはまだまだだが才能は感じる。父の教え方が上手いと言うのもあるが、ルーイを見て育ったのが大きいのかもしれない。
魔法文明が進んだ世界の記憶がある為、この世界の魔道具が酷く稚拙に思える事がある。一度それを父に指摘しようと思った事があるが、何故思いついたか問われたら答える自信が無かったので止めた。
この世界の食事は前世の食事より美味い。それを作り出したのが父だと知った時は衝撃を受けた。父は食事を素材から探し集め、今の形にしたと言う。自分には出来ない事だと。自分の無力さを知った。
父はもうすぐ30歳になるが、未だに未知の食を追い求めている。
翌朝、母とエルナと一緒に馬車で学院へ登校した。生まれて12年経つが馬車に乗るのは数えるほどだ。僕って貴族だよね?
学院へ着くと母とエルナは講堂へ向かった。僕はクラス発表の掲示板を見に行く。どうやらAクラスの様だ。Aクラスは入試の成績上位者が集まっているらしい。
「クラスを確認したら各自教室へ行くように。」
教師らしき人が誘導しているので従う。
Aクラスの教室へ入ると既に15人位の生徒が居た。その中の貴族っぽい格好の男の子が声を掛けて来た。
「君もAクラスか?名前は?」
「ルーイ・フォン・ブラスバッハです。よろしく。」
「ブラスバッハ?聞かない名前だな。私はエリック・フォン・ぺレックスだ。」
「ああ、確か北東にある町の?」
「そう、領主の息子だ。」
「へぇ、貴族は少ないって聞いてたんだけど、他にも居るの?」
「何人か居るな。この領都サームの娘も居るらしいぞ。」
「え?辺境伯の娘さん?」
そんな会話をしているうちに続々とクラスのメンバーが揃って行く。席がどんどん埋まって行く。全部埋まると、教師がやって来て。出席簿を見ながら名前を呼んで行く。
どうやら、リリス・フォン・イルジャーノと言うのが辺境伯の娘らしい。他にも4人程貴族の子女がいた。併せて7人。本当に少ないな。
「基本、1年2年は貴族、平民の区別はしない。3年から貴族科、魔法科に分かれるので3年生以上の貴族には気を付けろよ。」
担任と思しき教師がそんな事を言った。
気を付けろって何を気を付ければ良いんだろう?
「今日は入学式を2時間。その後各施設の説明をして終わりだ。明日からは通常授業になるので教科書を忘れない様に。」
施設の説明?オリエンテーリングってそれか?基本は普通の学校と変わらないが、闘技場と魔法練習場があるのが他との違いだろうか。
入学式は退屈だった。なんか偉い人が長い話をしている。2時間睡魔と戦って居た。
その後、校内を1周して教室へ戻って来る。どうやらこれで今日は終わりらしい。
さて帰ろう。と席を立ったら、呼び止められた。
「あの、ルーイさんってリュートさんのお子さんですよね?」
「え?あ、はい。」
思わぬ相手だったので返事がおかしくなってしまった。辺境伯の娘さんだ。
「えっと、リリスさんですよね?辺境伯の娘さんの。」
「先生がおっしゃってましたよね?1年2年は貴族も平民も関係ないと、爵位も関係ないらしいですわよ。」
いや、いきなりそんな事を言われてもね。
「で、僕に何の用ですか?」
「お友達になって貰えませんか?どうしても辺境伯の娘と言うと皆、気軽に声が掛けずらいらしくて。」
「ああ、確かに、僕もなるべく貴族っぽい行動はしない様にしてますしね。」
「でしょう?貴族は特別扱いしないって言うのは逆差別ですよね。」
確かに言言えて妙だ。この子は頭が良いなと感心する。
「僕で良ければ友達になりますよ。ただし、なるべく父の事は内密でお願いします。」
「解りましたわ。では私の事もリリスと呼んで下さい。」
おお、初日から友達が出来たぞ。幸先が良いな。
「では、父と母が待っているので失礼しますね。」
「はい、また明日。」
僕も母とエルナが待ってるはずだ、急がないと。
急いで馬車の元へ行くと2人は既に待っていた。
「遅いぞルーイ。」
「兄様遅いです。」
「悪い悪い。さあ、父さんの元へ戻ろう。」
家に帰ると父が祝いの料理を作って待っていてくれた。
僕より母とエルナが喜んでいたのは気のせいだろうか?
皆が落ち着いた頃父に聞いてみた。
「父さん。何故子爵邸では無く、ここに住み続けているのですか?」
「色々な理由はあるが、ここでルーイとエルナが生まれた。ここは家族の場所なんだ。家と言うだけなら、俺は何軒も家を持っている。だが、帰る場所はここだ。ルーイにはちょっと難しかったか?」
「いえ、なんとなく解ります。愛着と言うなら子爵邸よりこの家の方がありますからね。」
翌日から学院へは徒歩で通うようにした。馬車だと30分だが歩いても40分位なので尻が痛いのと秤に掛けたら徒歩になった。
教室に入ると早速エリックに絡まれる。
「なぁ。貴族同士で派閥を作らないか?」
「派閥?トップはエリック君?爵位は?」
「そうそう、貴族が少なくて肩身が狭いだろう?トップは俺じゃなくても構わないよ、辺境伯の娘さんがやってくれると助かるな。ちなみに俺んちは子爵だ。」
あれ?意外だな俺が仕切るって感じなのにトップを譲るのか?
「解った考えて置くよ。どの位集まりそうか後で教えてくれ。」
ちなみに学院は制服なので知らないと誰が貴族か平民かは分からない。3年になり貴族科に進むと。襟章で判るらしい。
何やら後ろの方で『竜の憩亭』と言う単語が聞こえたので耳を澄まして聞いてみる。
「あそこの味噌ラーメンの味がどうしても出せないって親父が言ってたよ。」
「そう、それにハンバーグのソースも真似できないよね。」
どうやら飲食店の子供らが集まっているらしい。
面白そうなので近寄ってみる。
「何?竜の憩亭って聞こえたけど、行くの?」
「いや、あそこの味付けの秘密が知りたくてね。」
「ほう?なら料理人に聞いてみたら?」
「料理人が秘密を教える訳無いだろう。」
「いや、竜の憩亭は聞けば教えてくれるよ。あそこの目的は美味い料理の普及だからね。」
「マジか?」
「一度試してみなよ。試すのはただだろう?」
「それもそうだな。」
「今度食べに行くから2人の店の名前教えてよ。」
男の子の家は「火窯亭」、女の子の家は「金の麦亭」らしい。メモっておこう。
授業は退屈だった、一般常識に魔力操作、魔法知識と父の教わった事ばかりだった。やはり父は学校で教える事では無く違う事を学ばせようとしていると確信したルーイであった。
領都サームには学院は1つしかない。貴族学院と魔法学院を合わせた総合学院だ。現在の領都サームには貴族の子供は殆どいない。なので実質魔法学院なのだが名前はそのままである。他にも冒険者学校や、魔法学校があるが、これは大人向けの学校で成人していないと入れない。商人を育てる、経済学校と言うのもあるらしい。
ルーイは既に入学試験を終えて、合格の書類も受け取っている。まあ、実質落ちる生徒はまずいないのだが。
実はルーイには秘密がある。6歳の時から、前世の記憶が蘇っているのである。ルーイはエルナスと言う非常に魔法文化の栄えた世界からこの世界へ転生した。リュートの居た地球とはまた別の世界である。
しかし、ルーイは神との邂逅をしていないので自分に何故前世の記憶があるのか自分でも分からない状況である。リュートに相談すれば解決するのだが、ルーイは誰にも話さずに今まで育って来た。
リュートは薄々何かを気付いている。ルーイの魔法の覚えが良すぎるのだ。魔力操作も12歳でほぼ完ぺきにこなしている。この子には何かがあると直感しているが、ルーイに直接聞く事は考えていない。
実はルーイを貴族の子として育て学院へ入れる事を決めたのはリュートである。これはルーイが何かを成す為にこの世界に生まれたのだとしたら、なるべく手助けをしたいと考えたからだ。
リュートは6歳の時からルーイを鍛えている。魔法に関しては12歳で既に宮廷魔術師に匹敵するだろう。ここまで魔法を鍛えたのはユーリだった時の失敗をルーイにさせない為だ。
一方で剣の才能はあまり無い様だ。毎日の様にエリシアにボコボコにされているので流石にある程度の剣術の腕前はあるが、冒険者で言えば精々Cランク止まりだろう。
魔法文明の発達した世界から来たルーイから見ても父リュートの魔法は凄いと思う。多分、前世で賢者と言われた魔法師と比べても引けを取らない。この世界ではそこまで魔法は発達していない。なのに何故父はそこまで魔法を使いこなせるのか疑問に思って居る。
ルーイは父を尊敬している。魔法だけでなく、1代で冒険者としてSランクに至り、更には大商会を運営している。毎日ボコボコにされている母でさえ本気になれば父に勝てないと聞いた時は恐怖さえ覚えたほどだ。
その父がルーイに学院行きを強く勧めた。正直魔法を覚えるなら父に教われば良い。それ以外の何かがあるのだろうとルーイは考えている。
明日は入学式がある。クラス発表と簡単なオリエンテーリングがあると聞いている。
所で我が家には立派な子爵邸がある。なのに何故か、ルーイたちは庶民の家で暮らしている。決して不満では無いし、居心地も良いのだが、何故だろうと何時も疑問に思うのだ。週に1度は父が子爵邸に泊まっている。ルーイとエルナが一緒に行きたいと言ったら母に泣かれた。それ以来、この話題は我が家ではタブーになっている。
そう言えばエルナも6歳の時から修行を始めたが、エルナには魔法も剣も才能がある様だ。剣に関しては既にルーイより強いかもしれない。
魔法に関してはまだまだだが才能は感じる。父の教え方が上手いと言うのもあるが、ルーイを見て育ったのが大きいのかもしれない。
魔法文明が進んだ世界の記憶がある為、この世界の魔道具が酷く稚拙に思える事がある。一度それを父に指摘しようと思った事があるが、何故思いついたか問われたら答える自信が無かったので止めた。
この世界の食事は前世の食事より美味い。それを作り出したのが父だと知った時は衝撃を受けた。父は食事を素材から探し集め、今の形にしたと言う。自分には出来ない事だと。自分の無力さを知った。
父はもうすぐ30歳になるが、未だに未知の食を追い求めている。
翌朝、母とエルナと一緒に馬車で学院へ登校した。生まれて12年経つが馬車に乗るのは数えるほどだ。僕って貴族だよね?
学院へ着くと母とエルナは講堂へ向かった。僕はクラス発表の掲示板を見に行く。どうやらAクラスの様だ。Aクラスは入試の成績上位者が集まっているらしい。
「クラスを確認したら各自教室へ行くように。」
教師らしき人が誘導しているので従う。
Aクラスの教室へ入ると既に15人位の生徒が居た。その中の貴族っぽい格好の男の子が声を掛けて来た。
「君もAクラスか?名前は?」
「ルーイ・フォン・ブラスバッハです。よろしく。」
「ブラスバッハ?聞かない名前だな。私はエリック・フォン・ぺレックスだ。」
「ああ、確か北東にある町の?」
「そう、領主の息子だ。」
「へぇ、貴族は少ないって聞いてたんだけど、他にも居るの?」
「何人か居るな。この領都サームの娘も居るらしいぞ。」
「え?辺境伯の娘さん?」
そんな会話をしているうちに続々とクラスのメンバーが揃って行く。席がどんどん埋まって行く。全部埋まると、教師がやって来て。出席簿を見ながら名前を呼んで行く。
どうやら、リリス・フォン・イルジャーノと言うのが辺境伯の娘らしい。他にも4人程貴族の子女がいた。併せて7人。本当に少ないな。
「基本、1年2年は貴族、平民の区別はしない。3年から貴族科、魔法科に分かれるので3年生以上の貴族には気を付けろよ。」
担任と思しき教師がそんな事を言った。
気を付けろって何を気を付ければ良いんだろう?
「今日は入学式を2時間。その後各施設の説明をして終わりだ。明日からは通常授業になるので教科書を忘れない様に。」
施設の説明?オリエンテーリングってそれか?基本は普通の学校と変わらないが、闘技場と魔法練習場があるのが他との違いだろうか。
入学式は退屈だった。なんか偉い人が長い話をしている。2時間睡魔と戦って居た。
その後、校内を1周して教室へ戻って来る。どうやらこれで今日は終わりらしい。
さて帰ろう。と席を立ったら、呼び止められた。
「あの、ルーイさんってリュートさんのお子さんですよね?」
「え?あ、はい。」
思わぬ相手だったので返事がおかしくなってしまった。辺境伯の娘さんだ。
「えっと、リリスさんですよね?辺境伯の娘さんの。」
「先生がおっしゃってましたよね?1年2年は貴族も平民も関係ないと、爵位も関係ないらしいですわよ。」
いや、いきなりそんな事を言われてもね。
「で、僕に何の用ですか?」
「お友達になって貰えませんか?どうしても辺境伯の娘と言うと皆、気軽に声が掛けずらいらしくて。」
「ああ、確かに、僕もなるべく貴族っぽい行動はしない様にしてますしね。」
「でしょう?貴族は特別扱いしないって言うのは逆差別ですよね。」
確かに言言えて妙だ。この子は頭が良いなと感心する。
「僕で良ければ友達になりますよ。ただし、なるべく父の事は内密でお願いします。」
「解りましたわ。では私の事もリリスと呼んで下さい。」
おお、初日から友達が出来たぞ。幸先が良いな。
「では、父と母が待っているので失礼しますね。」
「はい、また明日。」
僕も母とエルナが待ってるはずだ、急がないと。
急いで馬車の元へ行くと2人は既に待っていた。
「遅いぞルーイ。」
「兄様遅いです。」
「悪い悪い。さあ、父さんの元へ戻ろう。」
家に帰ると父が祝いの料理を作って待っていてくれた。
僕より母とエルナが喜んでいたのは気のせいだろうか?
皆が落ち着いた頃父に聞いてみた。
「父さん。何故子爵邸では無く、ここに住み続けているのですか?」
「色々な理由はあるが、ここでルーイとエルナが生まれた。ここは家族の場所なんだ。家と言うだけなら、俺は何軒も家を持っている。だが、帰る場所はここだ。ルーイにはちょっと難しかったか?」
「いえ、なんとなく解ります。愛着と言うなら子爵邸よりこの家の方がありますからね。」
翌日から学院へは徒歩で通うようにした。馬車だと30分だが歩いても40分位なので尻が痛いのと秤に掛けたら徒歩になった。
教室に入ると早速エリックに絡まれる。
「なぁ。貴族同士で派閥を作らないか?」
「派閥?トップはエリック君?爵位は?」
「そうそう、貴族が少なくて肩身が狭いだろう?トップは俺じゃなくても構わないよ、辺境伯の娘さんがやってくれると助かるな。ちなみに俺んちは子爵だ。」
あれ?意外だな俺が仕切るって感じなのにトップを譲るのか?
「解った考えて置くよ。どの位集まりそうか後で教えてくれ。」
ちなみに学院は制服なので知らないと誰が貴族か平民かは分からない。3年になり貴族科に進むと。襟章で判るらしい。
何やら後ろの方で『竜の憩亭』と言う単語が聞こえたので耳を澄まして聞いてみる。
「あそこの味噌ラーメンの味がどうしても出せないって親父が言ってたよ。」
「そう、それにハンバーグのソースも真似できないよね。」
どうやら飲食店の子供らが集まっているらしい。
面白そうなので近寄ってみる。
「何?竜の憩亭って聞こえたけど、行くの?」
「いや、あそこの味付けの秘密が知りたくてね。」
「ほう?なら料理人に聞いてみたら?」
「料理人が秘密を教える訳無いだろう。」
「いや、竜の憩亭は聞けば教えてくれるよ。あそこの目的は美味い料理の普及だからね。」
「マジか?」
「一度試してみなよ。試すのはただだろう?」
「それもそうだな。」
「今度食べに行くから2人の店の名前教えてよ。」
男の子の家は「火窯亭」、女の子の家は「金の麦亭」らしい。メモっておこう。
授業は退屈だった、一般常識に魔力操作、魔法知識と父の教わった事ばかりだった。やはり父は学校で教える事では無く違う事を学ばせようとしていると確信したルーイであった。
1
あなたにおすすめの小説
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
【本編完結】転生隠者の転生記録———怠惰?冒険?魔法?全ては、その心の赴くままに……
ひらえす
ファンタジー
後にリッカと名乗る者は、それなりに生きて、たぶん一度死んだ。そして、その人生の苦難の8割程度が、神の不手際による物だと告げられる。
そんな前世の反動なのか、本人的には怠惰でマイペースな異世界ライフを満喫するはず……が、しかし。自分に素直になって暮らしていこうとする主人公のズレっぷり故に引き起こされたり掘り起こされたり巻き込まれていったり、時には外から眺めてみたり…の物語になりつつあります。
※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様でほぼ同時投稿しています。
※残酷描写は保険です。
※誤字脱字多いと思います。教えてくださると助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる