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第四話
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「お嬢様、覚えているのは以上ですか? とても、大事な事ですので、些細な事も全て教えて下さい」
「……その、思い出したストーリーは、これで全部よ。たしか、隠しキャラが居たんだけど、私はそこまでゲームができていないから、誰か分からないの」
「他に、些細な事でも良いので教えて下さい。まだ何か隠していますね。おそらく、オレの事で」
どうして分かるの。セバスチャンはやっぱり凄いわ。
「ゲームの内容には、関係ないわ」
さすがに、前世でセバスチャンに萌えていたなんて言えないわ。
「お嬢様?」
う……セバスチャンの圧が怖い。
「その、ホントに大した事じゃないの。恥ずかしいから、聞かないで」
「だめです。先ほどなんでもすると仰いましたよね。お嬢様は、約束を破るのですか?」
「約束は、私の前世の話を全部した事で果たされてるわ!」
「いいえ、果たされておりません。ゲームの内容には関係なくとも、お嬢様が隠し事をなされば私はお嬢様をお助け出来ません。良いのですか? 破滅しても」
「それは困るわ! セバスチャンしか頼る人は居ないのに!」
「そうでしょう? ですから、教えて下さい」
「でも、恥ずかしいわ」
ああ、顔がどんどん赤くなっていくわ。どうしましょう。困ったわ。
「お嬢様、オレはお嬢様の恥ずかしい事を全部知っています。今更一つ増えても問題ありませんよ。なんなら、お嬢様が誰にも知られたくない恥ずかしい事を今ここで全て申し上げましょうか?」
「……やめて、お願い、言うから……」
「良い子ですね。さぁ、教えて下さい」
「その、前世の私は、ゲームにチラッと映っただけのセバスチャンが好きで何度も見ていたの」
「……」
あ、あれ? セバスチャンの顔が真っ赤なんですけど。
「ほら、大した事なかったでしょう? お互い恥ずかしいだけじゃない!」
「そんな事ありませんよ。とっても重要な情報です。言って頂き、ありがとうございます」
「そうなの? でもやっぱり恥ずかしいわ……その記憶を思い出してから、セバスチャンの顔を見るとドキドキするのよね」
「それはいい傾向です。さぁ、お嬢様、もう夜も遅いのでお休み下さい。明日から作戦を立てましょうね。大丈夫、お嬢様はオレが守りますよ。だから、学園にも連れて行って下さいね」
「分かってるわ! セバスチャンが居ないと不安だもの。いつもセバスチャンにはついてきてもらっていたから、お父様も不審には思わないわ」
「そうですね。学園でも、頑張りましょうね。お嬢様」
「……その、思い出したストーリーは、これで全部よ。たしか、隠しキャラが居たんだけど、私はそこまでゲームができていないから、誰か分からないの」
「他に、些細な事でも良いので教えて下さい。まだ何か隠していますね。おそらく、オレの事で」
どうして分かるの。セバスチャンはやっぱり凄いわ。
「ゲームの内容には、関係ないわ」
さすがに、前世でセバスチャンに萌えていたなんて言えないわ。
「お嬢様?」
う……セバスチャンの圧が怖い。
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「だめです。先ほどなんでもすると仰いましたよね。お嬢様は、約束を破るのですか?」
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「それは困るわ! セバスチャンしか頼る人は居ないのに!」
「そうでしょう? ですから、教えて下さい」
「でも、恥ずかしいわ」
ああ、顔がどんどん赤くなっていくわ。どうしましょう。困ったわ。
「お嬢様、オレはお嬢様の恥ずかしい事を全部知っています。今更一つ増えても問題ありませんよ。なんなら、お嬢様が誰にも知られたくない恥ずかしい事を今ここで全て申し上げましょうか?」
「……やめて、お願い、言うから……」
「良い子ですね。さぁ、教えて下さい」
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「……」
あ、あれ? セバスチャンの顔が真っ赤なんですけど。
「ほら、大した事なかったでしょう? お互い恥ずかしいだけじゃない!」
「そんな事ありませんよ。とっても重要な情報です。言って頂き、ありがとうございます」
「そうなの? でもやっぱり恥ずかしいわ……その記憶を思い出してから、セバスチャンの顔を見るとドキドキするのよね」
「それはいい傾向です。さぁ、お嬢様、もう夜も遅いのでお休み下さい。明日から作戦を立てましょうね。大丈夫、お嬢様はオレが守りますよ。だから、学園にも連れて行って下さいね」
「分かってるわ! セバスチャンが居ないと不安だもの。いつもセバスチャンにはついてきてもらっていたから、お父様も不審には思わないわ」
「そうですね。学園でも、頑張りましょうね。お嬢様」
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