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第十五話
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最近は義理の両親の監視が酷く、子はまだかと毎日言われます。しかも、寝室にいかがわしいモノがしょっちゅう置かれております。
最悪だったのが、食事に媚薬を混ぜられた事です。
すぐに気が付いたので、慌てて解毒薬を飲みました。解毒薬がカバンに入っていて助かりました。いつ入れたか覚えてないのですが、何かないかと必死で荷物を漁っていたら見つかりました。非常用に用意していた解毒薬だとすぐ分かりましたので、飲んだらすぐに治って助かりました。
それ以降、解毒薬を忘れないように気をつけています。既に数回媚薬を盛られていますので、最近は、食後に必ず解毒薬を飲んでおりますわ。
旦那さまも媚薬を飲まされておりましたので、解毒薬を飲ませましたところ、わたくしが仕掛けたのかと疑われました。
正直、心が折れかけました。触れられるのも嫌な男に抱かれたいと思うものですか!
アバズレだと罵られ殴られました。さすがに泣きました。わたくし、我慢強い方だと思っておりましたが、そろそろ辛くて辛くて仕方ありません。
その時はすぐ誤解は解けて旦那さまが謝ってくれましたが、正直、今更謝られてもという気持ちにしかなりませんでした。冷たく返事をした事しか覚えておりませんわ。
今は、時折会えるお義姉様だけが癒しです。でも、家のように抱きつく訳にも泣き喚く訳にもいきません。
わたくし自身を見て下さる方が身近に居ないのが辛いのです。頼ったり相談したり出来る味方が欲しいですわ。
嫁ぎ先は、わたくしが稼ぐお金しか見ていませんし、本来は支え合う筈の夫はあのような体たらく。
あの男は、愛する人が居るから良いですけど、わたくしにはそんな人は居ません。当然です、わたくしは既婚者なのですから。
必死で涙を抑えて、敵ににっこり微笑みます。大丈夫、わたくしは強いです。これしきの事で負けてなるものですか!
……でも、もう限界かもしれません……。もう……嫌です……。
「……花びら……?」
「どうした?」
「あの、旦那さま、この花びらに見覚えはありますか? ローザ様のおうちにあるものですか?」
「いや、違う。ローザは赤い花が好きなんだ。そんな黄色の花は彼女の好みではない。まるで野草ではないか」
「そうですか。では何処かで紛れたのでしょう。後でわたくしが処分しておきますね」
そう言って、花を大事に手帳にしまいます。きっと、見ておりますわよね。
「……ありがとう」
上を見上げて、声をかけます。わたくし自身を見てくれている人は、ここに確実に居ます。
きっと、解毒薬もあの人のおかげだったんでしょう。わたくしは、ひとりで戦っている訳ではありませんでした。
それなら、まだまだ頑張れます。
あと2年、絶対に離婚してみせますわ。
最悪だったのが、食事に媚薬を混ぜられた事です。
すぐに気が付いたので、慌てて解毒薬を飲みました。解毒薬がカバンに入っていて助かりました。いつ入れたか覚えてないのですが、何かないかと必死で荷物を漁っていたら見つかりました。非常用に用意していた解毒薬だとすぐ分かりましたので、飲んだらすぐに治って助かりました。
それ以降、解毒薬を忘れないように気をつけています。既に数回媚薬を盛られていますので、最近は、食後に必ず解毒薬を飲んでおりますわ。
旦那さまも媚薬を飲まされておりましたので、解毒薬を飲ませましたところ、わたくしが仕掛けたのかと疑われました。
正直、心が折れかけました。触れられるのも嫌な男に抱かれたいと思うものですか!
アバズレだと罵られ殴られました。さすがに泣きました。わたくし、我慢強い方だと思っておりましたが、そろそろ辛くて辛くて仕方ありません。
その時はすぐ誤解は解けて旦那さまが謝ってくれましたが、正直、今更謝られてもという気持ちにしかなりませんでした。冷たく返事をした事しか覚えておりませんわ。
今は、時折会えるお義姉様だけが癒しです。でも、家のように抱きつく訳にも泣き喚く訳にもいきません。
わたくし自身を見て下さる方が身近に居ないのが辛いのです。頼ったり相談したり出来る味方が欲しいですわ。
嫁ぎ先は、わたくしが稼ぐお金しか見ていませんし、本来は支え合う筈の夫はあのような体たらく。
あの男は、愛する人が居るから良いですけど、わたくしにはそんな人は居ません。当然です、わたくしは既婚者なのですから。
必死で涙を抑えて、敵ににっこり微笑みます。大丈夫、わたくしは強いです。これしきの事で負けてなるものですか!
……でも、もう限界かもしれません……。もう……嫌です……。
「……花びら……?」
「どうした?」
「あの、旦那さま、この花びらに見覚えはありますか? ローザ様のおうちにあるものですか?」
「いや、違う。ローザは赤い花が好きなんだ。そんな黄色の花は彼女の好みではない。まるで野草ではないか」
「そうですか。では何処かで紛れたのでしょう。後でわたくしが処分しておきますね」
そう言って、花を大事に手帳にしまいます。きっと、見ておりますわよね。
「……ありがとう」
上を見上げて、声をかけます。わたくし自身を見てくれている人は、ここに確実に居ます。
きっと、解毒薬もあの人のおかげだったんでしょう。わたくしは、ひとりで戦っている訳ではありませんでした。
それなら、まだまだ頑張れます。
あと2年、絶対に離婚してみせますわ。
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