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第三十四話
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ドサッ……。
ニルの眠り針が飛び、旦那さまは倒れました。
「ったく、無駄に煽るなよ。なぁミモザ、コイツ殺して良いか?」
「離婚すれば無関係ですし放置いたしましょう。どうせならローザ様に捨てられて絶望を味わえばよろしいですわ。もうローザ様のお金は貯まったのでしょう?」
「ちぇ、分かったよ。100回殺しても足りねえんだけどなぁ。ローザへの金は、奥様が届けてくれてる。慰謝料払っても半年くらいは生活出来る金は残るし、旦那様はローザとの契約を切るそうだ」
ちょっと可哀想ですが、旦那さまを焚き付けたのはローザ様です。お兄様が知ったら、ローザ様と取引はしないでしょう。……って、あれ?
「ねえ、こうなる事、知ってたの?」
でないと、契約を切る判断が出来ません。
「そりゃそうだろ。旦那様も奥様もブチ切れてるぜ」
「そっか、だからあんなにすぐ全員寝かしてくれたのね。ありがとう」
「いや、普段から眠り針を100は持ち歩いてる」
「そうなの?! 凄いわね!」
「ミモザになんかあったら困るからな。さ、さっさと離婚しちまおうぜ」
「ええ! でもこの男から白い結婚を言い出してくれれるのが目標だったのに残念だわ」
「大丈夫、貴族で居られんのはあとちょっとだから」
「……え? なんで?」
「違法賭博、今頃摘発されてる。あのババア共も捕まってると思うぜ」
「あら、そうなの?」
「1年前、ミモザを突き落としてからの奥様の怒りは凄まじかったからな。調査に時間がかかったが、他にも色々やってたし終わりだよ。最近、貴族の違法賭博が問題になっててな、法律が改正されて、違法賭博をしていた貴族は取り潰しなんだ。法改正して、少しは様子を見たらしいんだけど、今でも違法賭博やる貴族はもう必要ないと国王陛下はお考えらしい。マークしてた違法賭博を一網打尽してるらしいぜ。現行犯は全員即逮捕だ。多分一生牢屋暮らしだろ。去年即位した国王様は、清廉潔白なお方で汚職なんかがが大嫌いなんだ。違法賭博も問題視されてて、即位の時に取り締まるって宣言したらしいぜ。今でもやってる貴族なんてほとんど居ねぇ。そんな貴族は不要だそうだ」
「そうなのね。知らなかったわ」
ローザ様が正妻になってから社交会にはでておりませんでしたからね。情報収集はしていたので、国王陛下が清廉潔白な方とは知っていたのですが、そんなに違法賭博を嫌っているとは知りませんでした。
「さあ、早く自由になろうぜ。馬車で送るよ」
「ええ! ありがとう! ニル」
ニルの眠り針が飛び、旦那さまは倒れました。
「ったく、無駄に煽るなよ。なぁミモザ、コイツ殺して良いか?」
「離婚すれば無関係ですし放置いたしましょう。どうせならローザ様に捨てられて絶望を味わえばよろしいですわ。もうローザ様のお金は貯まったのでしょう?」
「ちぇ、分かったよ。100回殺しても足りねえんだけどなぁ。ローザへの金は、奥様が届けてくれてる。慰謝料払っても半年くらいは生活出来る金は残るし、旦那様はローザとの契約を切るそうだ」
ちょっと可哀想ですが、旦那さまを焚き付けたのはローザ様です。お兄様が知ったら、ローザ様と取引はしないでしょう。……って、あれ?
「ねえ、こうなる事、知ってたの?」
でないと、契約を切る判断が出来ません。
「そりゃそうだろ。旦那様も奥様もブチ切れてるぜ」
「そっか、だからあんなにすぐ全員寝かしてくれたのね。ありがとう」
「いや、普段から眠り針を100は持ち歩いてる」
「そうなの?! 凄いわね!」
「ミモザになんかあったら困るからな。さ、さっさと離婚しちまおうぜ」
「ええ! でもこの男から白い結婚を言い出してくれれるのが目標だったのに残念だわ」
「大丈夫、貴族で居られんのはあとちょっとだから」
「……え? なんで?」
「違法賭博、今頃摘発されてる。あのババア共も捕まってると思うぜ」
「あら、そうなの?」
「1年前、ミモザを突き落としてからの奥様の怒りは凄まじかったからな。調査に時間がかかったが、他にも色々やってたし終わりだよ。最近、貴族の違法賭博が問題になっててな、法律が改正されて、違法賭博をしていた貴族は取り潰しなんだ。法改正して、少しは様子を見たらしいんだけど、今でも違法賭博やる貴族はもう必要ないと国王陛下はお考えらしい。マークしてた違法賭博を一網打尽してるらしいぜ。現行犯は全員即逮捕だ。多分一生牢屋暮らしだろ。去年即位した国王様は、清廉潔白なお方で汚職なんかがが大嫌いなんだ。違法賭博も問題視されてて、即位の時に取り締まるって宣言したらしいぜ。今でもやってる貴族なんてほとんど居ねぇ。そんな貴族は不要だそうだ」
「そうなのね。知らなかったわ」
ローザ様が正妻になってから社交会にはでておりませんでしたからね。情報収集はしていたので、国王陛下が清廉潔白な方とは知っていたのですが、そんなに違法賭博を嫌っているとは知りませんでした。
「さあ、早く自由になろうぜ。馬車で送るよ」
「ええ! ありがとう! ニル」
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