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生まれたての弱者
デンジャラス・フォレストその①
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アラックとアシュリーは森の中を歩いていた。
あれからどのくらい時間が経ったのだろうか、行けども行けども視界が変わることはなく唯々時間だけが過ぎているようだった。
これは、あれか?
迷った?
アラックは自分の少し後ろをついてくるアシュリーを見た。
そもそもだ、そもそも!
途中までは確実にアシュリーが先頭を歩いていたのに気が付けば俺が先頭を歩いているのだ。
今思えばちょっとずつちょっとずつ歩調をずらし始めた辺りから疑問に思うべきだったのだ!
もうそろそろ出口なのかな?等と楽観視するんじゃなかった!
アラックは足をピタリと止めた。
曲がりなりにもゴースト種なので足はそもそも使っていないが名残でそうする。
何か感じ取ったのかアシュリーが恐る恐る訪ねてきた。
「あ、あああアラックさん?急に止まるなんて…どしたん?」
「末期の台詞は“どしたん?”で良いのかいアシュリーさん」
「もしかして怒ってらっしゃる?…る?」
にっこりと、久しぶりに手に入れた表情を駆使して笑みを浮かべる。
にこ。
その瞬間、アシュリーは走り寄ってスライディング土下座を繰り出した。
「もぅしわけぇござぇいませぇん!実は道に迷ってしまいましたぁぁぁぁぁぁ!」
「テンメェ!やっぱり迷ってやがったなァ!」
アラックは魔力を使って物を掴める状態にしてアシュリーをヘッドロックする。
「これか!このすっからかんな頭が原因か!」
「やめてぇぇぇ!私のチャームポイントをぞんざいに扱わないでぇぇ!!」
「ゴガァァァァァァァァァァァァァ!!!」
その時だ、木々や地面を震わす程の咆哮が眼前の奥から響いてきた。
「な、なんだ!?」
「私じゃないわよ!」
「知っとるはそんなこと!」
念の為にヘッドロックを外して警戒態勢に入る。
アラックは状況を確認するために空へと飛んだ。
あれ?最初からこうしていれば良かったのでは?
下を除けば恐れ慄いて木の陰でガタガタしているアシュリーが居た。
アラックはそれを見てまぁ、いっかと思った。
そんなことよりも今は現状確認だ。
一つ安全であるか。
二つ先の咆哮の主は誰で何処にいるのか
三つ何故咆哮をしたのか、だ。
最低でも一つ目と二つ目は確認をしておきたいところである。
そしてそれは在った。
巨大な人と巨大な鬼が睨み合いをしていたのだ。
「ん??」
アラックはススーっと地面へと降りる。
木の後ろからアシュリーが顔をのぞかせた。
「ど、どうだった?」
無言で手招きする。
「な、なによ?」
警戒しながらも近づいてくる様子はまるで野生動物のようだった。
十分距離が近くなってからの後ろを取って羽交い締め!
そのまま有無を言わさずの上昇。
「ぎゃーな、なによー!?」
「あれ」
先ほどの位置まで来てそうつぶやいた。
アシュリーもそれを認識したようで歯をガタガタと震わしていた。
「巨人に上位大鬼…嘘っなんで!?どっちも階位Cの化物じゃない!!」
「ランクC?てことはお前の1個上なだけだろ?」
「おバカ!それでもステータス差があるでしょうが!」
「でもお前って補正で他より強いんだろ?」
「どの口が言うか!どの口が!仮に互角でもあの巨体に迫られたら失神しちゃうわよ!それにアンタからしたら3個も格上なのよ!?」
「じゃあ逃げの一手だな。気づかれて巻き込まれても良い事ないだろうし回れ右だな」
アラックはアシュリーを下ろして一目散に駆け出した。
「あっ、ちょっと待ちなさぁぁぁい!!」
結果として先に言っておこうと思う。
無意味でした。
あれからどのくらい時間が経ったのだろうか、行けども行けども視界が変わることはなく唯々時間だけが過ぎているようだった。
これは、あれか?
迷った?
アラックは自分の少し後ろをついてくるアシュリーを見た。
そもそもだ、そもそも!
途中までは確実にアシュリーが先頭を歩いていたのに気が付けば俺が先頭を歩いているのだ。
今思えばちょっとずつちょっとずつ歩調をずらし始めた辺りから疑問に思うべきだったのだ!
もうそろそろ出口なのかな?等と楽観視するんじゃなかった!
アラックは足をピタリと止めた。
曲がりなりにもゴースト種なので足はそもそも使っていないが名残でそうする。
何か感じ取ったのかアシュリーが恐る恐る訪ねてきた。
「あ、あああアラックさん?急に止まるなんて…どしたん?」
「末期の台詞は“どしたん?”で良いのかいアシュリーさん」
「もしかして怒ってらっしゃる?…る?」
にっこりと、久しぶりに手に入れた表情を駆使して笑みを浮かべる。
にこ。
その瞬間、アシュリーは走り寄ってスライディング土下座を繰り出した。
「もぅしわけぇござぇいませぇん!実は道に迷ってしまいましたぁぁぁぁぁぁ!」
「テンメェ!やっぱり迷ってやがったなァ!」
アラックは魔力を使って物を掴める状態にしてアシュリーをヘッドロックする。
「これか!このすっからかんな頭が原因か!」
「やめてぇぇぇ!私のチャームポイントをぞんざいに扱わないでぇぇ!!」
「ゴガァァァァァァァァァァァァァ!!!」
その時だ、木々や地面を震わす程の咆哮が眼前の奥から響いてきた。
「な、なんだ!?」
「私じゃないわよ!」
「知っとるはそんなこと!」
念の為にヘッドロックを外して警戒態勢に入る。
アラックは状況を確認するために空へと飛んだ。
あれ?最初からこうしていれば良かったのでは?
下を除けば恐れ慄いて木の陰でガタガタしているアシュリーが居た。
アラックはそれを見てまぁ、いっかと思った。
そんなことよりも今は現状確認だ。
一つ安全であるか。
二つ先の咆哮の主は誰で何処にいるのか
三つ何故咆哮をしたのか、だ。
最低でも一つ目と二つ目は確認をしておきたいところである。
そしてそれは在った。
巨大な人と巨大な鬼が睨み合いをしていたのだ。
「ん??」
アラックはススーっと地面へと降りる。
木の後ろからアシュリーが顔をのぞかせた。
「ど、どうだった?」
無言で手招きする。
「な、なによ?」
警戒しながらも近づいてくる様子はまるで野生動物のようだった。
十分距離が近くなってからの後ろを取って羽交い締め!
そのまま有無を言わさずの上昇。
「ぎゃーな、なによー!?」
「あれ」
先ほどの位置まで来てそうつぶやいた。
アシュリーもそれを認識したようで歯をガタガタと震わしていた。
「巨人に上位大鬼…嘘っなんで!?どっちも階位Cの化物じゃない!!」
「ランクC?てことはお前の1個上なだけだろ?」
「おバカ!それでもステータス差があるでしょうが!」
「でもお前って補正で他より強いんだろ?」
「どの口が言うか!どの口が!仮に互角でもあの巨体に迫られたら失神しちゃうわよ!それにアンタからしたら3個も格上なのよ!?」
「じゃあ逃げの一手だな。気づかれて巻き込まれても良い事ないだろうし回れ右だな」
アラックはアシュリーを下ろして一目散に駆け出した。
「あっ、ちょっと待ちなさぁぁぁい!!」
結果として先に言っておこうと思う。
無意味でした。
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