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第一部
42話 告白
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ケンカが一段落したところで。
私はキョウとサキに、共犯者(?)の2人に相談もせずりんに『みどり=あおい』と認めてしまったことを謝った。
2人はあっさり許してくれた。
「ま。
別に私は加藤くんとそんなに接点ないし。
全然いいよ」
とサキは言い、
「僕はもともとりんにちょっと嫌われていそうだから別に今更良いよ」
とキョウは言った。
私はキョウに反論した。
「別にりんはキョウくんのこと嫌いじゃないと思うけど……」
「いや。
僕、ああ言う真面目な子には嫌われやすいんだよ」
とキョウが真面目な顔で言うと、
「わかる」
とサキが納得顔でうなづいた。
「私も鈴木くんはちょっとね……。
ちょっと何か軽いと言うか……。
真剣さが足りないと言うか」
さも自分が『真面目な子』と言うようなサキの口ぶりである。
確かにサキは優等生だが……。
「田中さんそんなこと言ってイイのかなあ……」
とキョウはジト目でサキを見ながらつぶやいた。
するとサキは慌てた様子で、
「ま。でも。
鈴木くんはまあ。
そこが良いんだろうね。
軽めなところが……。
そこがまあ。
ヒトの気持ちを軽くしてくれると言うか。
『これでいいのだ』みたいな。
そう言うところが癒やされる人もいるのかもね」
とフォロー。
サキはキョウに何か弱味を握られている模様。
私はもう一度反論した。
「大丈夫だよ、キョウくん。
りんは私みたいな適当な性格のやつを友達にしたんだから。
キョウくんのこと嫌いじゃないと思うよ」
「いや。
僕とあおいちゃんとじゃ全然性格違うし」
「そうよ。
全然違うよ」
とサキ。
「同じ適当な性格でも。
あおいくんは『大らか』。
鈴木くんは『軽い』」
キョウが再びサキにジト目を向けると、サキは焦りつつ愛想笑いし、
「みんなちがって、みんないい」
名言をこんな形で使うな。
※※※
しばらく3人で話した後。
私はキョウの励ましと、サキの、
『何か上手い言い訳をしつつ、ちゃんと謝りなさい』
と言う助言に感謝して2人と別れた。
その後駅に着くと、自分が乗る電車が次に来るプラットフォームの階段を降りていった。
もう少し電車が来るまで時間があるからか。
もともと利用客の少ない方向へ行く電車のプラットフォームだからか。
まだ人影があまりない。
ふとベンチに座る人を見ると……
「りん……」
と私は声に出さすに唇を動かした。
どうしてまだ駅にいるんだろう?
と私は呆然とした。
キョウとサキと結構長いこと話をしていたのに。
りんの降りる駅は快速が止まらないとは言え、2、3本くらいもっと早く乗れる電車があったのではないか。
何でいるんだろう?
寄り道でもしていたのかな?
用事でもあった?
私と一緒に帰るときは――一緒の電車に乗る予定で――そんなこと言っていなかったけど。
私は胸の動悸が速くなるのを感じながら、ある可能性に行き着いた。
りんは私のことを待っていた?
私が駅に来るのを待っていた?
私と話がしたくて……。
もしそうなら?
どんな話だろう?
りんは私に何を言いたいのだろう……。
覚悟ができていない。
今、これからりんと話す覚悟ができていない。
明日まではりんと会わないと思っていたから。
少なくとも明日まではこの問題から現実逃避できると思っていたから。
私は卑怯だと思ったけれど、りんに背を向けた。
りんには悪いけど、彼に気付かれないようこの場を去ろう。
しかし。
背を向けて少し歩き始めてから、また思う。
もしここで私がりんに見つからないよう立ち去ったら。
りんはずっと私をこのまま待っているんだろうか?
私が来るまで。
季節は秋だ。
まだそこまで寒くは無いとは言え、だんだんと冷えてくる。
私は再び向きを変えたが、りんのいるベンチへはなかなか足が進まず。
立ち尽くしてしまった。
不意にりんが顔を上げた。
さすがのエスパーりん。
自分への視線に気付いたのかもしれない。
私と目が合うと、りんは慌てた様子で立ち上がった。
私に駆け寄ってくる。
私はドキドキしながら、ぎこちない笑みを浮かべた。
「りん……」
『もしかしておれを待っていてくれたのか?
ごめん……』
と、言おうとして。
その前にりんが口を開いた。
「あおい、ごめん」
と言うと頭を下げる。
私が戸惑い焦っているとりんは顔を上げ、
「おれ……ほんと何でだろ。
何であおいに手を繫がれただけで、あんなにビックリしちゃったんだろ……」
と眉を八の字にして。
それから首をかしげ笑顔で、
「いつも、あおいにくっついてセクハラして怒られているのはおれの方なのに。
あおいの方からされると怒っちゃうなんて。
ほんと……おれイヤなやつだよな」
違うよ、りん……。
りんはイヤなやつじゃない。
ただ、とても勘が良くて……
「ほんとどうかしてた」
だから私の自分への恋愛感情に気付いた……。
「ほんとごめん」
でも慎重で自分に自信が無いから、自分の勘を疑って。
勘違いだと思って。
あおいに悪いことをしたと思って。
謝ってくれる。
「りん」
と私は言った。
「りんは全然悪くない」
本当に全然悪くないから。
「突然、りんの手を握ったりしたおれが悪いんだ……」
りんは目を細め、
「あおいは本当に優しいね」
とどこか寂しげな笑みを向けた。
「だからおれ、あおいに甘えてしまうんだよな……」
と言うと私にさらに近づき……。
抱き締めてくれた。
その瞬間。
いつものように一瞬で身体が熱くなり、幸福感が広がった……が。
私はりんの肩に手の平を置き、りんの身体を押し返した。
きっと最後の、りんの胸の感触。
だけど、十分味わう間もなく、離れ……。
いや。
今までがきっと異常だったんだ。
私は女子なのに、男子のふりをしてりんをだまし。
りんが自分から来てくれることを良いことに、彼と触れ合うことを自分に許してきた。
それがそもそも間違っていた。
りんは私を『女』と知らず、『女』として好きでもないのに。
そして私は『女』として『男』のりんが好きなのに。
彼に触れるなんて間違っていた。
私は、私の抵抗に傷ついた顔をするりんを見た。
「りん。
ごめんね」
と私は言った。
りんは沈んだ調子で、
「あおい。
やっぱり怒ってる……よな」
「違う」
と私は言うと、決心して、
「おれはりんが好きなんだよ」
その瞬間りんは目を丸くし、それから笑った。
「おれも好きだよ。あおいのこと」
と茶化すようにりんは言ったが、どこか動揺しているのが伝わってきた。
りんには私の本心が伝わっている。
もともと疑っていたからこそ、十分に。
「そう言うんじゃない」
と私は真剣な顔を崩さずに、
「おれはりんが好き。
恋愛感情で」
明らかにうろたえ始め、身じろぎするりん。
「あおい……」
「だから……。
今までごめん」
と私は頭を下げた。
「今まで、りんから触ってきてくれることを良いことに……。
そのままにしていて……。
おれには、りんとは違って、その……友達同士以上の意味があったのに。
りんが触れてくれること内心喜んで……」
私は勇気を振り絞って、りんを見た。
りんは切なげな顔で私を見ていて……。
「本当にごめん。
りん……」
「あおい……」
「こんなこと言って。
それに今まで卑怯で。
こんなおれと、りんが友達のままでいてくれるかわからないけど……」
とそこまで言うとぐっときて黙ってしまった。
りんもしばらく沈黙した後、
「あおいは悪くない」
と言ってくれた。
「おれが勝手に――あおいの意思関係なく――あおいのこと触っていただけだし……。
あおいは全然悪くないよ」
と言うと、りんは私の腕に手を伸ばし触れようと……
私は身体を後ろに引いた。
「りん。
りんはわかっていないよ」
と私は傷ついた顔をするりんに言った。
「ちょっとした触れ合いでも。
おれにはすごく嬉しくて……。
りんとは意味合いが全然違う。
だからもう……」
と私はしかたなく笑いながら、
「だから。
りんの意図とは違う意味になっちゃうから。
おれに触らないで……」
「あおい……」
「さっきは手、握っちゃってごめん……。
気持ち悪かったよね?」
と私は言うと頭を下げた。
「気持ち悪いなんて、思っていない」
とりんは言った。
「あおい……。
おれは……」
ここで電車が来ると言う放送が流れ、間もなく到着した。
りんと私は電車に乗り込み、隣同士座ったが。
何も話さなかった。
りんの降りる駅に着くとりんは私にぎこちなく微笑んで、
「じゃあ、また明日」
と言った。
私も曖昧に微笑み返す……。
「バイバイ」
私は彼の背中を見送りつつ『これから』を思った。
りんは本当に優しい。
けど、これからもりんは本当に友達のままでいてくれるのだろうか?
もしりんが友達でいてくれたとしても。
私はりんと友達のままでいていいのだろうか?
私はまだ彼が好きだから。
きっとこれからも……。
私はうつむくと、こらえていた涙を流し始めた。
〈第一部、終〉
私はキョウとサキに、共犯者(?)の2人に相談もせずりんに『みどり=あおい』と認めてしまったことを謝った。
2人はあっさり許してくれた。
「ま。
別に私は加藤くんとそんなに接点ないし。
全然いいよ」
とサキは言い、
「僕はもともとりんにちょっと嫌われていそうだから別に今更良いよ」
とキョウは言った。
私はキョウに反論した。
「別にりんはキョウくんのこと嫌いじゃないと思うけど……」
「いや。
僕、ああ言う真面目な子には嫌われやすいんだよ」
とキョウが真面目な顔で言うと、
「わかる」
とサキが納得顔でうなづいた。
「私も鈴木くんはちょっとね……。
ちょっと何か軽いと言うか……。
真剣さが足りないと言うか」
さも自分が『真面目な子』と言うようなサキの口ぶりである。
確かにサキは優等生だが……。
「田中さんそんなこと言ってイイのかなあ……」
とキョウはジト目でサキを見ながらつぶやいた。
するとサキは慌てた様子で、
「ま。でも。
鈴木くんはまあ。
そこが良いんだろうね。
軽めなところが……。
そこがまあ。
ヒトの気持ちを軽くしてくれると言うか。
『これでいいのだ』みたいな。
そう言うところが癒やされる人もいるのかもね」
とフォロー。
サキはキョウに何か弱味を握られている模様。
私はもう一度反論した。
「大丈夫だよ、キョウくん。
りんは私みたいな適当な性格のやつを友達にしたんだから。
キョウくんのこと嫌いじゃないと思うよ」
「いや。
僕とあおいちゃんとじゃ全然性格違うし」
「そうよ。
全然違うよ」
とサキ。
「同じ適当な性格でも。
あおいくんは『大らか』。
鈴木くんは『軽い』」
キョウが再びサキにジト目を向けると、サキは焦りつつ愛想笑いし、
「みんなちがって、みんないい」
名言をこんな形で使うな。
※※※
しばらく3人で話した後。
私はキョウの励ましと、サキの、
『何か上手い言い訳をしつつ、ちゃんと謝りなさい』
と言う助言に感謝して2人と別れた。
その後駅に着くと、自分が乗る電車が次に来るプラットフォームの階段を降りていった。
もう少し電車が来るまで時間があるからか。
もともと利用客の少ない方向へ行く電車のプラットフォームだからか。
まだ人影があまりない。
ふとベンチに座る人を見ると……
「りん……」
と私は声に出さすに唇を動かした。
どうしてまだ駅にいるんだろう?
と私は呆然とした。
キョウとサキと結構長いこと話をしていたのに。
りんの降りる駅は快速が止まらないとは言え、2、3本くらいもっと早く乗れる電車があったのではないか。
何でいるんだろう?
寄り道でもしていたのかな?
用事でもあった?
私と一緒に帰るときは――一緒の電車に乗る予定で――そんなこと言っていなかったけど。
私は胸の動悸が速くなるのを感じながら、ある可能性に行き着いた。
りんは私のことを待っていた?
私が駅に来るのを待っていた?
私と話がしたくて……。
もしそうなら?
どんな話だろう?
りんは私に何を言いたいのだろう……。
覚悟ができていない。
今、これからりんと話す覚悟ができていない。
明日まではりんと会わないと思っていたから。
少なくとも明日まではこの問題から現実逃避できると思っていたから。
私は卑怯だと思ったけれど、りんに背を向けた。
りんには悪いけど、彼に気付かれないようこの場を去ろう。
しかし。
背を向けて少し歩き始めてから、また思う。
もしここで私がりんに見つからないよう立ち去ったら。
りんはずっと私をこのまま待っているんだろうか?
私が来るまで。
季節は秋だ。
まだそこまで寒くは無いとは言え、だんだんと冷えてくる。
私は再び向きを変えたが、りんのいるベンチへはなかなか足が進まず。
立ち尽くしてしまった。
不意にりんが顔を上げた。
さすがのエスパーりん。
自分への視線に気付いたのかもしれない。
私と目が合うと、りんは慌てた様子で立ち上がった。
私に駆け寄ってくる。
私はドキドキしながら、ぎこちない笑みを浮かべた。
「りん……」
『もしかしておれを待っていてくれたのか?
ごめん……』
と、言おうとして。
その前にりんが口を開いた。
「あおい、ごめん」
と言うと頭を下げる。
私が戸惑い焦っているとりんは顔を上げ、
「おれ……ほんと何でだろ。
何であおいに手を繫がれただけで、あんなにビックリしちゃったんだろ……」
と眉を八の字にして。
それから首をかしげ笑顔で、
「いつも、あおいにくっついてセクハラして怒られているのはおれの方なのに。
あおいの方からされると怒っちゃうなんて。
ほんと……おれイヤなやつだよな」
違うよ、りん……。
りんはイヤなやつじゃない。
ただ、とても勘が良くて……
「ほんとどうかしてた」
だから私の自分への恋愛感情に気付いた……。
「ほんとごめん」
でも慎重で自分に自信が無いから、自分の勘を疑って。
勘違いだと思って。
あおいに悪いことをしたと思って。
謝ってくれる。
「りん」
と私は言った。
「りんは全然悪くない」
本当に全然悪くないから。
「突然、りんの手を握ったりしたおれが悪いんだ……」
りんは目を細め、
「あおいは本当に優しいね」
とどこか寂しげな笑みを向けた。
「だからおれ、あおいに甘えてしまうんだよな……」
と言うと私にさらに近づき……。
抱き締めてくれた。
その瞬間。
いつものように一瞬で身体が熱くなり、幸福感が広がった……が。
私はりんの肩に手の平を置き、りんの身体を押し返した。
きっと最後の、りんの胸の感触。
だけど、十分味わう間もなく、離れ……。
いや。
今までがきっと異常だったんだ。
私は女子なのに、男子のふりをしてりんをだまし。
りんが自分から来てくれることを良いことに、彼と触れ合うことを自分に許してきた。
それがそもそも間違っていた。
りんは私を『女』と知らず、『女』として好きでもないのに。
そして私は『女』として『男』のりんが好きなのに。
彼に触れるなんて間違っていた。
私は、私の抵抗に傷ついた顔をするりんを見た。
「りん。
ごめんね」
と私は言った。
りんは沈んだ調子で、
「あおい。
やっぱり怒ってる……よな」
「違う」
と私は言うと、決心して、
「おれはりんが好きなんだよ」
その瞬間りんは目を丸くし、それから笑った。
「おれも好きだよ。あおいのこと」
と茶化すようにりんは言ったが、どこか動揺しているのが伝わってきた。
りんには私の本心が伝わっている。
もともと疑っていたからこそ、十分に。
「そう言うんじゃない」
と私は真剣な顔を崩さずに、
「おれはりんが好き。
恋愛感情で」
明らかにうろたえ始め、身じろぎするりん。
「あおい……」
「だから……。
今までごめん」
と私は頭を下げた。
「今まで、りんから触ってきてくれることを良いことに……。
そのままにしていて……。
おれには、りんとは違って、その……友達同士以上の意味があったのに。
りんが触れてくれること内心喜んで……」
私は勇気を振り絞って、りんを見た。
りんは切なげな顔で私を見ていて……。
「本当にごめん。
りん……」
「あおい……」
「こんなこと言って。
それに今まで卑怯で。
こんなおれと、りんが友達のままでいてくれるかわからないけど……」
とそこまで言うとぐっときて黙ってしまった。
りんもしばらく沈黙した後、
「あおいは悪くない」
と言ってくれた。
「おれが勝手に――あおいの意思関係なく――あおいのこと触っていただけだし……。
あおいは全然悪くないよ」
と言うと、りんは私の腕に手を伸ばし触れようと……
私は身体を後ろに引いた。
「りん。
りんはわかっていないよ」
と私は傷ついた顔をするりんに言った。
「ちょっとした触れ合いでも。
おれにはすごく嬉しくて……。
りんとは意味合いが全然違う。
だからもう……」
と私はしかたなく笑いながら、
「だから。
りんの意図とは違う意味になっちゃうから。
おれに触らないで……」
「あおい……」
「さっきは手、握っちゃってごめん……。
気持ち悪かったよね?」
と私は言うと頭を下げた。
「気持ち悪いなんて、思っていない」
とりんは言った。
「あおい……。
おれは……」
ここで電車が来ると言う放送が流れ、間もなく到着した。
りんと私は電車に乗り込み、隣同士座ったが。
何も話さなかった。
りんの降りる駅に着くとりんは私にぎこちなく微笑んで、
「じゃあ、また明日」
と言った。
私も曖昧に微笑み返す……。
「バイバイ」
私は彼の背中を見送りつつ『これから』を思った。
りんは本当に優しい。
けど、これからもりんは本当に友達のままでいてくれるのだろうか?
もしりんが友達でいてくれたとしても。
私はりんと友達のままでいていいのだろうか?
私はまだ彼が好きだから。
きっとこれからも……。
私はうつむくと、こらえていた涙を流し始めた。
〈第一部、終〉
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