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-2 『私の可愛い婚約者』
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かくして私の新生活は始まった。
婚約後も親交を深めるためにフェロの屋敷に住むことなり、急ぎ荷物の手配が行われた。生まれ育った辺鄙な片田舎から一転、王都での都会生活だ。フェロの屋敷のある住居街は貴族たちの所有地ばかりで、背の高い煉瓦造りの建物が多彩な色の屋根をかぶって並んでいる。
「二階建て以上がうちの屋敷しかなかったプルネイとは大違いね」
そう、私の故郷プルネイはそれほどに寂れている。他の領地もそれほど変わらず、王都ばかりに集まるように栄えているのがこの国だ。町を少し出れば凶暴な獣がうろついたりするので、好んで外に出ようとする人も少ないのだろう。
王都への移住が決まった次の日には、私の元へプルネイからの荷物一式が届いていた。朝早くに玄関に積み上げられた旅行鞄と一緒に、ひどく見慣れた顔が一つ。
「おおおお嬢様ぁ!」
うざいほどねっとり耳に絡みつくような伸ばした物言いで叫んだのは、私に小さい頃から仕えている執事のアルフォンスだ。痩せ型で長身。さわさらな碧の髪を短くセットした好青年のような風貌だが、私が産湯に使っていた頃からまったく外見が変わらないという奇妙な男だ。
彼は私を見るなり、飼い主を見つけた愛犬のように駆け寄ってきていた。
「ああ~、お嬢様! こんな遠い地でわたくしめもおらずにとても心細かったでしょう! ええ、そうですとも! 無事にお会いできて良かったです!」
言葉尻を弾ませながら子犬がじゃれ付くように詰め寄ってくる。そんな彼を、私は呆れた溜め息をついて押し返した。
「うるさいわよ、アル」
「ですがですが。このアルフォンス。お嬢様にもしものことがあったらと不安で不安で」
「その気持ちは嬉しいけれど抑えて頂戴。ここは自宅じゃないんだから」
なまじ顔立ちは整っているせいで、喋らなければそれなりに女性にもてるのだろう。けれど私が傍にいると途端に馬鹿みたいなテンションになるので、『アンベリーの残念イケメン』という異名がついているとかいないとか。
けれど私が関わらないところでは……。
「おや、荷物が届いたようだね」
「お初にお目にかかりますグランドライ卿。わたくし、アンベリー家にて従者として長年付き従っております、アルフォンスと申します。わが主人、ダラング・アンベリーの指示により、こちらでのお嬢様の生活のサポートをするために馳せ参じました」
「おお、これは丁寧に。キミのことはアンベリー殿から聞いているよ。こちらの執事長たちにも話は通ってある」
「ありがとうございます」
畏まった風に深々と頭を下げ、やって来たフェロの父親にアルフォンスはにこやかに微笑んで見せた。その爽やか過ぎる笑顔に、フェロの父親は思わずキュンとしたように目を瞬かせ、上機嫌に口許を緩ませていた。
「まあ頑張りたまえ」
「ははっ」
にこやかな面持ちでフェロの父親が去っていくのを、アルフォンスは丁寧なお辞儀で見送っていた。
「貴方、本当に外面はいいわよね」
「お嬢様のためですもの。愛想を振りまくなど造作もないこと。たとえ溶岩の中を歩けといわれても、わたくしならばやり遂げて見せましょう」
至極真面目な顔で馬鹿なことを言うものだから、この男なら本当にやりかねない、と思ってしまうのが怖いところだ。
まあそんなことはどうでもいい。
「とにかく荷物を運ばなくちゃいけないわね」
プルネイから送られてきた鞄は八つ。衣服や生活用品などがぎゅうぎゅうに詰められている。私に宛がわれた部屋は二階の客間なので階段をのぼっていかなければならない。客間とはいえ十分に広く、ふかふかのベッドや大きな書棚などが用意され、十分すぎるほどのものだ。
「……あ。荷物、来たんだね」
ふと小さく声が聞こえ、私は振り返った。そこには寝巻き姿のフェロがいた。
水色のワンピースだ。頭には先に丸い綿のついた折れた三角帽子を被っている。女性もののように見えるが、それほどリボンなどで可愛らしく施されたものではなく、短い丈の下からは白のパンツを履いているのがわかる。女の子らしさはあるものの、やや少年っぽさもしっかり残した印象だ。
――かああああああわいい!
内心でガッツポーズを握りたくなるほどに心がときめいた。
とても可愛い! お人形さんみたい! いろいろ着合わせて鑑賞会を開きたい!
溢れ出る欲望が、心の汗のごとく涎のようにだだ漏れた。声に出さずに我慢したのはなかなかのナイスプレーだったと私を褒めたい。
――こほん。
まあ、というのは置いておいて、フェロは私の後ろにある大量の荷物を見て驚いているようだった。
「あ、そうだ」と私が拍手を打つ。
びくり、とフェロが驚いた。可愛い。
「昨日は結局あのまま一言もなく終わっちゃったから、改めて自己紹介するわね。私はユフィーリア・アンベリーっていうの」
「……う、うん。知ってるよ」
「そりゃそうよね。説明されてるか」
私も彼がフェロという名前だと知っているのだし。
けれど改めて、私たちは婚約したのだ。まだまだ私は彼のことを知らない。その見えない距離を埋めるために同居生活をこれから始めるのだから。
「あの……ありがとう。僕なんかと婚約してくれて」
「僕なんかって、そんな自分を無駄に卑下するものじゃないわ」
「でも……僕、なよなよして男らしくないって言われるし」
――だからこそ私も婚約者として選んだんだけど、なんて言ったら傷つけるだろうか。
「よろしくね」
私が手を差し出すと、フェロはやっぱりまた驚いたようにびくりと震えたが、すぐに恐る恐る手を伸ばしてきた。彼の細い手が私と重なる。握ると温かくて、人形ではないのだな、と思った。
「……あ、あの」
「なに?」
「は、運ぶの、手伝うよ」
「ああ、大丈夫よ。置いておけばうちの執事がやってくれるから」
「ええお任せくださいお嬢様ぁ!」と快活にアルフォンスが頷く。けれどフェロは反対に首を振り、自分から進んで荷物鞄へと歩み寄って担いだ。一つ一つもそれなりに重いはずであるが、華奢な腕で、体に被せるようにしてどうにか持ち上げている。
「ちょっと、大丈夫なの?」と心配になって手伝おうとするが、フェロはゆっくりながらも一人で進んでいった。
「手伝わせて、ほしいんだ」
そう言ってフェロは二階に続く階段へと向かっていった。
「……アル」
「なんでございましょう!」
「この中で一番軽い鞄はどれ?」
「これでございます! 中にはお嬢様のお気に入りの下着だけを、持ってこられる限りできるだけ詰めておりますので――痛っ!」
受け取った旅行鞄を振り回して思い切りアルフォンスを殴った後、私はフェロを追うようにして、その荷物を自室まで運んでいったのだった。
婚約後も親交を深めるためにフェロの屋敷に住むことなり、急ぎ荷物の手配が行われた。生まれ育った辺鄙な片田舎から一転、王都での都会生活だ。フェロの屋敷のある住居街は貴族たちの所有地ばかりで、背の高い煉瓦造りの建物が多彩な色の屋根をかぶって並んでいる。
「二階建て以上がうちの屋敷しかなかったプルネイとは大違いね」
そう、私の故郷プルネイはそれほどに寂れている。他の領地もそれほど変わらず、王都ばかりに集まるように栄えているのがこの国だ。町を少し出れば凶暴な獣がうろついたりするので、好んで外に出ようとする人も少ないのだろう。
王都への移住が決まった次の日には、私の元へプルネイからの荷物一式が届いていた。朝早くに玄関に積み上げられた旅行鞄と一緒に、ひどく見慣れた顔が一つ。
「おおおお嬢様ぁ!」
うざいほどねっとり耳に絡みつくような伸ばした物言いで叫んだのは、私に小さい頃から仕えている執事のアルフォンスだ。痩せ型で長身。さわさらな碧の髪を短くセットした好青年のような風貌だが、私が産湯に使っていた頃からまったく外見が変わらないという奇妙な男だ。
彼は私を見るなり、飼い主を見つけた愛犬のように駆け寄ってきていた。
「ああ~、お嬢様! こんな遠い地でわたくしめもおらずにとても心細かったでしょう! ええ、そうですとも! 無事にお会いできて良かったです!」
言葉尻を弾ませながら子犬がじゃれ付くように詰め寄ってくる。そんな彼を、私は呆れた溜め息をついて押し返した。
「うるさいわよ、アル」
「ですがですが。このアルフォンス。お嬢様にもしものことがあったらと不安で不安で」
「その気持ちは嬉しいけれど抑えて頂戴。ここは自宅じゃないんだから」
なまじ顔立ちは整っているせいで、喋らなければそれなりに女性にもてるのだろう。けれど私が傍にいると途端に馬鹿みたいなテンションになるので、『アンベリーの残念イケメン』という異名がついているとかいないとか。
けれど私が関わらないところでは……。
「おや、荷物が届いたようだね」
「お初にお目にかかりますグランドライ卿。わたくし、アンベリー家にて従者として長年付き従っております、アルフォンスと申します。わが主人、ダラング・アンベリーの指示により、こちらでのお嬢様の生活のサポートをするために馳せ参じました」
「おお、これは丁寧に。キミのことはアンベリー殿から聞いているよ。こちらの執事長たちにも話は通ってある」
「ありがとうございます」
畏まった風に深々と頭を下げ、やって来たフェロの父親にアルフォンスはにこやかに微笑んで見せた。その爽やか過ぎる笑顔に、フェロの父親は思わずキュンとしたように目を瞬かせ、上機嫌に口許を緩ませていた。
「まあ頑張りたまえ」
「ははっ」
にこやかな面持ちでフェロの父親が去っていくのを、アルフォンスは丁寧なお辞儀で見送っていた。
「貴方、本当に外面はいいわよね」
「お嬢様のためですもの。愛想を振りまくなど造作もないこと。たとえ溶岩の中を歩けといわれても、わたくしならばやり遂げて見せましょう」
至極真面目な顔で馬鹿なことを言うものだから、この男なら本当にやりかねない、と思ってしまうのが怖いところだ。
まあそんなことはどうでもいい。
「とにかく荷物を運ばなくちゃいけないわね」
プルネイから送られてきた鞄は八つ。衣服や生活用品などがぎゅうぎゅうに詰められている。私に宛がわれた部屋は二階の客間なので階段をのぼっていかなければならない。客間とはいえ十分に広く、ふかふかのベッドや大きな書棚などが用意され、十分すぎるほどのものだ。
「……あ。荷物、来たんだね」
ふと小さく声が聞こえ、私は振り返った。そこには寝巻き姿のフェロがいた。
水色のワンピースだ。頭には先に丸い綿のついた折れた三角帽子を被っている。女性もののように見えるが、それほどリボンなどで可愛らしく施されたものではなく、短い丈の下からは白のパンツを履いているのがわかる。女の子らしさはあるものの、やや少年っぽさもしっかり残した印象だ。
――かああああああわいい!
内心でガッツポーズを握りたくなるほどに心がときめいた。
とても可愛い! お人形さんみたい! いろいろ着合わせて鑑賞会を開きたい!
溢れ出る欲望が、心の汗のごとく涎のようにだだ漏れた。声に出さずに我慢したのはなかなかのナイスプレーだったと私を褒めたい。
――こほん。
まあ、というのは置いておいて、フェロは私の後ろにある大量の荷物を見て驚いているようだった。
「あ、そうだ」と私が拍手を打つ。
びくり、とフェロが驚いた。可愛い。
「昨日は結局あのまま一言もなく終わっちゃったから、改めて自己紹介するわね。私はユフィーリア・アンベリーっていうの」
「……う、うん。知ってるよ」
「そりゃそうよね。説明されてるか」
私も彼がフェロという名前だと知っているのだし。
けれど改めて、私たちは婚約したのだ。まだまだ私は彼のことを知らない。その見えない距離を埋めるために同居生活をこれから始めるのだから。
「あの……ありがとう。僕なんかと婚約してくれて」
「僕なんかって、そんな自分を無駄に卑下するものじゃないわ」
「でも……僕、なよなよして男らしくないって言われるし」
――だからこそ私も婚約者として選んだんだけど、なんて言ったら傷つけるだろうか。
「よろしくね」
私が手を差し出すと、フェロはやっぱりまた驚いたようにびくりと震えたが、すぐに恐る恐る手を伸ばしてきた。彼の細い手が私と重なる。握ると温かくて、人形ではないのだな、と思った。
「……あ、あの」
「なに?」
「は、運ぶの、手伝うよ」
「ああ、大丈夫よ。置いておけばうちの執事がやってくれるから」
「ええお任せくださいお嬢様ぁ!」と快活にアルフォンスが頷く。けれどフェロは反対に首を振り、自分から進んで荷物鞄へと歩み寄って担いだ。一つ一つもそれなりに重いはずであるが、華奢な腕で、体に被せるようにしてどうにか持ち上げている。
「ちょっと、大丈夫なの?」と心配になって手伝おうとするが、フェロはゆっくりながらも一人で進んでいった。
「手伝わせて、ほしいんだ」
そう言ってフェロは二階に続く階段へと向かっていった。
「……アル」
「なんでございましょう!」
「この中で一番軽い鞄はどれ?」
「これでございます! 中にはお嬢様のお気に入りの下着だけを、持ってこられる限りできるだけ詰めておりますので――痛っ!」
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