19 / 49
○3章 温泉へ行こう
3-1 『見慣れた日常』
しおりを挟む
「おにーさん、どおー? 今ならこのクエスト、仲介金も手数料も無料! 出血大サービスの大盤振る舞いだよ!」
「仲介金も手数料も普段から無料です」
「しゃらああああああああっぷ! このちんちくりーん!」
「ひゃあっ?!」
斡旋所の窓口で俺と一緒に手続きをしていたミュンの呟きに、エマが大袈裟な怒鳴り声を上げた。
驚いて涙目になるミュン。
年齢はともかく外見だけならエマも相当に幼く見えるせいもあって、二人並ぶとまるで同級生みたいだ。
「お前、また面倒そうなクエスト押し付けてくるつもりだろ」
「ええー、そんなことないってー。信用ないなー」
「しょっぱなが無理やりだったからな」
「でもちゃんとクリアできたしょー」
「まあ、それはそうだけど」
信用しろと言うほうが無理な話だ。
確かにケルベロスはいま、ただの子犬のようになってミュンの胸元で抱かれているのだが、次も簡単に終えられる保障はどこにもない。また途方もないクエストをふっかけてこないかとイヤでも敏感になってしまっている。
「ちぇー。いいクエストだと思ったのになー」
「今度持ってくるときはもっと平和なやつにしろ。この前だって『放牧中に逃げた牛の捕獲』って言われて行ってみたら、巨人に角が生えたみたいなミノタウロスだったじゃねえか。他にも、『軒下に巣を作ったアリの駆除』っていう建前で、人間よりも馬鹿でかい怪物アリの巣の駆除をさせられたのもあったぞ」
「あー、あれすごかったねー。家の下にあった巣が百メートルくらいになってたんだっけー」
「良いように口車に乗せられて出向かされる俺たちの気持ちにもなれってんだ」
毎度引っかかる俺も俺だが。
俺がこの世界に来てから早くも一月が経っていた。
いきなり作ってしまった莫大な借金を返済するため、エマの用意してくれたクエストをこなしていく日々。
今ではすっかり、クエスト斡旋所、旅人のきまぐれ亭の常連客となってしまっていた。
「よう、にーちゃん。昨日はスライム退治だったらしいな」
強面の大柄男が、酒を片手に鼻先を赤くして寄ってくる。気前よくげらげら笑い、俺に無理やり酒を飲ましてくる。
「ちょ、おい。やめろって」
「いいじゃねえか。俺たちの仲だろう」
「野郎とキスして喜ぶような趣味はねえよ」
はじめこそ俺たちを敵視していた常連の彼らだが、自分たちの縄張りを荒らされないとわかったとか、尖った目を向けることはなくなっていた。
おまけに前回のクエスト報酬の一部を使って、彼らを誘った大宴会の開いた。
俺がここに来る前にいた会社の同僚たちは「飲みニケーションなんて古い。今時親睦に酒なんておかしい」とはよく言っていたものだ。俺だって、無駄に金がかかるし、それをするくらいなら睡眠に費やしたいと思う。
だがい実際、酒を組み合うというのは、わかりやすく端的に、お互いの距離をつめるのに便利なのである。
いかにも酒好きそうな大男たちなら尚更だ。
その結果、今ではまるで弟分とでもいうように気に入られている。
「がーっはっはっ。振られちまったか」
「当然だ。彼の隣に相応しいのは私だからな」
ふと、マルコムが俺を庇うように割り込んでくる。
「おまえ。あのクエストが終わったら次の町に行くんじゃなかったのかよ」
クエストをひとつ終わらせて路銀を手に入れたら、すぐにでも次の女性に会いに行く。なんて言っていたが。
「いや、私は気付かされたのだ。私は勇者であることに甘えていた。敵を選り好みし、真に守らなければならないものを見失っていた。だからしばらくはキミとともにこの町で精進しようと思ったのだよ」
鼻を高くし、いかにももっともらしい言い方だ。
だが、俺はこそりと彼の耳に手をかけ、囁く。
「本音は?」
「キミばかり美少女に囲まれてズルいぞぉ!」
「正直で結構」
必死に声を噛み殺して本気で羨ましそうに言ってくるマルコムの悲痛さは、なんとも俺を物悲しい気持ちにさせた。
英雄色好むとは言うけれど。
いいのか、こんなのが勇者で。
「いやぁ。私たちは本当にいい仲間だとは思わないか。息も合っているし、なあ」
「なあ、って言われてもな」
「私ほどではないがキミも実力は悪くない。キミが魔法で道を切り開いてくれるおかげで、私の自慢の剣が格好良く敵を薙ぐ姿を見せつけられて心地良いよ」
実際はステータス的に俺の方が圧倒的に上だし――そもそもカンストしているのだから俺に勝ちようがない。お膳立てに至っては、あまり目立ちたくない性分もあってマルコムに働かせているだけだ。
おだてると調子に乗って励んでくれるので、功績を与えられるしマルコムもやる気になるし、一石二鳥である。
「昨日のスライム百匹討伐は心躍ったぞ。キミの魔法での牽制によって行き場を失ったスライムどもを、私がぎったんばったん、斬っては千切り斬っては千切りと薙ぎ倒していく。あの快感は忘れられないものだ」
「それはよかったな」
「スライムなど、勇者の敵ではないわ。ふーっはっはっはっ」
「いい威勢だぜあんちゃん!」
「そうだろうそうだろう。なにせ私は勇者だからな。もう一回言おう。なにせ、私は、勇者、だからな!」
周囲の男たちから拍手と喝采が飛び、謎に場が盛り上がる。
強面の男がマルコムに酒を手渡し、それを一気に煽る。すぐさま顔を真っ赤に火照らせたマルコムは、更に上機嫌にけらけら笑っていた。
少しでも調子付かせて働いてもらって、俺が楽できるようにお膳立てし続けていたら、マルコムにも変に気に入られてしまった。
友好的なのは男ばかり。
友好的な華があまりないのも哀しいものだ。ミュンくらいだろうか。
そんなむさい暑苦しさを鬱陶しく思いながら、ふと俺は呟く。
「そういや、こっちの世界のスライムは普通に弱かったな。だいたい、俺が最近知ってるのはめちゃくちゃ強いか、女の子の服だけを溶かす汚れ役だったけど」
「なにっ、それ詳しく」
マルコムが真顔に戻って迫ってくる。
「詳しく。はよ」
「お前、本当に勇者か」
「勇者であるが、なにか?」
「……いや、別にいいけど」
それよりもはよ、と肩を組んで顔を押し付けてくるマルコムに嫌気が差していると、ケルベロスを膝に乗せたまま、ミュンがこちらを眺めていることに気付いた。
心なしか目を輝かせ、火照ったように顔を赤らめている。
「ミュン、どうした?」
「ふぇっ?! あ、いえ。お気になさらず、ごゆっくり」
「なにをだよ」
そう言ったミュンは、俺がマルコムを無理やり引き離すと、どこか残念そうにしていたのだった。
「仲介金も手数料も普段から無料です」
「しゃらああああああああっぷ! このちんちくりーん!」
「ひゃあっ?!」
斡旋所の窓口で俺と一緒に手続きをしていたミュンの呟きに、エマが大袈裟な怒鳴り声を上げた。
驚いて涙目になるミュン。
年齢はともかく外見だけならエマも相当に幼く見えるせいもあって、二人並ぶとまるで同級生みたいだ。
「お前、また面倒そうなクエスト押し付けてくるつもりだろ」
「ええー、そんなことないってー。信用ないなー」
「しょっぱなが無理やりだったからな」
「でもちゃんとクリアできたしょー」
「まあ、それはそうだけど」
信用しろと言うほうが無理な話だ。
確かにケルベロスはいま、ただの子犬のようになってミュンの胸元で抱かれているのだが、次も簡単に終えられる保障はどこにもない。また途方もないクエストをふっかけてこないかとイヤでも敏感になってしまっている。
「ちぇー。いいクエストだと思ったのになー」
「今度持ってくるときはもっと平和なやつにしろ。この前だって『放牧中に逃げた牛の捕獲』って言われて行ってみたら、巨人に角が生えたみたいなミノタウロスだったじゃねえか。他にも、『軒下に巣を作ったアリの駆除』っていう建前で、人間よりも馬鹿でかい怪物アリの巣の駆除をさせられたのもあったぞ」
「あー、あれすごかったねー。家の下にあった巣が百メートルくらいになってたんだっけー」
「良いように口車に乗せられて出向かされる俺たちの気持ちにもなれってんだ」
毎度引っかかる俺も俺だが。
俺がこの世界に来てから早くも一月が経っていた。
いきなり作ってしまった莫大な借金を返済するため、エマの用意してくれたクエストをこなしていく日々。
今ではすっかり、クエスト斡旋所、旅人のきまぐれ亭の常連客となってしまっていた。
「よう、にーちゃん。昨日はスライム退治だったらしいな」
強面の大柄男が、酒を片手に鼻先を赤くして寄ってくる。気前よくげらげら笑い、俺に無理やり酒を飲ましてくる。
「ちょ、おい。やめろって」
「いいじゃねえか。俺たちの仲だろう」
「野郎とキスして喜ぶような趣味はねえよ」
はじめこそ俺たちを敵視していた常連の彼らだが、自分たちの縄張りを荒らされないとわかったとか、尖った目を向けることはなくなっていた。
おまけに前回のクエスト報酬の一部を使って、彼らを誘った大宴会の開いた。
俺がここに来る前にいた会社の同僚たちは「飲みニケーションなんて古い。今時親睦に酒なんておかしい」とはよく言っていたものだ。俺だって、無駄に金がかかるし、それをするくらいなら睡眠に費やしたいと思う。
だがい実際、酒を組み合うというのは、わかりやすく端的に、お互いの距離をつめるのに便利なのである。
いかにも酒好きそうな大男たちなら尚更だ。
その結果、今ではまるで弟分とでもいうように気に入られている。
「がーっはっはっ。振られちまったか」
「当然だ。彼の隣に相応しいのは私だからな」
ふと、マルコムが俺を庇うように割り込んでくる。
「おまえ。あのクエストが終わったら次の町に行くんじゃなかったのかよ」
クエストをひとつ終わらせて路銀を手に入れたら、すぐにでも次の女性に会いに行く。なんて言っていたが。
「いや、私は気付かされたのだ。私は勇者であることに甘えていた。敵を選り好みし、真に守らなければならないものを見失っていた。だからしばらくはキミとともにこの町で精進しようと思ったのだよ」
鼻を高くし、いかにももっともらしい言い方だ。
だが、俺はこそりと彼の耳に手をかけ、囁く。
「本音は?」
「キミばかり美少女に囲まれてズルいぞぉ!」
「正直で結構」
必死に声を噛み殺して本気で羨ましそうに言ってくるマルコムの悲痛さは、なんとも俺を物悲しい気持ちにさせた。
英雄色好むとは言うけれど。
いいのか、こんなのが勇者で。
「いやぁ。私たちは本当にいい仲間だとは思わないか。息も合っているし、なあ」
「なあ、って言われてもな」
「私ほどではないがキミも実力は悪くない。キミが魔法で道を切り開いてくれるおかげで、私の自慢の剣が格好良く敵を薙ぐ姿を見せつけられて心地良いよ」
実際はステータス的に俺の方が圧倒的に上だし――そもそもカンストしているのだから俺に勝ちようがない。お膳立てに至っては、あまり目立ちたくない性分もあってマルコムに働かせているだけだ。
おだてると調子に乗って励んでくれるので、功績を与えられるしマルコムもやる気になるし、一石二鳥である。
「昨日のスライム百匹討伐は心躍ったぞ。キミの魔法での牽制によって行き場を失ったスライムどもを、私がぎったんばったん、斬っては千切り斬っては千切りと薙ぎ倒していく。あの快感は忘れられないものだ」
「それはよかったな」
「スライムなど、勇者の敵ではないわ。ふーっはっはっはっ」
「いい威勢だぜあんちゃん!」
「そうだろうそうだろう。なにせ私は勇者だからな。もう一回言おう。なにせ、私は、勇者、だからな!」
周囲の男たちから拍手と喝采が飛び、謎に場が盛り上がる。
強面の男がマルコムに酒を手渡し、それを一気に煽る。すぐさま顔を真っ赤に火照らせたマルコムは、更に上機嫌にけらけら笑っていた。
少しでも調子付かせて働いてもらって、俺が楽できるようにお膳立てし続けていたら、マルコムにも変に気に入られてしまった。
友好的なのは男ばかり。
友好的な華があまりないのも哀しいものだ。ミュンくらいだろうか。
そんなむさい暑苦しさを鬱陶しく思いながら、ふと俺は呟く。
「そういや、こっちの世界のスライムは普通に弱かったな。だいたい、俺が最近知ってるのはめちゃくちゃ強いか、女の子の服だけを溶かす汚れ役だったけど」
「なにっ、それ詳しく」
マルコムが真顔に戻って迫ってくる。
「詳しく。はよ」
「お前、本当に勇者か」
「勇者であるが、なにか?」
「……いや、別にいいけど」
それよりもはよ、と肩を組んで顔を押し付けてくるマルコムに嫌気が差していると、ケルベロスを膝に乗せたまま、ミュンがこちらを眺めていることに気付いた。
心なしか目を輝かせ、火照ったように顔を赤らめている。
「ミュン、どうした?」
「ふぇっ?! あ、いえ。お気になさらず、ごゆっくり」
「なにをだよ」
そう言ったミュンは、俺がマルコムを無理やり引き離すと、どこか残念そうにしていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる