24 / 162
1年目の春~夏の件
町に『探索者協会』が設立される件
しおりを挟む一行がやって来たのは、恐らく町で一番深いだろうと称される“学校前ダンジョン”だった。試験官役の護人と姫香、それから試験を受ける林田兄妹ももちろんいる。
レイジーとツグミも同伴して、心得た様子で突入準備に余念が無い。レイジーに至ってはスキルを所持しており、探索経験もあって頼り甲斐がある。
「護人叔父さん、ダンジョン内でのフォーメーションはどうするの? 私が前に出ても良いけど、今回は新人さんの試験なんでしょ?
レイジーとツグミも、放っておくと前に出ちゃうよ?」
「確かにそうだな、俺と林田兄君が前衛をするとして……妹さんの実力も見たいから、姫香とハスキー軍団は予備兵役で付いて来てくれるかい?
後衛の護衛をしながら、積極的には戦わない方向で頼むよ」
分かったと元気に返事をする姫香と反対に、林田兄妹は明らかに戸惑っている様子。何しろ護人が手にするのはシャベルで、姫香に至っては備中鍬である。
しかもハスキー犬の同伴とか、そんなチームなど聞いた事も無い。兄の方が色々とツッコんで来るが、姫香が全て問題無いよと言い返している。
林田妹の美玖の方は、兄と違って無口で大人しそうな印象だ。今は探索服に着替え終えていて、小振りなボウガンを両手に抱えている。
さっきまで武器の手入れをしていたが、今は不安そうに兄の側に寄り添って立っている。犬が苦手なのか、レイジー達には明らかに怯えた表情。
もっとも強面のハスキー犬、大抵の者達はそんなリアクションだ。
「探索ってのは、常に命懸けなんだ……一緒に潜る奴らの実力が低かったら、余計なお荷物を抱える事にもなり兼ねないだろ。
本当にアンタ等、中ボスを倒す程の力があるのか?」
「心配性ね、男の癖にウジウジと……あなたたち2人より、レイジーの方が確実に強いから安心して良いよ? 護人叔父さんも、今まで後ろにモンスターを通した事は無いもんね。
チームでは壁役って言うのかな、犬達は毎回遊撃役だけどね」
そんな感じで煙に巻く、人見知り知らずの姫香であった。相手が年上とか関係無し、こちらも準備は万端に整ってハッスル模様である。
そして護人のスキル無しには敢えて触れず、立派な盾役で来栖家の信頼出来るリーダーであると告げるに留める。それから相棒のツグミの頭を、軽く撫でながら信頼関係のアピールに余念が無い。
対する護人は、姫香の言う実力を他のチームと較べた事などもちろん無い。自信を持って大丈夫とは言い返せず、まぁ浅い層なら何とでもなるとの返答のみ。
危なくなれば引き返すし、この“学校前ダンジョン”の敵のデータは『白桜』の団員から聞いて知っている。今回は軽く3層程度、往復で1時間の予定である。
こちらも家の仕事があるのだ、悠長に長々と付き合っていられない。
そんな訳で、自治会長に合図を飛ばして変則チームでの探索開始。前衛は護人と林田兄、その後ろに林田妹と、ハスキー達を従えた姫香が続く。
ダンジョンの構造だが、どうやら最初は遺跡タイプらしい。壁も天井も存在し、それらはほぼ古惚けた木板で造られている。
それらはパッと見た感じ、まるで古い木造校舎の廊下みたい。それが真っ直ぐに、最初の小部屋まで続いている。
小部屋は教室ほどの大きさで、中には角を持つ兎モンスターが待ち構えていた。これが数匹と、後はパペット型の弱そうな人型モンスターも混じっている。
貰ったデータ通りで安心だが、戦った感触は正直言うと微妙だった。ウサギの角での突進攻撃は脅威だが、決して強くは無い。
林田兄も、平気な顔でそのモンスターと対峙している。そして妹の方も、後ろからボウガンでの援護射撃で数減らしに貢献する。
「へえっ、ボウガンってそんな感じなんだ……威力はまあまあなのかな、私は使いたいとは思わないけど。なるほど、一度撃った矢も回収するんだ。
合理的だね、でも命中率はそれ程でも無いかな?」
「な、なぁ来栖さん……そう言えば、ドロップ品の分配はどうするんだ? 入る前に決めてなかったな、まぁドロップは魔石くらいだろうけど」
「あぁ、それはそちらで全部貰ってくれて構わないよ。俺達は試験官役だから、積極的には戦闘に参加しない手筈になっているから」
参加しないと言いつつも、戦闘開始と同時に真っ先に動いたのは実はハスキー軍団だった。いきなり常人離れした俊敏な動きで、一角兎をそれぞれひと噛みで仕留めていた。
それから残った敵の数と、味方の動きをしばらく訓練官の様に離れて眺めていたのだ。気にするなと言われても、気になって仕方が無い林田兄である。
まるで戦闘訓練のような一戦を終えて、思わず態度を改めてしまう錬であった。隣で戦った叔父と呼ばれる存在も、思った以上に動きは安定していた。
口の達者な小娘はともかく、同伴者として実力は充分なようだ。取り敢えず安心しつつ、それでも所有している武器は何とかならないモノかと錬は思う。
貧乏で買えなかったと言うオチでも無さそうだし、本当に不思議。
後ろからは、使い易さが一番だと生意気な口調の声が届いたけれど。それを敢えて無視して、錬はダンジョンを再び進み始める。
後ろから、思い出したように妹の美玖の敵を察知したとの報告が。彼女は戦闘力こそ低いが、『探知』と言う敵の気配を探り当てるスキルを所有しているのだ。
戦闘は兄の錬が一手に担っていて、所有スキル『槍術』の出番である。手にする槍もダンジョン産で、魔法こそ掛かって無いが頑丈で少々の手荒い扱いにも平気。
錬のレベルも2桁の10と、探索歴からすれば順調には違いない。チームの仲間割れが無ければ、もっと上に行けていた可能性もあった筈。
そんなチームが揉めたのは、本当に些細な事ではあった。要するに、チーム内で知らない内に出来ていた格差とか、取得アイテムの分配方法だとか。
小さな不満が積もり重なって、いつの間にか大喧嘩へと発展して行ったのだ。まるで素人のバンド活動、いやプロでも音楽性の違いと称して解散報道は普通にあるけど。
そんなどこにでも転がっている理由で、林田兄弟の所属していたチームは呆気なく空中分解を起こしてしまった。
そして食いっ逸れた結果、こんな辺鄙な町に流れ着く事に。
「辺鄙な町で悪かったわね、ちゃんと駅とバス停もあるし、生活には困らないわよっ。レベル10くらいで威張らないで頂戴、ウチの犬にも敵わない癖に」
「別に威張ってねぇし、町を馬鹿にしてもねぇよ! ここは田舎だから、探索者協会の支部も出来て無いのかって聞いただけだろっ?
それより妹にまで絡むのやめてくれ、妹は人見知りなんだ!」
「絡んで無いわよ、ただの世間話じゃないの」
緊張感は無いけど、まぁ性格や素質を知るには会話が一番なのも確か。ダンジョンを歩きながら世間話に興じる後衛を、そんな訳で護人は放っておいた。
それが林田兄の方は気になったて仕方が無いようで、実際の所妹の美玖も困った様子。返事も歯切れの悪いモノばかりで、妹の引っ込み思案は相当な様子。
おまけに、軽くブラコンも入っているのかも知れない。姫香のコミュ強な性格を分けてあげたいと、束の間護人は思ってみたり。
ただ性格的な難は多少あっても、腕前が確かなら護人は合格を言い渡すつもり。何しろ町の探索者不足は、贅沢を言っている場合では無い度合いなのだ。
それに反するように、ダンジョンの試験探索は順調そのもの。見た限りでは、兄の錬の槍の腕前は相当なレベルに達する模様。
複数匹に囲まれても、この階層の雑魚なら問題は無い様子。
それを察したハスキー軍団は、ほぼ手出しをしなくなる有り様。とは言え分岐もそんなに無い単純構造の遺跡型ダンジョン、あっという間に予定の3層にまで辿り着いてしまった。
順調なのでもう1層潜ろうかとの問いに、兄も妹も頷きを返して来る。結局は4層を1時間ちょっとでの往復となったが、宝箱の類いは全く見掛けなかった。
家族で潜った際には、最低でもポーション程度は拾っていたのに残念な限り。単純に運なのかも知れないが、この“学校前ダンジョン”は間引きの回数も多いと聞く。
学校の近くなので当然なのだが、それが宝箱との遭遇率に関係があるのかも。姫香も残念そうだが、林田兄弟はそれが当たり前と言った素振り。
5層程度潜っても、大したアイテムは拾えないとの認識がベテラン探索者の間では定番らしい。そこら辺は、駆け出し探索者の護人にはピンと来ない認識。
或いは来栖家チームが特殊なのかも、宝箱との遭遇率とかスキル書の取得率も含めて。その反動が護人のスキル所有ゼロに響いているなら、それは仕方無いかなとも思う次第。
取り敢えずは無事な帰還を皆で祝いつつ、姫香はハスキー軍団にも労わりの言葉を掛ける。それから少女は、ハスキー達用にお皿に水を用意。
本当に良く出来た娘である、まぁ林田兄には冷たかったけど。
そして合格の通知は、割とすぐに自治会長から直接その場で言い渡された。情緒も何もあったモノでは無いが、これから引っ越しや契約手続きやらの雑多な作業が待ち構えているのだ。
林田兄弟に入居して貰うのは、割とこの近くの古くからの空き家である。築年数も相当いってるが、部屋数も多いしライフラインはすぐに使えるようになっている。
他にも兄妹には雑多な手続きやら、確認作業があるみたい。ただし野良仕事も控える護人としては、そろそろお暇を願い出たいところ。
そう口にすると、峰岸からは感謝の言葉と日給の振り込みの約束を言い渡された。それから今後も、兄妹チームの面倒を見てやってくれとの案の定のお願いが。
それを聞いて、やれやれと姫香が軽く肩を竦める仕草。
――姫香のそのゼスチャーが、護人の心の内を的確に示していた。
とにかくこれで、町に探索者の資格持ちが護人を含めて3人に増えてくれた。林田兄弟も移住には乗り気で、紹介された古い一軒家も気に入ってくれた様子。
何しろ、庭も広いし離れの倉庫も自由に使っても構わないとの契約で。更に言えば、すぐ側の畑も付いて来るとの条件なのだ。
家には家具もある程度揃っていて、すぐにも移って来れそう。それはつまり、不幸な事故で家主が亡くなった事を示しているって意味でもある。
5年前の“大変動”で、こんな感じの空き家は幾つも存在する。変に意識しても始まらない、生きて行くだけでも大変な時代なのだ。
田舎では、食料事情に限って言えば都会よりは随分とマシな状況ではある。流通に多少の難があっても、地産地消には何の問題も無いのだ。
この日馬桜町も同様で、ただ他の町よりダンジョンの数が多いだけ。
「隣町の探索者協会から、ついさっき連絡があってな。お前んトコの姫香ちゃんと紗良ちゃん、何とか登録をオッケーして貰えそうな雰囲気じゃったよ。
年齢が若過ぎるってんで、ひと悶着あったようなんじゃが……まぁ良かった、これでウチの町も探索者の登録者数で言えば5人、自警団も含めればようやく二桁じゃわい。
それが後押しとなって、来月にはウチにも支部が出来るそうじゃて」
「えっ、その話は確定ですか……いつの間にそんな所まで話が進んでたんですか、峰岸さん? 5月中に支部が出来るって、何とも急ですね……。
複雑な心境だけど、喜んでいいのかな」
当たり前じゃろうと、自信満々な自治会長の返答である。隣で聞き耳を立てていた姫香も、やったぁと喜びの声を発している。
自分の登録オッケーの話に加えて、協会の我が町進出である。まぁ、その報告には子供たちは喜ぶだろうなと護人も思う。
元が何もない町なのだ、随分昔はコンビニが1軒立っただけでも、住民が驚いて見学に来た程には。ただまぁ、協会は子供が遊びに行くような施設では無いだろう。
自治会長の話では、魔石やポーション程度なら買い取って貰えるそうだ。探索者に仕事の斡旋もするそうで、そこは隣町と変わらないみたい。
今までは自警団がやっていた、ダンジョンの危険進行度の把握とか。それに伴っての、懸賞金付きの間引き依頼を出したりとか。
そう言った業務内容もこなしてくれるそうで、町に協会施設があると無いとでは大違い。探索者の立場的にも、それは素直に有り難いかも。
「えっ、それじゃあ……野良モンスターを狩ったりダンジョンに潜ったら、協会からお金貰えたりとかもするの、自治会長さん?」
「そりゃあ勿論じゃ、そう言う仕事も当然あるじゃろ。姫香ちゃんも、探索者でずっと稼ぎやすくなる筈じゃて」
まるでゲームとか小説の世界みたいと、その報告に燥ぐ姫香。そんな仕事を単独で受けるなんて、もちろん保護者の護人が許さない。
受けるとしたら、家族チーム単位でとなるだろう。それもどうかと思うが、何だか既に町の間引き戦力として逃れられない気がしている護人である。
そして姫香や香多奈は、その変化に大いに乗り気と言う構図。
――子供の勢いって凄い、まるで留まる事を知らない夏の蝉時雨のよう。
0
あなたにおすすめの小説
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる