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1年目の秋~冬の件
坂と猫の町で家族旅行を堪能する件
しおりを挟む一行が見守る中、飛行形態のルルンバちゃんは姫香の投擲したシャベルとドロップ品を、何とか無事に拾って戻って来てくれた。高速道路の端に立って、それを見守る来栖家。
そして同じく、その勇姿を見守るトラックの運ちゃん達は何を思う。と言うか、途中まで護衛として一緒に走って欲との申し出が一行から。
別にその位は構わないが、こちらは家族旅行中でペースは乱したくない。それでも構わないとの事で、こちらの運行ルートはさっき報告済みである。
こちらは中国自動車⇒長いトンネルを経て、広島自動車道⇒山陽自動車で尾道に至る感じ。スピードは出せないので、これで約4時間は掛かる予定である。
運ちゃん達は、残念ながら山陽自動車道で別方面に向かうそうだ。それまでは勝手に後ろにつかせて貰うとの事で、それを協会に報告すれば護衛料みたいなのも発生するそう。
知らなかった護人だが、料金所で渡された簡易ステッカーはそう言う意味っぽい。命懸けな運送業の運ちゃん達、頼れる者には頼ると言う風潮は行き渡ってるそう。
そう言われたら、断る術も持たない護人である。
「ほれっ、あそこに線路が見えてるだろ……加計線だが、列車は保護色に塗られていて、とにかく目立たないように工夫されてんだよ。
極端なドーナツ化現象によって、地方の利用者は増えてんだけどな? 野良に襲われないように、どこも必死な有り様だよ」
「高速道路を走る大型トラックって、確かに空から見たら目立つだろうねぇ。毎日ご苦労様、田舎に物資が運ばれて来るのもおっちゃん達のお陰だよ!」
トラックの運ちゃんの蘊蓄に、素直に感心して聞き入っていた子供たち。香多奈など、お仕事頑張ってとおべっかまで使っている始末。
それに気を良くしたおっちゃん達だが、上機嫌なのは末妹も同様である。何しろルルンバちゃんが、ドロップ品の魔石(中)に飛竜の革まで回収して来てくれたのだ。
おっちゃん情報によると、飛竜の革は20万円近くで売れるそうな。その他にも、サービスエリアの稼働率は3割くらいだそうとの情報も。
破壊されたり人手不足で、復旧も儘ならない場所も多いそうな。だから食事や休憩は、事前に場所を選考しておけとも助言を貰った。
飛竜のドロップに舞い上がっている香多奈だが、こんな幸運は滅多に起きないとの事。高速移動の飛竜を倒すのも一苦労だし、倒せてもドロップ品は遥か向こう。
例え高品質のライフル銃を所持していても、奴らの相手は割に合わない。香多奈は調子に乗って、そう言うのは専門家に任せてよなどとのたまっている。
そんな台詞に、アンタは全然違うでしょと姫香の釘刺しはごもっとも。とにかくそんな騒動を経て、ようやく来栖家のキャンピングカーは再スタートを切った。
お供に装甲を施した大型トラックを従えて、まるでキャラバン隊である。その行列は数時間続き、予定通りに途中の山陽自動車道で円滑にお別れする事に。
その列に、愛嬌良く手を振ってお別れを告げる子供たち。その後にようやくの事、護人の運転するキャンピングカーは最初の目的地の尾道に到着した。
かくして、来栖家の家族旅行は無事に始まりを告げたのであった。
陽菜の案内で、何とか尾道の海側に宿を取る事が出来た。尾道も海側に国道2号線とJRの駅があるので、栄えてるのはやはり海側である。
そう言うと語弊があるが、尾道も海と山の距離がとっても近い町である。坂の町として有名なのだが、住む者にとっては道は狭いし坂で移動は大変だ。
つまりは観光客はともかく、住む者にとっては物凄く不便だったりする。あと、ネコが多くて“猫の細道”なんて観光名所も存在するっぽい。
などと地元の陽菜に情報を聞きながら、そこを訪れるべきか悩む護人。何しろハスキー達を連れて歩くと、地元住人がどんな反応を示すか分かったモノでは無い。
それでも今は昼過ぎで、色々と廻らないと旅行に来た甲斐がないのも事実。探索着から普段着に着替えた子供たちは、名所を巡る気満々である。
それはともかく、取り敢えずは腹ごしらえが先との意見が方々から。そんな訳で、近くのラーメン屋に入って地元のラーメンを皆で堪能する。
それからラーメン屋のおっちゃんを交えて、どこに観光に行くかの相談。さすがに長い事観光地で商売をしていると、観光客のあしらいも上手くなるっぽい。
ただし昔ほどには、やはり訪れる人は多くはないそう。それも当然だろう、今は生きて行くのも大変な時代なのだから。
「取り敢えずこの辺りの住民は、皆が緊張感をもって生活している感じだな。海にも面してるんで、山にある町みたいに砦化出来ないのが辛い所ではあるね。
でもまぁ、今まで大きな事故も無く過ごせてるよ」
「うむっ、それはやはり私たち探索者の、影の努力による所が大きいな。野良が湧かないよう、地味に間引きを頑張っているからな。
ただし、やはり海からの野良モンスターには対応は難しいのが難点だ」
陽菜の説明は愛想こそ無いが、郷土愛っぽいものは確かに存在していた。彼女の探索者を頑張る原動力は、何も金銭的なモノだけでは無いのだろう。
そんな彼女から、ハスキー軍団に対する提案が上がった。誰かが探索着を着用して側にいれば、町のパトロール員だと周囲が見てくれるのではないかと。
そうすればリードをしなくて済むし、実際に危険が迫った際の対応力は格段に早く済む。それは良い案だと、護人はその案を即座に採用する事に。
結果、護人のみが探索着を着ての観光になってしまった。
それでもハスキー軍団が、気儘に歩き回る自由を得たのは大きい。子供たちもお気楽に散策しているし、知らない町なのに周囲が知り合いで囲まれてるのはとても寛げる筈。
そんな気分で、猫の細道から千光寺~千光寺公園へと足を向ける。この時代、観光用の施設なんてちゃんと機能していないので、この選択は無難ではある。
何しろ動物園とか遊園地は、現代では運用資金的にちょっと無理。資料館や博物館は辛うじて運営してる場所もあるが、無人にすると途端に盗難被害が発生したりとかは日常だ。
どこも生き抜くのは大変って事で、まぁ仕方の無い事態ではある。治安の悪さは、現代ではどこの町も重要な課題ではある。
だからこそ、護人の今の格好も受け入れられている感じ。ハスキー犬のリード無し散策も、そんな感じで文句を言って来る人は皆無。
そもそもすれ違う地元民も少ないし、迷惑そうなのは路地に屯する地元ネコ達くらいのモノ。問題なのは、香多奈が観光の何たるかを良く分かってない点だろうか。
まぁ、これも勉強だ……護人は温かく見守って、楽しんでくれればそれで良いって境地。だけど観光地で、ミケのお見合いごっこをするのは止めて欲しいと思う護人。
そうこうしていると、みっちゃんからラインが来たと姫香の報告が。合流したいけど、どこを待ち合わせ場所にしようとの内容みたい。
陽菜に視線をやると、彼女は協会ならついでの用事もこなせると合理的な返答をして来た。そんな訳でみっちゃんに返信して、全員で再び移動を始める。
時間は既に夕方近く、そろそろ夕食のメニューにも思いを馳せ始める腹具合である。護人としては、子供達に海の幸を思いっ切り食べさせてあげたい思いは強い。
どこか良い所は無いかなと、護人が頭の中で一人悩んでいると。賑やかな通りが見えて来て、どうやら協会前の大通りに辿り着いた様子。
そして建物前で、何故かみっちゃんとは別の女性達に声を掛けられる一行。
「あらっ、体格の良いワンちゃん達がたくさん……あれっ、陽菜ちゃんじゃないの。何してるの、協会の前で知らない人達と。
ひょっとして、この人達も探索者なのかしら?」
「あっ、本当だ……陽菜ちゃんがいる」
女性の集団は全部で4人いて、護人と同じく探索着を着込んでいた。つまりは探索者チームらしく、陽菜の説明によると地元の有名姉妹らしい。
実力も全員がC級で、E‐動画では“八代姉妹”でアイドル並みの人気を誇っているそうだ。活動もそっちに沿うように、サービスショット多めの華やかさ。
護人も内心ではおおっと思うが、おくびにも出さずにリーダーとして挨拶から名刺交換に至る。どうやら4人目の白井と言う最年長の女性が、マネージャー的存在で動画撮影などを担当しているそう。
知人が混じっている気安さから、あちこちで話し合いは始まって協会前はプチ混乱状態に。何事かと建物から出て来たみっちゃんもそれに合流、女性陣のテンションは更に大幅アップ。
収拾のつかない状況のまま、一団は協会の建物内へと突入する。そこは日馬桜町のそれより遥かに立派で、物販も揃っていて受付やら待合室も2倍以上の面積だった。
事務員も見える範囲で5人いて、いかにも元探索者と言う体格の者も数名いた。来栖家チームと八代姉妹チームは一塊となって、隅っこの接客コーナーを占領。
そんな一行は、旧交を温めたり挨拶を交わしたり、活動内容を確認したりと会話が忙しない。姫香や紗良は、みっちゃんと忙しなく近況を話し込んでいる。
一方の護人は、チームの代表として八代姉妹と挨拶の続きから自己紹介へ。建物の中までついて来たハスキー軍団も、護人は名前を呼んでウチの主力だと紹介する。
八代姉妹の長女の菫は、レイジーの放つオーラを感じて戸惑っている様子。次女の椿は、逆にフレンドリーでコロ助を撫で回して楽しそう。
残りの2匹には、思い切り拒否られての安定のコロ助だったり。
「可愛いねぇ、この子……ねえっ、来栖さんって言ったっけ? 地元の美味しいお店で夕ご飯を奢るから、この子たちと一緒に動画を撮影させてくれないかな?
あっ、ネコちゃんもいるんだ、何て名前?」
「椿ったら、この犬達のいかにもな強者オーラを感じないの? でもまぁ、夕食くらいなら喜んで奢りますよ、探索者同士の横の繋がりは大切ですから。
他の地区のダンジョン情報や、探索チーム情報も仕入れておきたいし」
「お姉ちゃん達、E‐動画の情報チェックが本当に甘いよね。このハスキー犬と猫ちゃんは、西広島のチームとしては割と有名なんだよ?
癒しとか言ってる人もいるけど、B級ランカー並みに強いって噂もあるし」
それを聞いて驚きの表情を隠せない長女の菫、次女の椿もコロ助を撫でる手を思わず止めてしまった。紹介された三女の桜は17歳らしいが、護人の見る限り性格的には一番しっかりしてそう。
一緒に動画の話は、姫香と紗良にも了承を貰ってひと段落は付いた。軽い返事で何を話すのとか問われたが、どうもハスキー達も交えて対談形式にしたいそう。
その辺の動画の構想は、どうやら白井に一任されている様子。彼女はチーム最年長の24歳との事だが、探索者の腕前もそれなりにあるそうだ。
確かに4人編成のチームでは、動画撮影オンリーのメンバーを入れるなんて余裕は無いかも。尾道のダンジョンは難易度D~B級まで揃っているそうで、野良騒ぎもそれなりにあるようだ。
だから、探索者に寄せる地元民の期待も大きいとの話。
「そうなんだ、まぁウチの地元もそんな感じかなぁ? おばちゃん達からお菓子とか貰うし、青空市で頑張れって声掛けて貰えるしねぇ。
最近は、近くの地域で活動してるチームの人も、声を掛けてくれるよ?」
「姫香の地元は本当に良い所だぞ、みっちゃん。2週間ほど居候をさせて貰ったが、物凄く健康的な生活を送る事が出来た。
……特訓で強くなれたし、本当に感謝してる」
「そうなんスすか、いいなぁ……私も農業体験したかった! ウチは漁師だから、そう言う生活に憧れがあるんスよねぇ」
的外れな感想を述べるみっちゃんだが、歓迎の雰囲気はバリバリに発していた。明日はウチの地元に、是非とも泊まって行ってと準備も抜かりない様子。
どうやら地元のおっちゃん漁師たちも、一枚噛んでるようでご馳走がいっぱい出まスよと興奮気味なみっちゃん。香多奈も興味そそられまくり、涎を垂らさん勢いである。
その為だけに、今日は漁師のおっちゃん連中は海に船を出しているそうな。聞けばその漁師連合が、因島の主要な探索者チームを結成しているのだとか。
ところ変われば常識も多様に変化する、島暮らしでは漁に出るのも野良の脅威で命懸けだ。それに対抗するために、島の男はダンジョンで力を付ける模様。
興味深い話で、来栖家の事情とも共通項はあるのかも?
――何にしろ、旅行に来た甲斐はあったかなと思い始める護人だった。
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