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第6章:迎撃作戦―実行編Ⅰ
第30話「迎撃網の破綻」
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薄曇りの午前の空に、青白い結界が微かに震えていた。東京上空を覆う氷の網は、昨夜からの連続稼働で疲弊の色を隠せない。結界の節々で赤い点滅が目立ち始め、補強ノードの未設置箇所が弱点となって露呈している。
「第二波、接近中」米田美咲の声が無線に響く。「今度は多方向からです。湾岸、内陸、南北高空、計十五発」
宅男は端末を見つめながら、冷や汗を拭った。第一波とは明らかに様相が違う。ミサイルが複数の方向から、異なる高度で、時間差を置いて侵入してくる。しかも、レーダーに映る軌跡の中には明らかにデコイが混じっている。
「プロトコル確認」宅男が短く言う。「停止語は?」
「カット」作良、秋奈、結、勇の声が重なる。
「退避方向は?」
「右後方」
「第三者接近時は?」
「即停止」
宅男は頷いて、端末に表示される軌道予測を見詰める。多連装、多方向、斜入射。敵は明らかに迎撃網の弱点を狙い撃ちしてきている。
「結、結界の状況は?」
氷川結は新宿の高層ビル屋上で、両腕を震わせながら都市全体の結界を維持していた。額には汗が浮かび、呼吸が荒くなっている。夜通しの結界維持で、彼女の魔力は限界に近づいていた。
「まだ、持ちます」結が苦しそうに答える。「でも、斜入射は厳しい。面受けなら耐えられるけど、角度を変えられると節が鳴ります」
その時、結界の東側で不自然な振動が始まった。まるで見えない指が弦をはじくように、局所的に逆位相の波が走る。
「白影の干渉です」作良が警告する。「結界の共振周波数に逆位相を入れてきてる。波形が乱れてます」
宅男は歯を食いしばる。白影は姿を現さないまま、科学的な妨害工作を仕掛けてきている。
「作良、出力配分は?」
「ギリギリです」作良が汗だくになりながら答える。「夜間便の予備触媒を押し込んでるけど、電源負荷が平準化できない。魔鉄片の組み換えでなんとか持たせてます」
その時、最初のミサイルが結界に接触した。斜めの角度から侵入し、氷の膜に激突する。結界は衝撃を受け流そうとするが、角度のついた圧力が節に直接響く。
結が短い悲鳴を上げる。まるで彼女自身が殴られたかのように身体が震える。
「結!」宅男が叫ぶ。
「大丈夫」結が歯を食いしばる。「まだ、いける」
しかし、続けて二発、三発とミサイルが異なる角度から侵入してくる。結界の各所で赤い光が脈動し、補強ノードのない箇所から亀裂が走り始める。
「勇、準備」宅男が指示する。
斎藤勇は都心の一角で不可視の聖剣を構えていた。彼の手には何も見えないが、空気が微かに歪んでいる。座標同期システムが僅かに震え、タイミング計算にズレが生じている。
「座標、微調整中」勇が報告する。しかし、彼の声には不安が滲んでいる。
四発目のミサイルが結界を突破しかける。勇が不可視剣を振るうが、座標同期の乱れで刃が数十センチ外れる。ミサイルは分断されずに都市部に侵入し、破片が降り注ぎ始める。
「補助結界!」結が叫ぶ。
間一髪で氷の膜が破片を受け止めるが、結の消耗は激しくなる。彼女の指が白くなり、立っているのがやっとの状態だ。
「龍一、出撃できるか?」宅男が無線で問う。
赤城龍一は地上の待機位置で、ミニドラゴンのシルフと向き合っていた。シルフの瞳には心配の色が浮かんでいる。龍一の体は昨日の空戦で燃え尽きかけており、再出撃は危険だった。
「飛ばせるけど」龍一が呟く。しかし、シルフが首を振る。今飛び立てば、二度と帰れないかもしれない。
「いや、まだだ」龍一が踏み止まる。「タイミングが悪い」
宅男は瞬時に判断した。龍一を今使えば、後がない。
「凪、何かできるか?」
根黒凪は地下の配電室で、影を使って誤作動した非常発電機を包み込んでいた。火花が散る中、彼女の影が電流を吸収している。
「やってる」凪が短く答える。その時、白影の分身が現れて囁く。
「犠牲を払えばすぐに終わる」
凪が鼻で笑う。「お前の提案、つまらない」
分身が消える中、凪は電源系統の安定化を続ける。
「秋奈、補給状況は?」
箱根秋奈は塞がった搬送経路を迂回しながら、予備の触媒ブロックを各所に配置していた。アイテムボックスから次々と資材を取り出し、最短ルートで現場に送り込む。
「なんとか繋いでる」秋奈が苛立ちを隠さない。「でも、この消耗ペースはヤバい」
森下優斗は報道陣として現場にいながら、誤情報の拡散を防いでいた。SNSには「政府の隠蔽」「エイリアンの襲来」といったデマが飛び交っているが、彼が正確な情報を流すことで混乱を最小限に抑えている。
「避難経路確保」森下が拡声器で呼びかける。「走るな、しゃがむな、進め」
一行の言葉で、避難民の流れが整理される。
宅男は状況を整理した。結界は部分的に破綻し始めている。勇の座標同期は乱れ、龍一は消耗で動けない。補給は限界に近く、白影の妨害は続いている。
「合図、絞り込む」宅男が宣言する。「三語以内。優先度は命の線、迎撃線、補給線」
無線に宅男の短い指示が飛ぶ。
「合流、北面優先」
「面受け維持」
「供給繋げ」
声は震えているが、言葉にブレはない。チーム全員が宅男の指示に従い、最低限の連携を保つ。
五発目、六発目のミサイルが侵入する。結界の穴は広がり、いくつかのノードが完全に機能停止する。しかし、人命に関わる最重要ラインは辛うじて維持されている。
「結、限界か?」宅男が問う。
結は膝をつきそうになりながらも、結界を支え続けていた。額の汗が頬を伝い、指は完全に白くなっている。
「まだ」結が呟く。「まだ、守れる」
七発目、八発目。結界は蜂の巣状態になり、都市の各所で小規模な被害が出始める。しかし、大規模な人的被害は回避されている。
宅男は端末を見つめながら、頭の中で何かが閃くのを感じた。聖剣、氷結界、ドラゴン。三つの要素が組み合わさった時の可能性。今まで個別に使っていた力を、連携させることができれば。
彼は震える手でノートに走り書きする。「切るために守り、守るために切る――時合を作る」
「みんな、聞いてくれ」宅男が無線に向かって言う。「奇策がある。聖剣と氷結界とドラゴン突撃の連携攻撃だ」
勇が顔を上げる。「連携?」
「詳細は後で説明する」宅男が続ける。「でも、君たちの力を組み合わせれば、この状況を打開できる」
結が微笑む。「やってみましょう」
龍一も立ち上がる。「シルフ、もう一回だけ頑張るか」
作良がモニターを見ながら頷く。「技術的にサポートします」
秋奈も端末を操作しながら言う。「物資の手配は任せて」
凪が影の中から応える。「護衛は俺が」
第二波の迎撃は、辛うじて成功した。しかし、迎撃網は穴だらけになり、次の攻撃に耐えられるかは分からない。
それでも、宅男の頭の中には新しい戦術が形になりつつあった。個々の力では限界があっても、連携すれば新たな可能性が開ける。
「次は違う」宅男が確信を込めて言う。「今度こそ、完璧に迎撃してみせる」
東京上空の結界は傷だらけだったが、まだ光を保っている。街の人々は不安を抱えながらも、避難所で静かに待機していた。
戦いはまだ終わらない。しかし、希望の光は消えていない。
第30話 終わり
「第二波、接近中」米田美咲の声が無線に響く。「今度は多方向からです。湾岸、内陸、南北高空、計十五発」
宅男は端末を見つめながら、冷や汗を拭った。第一波とは明らかに様相が違う。ミサイルが複数の方向から、異なる高度で、時間差を置いて侵入してくる。しかも、レーダーに映る軌跡の中には明らかにデコイが混じっている。
「プロトコル確認」宅男が短く言う。「停止語は?」
「カット」作良、秋奈、結、勇の声が重なる。
「退避方向は?」
「右後方」
「第三者接近時は?」
「即停止」
宅男は頷いて、端末に表示される軌道予測を見詰める。多連装、多方向、斜入射。敵は明らかに迎撃網の弱点を狙い撃ちしてきている。
「結、結界の状況は?」
氷川結は新宿の高層ビル屋上で、両腕を震わせながら都市全体の結界を維持していた。額には汗が浮かび、呼吸が荒くなっている。夜通しの結界維持で、彼女の魔力は限界に近づいていた。
「まだ、持ちます」結が苦しそうに答える。「でも、斜入射は厳しい。面受けなら耐えられるけど、角度を変えられると節が鳴ります」
その時、結界の東側で不自然な振動が始まった。まるで見えない指が弦をはじくように、局所的に逆位相の波が走る。
「白影の干渉です」作良が警告する。「結界の共振周波数に逆位相を入れてきてる。波形が乱れてます」
宅男は歯を食いしばる。白影は姿を現さないまま、科学的な妨害工作を仕掛けてきている。
「作良、出力配分は?」
「ギリギリです」作良が汗だくになりながら答える。「夜間便の予備触媒を押し込んでるけど、電源負荷が平準化できない。魔鉄片の組み換えでなんとか持たせてます」
その時、最初のミサイルが結界に接触した。斜めの角度から侵入し、氷の膜に激突する。結界は衝撃を受け流そうとするが、角度のついた圧力が節に直接響く。
結が短い悲鳴を上げる。まるで彼女自身が殴られたかのように身体が震える。
「結!」宅男が叫ぶ。
「大丈夫」結が歯を食いしばる。「まだ、いける」
しかし、続けて二発、三発とミサイルが異なる角度から侵入してくる。結界の各所で赤い光が脈動し、補強ノードのない箇所から亀裂が走り始める。
「勇、準備」宅男が指示する。
斎藤勇は都心の一角で不可視の聖剣を構えていた。彼の手には何も見えないが、空気が微かに歪んでいる。座標同期システムが僅かに震え、タイミング計算にズレが生じている。
「座標、微調整中」勇が報告する。しかし、彼の声には不安が滲んでいる。
四発目のミサイルが結界を突破しかける。勇が不可視剣を振るうが、座標同期の乱れで刃が数十センチ外れる。ミサイルは分断されずに都市部に侵入し、破片が降り注ぎ始める。
「補助結界!」結が叫ぶ。
間一髪で氷の膜が破片を受け止めるが、結の消耗は激しくなる。彼女の指が白くなり、立っているのがやっとの状態だ。
「龍一、出撃できるか?」宅男が無線で問う。
赤城龍一は地上の待機位置で、ミニドラゴンのシルフと向き合っていた。シルフの瞳には心配の色が浮かんでいる。龍一の体は昨日の空戦で燃え尽きかけており、再出撃は危険だった。
「飛ばせるけど」龍一が呟く。しかし、シルフが首を振る。今飛び立てば、二度と帰れないかもしれない。
「いや、まだだ」龍一が踏み止まる。「タイミングが悪い」
宅男は瞬時に判断した。龍一を今使えば、後がない。
「凪、何かできるか?」
根黒凪は地下の配電室で、影を使って誤作動した非常発電機を包み込んでいた。火花が散る中、彼女の影が電流を吸収している。
「やってる」凪が短く答える。その時、白影の分身が現れて囁く。
「犠牲を払えばすぐに終わる」
凪が鼻で笑う。「お前の提案、つまらない」
分身が消える中、凪は電源系統の安定化を続ける。
「秋奈、補給状況は?」
箱根秋奈は塞がった搬送経路を迂回しながら、予備の触媒ブロックを各所に配置していた。アイテムボックスから次々と資材を取り出し、最短ルートで現場に送り込む。
「なんとか繋いでる」秋奈が苛立ちを隠さない。「でも、この消耗ペースはヤバい」
森下優斗は報道陣として現場にいながら、誤情報の拡散を防いでいた。SNSには「政府の隠蔽」「エイリアンの襲来」といったデマが飛び交っているが、彼が正確な情報を流すことで混乱を最小限に抑えている。
「避難経路確保」森下が拡声器で呼びかける。「走るな、しゃがむな、進め」
一行の言葉で、避難民の流れが整理される。
宅男は状況を整理した。結界は部分的に破綻し始めている。勇の座標同期は乱れ、龍一は消耗で動けない。補給は限界に近く、白影の妨害は続いている。
「合図、絞り込む」宅男が宣言する。「三語以内。優先度は命の線、迎撃線、補給線」
無線に宅男の短い指示が飛ぶ。
「合流、北面優先」
「面受け維持」
「供給繋げ」
声は震えているが、言葉にブレはない。チーム全員が宅男の指示に従い、最低限の連携を保つ。
五発目、六発目のミサイルが侵入する。結界の穴は広がり、いくつかのノードが完全に機能停止する。しかし、人命に関わる最重要ラインは辛うじて維持されている。
「結、限界か?」宅男が問う。
結は膝をつきそうになりながらも、結界を支え続けていた。額の汗が頬を伝い、指は完全に白くなっている。
「まだ」結が呟く。「まだ、守れる」
七発目、八発目。結界は蜂の巣状態になり、都市の各所で小規模な被害が出始める。しかし、大規模な人的被害は回避されている。
宅男は端末を見つめながら、頭の中で何かが閃くのを感じた。聖剣、氷結界、ドラゴン。三つの要素が組み合わさった時の可能性。今まで個別に使っていた力を、連携させることができれば。
彼は震える手でノートに走り書きする。「切るために守り、守るために切る――時合を作る」
「みんな、聞いてくれ」宅男が無線に向かって言う。「奇策がある。聖剣と氷結界とドラゴン突撃の連携攻撃だ」
勇が顔を上げる。「連携?」
「詳細は後で説明する」宅男が続ける。「でも、君たちの力を組み合わせれば、この状況を打開できる」
結が微笑む。「やってみましょう」
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作良がモニターを見ながら頷く。「技術的にサポートします」
秋奈も端末を操作しながら言う。「物資の手配は任せて」
凪が影の中から応える。「護衛は俺が」
第二波の迎撃は、辛うじて成功した。しかし、迎撃網は穴だらけになり、次の攻撃に耐えられるかは分からない。
それでも、宅男の頭の中には新しい戦術が形になりつつあった。個々の力では限界があっても、連携すれば新たな可能性が開ける。
「次は違う」宅男が確信を込めて言う。「今度こそ、完璧に迎撃してみせる」
東京上空の結界は傷だらけだったが、まだ光を保っている。街の人々は不安を抱えながらも、避難所で静かに待機していた。
戦いはまだ終わらない。しかし、希望の光は消えていない。
第30話 終わり
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